ライチュウ - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

このページは通常フォームのものです
リージョンフォームはこちら→ライチュウ(アローラのすがた)

ライチュウ [編集]

No.026 タイプ:でんき
通常特性:せいでんき(接触技を受けたとき、3割の確率で相手をまひ状態にする)
隠れ特性:ひらいしん(でんきタイプの技を受けた時、その技を無効化し特攻を1段階上げる。
           ダブルバトルで、自分以外のポケモンが使った単体対象のでんきタイプの技の攻撃対象を自分にする。)
体重  :30.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
能力比HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ライチュウ6090559080110485せいでんき/ひらいしん
ピカチュウ355540505090320せいでんき/ひらいしん
162152529でんきだま・無補正AC振り仮定
Aライチュウ6085509585110485サーフテール

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)じめん
いまひとつ(1/2)でんき/ひこう/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

特性「ひらいしん」の場合、でんき無効


S110という高めの素早さが持ち味の、速攻アタッカー型の種族値を持った単でんきタイプ。
進化前のピカチュウに比べると、でんきだまによる超火力は無いものの、持ち物の自由度やSの高さ、きあいだまの習得など独自の強みがある。
第七世代で登場したAライチュウとはタイプの関係上かげうちやふいうちが弱点ではない点、特性ひらいしんを持つ点などで差別化が可能。
とはいえAライチュウはより攻撃性能に秀でた複合タイプであり、電気無効特性を持つでんきとして見ても霊獣ボルトロスのような強力なライバルが存在する。
AC90という平均的なステータスでは火力不足に陥りやすく、シングルにおけるアタッカーとしては突破力に乏しいのが難点である。

単体性能が求められるシングルよりは、特性ひらいしんと高速アンコール・ねこだましによるサポートが活かせるダブル向きのポケモンといえる。
似通った特性や技を持つトゲデマルにはSで勝り、こちらは特殊型にすることでひらいしんによるC上昇の恩恵を受けられる利点もある。

アローラ地方ではピカチュウは基本的にリージョンフォームに進化するが、USUMでウルトラホール内に限り原種ライチュウにも進化するようになった。
第七世代で追加された遺伝技のエレキフィールドが使えるようになったほか、配布限定技とピカチュウ時の教え技であるボルテッカーの両立が可能になった。
また、USUMにて従来は配布限定だった「なみのり」を覚えた個体を入手することが可能になった。3V確定、性格・性別はランダムで色違いも存在する。
モンスターボールに入っているため登場時に見抜かれる恐れは無いが、特性がせいでんき固定で遺伝技が使えないのは相変わらず。

なお、ライチュウに限った話ではないが、石で進化するポケモンなので進化後に覚えるレベル技は少ない。
進化前のレベル技や遺伝技、過去作限定教え技、配布限定技など、進化後・育成後の再取得が不可能な技も多いため注意。



特性考察 [編集]

せいでんき
通常特性。接触技を牽制しつつ、あわよくば麻痺撒きができる。
ただし発動が不安定なうえ、自身の耐久・耐性とは噛み合わない。
有用とは言い難いが、USUMのなみのり個体のほか、配信個体の多くがこちらの特性に限られる。
ひらいしん
隠れ特性。電気無効の耐性が得られ、特殊型なら攻撃面でも活かせる。
とりわけダブルではこの特性によりサポーターとしての性能が高まる。
かたやぶり持ちの電気技は引き寄せも無効化もできないが、両立するポケモンはさほど多くない。

技考察 [編集]

アローラマーク可能技 [編集]

