キュウコン - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

このページは通常フォームのものです。
リージョンフォームはこちら→キュウコン(アローラのすがた)

キュウコン [編集]

No.038 タイプ:ほのお
通常特性:もらいび(受けた炎タイプの技を無効化し、炎技の威力が1.5倍になる)
隠れ特性:ひでり(天候が晴れになる)
体重  :19.9kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
ひでりHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値
キュウコン73767581100100505もらいび/ひでり
メガリザードンY7810478159115100634ひでり
コータス7085140857020470しろいけむり/ひでり/シェルアーマー
キュウコンHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
キュウコン73767581100100505もらいび/ひでり
Aキュウコン73677581100109505ゆきがくれ/ゆきふらし

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)みず/じめん/いわ
いまひとつ(1/2)ほのお/くさ/こおり/むし/はがね/フェアリー
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

特性もらいびの場合、ほのお無効


天候始動特性ひでりを持つポケモン。
晴れパの主軸としてはもちろん、ほのお技の威力上昇・みず技の威力半減の効果を活かして単体運用も考えられる。

ただ、種族値や習得技には難がある。
アタッカーとしては耐久(特に物理)・素早さともに低くはないが中途半端で、火力もほのお技は晴れ補正によりシャンデラをも僅かに上回るが、サブウェポンは種族値が低いので軒並み低火力。わるだくみやニトロチャージで補強できるが、物理耐久の低さや天候ターン制限が足を引っ張る。
始動役としてはサポート技や自主退場技に乏しく、起点化を回避しつつエースに繋ぐ流れを作りにくい。
また、他の天候始動特性持ちより高いSが仇となり、先発対面時に天候を奪われやすい。耐久・耐性の観点から後出しも難しい。
いずれにせよ、優秀な特性を活かしきれないのが悩み。

同じひでり持ちにはメガリザードンYコータスという強力なライバルが存在し、採用枠争いでも苦戦を強いられる。
前者は高いCによる制圧力とメガシンカによる天候上書き、後者は鈍足高耐久による天候始動・起点作りやふんかによる突破力といった強みがある。
メガシンカの有無や種族値・習得技の違いで差別化できるとはいえ、彼らを差し置いてキュウコンを採用する理由は少なく、採用率は伸び悩んでいる。

リージョンフォームのAキュウコンとはタイプや習得技が全く異なり、
ほぼ別種のポケモンとして扱われるため、差別化を意識する必要は無い。
なお、あちらが覚えるアンコールは覚えない。

ライチュウガラガラナッシーとは異なり、原種のロコンはサン・ムーン/ウルトラサン・ウルトラムーンでもちゃんと原種のキュウコンに進化する。
過去作から連れて来た原種の親にかわらずのいしを持たせれば、原種のロコンを孵化させることが可能(持たせなければ親が原種でもリージョンフォームが生まれる)。



特性考察 [編集]

もらいび
通常特性。炎技に無償降臨と火力補強が可能。
半減でも痛い炎技を無効化できるのは大きいが、炎に繰り出したところでこちらからの有効打はめざめるパワー程度。
火力に関しても、ひでりで同等の効果を得られる。
発動が相手依存かつ読みが必要、トレースに弱いといった難点もあり、採用率は低い。
ひでり
隠れ特性。登場時に天候を晴れにする。
炎技を補強できるだけでなく、ソーラービームを溜め無しで撃てる、水技を等倍に抑えられるなどの恩恵を受けられる。
キュウコンの採用理由に直結する特性であり、基本的にこちら。
メガリザードンYコータスとは独自の攻撃範囲・補助技で差別化したい。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力
[晴れ]
命中効果解説
オーバーヒート130(195)
[292]
90特攻↓↓タイプ一致技。連発は効かない。撃ち逃げ向き。
だいもんじ110(165)
[247]
85火傷10%タイプ一致技。高威力・命中不安。
かえんほうしゃ90(135)
[202]
100火傷10%タイプ一致技。中威力・性能安定。
ソーラービーム120100溜め攻撃対水・岩。ひでりとあわせて。
あくのはどう80100怯み20%炎/ゴーストやドラゴン/エスパーに。
じんつうりき80100怯み10%炎/格闘や水/毒に。
サイコショック80100-特殊受け対策。
めざめるパワー-60100-相性補完に。4倍狙いで氷・地面など。
物理技タイプ威力
[晴れ]
命中効果解説
フレアドライブ120(180)
[270]
100火傷10%
反動1/3
タイプ一致技。反動が痛い。
ニトロチャージ50(75)
[112]
100素早↑100%タイプ一致技。追加効果が優秀。積み技感覚で。
アイアンテール10075防御↓30%対岩。命中不安。
イカサマ95100-A無振りでも使える攻撃技。
でんこうせっか40100優先度+1先制技。タスキ潰しに。
変化技タイプ命中備考
おにび85物理型対策。炎は呼びにくいが、こんじょうには注意。
どくどく90耐久型対策。鋼は呼びにくいが、毒には注意。
かなしばり100妨害技。みがわりとあわせて。
さいみんじゅつ60妨害技。起点作りに。
パワースワップ-ランク交換。オーバーヒートとあわせて。
わるだくみ-特攻を大きく強化。
めいそう-特攻・特防を強化。
ほえる-積み技対策。起点化回避に。

