キレイハナ - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

キレイハナ [編集]

No.182 タイプ:くさ
通常特性:ようりょくそ (晴れの時に素早さが2倍になる)
隠れ特性:いやしのこころ (味方の状態異常が毎ターン終了時に1/3の確率で回復する。自身は適用されずダブル専用)※ナゾノクサのとき「にげあし」 クサイハナのとき「あくしゅう」
体重  :5.8kg (けたぐり・くさむすびの威力20)

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/こおり/どく/ひこう/むし
いまひとつ(1/2)みず/でんき/くさ/じめん
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

ラフレシアの特攻を20下げ、防御と特防に10ずつ振り分けた種族値の鈍足単草ポケモン。
攻撃技のラインナップはラフレシアとほぼ同じなうえに毒技がタイプ一致でなくなったため、攻撃能力ではラフレシアに大きく劣る。
単草タイプゆえの耐性面での脆さはあるものの、第七世代以降で新規習得した技で他のポケモンと差別化可能。

ちょうのまい
ラフレシアを始めとした特殊草ポケモンとの差別化点。
同じく単草のちょうのまい持ちのドレディアとは耐久力や技範囲に大きな違いがある。
持ち前の耐久を活かして受けつつ積むことが可能であり、アタッカー・耐久型どちらにおいても有用な技。
ちょうのまい持ちの中では比較的安定した耐久を持つ。
ちからをすいとる
USUMのタマゴ技で習得。ラフレシアと比較して耐性・特性でやや劣るが、耐久値は物理・特殊共に勝っている。
高い素早さとすりぬけ、コットンガードを擁するワタッコもライバルだが4倍弱点がない点では優れている。
「しんかのきせき」持ちを除くとちからをすいとる使いで物理・特殊耐久共に最高値(物理はクサイハナ、特殊はクサイハナ、ポポッコ、ネマシュの方が上)。


特性考察 [編集]

ようりょくそ
晴れパ用の特性。発動時に抜ける範囲はラフレシアと同じ。
いやしのこころはダブル専用のため、シングルでは必然的にこちらになる。
また、ダブルにおいても相方の晴れサポートで迅速に特性が発動できるため有用。
こちらが無天候構築でも相手のにほんばれやひでりにタダ乗りできる。
ただし、基本的に晴れパに対しては相性が悪い。
いやしのこころ
隠れ特性。味方の状態異常をターン終了毎に回復することがあるが、確率は三分の一。
自身には適用されないためシングルでは使えない上、ダブルであっても効果は相方のみで発動には運が絡む。
採用する明確なメリットに乏しく、ダブルにおいても採用率は低め。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
リーフストーム130(195)90特攻↓↓高威力の一致技だが、連発には向かない。
ソーラービーム120(180)100溜め技晴れパで使う時のメインウェポン。
はなびらのまい120(180)100自動攻撃+混乱高火力だが、半減が多い草技で縛られるのはやや危険。
第三世代以来習得は進化前に限られており、忘れさせるのもリスキーだったが、
第七世代で再びキレイハナのレベル技に追加された。
くさむすび~120(180)100-デメリットはないが威力が不安定。重いポケモンを意識するなら。
ギガドレイン75(112)100HP吸収1/2吸収効果が優秀な一致技。耐久型の確定数ずらしに。
エナジーボール90(135)100特防↓10%可もなく不可もないという感じの一致技。
ヘドロばくだん90100毒30%草技との相性補完としてそこそこだが、毒・鋼で止まる。
その上、威力は一致で放てるラフレシアに大きく劣る。
ムーンフォース95100特攻↓30%対ドラゴン・悪・格闘。草ともども毒・鋼で止まる。
ナゾノクサ時のみのレベル技なので注意。
マジカルシャイン80100-シングルではムーンフォースの劣化。全体攻撃が生きるダブル用。
まとわりつく20100拘束ダメージ耐久型のダメージ源に。定数ダメージがメインなためちょうのまいとの相性は微妙。
はかいこうせん15090反動1ターン範囲が狭いため候補としてはあり。Zワザ化すれば反動なし。
炎・毒・飛行への等倍火力として。
めざめるパワー60100-候補は炎、地面、岩など。
物理技タイプ威力命中効果解説
リーフブレード90(135)100急所率+1物理型のメインウェポン。
はなふぶき90(135)100-物理型のメインウェポン2。追加効果はないが非接触。ダブルでは全体攻撃。
じたばた~200100-きあいのタスキを持たせるなら。
すてみタックル120100反動1/3飛行タイプに通る物理技はこれとしぜんのめぐみくらいしかない。
第三世代教え技。
おんがえし102100-反動を嫌うなら。
しぜんのめぐみ80~100100-きのみを使うので1発限り。
オッカのみで威力80の炎技、ヤチェのみで威力80の氷技となる。
ドレインパンチ75100HP吸収1/2教え技。鋼に抜群だが、飛行・毒には通らず、ゴーストには効果無し。
変化技タイプ命中備考
どくどく90耐久型でのダメージ源、また耐久ポケモンへの対抗策として。
しびれごな75命中はやや不安だが、低い素早さを補える。後続へのサポートにも。
ねむりごな75眠らせてつるぎのまいを積んだり。
フラフラダンス100混乱でのごまかしに賭けるなら。
なやみのタネ100特性頼りの相手を弱体化できるが、汎用性に欠ける。一応ねむるも封じられる。
つるぎのまい-物理型の火力強化に。
ちょうのまい-特殊型の火力強化だけでなく特殊受けの強化にも。
H振りだけでも役割破壊の不一致特殊炎・氷技程度なら簡単に受けられるようになる。
つきのひかり-比較的安定した回復技。天候変化に注意。こうごうせいでも可。
ちからをすいとる100相手の攻撃の実数値だけHPを回復し、相手の攻撃を下げる。
HP全振りの場合相手A実数値182以上で体力全回復、91以上で体力半分以上回復。
よほどAが低い相手でない限りこうごうせい/つきのひかり以上の回復性能になる。
回復量は相手の攻撃ランク補正の影響を受け、ランクが下げられない状況では失敗する。
まけんきかちきあまのじゃくマジックミラーに注意。
回復が発生しない状況や各種特性に対しての詳しい仕様はこちらを参照のこと。
みがわり-流し際に残したり、晴れ下での様子見、状態異常の回避、
じたばた用の調整、きのみの発動に。
せいちょう-晴れパ用の強力な積み技だが、ラフレシアも習得するため差別化の観点ではちょうのまいが優先される。

