サメハダー - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

サメハダー [編集]

No.319 タイプ:みず/あく
通常特性:さめはだ(接触攻撃を受けると最大HPの1/8ダメージを与える)
隠れ特性:かそく(毎ターン素早さが1段階上がる)
体重  :88.8kg(けたぐり・くさむすびの威力80)

メガサメハダー
No.319 タイプ:みず/あく
特性:がんじょうあご(キバを使った攻撃の威力が1.5倍になる)
体重  :130.3kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
能力比HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
サメハダー7012040954095460さめはだ/かそく
メガサメハダー701407011065105560がんじょうあご
メガ/水悪HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
メガサメハダー701407011065105560がんじょうあご
メガギャラドス951551097013081640かたやぶり

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/くさ/かくとう/むし/フェアリー
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/こおり/ゴースト/あく/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなしエスパー

攻撃面に特化した種族値と、強特性の「かそく」が強みの「みず×あく」複合タイプの一角。

第七世代では先制ブレイブバードで縛られていたファイアローが大幅に減少し、純粋な素早さ勝負で強い「かそく」の優位性が向上。
がんじょうあご」対象の新技サイコファングの習得やメガシンカターンからS105で動けるようになるなど、メガシンカ型にとって嬉しい変更点が多い。
新たに登場したハギギシリも一致サイコファング、及び「がんじょうあご」を持つが
習得技やタイプの差、「かそく」→メガシンカのコンボなどがあるため差別化の必要性は薄い。
さらに「いたずらごころ」での変化技があくタイプに無効という強化点も追加された。

一方で新環境にフェアリーが大幅に増加し、あく技の通りが悪くなった点は向かい風。
S105以上の高速アタッカーがスカーフを持つ場合も増え、「かそく」後であっても抜かれるリスクが大きくなっている点もマイナスである。

USUMでは教え技でアクアブレイクを習得。
火力は補正ありA252アクアブレイク≒補正無しC252ハイドロポンプである。

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形態考察 [編集]

通常サメハダー [編集]

かそく」で素早さを上げてから、一貫性の高いみずあくの一致技で上から制圧できることが魅力。
後述のとおり耐久が低く「さめはだ」にする意味は皆無な為、本稿では特性「かそく」の個体のみを考察の対象とする。

みちづれとの相性はいいが、物理寄りの種族値でありながら一致物理技の威力に恵まれず、つるぎのまいなどの積み技も無いのが大きな欠点。
同じ「かそく」持ちのエースであるバシャーモに比べると突破力に欠けるため、役割重視の崩し役として運用したい。

耐久は非常に低く、インファイト後のゴウカザル以下。
先制技はおろか、まもるを貫通して4分の1のダメージを与えてくる「Zワザ」が致命傷になりうる。
まもる中でもA特化ミミッキュのぽかぼかフレンドタイムが75%の高乱1であり、他にも無補正A振りカミツルギのZリーフブレード、A特化ドリュウズのAランク+2のZじしん、
無補正C振りカプ・コケコのフィールド補正込みZ10まんボルト、無補正A振りバシャーモのZとびひざげり、これらすべてがまもる貫通で確1。
まもるによる特性発動が生命線であるサメハダーにとっては脅威である。
あまりに耐久が低いため、両刀で使う際は下降補正の性格でもほぼ問題は無い。

さめはだ
通常特性。接触攻撃に対してダメージを与える。タスキ潰しやダメージ上乗せが可能。
発動機会自体は皆無ではないが、耐久の低さから物理受けは到底不可能。
ガブリアスのように物理との対面性能を確保できるわけでもない。
かそくがあまりにも優秀な事もあって、基本的に候補外。
かそく
隠れ特性。毎ターン終了時に素早さが上がる言わずと知れた強特性。
みちづれとの相性もよく、この特性による対面性能の高さがサメハダーの強みである。
紙耐久なため、きあいのタスキかまもるとの併用で発動させるのが基本だが、後者は読まれやすいので注意。

メガサメハダー [編集]

