ソーナンス - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

ソーナンス [編集]

No.202 タイプ:エスパー
通常特性:かげふみ(相手は交代できなくなる)
隠れ特性:テレパシー(味方の攻撃を受けない)
体重  :28.5kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
かげふみHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ソーナンス1903358335833405かげふみ/テレパシー
ゴチルゼル7055959511065490おみとおし/かちき/かげふみ
メガゲンガー60658017095130600かげふみ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)むし/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)かくとう/エスパー
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

特性「かげふみ」と自発的な攻撃技を一切習得しないという、他とは一線を画す独特なポケモン。
ソーナンス自身が相手を倒す手段は、反撃技のカウンターやミラーコート、みちづれのみ。
運用方法は、「かげふみ」による拘束からのアンコールによる確実な潰し・起点作りが主となる。
かげふみ」は相手を交換不能にする強力な特性だが、ゴーストタイプと同特性の「かげふみ」相手には無効。
配布技とはねるを除けば技をたった6種類しか覚えず、選出の時点でほぼ100%戦術がバレるが、それでもハマれば強力。

同じく「かげふみ」を持つポケモンにゴチルゼルメガゲンガーが存在する。
技のレパートリーでは圧倒的な差を付けられているが、耐久力やアンコールを活かした独自の立ち回りによって差別化は可能。

第七世代での大きな変化として、アンコールできず、更にアンコール状態を無視して発動できるZワザが登場したことが挙げられる。
相手の積み技をアンコールし、裏のポケモンに交代したところにZワザを撃たれて即死、という可能性が生まれたため、相手の持ち物をよく見極めなければならない。
また、みちづれを連続で使用すると確率で失敗するようになったため、みちづれを連打することによる1:1交換も工夫が必要になった。

カウンターとミラーコートはZワザ化することでそれぞれ威力100のZワザとして使える。
ソーナンスが持つ唯一の自発的な攻撃手段だが、攻撃と特攻の種族値が低すぎる上、どちらもZワザとしては威力が低く有用とは言い難いため、Zワザ枠を使う価値はほぼ無い。

HPが極端に高いため、防御・特防に努力値を振った方が総合的に硬くなる。
ただしソーナンスの場合、反撃技を活用する型であればHP振りも候補に入る。

技の都合上、厳選はソーナノで行うことになるのでお香を片親に持たせる必要があり、もう一方には赤い糸か変わらずの石どちらか一方しか持たせられない。
まずソーナンスで厳選を行い、生まれた理想個体を親にすると効率的。王冠を使えばより楽になるので余裕があれば使っておきたい。
また、両親に覚えさせてタマゴ技化することで「あまえる」と「アンコール」をソーナンスになっても思い出せるようにもできるため必要があれば行うと良い。



特性考察 [編集]

かげふみ
ソーナンスの採用理由であるため、これで確定。
反撃戦法だけでなく、アンコールで起点を作ったりと用途は様々。
トレースされて相手もかげふみになると、ゴーストタイプでなくても逃げられてしまうので要注意。
ダブルでは相手2体に効果が及ぶため、より強力な特性になる。
テレパシー
ダブル専用効果の隠れ特性。味方の攻撃に巻き込まれなくなる。
ただし、ダブルにおいてもかげふみが強烈な個性であるため、採用例はほぼない。

技考察 [編集]

タイプ命中効果解説
アンコール100かげふみと合わせて起点を作りエースに交代が主な用途。ソーナノ時のレベル技限定。
カウンター100優先度-5拘束した物理アタッカーをそのまま潰す。
ミラーコート100優先度-5拘束した特殊アタッカーをそのまま潰す。
みちづれ-連続使用で失敗強引に1:1交換を強いる。第7世代から連続使用で失敗するようになったため注意。
あまえる100対物理アタッカー限定ではあるが、安定した起点作りに。ソーナノ時のレベル技限定。
しんぴのまもり-状態異常による妨害を防ぐ。

型考察 [編集]

基本型 [編集]

性格:ずぶとい/おだやか/のんき/なまいき
努力値:防御252 特防252をベースに性格に合わせて調整
持ち物:オボンのみ/イア・バンジ・ウイのみ/たべのこし/イバンのみ
確定技:カウンター/ミラーコート/アンコール
選択技:みちづれ/しんぴのまもり/あまえる

アンコールを用いて起点にする、もしくはそのままカウンター、ミラーコートで倒す。
ずぶといの場合、オボンのみを持つことでメガガブリアスのげきりん程度の攻撃まで2耐えすることができる。
概要にもあるようにゴーストタイプへのかげふみ無効とアンコール無視のZワザには要注意。

