ラッタ - ポケモン対戦考察まとめWiki｜第七世代（サン・ムーン＆ウルトラサン・ウルトラムーン）

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ラッタ [編集]

No.020 タイプ：ノーマル
通常特性：にげあし（野生のポケモンから必ず逃げられる）
　　　　　こんじょう（状態異常のときに攻撃が1.5倍になる・やけどによる物理技の威力低下を無視）
隠れ特性：はりきり（使用する物理技が威力1.5倍、命中率0.8倍になる）
体重　　：18.5kg（けたぐり・くさむすびの威力40）

初代序盤ノーマルポケモン。
種族値は低水準だが、火力を上げる特性こんじょう・はりきり、積み技つるぎのまいなどを持ち、
これらを活かした物理アタッカー運用が主になる。

第七世代で追加されたZワザははりきりと相性がよく、瞬間的な最大火力も上がった。
或いは、火力不足or扱いにくいものばかりのサブウェポンを強化して奇襲をかける使い方もできる。
火傷ダメージ減少によりこんじょう＋かえんだまも使いやすくなったが、ミストフィールド下では発動を阻害される点に注意。
ふいうちの威力低下・サイコフィールドによる無効化も痛い。

リージョンフォームのAラッタとはタイプや種族値が全く異なり、
ほぼ別種のポケモンとして扱われるため、差別化を意識する必要は無い。

ライチュウやガラガラ、ナッシーとは異なり、原種のコラッタはサン・ムーン/ウルトラサン・ウルトラムーンでもちゃんと原種のラッタに進化する。
過去作から連れて来た原種の親にかわらずのいしを持たせれば、原種のコラッタを孵化させることが可能（持たせなければ親が原種でもリージョンフォームが生まれる）。

特性考察 [編集]

にげあし

戦闘では効果を発揮せず、トレース対策となるのみ。
しかしトレース持ちはいずれも特殊気質なので、他2つの特性でもリスクは小さい。
イカサマの火力を上げずに済むメリットはあるものの、自身の火力を上げられないデメリットの方が遥かに大きく、基本的に候補外。

こんじょう

状態異常で攻撃補強。発動時にはからげんきが一致込みで威力210の大技となる。
同様の戦法を採るリングマやザングースよりSが高く、はりきりの存在もあるので読まれにくい。
能動的に使うにはかえんだまとまもるorみがわりが必要となり、持ち物や技スペースを圧迫されるが、
他の持ち物を持たせた際の状態異常技対策や、はりきりによる命中率低下対策としても採用できる。

はりきり

隠れ特性。こんじょうと異なり常時発動し、高火力での速攻が可能。ただし技外しによる負け筋が付きまとう。
物理技は全て対象となり、カウンターやがむしゃらなどのダメージ固定技にも適用されるので注意。
だましうちなどの必中物理技は覚えないが、他の技でもZワザ化すれば一度だけ必中で撃てる。

技考察 [編集]

攻撃技	タイプ	威力	命中 (はりきり)	効果	解説
からげんき	無	70(105)/ 140(210)	100 (80)	-	タイプ一致技。状態異常で威力倍増。こんじょう・かえんだまとあわせて。
すてみタックル	無	120(180)	100 (80)	反動1/3	タイプ一致技。反動が痛い。
おんがえし	無	102(153)	100 (80)	-	タイプ一致技。性能安定。
ギガインパクト	無	150(225)	90 (72)	行動不可	タイプ一致技。ラス1相手や、Zクリスタルとあわせて。
ワイルドボルト	電	90	100 (80)	反動1/4	水/飛行や鋼/飛行に。反動が痛い。
じごくづき	悪	80	100 (80)	音技封じ	対ゴースト。メタグロスにも。
じだんだ	地	75/ 150	100 (80)	-	対岩・鋼。攻撃失敗で威力倍増。一致技との相性補完に優れる。
とんぼがえり	虫	70	100 (80)	自分交代	攻撃しつつ撤退。ハチマキやスカーフとあわせて。
かえんぐるま	炎	60	100 (80)	火傷10%	対鋼。4倍ピンポイント。
きしかいせい	闘	20~200	100 (80)	-	対岩・鋼。タスキとあわせて。
ふいうち	悪	70	100 (80)	優先度+1	対ゴースト。読みが要るが高威力の先制技。
でんこうせっか	無	40(60)	100 (80)	優先度+1	タイプ一致技。先制技。タスキ潰しに。
いかりのまえば	無	-	90 (72)	-	削り技。耐久型対策。
がむしゃら	無	-	100 (80)	-	削り技。タスキ・先制技とあわせて。
カウンター	闘	-	100 (80)	優先度-5	物理技を倍返し。タスキとあわせて。
いのちがけ	闘	-	100	自分瀕死	最大162ダメージ。スカーフとあわせて。
変化技	タイプ	命中	備考
みがわり	無	-	補助技対策や、かえんだまの発動に。
ちょうはつ	悪	100	補助技対策。ふいうちと相性が良い。
つるぎのまい	無	-	攻撃を強化。先制技とあわせて。