更に高い火力と「がんじょうあご」が得られ、その性能に磨きがかかる。
ただし「かそく」を失うので注意。

メガシンカ前にかそくを発動させてからメガサメハダーで戦うという動きができるが、メガ前は紙耐久なのでZワザに注意。

がんじょうあご
みず技は適用にならないものの、かみくだくを始め、サブウェポンの威力が上がる。
そのため場合によってはみず技を切ることも考えられる。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力がんじょうあご命中効果解説
アクアブレイク85(127)-100防御↓20%タイプ一致技。少しでも火力がほしいなら。
試行回数を稼げるような耐久はないため追加効果はおまけ。
たきのぼり80(120)-100怯み20%タイプ一致技。かそくと怯みの相性は非常に良い。
アクアジェット40(60)-100優先度+1タイプ一致技。先制技。タスキ潰しに。
かみくだく80(120)180100防御↓20%タイプ一致技。がんじょうあご対象技。メガサメハダー向き。
こおりのキバ659795凍り10%
怯み10%
対草・ドラゴン。がんじょうあご対象技。メガサメハダー向き。
じしん100-100-カプ・コケコルカリオなど。水技を切るならバシャーモにも。
どくどくのキバ5075100猛毒50%対草・フェアリー。がんじょうあご対象技。メガサメハダー向き。
追加効果も強力。かそく用のまもるでターンを稼げる。
どくづき80-100毒30%どくどくのキバと選択。威力は高いが追加効果で劣る。
サイコファング85127100壁破壊対格闘。がんじょうあご対象技。メガサメハダー向き。
フェイント30-100優先度+2タスキ潰しや、ダブルでのまもる解除に。他の先制技より速い。
いかりのまえば--90-削り技。ゴーストは呼びにくい。
特殊技タイプ威力命中効果解説
ハイドロポンプ110(165)80-タイプ一致技。高威力・命中不安。
なみのり90(135)100-タイプ一致技。中威力・命中安定。
あくのはどう80(120)100怯み20%タイプ一致技。怯みを狙える。
れいとうビーム90100凍り10%対草・ドラゴン。水定番のサブウェポン。
ふぶき11070凍り10%霰やZクリスタルとあわせて。
めざめるパワー-60100-相性補完に。対水の草・電気、対ユキノオーナットレイの炎など。
変化技タイプ命中解説
まもる-かそくの発動に。Zワザに注意。
みちづれ-苦手なアタッカーを道連れに。連発で必ず失敗する。
みがわり-補助技対策や、かそくの発動に。音技や連続技に注意。
ちょうはつ100補助技対策。みちづれと相性が良い。
ほえる-みちづれの後に使えば強制的に後攻になれる。積み技対策にも。

Zワザ考察 [編集]

※基本はAorC特化でのダメージ

Zワザ元にする技威力解説
スーパーアクアトルネードハイドロポンプ185(277)特殊技・必中。H振りカプ・コケコを確1。
H252テッカグヤをZハイドロポンプ+通常ハイドロポンプで確定。
無振りガブリアスカプ・テテフを低乱1。
たきのぼりorアクアブレイク160(240)物理技・非接触。無振りカプ・コケコ、カプ・テテフを確1。
H振り霊獣ランドロスをいかく込みで確1。
無振りメガリザードンYを晴れ補正込みで確1。
ブラックホールイクリプスかみくだく160(240)物理技・非接触。メガサメハダーのがんじょうあごかみくだくより高威力。
H振りメガメタグロスを確1。※メガサメハダーだと低乱1。
あくのはどう160(240)特殊技。H振りギルガルド(シールド)を確1。
アシッドポイズンデリートどくづき160H振りジャローダを確1。H振りカプ・レヒレを中乱1。
レイジングジオフリーズれいとうビーム175無振りカイリューをマルチスケイル込みで確1。
ふぶき185必中。無補正無振りでもD特化メガボーマンダを確1。

型考察 [編集]

メガサメハダー [編集]

基本型 [編集]

特性:かそく→がんじょうあご
性格:ようき/いじっぱり/むじゃき/やんちゃ
努力値:S252 A252orAC調整
持ち物:サメハダナイト
確定技:かみくだく
優先技:まもる
攻撃技:たきのぼりorハイドロポンプ/こおりのキバorれいとうビーム/じしん/どくづきorどくどくのキバ/アクアジェット/サイコファング
補助技:みちづれ/みがわり

