ペリッパー - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

ペリッパー [編集]

No.279 タイプ:みず/ひこう
通常特性:するどいめ(命中率を下げられない・相手の回避率上昇を無視して攻撃できる)
     あめふらし(天候が雨になる) ※キャモメのとき「うるおいボディ」
隠れ特性:あめうけざら(雨の時に毎ターンHPを1/16回復する)
体重  :28.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
水/飛HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ペリッパー6050100957065440するどいめ/あめふらし/あめうけざら
スワンナ758763876398473するどいめ/はとむね/うるおいボディ
ギャラドス95125796010081540いかく/じしんかじょう
マンタイン8540708014070485すいすい/ちょすい/みずのベール
あめふらしHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ペリッパー6050100957065440するどいめ/あめふらし/あめうけざら
ニョロトノ9075759010070500しめりけ/ちょすい/あめふらし

ばつぐん(4倍)でんき
ばつぐん(2倍)いわ
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/かくとう/むし/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなしじめん

フリーズドライで4倍ダメージ


みず×ひこう」複合タイプの一角で、「あめふらし」を持つポケモンの一体。
第七世代にて「あめふらし」の獲得、特攻種族値が85→95に上方修正と大幅な強化を受けた。
雨下でのみず技の威力強化・ぼうふう必中化によりアタッカー性能が飛躍的に向上したほか、
とんぼがえりでエースの無償降臨・天候再始動を狙える点は他の天候始動特性持ちには無い強み。
採用率も急上昇し、とりわけダブルではトップメタに名を連ねるほどの大躍進を遂げた。

同じ「あめふらし」持ちのニョロトノと比較すると、ラグラージとの相性補完やタイプ一致の水技+ぼうふうによる広い技範囲、
後攻とんぼがえりで持ち物に頼らず後続を無償降臨する、ダブルであればおいかぜによる補助など、分かりやすい強みが多い。
またニョロトノより僅かに高くキングドラと同じ特攻種族値を持ち、自身が高火力アタッカーに転じられることから、単体起用も充分あり得る。
一方で耐久は並以下かつ鈍足で4倍弱点持ちであるため、何度も繰り出せる性能や相手を上から縛っていける力は無い。
単なる天候始動要員にとどまらぬ役割を果たすには慎重な運用が必要となる。

ひこう複合により対メガフシギバナをはじめとした対くさ性能に優れるが、でんきのみならずフリーズドライにも滅法弱い。
相方となるキングドラメガラグラージルンパッパもフリーズドライで4倍ダメージなので、組ませる際は特に注意したい。



特性考察 [編集]

するどいめ
命中率低下を防げるが、汎用性は極めて低い。
回避技対策にもなるが、雨下ぼうふうやZワザの方が有用。
あめふらし
ペリッパーの要。とんぼがえりの併用による雨パエースのサポートや、
水技の火力補強・ぼうふうの必中化によるアタッカー性能の向上に不可欠。
基本的にはこれで確定。
あめうけざら
隠れ特性。まもるやたべのこしと併用すれば高い回復効果を得られるものの、
素の耐久の低さや天候ターン制限がネックとなる。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力
[雨下]
命中効果解説
ハイドロポンプ110(165)
[247]
80-タイプ一致技。高威力・命中不安。
なみのり90(135)
[202]
100-タイプ一致技。中威力・命中安定。ダブルでは周囲全体攻撃。
ねっとう80(120)
[180]
100火傷30%タイプ一致技。中威力・命中安定。追加効果が優秀。
ぼうふう110(165)70混乱30%タイプ一致技。雨下で必中。あめふらしとあわせて。
れいとうビーム90100凍り10%ボーマンダガブリアスに。
こごえるかぜ5595素早さ↓100%サポート用。ダブルでは相手全体攻撃。
めざめるパワー-60100-相性補完に。炎はあめふらしと相性が悪い。
とんぼがえり70100自分交代攻撃しつつ撤退。後続の無償降臨に。
でんこうせっか40100優先度+1先制技。タスキ潰しに。
変化技タイプ命中解説
どくどく90耐久型対策。毒や鋼には高威力の水技を打てる。
おいかぜ-サポート用。味方の素早さ倍増。とんぼがえりで撤退可能。
はねやすめ-回復技。先手で使うと耐性が一変。
こうそくいどう-素早さ強化。おいかぜと異なり、ターン制限無しだが効果は自分のみ。
たくわえる-防御・特防を補強。Zワザ化でHP全回復。
ワイドガード-全体技対策。ダブル用。

型考察 [編集]

あめふらし基本型 [編集]