しぜんのめぐみ考察 [編集]

第6世代でしぜんのめぐみの威力が全体的に上昇。奇襲用に持っておく価値はある。

キレイハナでの採用価値が高いと思われるきのみ
タイプ実の名前威力戦闘での効果備考
ほのおクラボ80麻痺回復晴れ下で威力増強。ドレインパンチ等倍以下のはがねに有効。
ようりょくそ型なら素早さが大事なので麻痺に強い。
ひこうラム80状態異常回復ようりょくそ型なら素早さが大事なので麻痺に強い。
エスパーオボン80HP1/4回復きのみそのものの効果目的でこちらはおまけ程度であることが多い。
ほのおオッカ80炎半減晴れ下で威力増強。ドレインパンチ等倍以下のはがねに有効。
クラボのみと異なり、麻痺で奪われない。
ほのおブリー90効果なし晴れ下で威力増強。ほのお技は耐えられないと割り切るなら。
こおりヤチェ80氷半減有効打の乏しいドラゴンひこうに有効。
どくビアー80毒半減有効打の乏しいフェアリーに有効。
いわヨロギ80効果なし有効打の乏しいほのおひこうに有効。
こおりリュガ100ピンチ時防御が1段階上がる有効打の乏しいドラゴンひこうに有効。
かくとうカムラ100ピンチ時素早さが1段階上がるきのみそのものの効果目的でこちらはおまけ程度であることが多い。
じめんズア100ピンチ時特防が1段階上がる有効打の乏しいほのおに有効。ドレインパンチと範囲が被る。
ひこうサン100ピンチ時急所率が2段階上がるきのみそのものの効果目的でこちらはおまけ程度であることが多い。
エスパースター100ピンチ時ランダムでいずれかの能力が2段階上がるバトルツリー200連勝

型考察 [編集]

ちょうのまい耐久型 [編集]