メガシンカ前のかそくで素早さを上げ、がんじょうあごで強化されたキバ系の技で攻める型。
特性込みかみくだくの威力は通常サメハダー@ハチマキのかみくだく以上、かつ技を縛られないため高い制圧力を持つ。
通常型に比べきあいのタスキを持てないため対面性能は落ちる反面、相手が削れた終盤での抜き性能に優れている。

A特化かみくだくで無振りカプ・テテフ・H振りギルガルド(シールド)共に確1。
じしんは水技と範囲が被るが、呼ぶ電気に抜群。かそくとあわせれば無振りカプ・コケコを先制確1にできる。
毒技はフェアリーに抜群だが、H振りカプ・レヒレはA特化どくづきでも確2なので少々厳しい。

+  折りたたみ

こだわりスカーフ持ちのポケモンが増加しているため、最低でも準速ガブリアス抜きの無補正236振りは欲しい。
特に耐久調整や両刀によるC調整を施す気がなければAS極振りが安定と言える。
メガシンカしてしまうとかそくは失われるが、S上昇無しの準速でも最速霊獣ランドロスと同速(実数値157)。
メジャーな中速域のポケモンや耐久型は抜けるため、相手パーティの構築次第ではかそくに拘らず運用することも視野に入れたい。

+  折りたたみ

通常サメハダー [編集]

かそくアタッカー型 [編集]

特性:かそく
性格:ひかえめ/うっかりや/おっとり/さみしがり/やんちゃ/むじゃきなど
努力値:AC調整 S252or調整
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/各種Zクリスタル
確定技:ハイドロポンプorたきのぼり
攻撃技:かみくだくorあくのはどう/じしん/どくづき/サイコファング/アクアジェット/れいとうビーム/めざめるパワー(炎/電)/いかりのまえば
補助技:まもる/みちづれ/みがわり/ほえる

かそくで素早さを上げつつ上から叩くアタッカー基本型。
低耐久かつ、かそくと相性のよいみちづれも覚えるため対面性能が高い。
メガシンカ型と違い特性でかみくだくの威力を補強できないため、メインウェポンは水技になる。

種族値上は攻撃のほうが高いが技威力が低いため、火力は無補正C振りハイドロポンプ>A特化たきのぼり。
たきのぼりなら怯みも狙えるが接触ダメージでタスキが潰れるリスクもある。
怯みならあくのはどうでも狙え、れいとうビームなどの水技の補完になるサブウェポンも強化できるため特殊型ベースのほうが安定度は高め。

持ち物は行動回数が確保できるきあいのタスキが基本、みちづれとの相性もよい。
それ以外は火力を全体的に補強するいのちのたまや、対面での突破性能を上げるZクリスタルが候補。

ほえるはみちづれの後に使用することで行動順を逆転させ、みちづれの有効ターンが実質2ターンになるというもの。
動きとしてはいたずらごころ先制みちづれのメガジュペッタやみちづれトリックルームメガゲンガーと同様。

型サンプル
性格:ひかえめ
努力値:CS252
持ち物:きあいのタスキ
技構成:ハイドロポンプ/れいとうビーム/あくのはどう/みちづれ
攻撃範囲の広さと役割破壊のみちづれが強力なので先発適性が高い。

対サメハダー [編集]

注意すべき点
メガシンカ前のかそくとメガシンカ後のがんじょうあごが合わさるとかなりの抜き性能を持った強敵と化す。
一致技の範囲も広く、共に半減以下の水/フェアリーやサザンドラもサブウェポンで弱点を突かれる。
耐久は低めだが、タスキやみちづれを持っていることも多く迂闊に攻撃できない。
対策方法
かそくで素早さは上がるが、攻撃力を上げる積み技は覚えない。
まもる読みで交代やみがわりが決まれば圧倒的なアドバンテージを取れる。
タスキ潰しには先制技や連続技が有効。

外部リンク [編集]