第七世代で入手できる個体が習得可能な技。
既に配付終了したものも含まれるので注意。

特殊技タイプ威力命中効果習得備考
10まんボルト90(135)100麻痺10%レベル習得タイプ一致技。中威力・命中安定。
かみなり110(165)70麻痺30%技マシンタイプ一致技。高威力・命中不安。
ほうでん80(120)100麻痺30%ピカチュウ時
レベル習得
タイプ一致技。ダブルでは周囲全体攻撃。
ボルトチェンジ70(105)100自分交代技マシンタイプ一致技。攻撃しつつ撤退。メガネやスカーフとあわせて。
エレキネット55(82)95素早↓100%教え技タイプ一致技。追加効果が優秀。ダブルでは相手全体攻撃。
きあいだま12070特防↓10%技マシン電気/鋼や草/鋼に。命中不安。
くさむすび20~120100-技マシン対地面。威力不安定。
なみのり90100-USUMゲーム内入手
配布
対地面。ダブルでは周囲全体攻撃。
特性せいでんき固定。遺伝技との両立不可。
めざめるパワー-60100-技マシン相性補完に。4倍狙いで炎・氷など。
物理技タイプ威力命中効果習得備考
ボルテッカー120(180)100麻痺10%
反動1/3
ピカチュウ時教え技
特殊タマゴ技
タイプ一致技。反動が痛い。
ほっぺすりすり20(30)100麻痺100%ピカチュウ時
レベル習得
タイプ一致技。攻撃しつつ麻痺撒き。サポート用。
アイアンテール10075防御↓30%教え技草/フェアリーやユキノオーに。命中不安。
きあいパンチ150100優先度-3教え技電気/鋼や草/鋼に。アンコールやみがわり、Zクリスタルとあわせて。
かわらわり75100壁破壊技マシン壁構築に強くなる。
はたきおとす65/97100道具排除教え技追加効果が優秀だが、メガストーン・Zクリスタルには無効。
なげつける-100道具消費技マシンおうじゃのしるしやかえんだまとあわせて。持ち物を消費するので一度きり。
カウンター-100優先度-5配付物理技を倍返し。タスキとあわせて。
ねこだまし40100優先度+3
怯み100%
タマゴ技タスキ潰しや、ダブルでのコンボ崩しに。
フェイント30100優先度+2ピカチュウ時
レベル習得
タスキ潰しや、ダブルでのまもる解除に。
変化技タイプ命中習得備考
アンコール100タマゴ技妨害技。ひらいしんやみがわりとあわせて。
みがわり-技マシン交代読みや、アンコールとあわせて。
でんじは90技マシン妨害技。電気や地面、ひらいしんなどには無効。
ひかりのかべ-技マシンサポート用。味方の特防を強化。
あまえる100ピチュー時
レベル習得
物理型対策。あまのじゃくやまけんきに注意。
わるだくみ-ピチュー時
レベル習得
特攻を強化。積む隙は少ない。
でんじふゆう-教え技地面技対策。アンコールとあわせて。
てだすけ-教え技サポート用。味方の火力を補強。
おいわい
てをつなぐ
ハッピータイム
-配付Zワザ化で全能力補強。

第六世代以前限定技 [編集]

第七世代で入手できる個体では習得できない技。
第五世代以前限定技・VC限定技はレートでは使用できない。
第四世代以前限定技はひらいしんと両立できない。

物理技タイプ威力命中効果習得備考
がむしゃら-100-第四・第六世代配付削り技。タスキ・先制技とあわせて。
第六世代配付個体はひらいしん・アンコール・ねこだましと両立可能。
しんそく80100優先度+2第五世代配付先制技。高威力・高優先度。
変化技タイプ命中習得備考
リフレクター-初代VC
技マシン
サポート用。味方の防御を強化。
うたう55第五世代配付妨害技。みがわり貫通。命中不安。

型考察 [編集]

特殊アタッカー型 [編集]

特性:ひらいしん(推奨)/せいでんき
性格:おくびょう
努力値:CS252
持ち物:ふうせん/きあいのタスキ/とつげきチョッキ/こだわりメガネ/こだわりスカーフ/いのちのたま/Zクリスタル
確定技:10まんボルトorかみなり
攻撃技:きあいだま/くさむすび/ボルトチェンジ/めざめるパワー(炎/氷)/なみのり/ねこだまし/ほっぺすりすり
補助技:アンコール/わるだくみ/みがわり/ひかりのかべ/でんじは/でんじふゆう/ねがいごと

物理型に比べ電気技の火力は低いものの、反動が無いのでタスキやみがわりを使いやすい。
きあいだま・くさむすび・めざめるパワーとサブウェポンで広範囲に攻撃でき、わるだくみも積める。
ただ、これらの技は霊獣ボルトロスAライチュウでも使えるうえ、全体的な能力で劣り気味。
ひらいしんやアンコール・ねこだましなどの小技も最大限活用したいが、なみのりとは両立できない点に注意。

物理アタッカー型 [編集]

特性:ひらいしん(推奨)/せいでんき
性格:ようき/せっかち/むじゃき
努力値:AS252
持ち物:とつげきチョッキ/こだわりハチマキ/こだわりスカーフ/いのちのたま/Zクリスタル
確定技:ボルテッカー
物理技:かわらわりorきあいパンチorきしかいせい/はたきおとす/アイアンテール/おんがえし/ねこだましorフェイントorしんそく(配布限定)
特殊技:ボルトチェンジ/くさむすび/なみのり/めざめるパワー(氷)
補助技:アンコール/みがわり/ひかりのかべ/でんじは/でんじふゆう/ねがいごと