Zワザ考察 [編集]

型考察のZクリスタル型も参照。

Zワザ元にする技威力解説
ダイナミックフルフレイムオーバーヒート195(292)能力低下のデメリット無し・必中。
だいもんじ185(277)必中。無補正C振りでH振りメガゲンガーを晴れ補正込みで確1。
フレアドライブ190(285)反動無し。
マキシマムサイブレイカーじんつうりき160無補正C振りでD4メガバシャーモを確1。
サイコショック160物理攻撃と特殊攻撃のスイッチ。
Zパワースワップパワースワップ-ZパワーでSランク+1。
Zさいみんじゅつさいみんじゅつ-ZパワーでSランク+1。

型考察 [編集]

ひでり基本型 [編集]

特性:ひでり
性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:CS252
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/こだわりメガネ/こだわりスカーフ/だっしゅつボタン/あついいわ
確定技:オーバーヒートorだいもんじorかえんほうしゃ/ソーラービーム
攻撃技:サイコショックorじんつうりき/あくのはどう/めざめるパワー(氷or地)/ニトロチャージ
補助技:おにび/さいみんじゅつ/みがわり/わるだくみ

コンセプトは晴れ発動役兼アタッカー。
炎技の火力は晴れ補正によりシャンデラを上回る。
しかし、サブウェポンは持ち物による補強やわるだくみが無いと火力が出ないので、後続にサンパワーやようりょくそを持つ晴れエースがいるなら補助に回るのもいい。

メガリザードンYと違ってオーバーヒートで確1、かえんほうしゃで確2を取れる相手は少ないためだいもんじの優先度が高い。

チョッキ型 [編集]

特性:ひでり
性格:おだやか/おくびょう/ひかえめ
努力値:HDベースでCS調整
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:オーバーヒートorだいもんじorかえんほうしゃ/ソーラービーム
選択技:あくのはどう/サイコショックorじんつうりき/めざめるパワー(氷or地)/ニトロチャージ/でんこうせっか

豊富な補助技を切ることになるが、高いDを活かしやすく、特殊への役割を持たせられる。
繰り出し性能・流し性能が高く、Cにあまり振らずともオーバーヒートの撃ち逃げで負荷をかけていける。
ニトロチャージでSを補えば速攻アタッカーとのタイマンでも優位に立てる。
草やフェアリーはもちろん、ひでり+ソーラービームにより水にも強く出られる。

型サンプル
特性 :ひでり
性格 :おだやか
努力値:H180 B52 C76 D84 S116
実数値:171-x-102-111-144-135

B:A特化・Aランク+2メガハッサムのバレットパンチが低乱2
  A特化ヘラクロスのじしん・ストーンエッジが確2
D:C特化ウォッシュロトム@メガネのハイドロポンプが晴れ補正込みで低乱2
  C特化カプ・テテフのフィールド下サイコキネシスが確3
C:オーバーヒートでH振りメガメタグロスを晴れ補正込みで確1
  ソーラービームでH振りウォッシュロトムを確2
S:最速70族抜き

じゃくてんほけん型 [編集]

特性:ひでり
性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:CS252
持ち物:じゃくてんほけん
確定技:だいもんじorかえんほうしゃ/ソーラービーム
選択技:じんつうりきorサイコショック/あくのはどう/めざめるパワー(氷or地)/ニトロチャージ/おにび

ひでりにより水技を実質等倍で受けられることを活かし、ダメージを抑えつつじゃくてんほけんを発動させて攻める。
同様の戦術を採れるコータスより特殊耐久が高く、無振りでもC特化カプ・レヒレ@メガネのハイドロポンプを晴れ補正込みで確定耐えする。
他にもC特化ヒードランのだいちのちからを確定耐えし、こちらの無補正C振り・Cランク+2のめざめるパワー地面でH振りを高乱1にできる。
物理耐久は大きく劣るがSで勝り、不一致じしん・ストーンエッジなどを持つ物理アタッカーに先手でおにびを入れて発動させることも可能。