Zワザ考察 [編集]

Ｚワザ	元にする技	威力	解説
ウルトラダッシュアタック	すてみタックル	190(285)	反動無し。
	おんがえし	160(240)	通常時の性能重視。
	ギガインパクト	200(300)	行動不可のデメリット無し。
ダイナミックフルフレイム	かえんぐるま	120	はりきり・無補正A振りでB特化ナットレイを高乱1。
スパーキングギガボルト	ワイルドボルト	175	反動無し。
ぜんりょくむそうげきれつけん	きしかいせい	160	威力固定。
ちょうぜつらせんれんげき	アイアンテール	180	はりきり・無補正A振りでH振りバンギラスを確1。
ブラックホールイクリプス	ふいうち	140	通常技。優先度無し。
	じごくづき	160	はりきり・無補正A振りで無振りメガメタグロスを中乱1。
レイジングジオフリーズ	ふぶき	185	特殊技。必中。無補正無振りでH振り霊獣ランドロスを確1。

型考察 [編集]

こんじょう型 [編集]

性格：ようき/いじっぱり
努力値：S252 A252orH調整 残りA
持ち物：かえんだま/こだわりハチマキ/こだわりスカーフ/きあいのタスキ/Zクリスタル
確定技：からげんきorすてみタックルorおんがえし
攻撃技：ワイルドボルト/じごくづき/じだんだ/とんぼがえり/かえんぐるま/ふいうちorでんこうせっか/カウンター/がむしゃら/いかりのまえば
補助技：まもるorみがわり/ちょうはつ/つるぎのまい

こんじょう型は状態異常に強い、命中不安が無いといった点から安定感が高い。
持ち物や技の制限、定数ダメージなどは気がかりだが、やはりかえんだまを用いて積極的に発動させたい。

発動すればA種族値147相当となり、無補正A振りからげんきで無振りカプ・テテフを確1。
B特化カプ・レヒレも高乱2なので後出しを許さない。ただし対面からだとミストフィールドにかえんだま発動を阻害されてしまう。
サブウェポンは交代読みが必要。かえんぐるまでB特化ナットレイ、ワイルドボルトでH振りテッカグヤを確2。

はりきり型 [編集]

性格：ようき/いじっぱり
努力値：AS252
持ち物：いのちのたま/こだわりハチマキ/こだわりスカーフ/きあいのタスキ/Zクリスタル
確定技：すてみタックルorおんがえし
攻撃技：ワイルドボルト/じごくづき/じだんだ/かえんぐるま/きしかいせい/とんぼがえり/がむしゃら/いかりのまえば/ふいうちorでんこうせっか
補助技：つるぎのまい/ちょうはつ/みがわり

はりきり型は持ち物や技の自由度が高く、初ターンから高火力を出せるため隙が小さい。
命中率はZクリスタルで補える。すてみタックルやワイルドボルトを反動無しで撃つことも可能。

スカーフなら火力は落ちるが抜かれる心配は少なくなる。
A特化すてみタックルで無振りラティオスを中乱1、カプ・テテフを確1。
不利対面で退却できるとんぼがえりもあるため、こだわりアイテムでも柔軟に動ける。

珠の場合、がむしゃらの使い勝手が良い。
すてみタックルで相手を1体落とせれば反動＋珠のダメージでかなりのHPが削れるので2体目にがむしゃらを決めやすい。
ゴーストにも悪技があるものの、ふいうちは読まれやすく、おにびなどで空かされてしまう。
それを読んでちょうはつ・みがわりを使うのも手。

型サンプル1

性格　：いじっぱり
努力値：AS252
持ち物：きあいのタスキ
技構成：つるぎのまい/カウンター/おんがえし/ふいうち

型サンプル2

性格　：いじっぱり
努力値：AS252
持ち物：こだわりスカーフ
技構成：すてみタックル/とんぼがえり/かえんぐるま/ワイルドボルト

対ラッタ [編集]

注意すべき点

こんじょうとはりきり、2種類の火力補強特性を持つ。初見では見分けにくく、安易におにびを撃つのは危険。
技レパートリーも豊富。特に一致ノーマル技は低耐久の速攻アタッカーを確1にするほどの火力がある。
瀕死間際でもがむしゃらやふいうちで足掻いてくるため、仕留め損なうと被害が拡大する。

対策方法

耐久・耐性は貧弱で、かえんだまや反動技を多用するためタスキを持たないことも多い。
Sも100未満なので上から叩けば容易に落とせる。スカーフでの速攻やふいうちを耐えるポケモンなら安全。
おにびはこんじょう型に逆効果だが、いかくやゴツメ、リフレクターなどは有効。

外部リンク [編集]

• ラッタ - ポケモン百科事典