オシャレボール - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

オシャレボール [編集]



オシャレボール(オシャボ)とは [編集]

オシャレボール(略称:オシャボ)とは、ポケモンの育成におけるオマケ要素であり、
ポケモンを捕獲する各種モンスターボールを個人が任意に選択し、ポケモンのコレクション性を高めるプレイスタイル、およびそのボールのことである。
第6世代において、タマゴから孵化したポケモンが親となったポケモンのボールを引き継ぐ仕様となったことで広く認知・普及した。
ポケモンの外見・設定、あるいはトレーナーのこだわりなどによって似合うボールが選択され、
ポケモンとボールの組み合わせによっては希少性の高いものもあり、珍重される。
当然ながら入っているボールによるステータスの違いは存在しないため、ポケモンの対戦には本来関係ない要素である。

しかしながら、オシャボには育成上の制限がいくつか存在し、
入っているボールによっては、そのポケモンの特性・技構成を推定することが可能な場合がある。
このページでは、そのデメリットを知ることで対戦時の情報アドバンテージを確保することを目的として資料をまとめる。

対戦用のポケモンでオシャボを使用する場合はこれらのデメリットを理解したうえで上手く無視・軽減していくべきだろう。


オシャボのデメリット [編集]

具体的なオシャボのデメリットとは、特性・ボールの遺伝の仕様から
「隠れ特性の有無」「過去作限定の技の有無」がボールからポケモンを繰り出した時点で判明することである。
実際には繰り出し時点でそれらが確定するポケモンは少ないものの、「オシャボ」「隠れ特性」「過去作限定技」の両立能否については多くのポケモンが該当し、
「隠れ特性だから過去作限定技はない」あるいは逆に「過去作限定技があるから隠れ特性ではない」という推定は簡単に成り立つ。

対戦でのポイント [編集]

通常のレーティングバトルでは第5世代以前のポケモンは使用できないため、
第6・第7のどちらの世代で捕まえたかが焦点となる。
WCSルールなど過去作の個体が使用できないルールでは、第4世代出身の両性のないポケモンに夢特性がないこと以外のデメリットはなくなる。

  • 主に注意すべきボール
    ボール解説
    ウルトラボール第7世代出身であり、過去作限定技がないことが確定する。
    対戦では第6世代限定のマシン技を採用しうるポケモンには使用すべきではない。
    サファリボール第4世代の個体を親としていることが確定し、隠れ特性と過去作技とのどちらかしか持ち得ない。
    両方の性別が存在しないポケモンについては隠れ特性でないことが確定する。
    対戦では隠れ特性のないポケモン以外には使用すべきではない。
    コンペボールサファリボールと同様。
    入れられるポケモンのほとんどが隠れ特性を持つため対戦では基本的に使用すべきではない。
    ガンテツボールそのポケモンが登場する世代によってウルトラ/サファリと同様の制限がかかる。
    対戦では基本的に使用すべきではない。
    プレシャスボール配布により入手した個体であることが確定する。
    特性・性格・技構成など、多くの情報が露見する恐れがあるため、理由なく使用すべきではない。

ボール別の世代ごとの対応表 [編集]

項目説明
ボールモンスターボールのグループ
隠れ特性「かくれとくせい」を持ったポケモンが存在しうるかどうか。
タマゴ技「タマゴ技」を覚えさせられるかどうか。
世代技「世代限定技(わざマシン・教え技)」を覚えさせられるかどうか。
出身世代その世代で各要素を持ったポケモンを新規に入手できるかどうか。
数字1~7各世代を表す。1はVC版赤緑青ピカチュウ、2はVC版金銀を指す。
背景色そのボールで野生のポケモンを捕獲できない世代。

ボール要素出身世代備考
モンスターボール隠れ特性12--567第1~2世代:全て隠れ特性。
タマゴ技-234567
世代技1234567第1~2世代:第3~6世代の技との両立不可。
マスターボール隠れ特性----567
タマゴ技----567第5世代:PDWに出現するポケモンの一部が覚えている。
第6世代:ORASのずかんナビを用いることで1つだけ覚えられる。
第7世代:島スキャンで出現したポケモンが1つだけ覚えている。
世代技--34567
世代共通ボール隠れ特性----567
タマゴ技----567第5世代:PDWに出現するポケモンの一部が覚えている。
世代技--34567
クイックボール
ダークボール
ヒールボール
隠れ特性----567
タマゴ技----567第5世代:PDWに出現するポケモンの一部が覚えている。
世代技---4567
サファリボール隠れ特性------7両性が存在しないポケモンは両立不可。
タマゴ技-----67
世代技--34567
コンペボール隠れ特性------7両性が存在しないポケモンは両立不可。
タマゴ技-----67
世代技---4567
ガンテツボール隠れ特性------7
タマゴ技-----67
世代技---4567
ドリームボール隠れ特性----567第6世代まで:♀が存在しないポケモン[1]は全て隠れ特性。
隠れ特性
(第6世代追加)
------7プラスルマイナンカクレオンサマヨールヨノワールが該当
タマゴ技----567第5世代:PDWに出現するポケモンの一部が覚えている。
世代技----567
ウルトラボール隠れ特性------7
タマゴ技------7
世代技------7
プレシャスボール隠れ特性----567
タマゴ技-------
世代技---4567
  • 表中での組み合わせ自体は可能でも、ポケモンごとにその世代・バージョンで出現するかは異なり、両立の能否は変わる。
    例)オニドリルはガンテツボールに入っていても4・6・7のどの世代で捕獲・孵化したかわからないが、
      第6世代で登場したファイアローは第7世代の出身が確定し、過去作限定技との両立が不可能となる。