準専用技ボルテッカーのおかげで、電気技の火力は特殊型を上回る。無補正A振りでH振りメガリザードンYアシレーヌを確1。
一方で反動により低い耐久が更に下がる。タスキとの相性も悪い。
サブウェポンの範囲が狭いので、特殊技を入れる事も考えられる。

物理電気にはより高火力のAゴローニャカプ・コケコもいるが、
タイプや種族値、特性が大きく異なるため差別化の必要は無い。

アンコール型 [編集]

特性:ひらいしん
性格:おくびょう
努力値:CS252
持ち物:ふうせん/きあいのタスキ
確定技:10まんボルトorかみなり/アンコール/わるだくみorみがわり
選択技:ボルトチェンジ/きあいだま/くさむすび/めざめるパワー(炎/氷)

電気技や補助技読みで無償降臨してアンコールを決める、もしくはそれを警戒させて相手を流し起点を作る型。
エモンガトゲデマルのサポート型とは異なり、自身がわるだくみやみがわりを使う隙を作ることを目的とする。
流し際にこれらの技を使うことで不利な相手も突破しやすくなる。事前にステルスロックやねばねばネットなどを撒いてあるとなお良い。

ライチュウのアンコールは読まれやすく、居座り読みでアンコールするか、交代読みでわるだくみやみがわりを使うかの択を迫られる場面が多い。
繰り出し時にも注意。ふうせんがあれば地面技にも無償降臨できるが、読み外して他の物理技を受けると致命傷となる。

Zおいわい型 [編集]

特性:ひらいしん(推奨)/せいでんき
性格:ようき/おくびょう/せっかち/むじゃき
努力値:S252 AorC252
持ち物:ノーマルZ
確定技:おいわいorてをつなぐorハッピータイム/ボルテッカーor10まんボルト
特殊技:きあいだま/くさむすび/めざめるパワー(炎/氷)/なみのり
物理技:かわらわりorきあいパンチ/アイアンテール/はたきおとす/おんがえし
補助技:みがわり/ひかりのかべ/でんじは

おいわい・てをつなぐ・ハッピータイムを覚えた配信個体を用いる型。これらの技はZワザ化することで全能力補強の効果を得られる。
タスキを持てないためタイミングは難しいが、うまく積めればスカーフ持ちにも強くなる。

型は物理ベース・特殊ベースのどちらも考えられる。
特殊型の場合、CはAライチュウに少し劣るものの、無補正C振り・Cランク+1のめざめるパワー氷で無振りガブリアスを確1にできる。

なお、いずれの個体もピカチュウでの配信となるため、遺伝技はもちろんピチュー時のレベル技も使用できない。
現在主な入手方法はポケモンセンター お誕生日サービスだが、こちらの個体は特性せいでんき・性格ようきで固定である。

【ダブル】サポート型 [編集]

特性:ひらいしん
性格:おくびょう/せっかち/むじゃき
努力値:S252 HorC252
持ち物:きあいのタスキ/ふうせん/とつげきチョッキ/おうじゃのしるし/Zクリスタル
確定技:ねこだまし
特殊技:10まんボルトorかみなり/ほうでん/ボルトチェンジ/エレキネット/きあいだま/くさむすび/めざめるパワー(炎/氷)
物理技:ほっぺすりすり/フェイント/かわらわりorきしかいせい/はたきおとす/なげつける/がむしゃら(配布限定)
補助技:まもる/てだすけ/ひかりのかべ/アンコール/あまごい

メガガルーラガオガエントゲデマルなどを上回る速さのねこだまし使い。
ひらいしんででんじはを吸収、てだすけで火力補強、アンコールやフェイントでまもるを牽制・解除できるため、速攻アタッカーのサポートに長ける。
他にもほっぺすりすりやエレキネット、はたきおとすなどの妨害技を持ち、Sの高さも相俟ってちょうはつで機能停止しにくい。

攻撃技も豊富とはいえ、アタッカーを兼ねるには火力不足気味なので、サポート主体での運用が基本。
ほうでん持ちと組んでサポートしつつCを上げる手もあるが、地面が厳しい。

持ち物は耐久面を補うタスキやふうせんが有力候補。
おうじゃのしるし+なげつけるはゴーストのトリックルーム展開阻止に。


対ライチュウ [編集]

注意すべき点
S110からのアンコールやねこだまし、ひらいしんでこちらの動きを封じる。
攻撃範囲が広く、ボルテッカー・きあいだま・くさむすびなど高威力の技も多い。
対策方法
火力は並程度で耐久は低水準。スカーフや先制技で上を取れば容易に落とせる。
トリックルームは妨害されやすいので、読まれにくいポケモンを使いたい。

外部リンク [編集]