性格:ひかえめ/れいせい
努力値:HC252
持ち物:ミズZ/しめったいわ/こだわりメガネ/いのちのたま/とつげきチョッキ/だっしゅつボタン
確定技:ぼうふう/ハイドロポンプorなみのりorねっとう
攻撃技:れいとうビームorふぶき/こごえるかぜ/でんげきは/めざめるパワー(炎/草)/とんぼがえり
補助技:おいかぜorこうそくいどう/みずびたし/どくどく/はねやすめ

新たに追加された特性あめふらしと、上がった特攻を活かすペリッパーの基本型。
一致技2種で全18タイプに等倍以上を取れるうえ、水技は高威力、ぼうふうは必中で撃てる。
持ち物による補強も可能。ミズZを持たせればハイドロポンプの使い勝手が上がる。
C特化ZハイドロポンプでH振りテッカグヤを雨補正込みで確1。
耐久に多少振ったガブリアスも確1となり、みず等倍アタッカーならほぼ倒せることになる。

とんぼがえりを覚えるので始動役としても優秀。ニョロトノはもちろん、他の天候始動特性持ちにも無い唯一無二の個性。
後続の無償降臨を狙うなら最遅も一考。無振りカバルドンより遅くなるため、対面しても後手を取って天候を上書きできる。
↑こいつやニョロトノがいたら見せ合いで雨パだとばれるから先手でカバルドンなんて出してこないのでは

あめふらしスカーフ型 [編集]

性格:おくびょう
努力値:CS252
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:ぼうふう/ハイドロポンプorなみのり/とんぼがえり
攻撃技:れいとうビーム/でんげきは/めざめるパワー(草)

素早さをスカーフで補うことで先制から必中ぼうふう・雨下水技・とんぼがえりを繰り出す。
最速スカーフにより122族(ゲッコウガ)抜き、123族(オンバーン)と同速となる。
メガラグラージと非常に相性がよく、組ませることで真価を発揮するといってもよい。
ペリッパーの弱点である電気・岩技をとんぼがえりで空かしてメガラグラージを受け出しすることができ、メガラグラージの苦手な草をぼうふうで叩くことができる。
先制とんぼがえりによりペリッパーを温存することで天候切れやメガラグラージが倒された後でも使いまわすことができ、天候再始動や高速特殊アタッカーとしての役割を保持することできる。
レート環境ではウォッシュロトムやフリーズドライ持ちラプラスが苦手なので残りの枠で対策したい。

あめふらしタスキ型 [編集]

特性:あめふらし
性格:ひかえめorおくびょう
努力値:CS252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:ねっとうorハイドロポンプorなみのり/ぼうふう/とんぼがえり
選択技:上部技候補から

1回の行動保証が非常に大きい、雨展開兼アタッカーを活かすタスキ持ち。
自分より速い相手には後攻とんぼがえり→雨エース降臨で上から潰せ、なおかつその後の再度の雨展開、クッション役をこなすことができる。
自分より遅い相手には2度の高火力攻撃で潰しが狙えるなど、どちらのパターンでも雨エースに大きな負荷をかけることなく展開が可能。

総じて自分専用雨のピンポイント用より、雨パの展開役に非常に適した性能である。
ダブルにおいてはこの型が大多数を占めている。

こごえるかぜの優先度が他の型よりも高くなると思う。ダブルだと相手全体攻撃になるし、最速ペリッパーなら最速120族まで抜いて次ターンは先に行動できる。
↑タスキ型の一番のメリットは確実にとんぼがえりを打って雨エースに繋げることであり、こごえるかぜのように対面性能を上げるメリットは薄い。むしろ相手の天候書き換え要員の後投げに対しても確実に雨を維持すべくあまごいを入れておく方が使い道は多くて有用である。

物理受け型 [編集]

特性:あめふらし
性格:ずぶとい
努力値:HB252
持ち物:たべのこし/オボンのみ/ゴツゴツメット
確定技:ねっとう/はねやすめ
攻撃技:ぼうふう/れいとうビーム/とんぼがえり
補助技:たくわえる/みずびたし/アクアリング/どくどく

優秀な耐性に加え、はねやすめやみずびたしなど耐久型向けの技も豊富。
水技は火傷を狙えるねっとうが基本。


対ペリッパー [編集]

注意すべき点
特性「あめふらし」からの高威力水技・必中ぼうふう。
後攻とんぼがえりによるタスキ潰し・後続エースの無償降臨。
おいかぜ・ワイドガード等でのサポートにも長ける。
対策方法
素の能力は低く、特殊電気技やフリーズドライで4倍弱点を突けば一撃。
一致技半減以下のランターンウォッシュロトム、ちょすい持ちラプラス等なら防御面でも有利。
メガバンギラスも天候上書きとタスキ潰しができ、特防上昇により水技も痛手にはならないため有利。

外部リンク [編集]