イバンのみを追加、発動条件がHP残り1/4とみがわりの無いソーナンスにはシビアな道具。
オボンのみと違い明確に仮想敵を定めて調整しないと発動せずに落とされることもある。
しかし、成功した場合はこっち1匹で相手2匹を持っていくだけにリターンは大きい。
せんせいのツメと同じく優先度0.5と考えてくれればよいため、先制技持ちにはイバンみちづれは効かないことに注意。

種族値からしてH252でBDに分けて振るよりもBDに252振りの方が堅くなるのだが、Hに多少の努力値を割いてHBやHD方面の調整をするのもあり。
例えばおだやかH4D252ソーナンスではC特化ウルガモス@いのちのたまのむしのさざめきが乱1だが、Hを28振りにすれば確2になる。
↑イバンのみは持ち物としてどうでしょうか?

スカーフ型 [編集]

性格:おくびょう/ようき
努力値:素早さ252 HP調整 残り耐久
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:アンコール/あまえる
選択技:みちづれ/しんぴのまもり/ミラーコート

最速スカーフでの素早さは実数値139で、最速ドーブルと同じ。

基本は後出しし、アンコールを使って技を縛ってから積みアタッカーに交代する。
物理アタッカーならあまえるを使う事で、逃がさずに決定力を激減させてから積みアタッカーに交代する事もできる。
ただしあまえるがきかないクリアボディやまけんき持ちには注意。

ソーナンスを引っ込めれば相手も交換してくるとして、安全に積めるのは1ターン。
からをやぶるパルシェンキノガッサなど、1ターンの隙を最大限に活かせるポケモンと組み合わせる必要がある。
あまえるを使って物理アタッカーを積みの起点にするためカウンターは必要ない。逆にミラーコートは無いと特殊アタッカーに隙を与える。

特殊受け型 [編集]

性格:おだやか
特性:かげふみ
努力値:特防252 HP252or防御252
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:ミラーコート/カウンター

相手の特殊アタッカーが出てきたときに交代してかげふみで逃げられなくし、耐える型。
前のポケモンでどく、もうどく、やけど状態にすると結構攻撃を耐えられるので相手のHPを削ることができる。
少なくともミラーコートのPPは増やしておきたい。
おだやかの理由は混乱時の自傷ダメージ対策。可能ならA個体値も下げておきたい。

HD252でVの時、メガゲンガーのシャドーボールでも確定3発。Bに振っていた場合も中乱数で2発耐えられる。

物理耐久はH12振りのみでA特化メガガルーラのかみくだくを確2。仮にHB特化でも超高乱2。

【ダブル】滅びパ導入型 [編集]

性格:おだやかorずぶとい
特性:かげふみ
努力値:特防252 防御252
持ち物:オボンのみ/メンタルハーブ
確定技:アンコール
選択技:カウンター/ミラーコート/あまえる/しんぴのまもり/みちづれ

かげふみで相手を強制的に縛り、相方のほろびのうたで勝利を勝ち取る型。

同じかげふみ要員のゴチルゼルと比べるとまもるを覚えないためターン稼ぎをしにくい点がやや不自由であり、素で相手の猛攻を耐えなければならない。
しかし、耐久自体はゴチルゼルには大きく勝っているので、オボンのみ込みで下手な集中攻撃くらいは耐えられる。


対ソーナンス [編集]

注意すべき点
強力な起点構築能力を持つ。
かげふみで相手を逃さず、アンコールで起点にして後続につなぐ。
攻撃してくる相手にはカウンターやミラーコートで反撃。みちづれをちらつかせて相手の攻撃を躊躇させ、行動回数を増やせる。
ほろびのうた持ちのメガゲンガーと組ませる「ゲンガナンス」と呼ばれるコンボは高い嵌め性能を持つ。
対策方法
かげふみやカウンターが効かないゴーストタイプ物理アタッカー(ゴルーグ等)とミラーコートが効かない悪タイプ特殊アタッカー(サザンドラ等)はソーナンスの天敵と言ってよい存在。
基本的にソーナンスからの攻撃手段はカウンターorミラーコートなので、どくどくを始めとしたダメージを与える変化技を持っていても完封できる。
ただしアンコールによる起点作りには注意。
ちょうはつするとカウンターとミラーコートしか出来なくなる。メンタルハーブ持ちに注意。
スキルスワップやいえきで特性を無効化したり、トレースで同特性になってかげふみを無効化したりといった手段も有効。
とんぼがえりやボルトチェンジでかげふみから脱出するほか、Z技のアンコール無視+超火力も有効。
ソーナンスに有効打を持たないポケモンを一体でも選出するとかげふみで起点にされるか狩られるため、選出時点で全員何かしらの有効打を持っているのが理想。

外部リンク [編集]