モンスターボールの種類と概要 [編集]

使用可能なモンスターボールには、第7世代現在26種類が存在しており、いくつかのグループにわけることができる。

モンスターボール
モンスターボール
全ての世代で使用可能なボール。
育成上の制限は存在しない。
オシャボのリスクを考えるのが面倒ならば全てこれに入れておけば間違いはない。
世代共通ボール(10種)
スーパーボール
ハイパーボール
マスターボール
プレミアボール
ネットボール
ネストボール
タイマーボール
リピートボール
ダイブボール
ゴージャスボール
第3世代以降の全ての世代で使用可能なボール。
これらのボールに入った第5世代以前の限定技を覚えたポケモンは、野生のポケモンとして捕まえたことが確定する。

第5世代以前で捕まえたポケモンと、全ての世代のマスターボールで捕まえたポケモンは
親からボールが遺伝していないため、野生のポケモンとして捕まえたことが確定する。
これにより基本的にはタマゴ技を覚えていないことになるが、
第5世代の「ハイリンクの森」では出現するポケモンの一部が、
第6世代(ORAS)ではずかんナビを使うことで出現するポケモンが、
第7世代では島スキャンで出現したポケモンが覚えている場合があるため、
この10作で出現するポケモンについては例外となる。
第4世代以降(3種)
ヒールボール
クイックボール
ダークボール
第4世代以降全ての世代で使用可能なボール。
このボールに入ったポケモンは「第3世代限定技」との両立ができない。
野生産と第5世代以前限定技の関係については世代共通ボールと同じ。
サファリボール
サファリボール
第3・4世代の「サファリゾーン(RSE/FRLG/HGSS)」「ノモセだいしつげん(DPt)」でのみ使用可能なボール。
このボールに入ったポケモンは「隠れ特性」と「過去作限定技」の両立ができない。
両性が存在しないポケモンは第7世代でも「隠れ特性」が存在しない。[2]
野生産と第5世代以前限定技の関係については世代共通ボールと同じ。
コンペボール
コンペボール
第4世代の「虫取り大会(HGSS)」でのみ使用可能なボール。
このボールに入ったポケモンは「隠れ特性」と「過去作限定技」の両立ができない。
両性が存在しないポケモンは第7世代でも「隠れ特性」が存在しない。[3]
野生産と第5世代以前限定技の関係については世代共通ボールと同じ。
ガンテツボール(7種)
スピードボール
レベルボール
ルアーボール
ヘビーボール
ラブラブボール
フレンドボール
ムーンボール
第4世代(HGSS)と第7世代(SM・USUM)でのみ使用可能なボール。
このボールに入ったポケモンは「隠れ特性」と「過去作限定技」の両立ができない。
以下のポケモンは第7世代でも「隠れ特性」が存在しない。

野生産と第5世代以前限定技の関係については世代共通ボールと同じ。

ドリームボール
ドリームボール
第5世代の「ハイリンクの森」(サービス終了につき新規入手不可)とBW2連動ソフト「ポケモンARサーチャー」でのみ使用可能なボール。
「第5世代限定技」[5]は「通常特性」[6]「タマゴ技」との両立ができない。
♀が存在しないポケモン[1]は第6世代までは「通常特性」が存在しない。
なお、以下のポケモンは「隠れ特性」「過去作限定技」の両立能否が異なる。

野生産と第5世代以前限定技の関係については世代共通ボールと同じ。

ウルトラボール
ウルトラボール
第7世代(SM・USUM)のみで使用可能なボール。
このボールに入ったポケモンは「過去作限定技」を覚えられない。
以下のポケモンは「隠れ特性」が存在しない。
  • 第7世代で出現するが隠れ特性を入手出来ず、両性が存在しないポケモン
    (SMの島スキャン限定のギギギアル系統、USUMのロケット団の城で出現するマルマイン系統等)
  • 全ての伝説系ポケモン
プレシャスボール
プレシャスボール
第4世代で登場した配布ポケモン専用のボール。
ポケモンによっては特性や性格を特定できる場合があり、限定技の使用も考慮されうる。

タグ: データ集


[1] ♂固定で配布されたポケモンを含む
[2] ニドラン♂とニドラン♀、バルビートとイルミーゼは別種扱い
[3] バルビートとイルミーゼは別種扱い
[4] ニドラン♂とニドラン♀は別種扱い
[5] PDW限定技を含む
[6] 第5世代で隠れ特性が存在しないポケモンは「隠れ特性」