低火力の耐久水だけでなく、ウォッシュロトムゲッコウガといった特殊水全般が狙い目。
ただし前者には電気技、後者にはがんせきふうじなどの物理技を撃たれるケースも多く安定しない。

Zクリスタル型 [編集]

特性:ひでり
性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:CS252ベース
確定技:オーバーヒートorだいもんじorかえんほうしゃ
優先技:ソーラービーム
攻撃技:サイコショックorじんつうりき/あくのはどう/めざめるパワー(氷or地)/ニトロチャージ
補助技:わるだくみ/おにび/かなしばり

各種Zクリスタルを持たせたアタッカー型。
晴れパ導入よりも単体起用で活きることが多い。

ホノオZ:オーバーヒート [編集]

一度きりだが能力低下のデメリット無し・必中で撃てるのはメガリザードンYには無い利点。
数値受けを許さないほどの高火力で負荷をかけられるものの、炎弱点や低耐久の相手にはオーバーキルになることもある。
「炎技を撃ちたいがZワザ化するほどでもなく、能力低下も避けたい」といった時のために、他の炎技との併用も検討される。
構成例:オーバーヒート/だいもんじorかえんほうしゃ/ソーラービーム/めざめるパワー(氷or地)

火力目安(無補正C振り・晴れ補正込み)
H252D4メガガルーラを低乱1。
H244D12ポリゴン2@輝石に66.4%~78.5%。+だいもんじで確定、かえんほうしゃで高乱数。
H252霊獣ランドロスを確1。

ホノオZ:だいもんじ [編集]

優先技:わるだくみ

威力は劣るが通常時も能力低下のデメリットが無いため、積み技との相性が良い。
わるだくみ+ZだいもんじでH振りクレセリアサザンドラが乱1~確1となり、彼らを絡めたサイクルを崩壊させられる。
クレセドランを意識するならめざめるパワー地面も必要。
ニトロチャージはタスキやスカーフ持ちとのタイマンに強くなり、Sを削って耐久調整を施す余地も生まれる。
構成例:だいもんじ/ソーラービーム/ニトロチャージorめざめるパワー(地)/わるだくみ

火力目安(無補正C振り・Cランク+2・晴れ補正込み)
D特化ポリゴン2@輝石を低乱1。
H252D4クレセリアを確1。
H252D4サザンドラを中高乱1。

エスパーZ:パワースワップ [編集]

確定技:オーバーヒート/パワースワップ

パワースワップをZワザ化することでSランク+1の効果を得られる。
これにより、オーバーヒートでCが下がったキュウコンを起点化しようと繰り出された相手をあわよくば返り討ちにすることができる。
毎回狙ってできるわけではないが、それゆえに必ずしもZワザを撃つ必要が無いので、他のZワザを利用するポケモンとの同時選出もしやすい。
特殊アタッカー相手であれば、Zワザ化せず使用しCランクを交換するだけでも後続の起点にできる。

じんつうりきやサイコショックを採用した場合、状況に応じてそれらをZワザ化することも可能。
とはいえ威力160かつ不一致なので、ドヒドイデなどの耐久毒は弱点を突いても確1にできない。

エスパーZ:さいみんじゅつ [編集]

確定技:さいみんじゅつ
優先技:わるだくみ

Zパワースワップ同様、こちらもZワザ化することでSランク+1の効果が付く。
命中すれば眠らせた隙にわるだくみを積むことができ、S上昇とあわせて高い抜き性能を得られる。
その反面、デンジュモクと違いS上昇だけの目的で使えるほどの高火力ではないため、できれば味方のサポートや試行回数を稼げる状況で使いたい。

じんつうりきやサイコショックとZクリスタルを共有できる点も同じだが、わるだくみの有無で使い勝手は大きく異なる。
この型の場合、無補正C振り・Cランク+2でH振りメガフシギバナドヒドイデを確1にできるのでより活かしやすい。
ただ、炎技/超技/さいみんじゅつ/わるだくみとするとソーラービームが使えなくなるため、選択肢としては微妙。


対キュウコン [編集]

注意すべき点
特性ひでりで補強される炎技、ソーラービーム。わるだくみやZクリスタルで更に高火力となる。
特殊耐久が高く、水技が実質等倍のため、特殊技では突破しにくい。
さいみんじゅつなどの妨害技で晴れエースのサポートに回ることもある。
対策方法
バンギラスペリッパーなら対面から天候を奪えるうえ、相性面でも有利。
素のCは低く、炎やドラゴンへの有効打はめざめるパワー程度。
速攻アタッカーで攻める際は、ニトロチャージでのS逆転や、おにび・パワースワップでの妨害に注意。

外部リンク [編集]