性格:おだやか/ずぶとい/ひかえめ
特性:ようりょくそ
努力値:HP252 BorD252ベースでCS調整
持ち物:たべのこし/オボンのみ/ラムのみ/ゴツゴツメット/アッキのみ
確定技:ちょうのまい/ちからをすいとる
優先技:ギガドレイン/めざめるパワー(炎or地面)
選択技:ムーンフォース/ねむりごな/みがわり/つきのひかりorこうごうせい

ちょうのまいを活かした耐久型。
単純な耐久指数で見れば他に優秀なポケモンが多数いるが、ちょうのまいと各種回復技により受けながら複数回積むことができる。
主にナットレイカプ・コケコアシレーヌなど有効打のない草・電気・水を起点に積んでいく。
USUMで習得したちからをすいとるにより物理も起点化できるようになった。

HBベースならナットレイガブリアスなどの物理を、
HDベースならギルガルドなど有効打のない特殊全般を起点にしやすくなる。
ドレディアでも同様の動きは可能だが耐久はこちらが圧倒的に高く、その他の草タイプはちょうのまいを覚えないため差別化は不要。

アッキのみ採用でより物理を起点化しやすくなる。
特に他持ち物では後投げが難しいメタグロスに対して後投げという選択肢ができるのが大きい。
交代読みれいとうパンチが辛いが、相手が補正無ならHBベースでアッキ込みで超低~中乱2発(調整により変動)にまで抑えられる。

役割対象に鋼タイプも多く含まれるため、めざめるパワーはほぼ必須。
ナットレイハッサム意識の炎か、ヒードランや毒タイプへの地面が有力。
ねむりごなと組み合わせて積むのもよいが、役割対象のカプ・コケコカプ・レヒレにはフィールドで無効化されるので腐ることも多い。

対面からではほぼ不可能であるが、上からちからをすいとるを入れるあるいはアッキ発動で物理炎ですら無理矢理受けることが可能。
特化メガリザードンXのフレアドライブも相手A1段階下降+B特化なら確定耐え。もちものがアッキのみなら発動後はさらに余裕を持って耐える。
ダメージはちからをすいとるで回復できるため、相手がつるぎのまい非搭載型なら反動ダメージで無理矢理突破も可能。
同条件で物理メガボーマンダも受けられるが、みがわり搭載率が高いため引くのが無難。

使用感
素のSが遅すぎるためちょうのまい1回では抜ける対象がかなり低い。
3回積んでも無振りだとフェローチェを抜けない。
無補正S124振りする事で2回積んで最速ガブリアスを抜くことができる。
これは1積でも最速バンギラスや準速メガヘラクロスを抜ける数値でもあるため、多少Dから回すのも有り。
※3積みでフェローチェを抜くには156振らないといけないからいっそそこまで振ってもよいが、そんなに積む余裕があるかは不明。
2回ぐらい積めた時に抜けるポケモンが増えると使いやすい。
なお、最速HSなら1積みでメガリザードンYを抜ける。
リザードンを後出ししても1積みなら起点にできるかもしれない(逆に起点にされる可能性もある)。

ちょうのまいアタッカー型 [編集]

性格:ひかえめ
特性:ようりょくそ
努力値:CS252
持ち物:ラムのみ/いのちのたま/各種Zクリスタル/きあいのタスキ/半減実
確定技:ちょうのまい
優先技:ギガドレインorエナジーボールorソーラービーム/めざめるパワー(炎or地面)/ムーンフォース
選択技:ヘドロばくだん/はかいこうせん/ねむりごな/みがわり

主に晴れパに組み込む場合の積みアタッカー型
無天候で運用する場合は一回積んだ程度では最速でもS100族までしか抜けないため、上記の耐久ベースで複数回の積みを狙うほうが無難。
先制で積むことで特殊アタッカー全般を起点に火力補強できることが強み。

ようりょくそ発動下であれば準速ようりょくそ+ちょうのまいで実数値306になり、スカーフ130族も抜けるようになる。
ラフレシアはS上昇手段を持たず最速でも実数値224に留まるため、晴れ状況でも多くのスカーフ勢に抜かれてしまう。
せいちょうではなくちょうのまいを持たせることが他のようりょくそアタッカーとの差別化にもなる。

物理受け型 [編集]

特性:ようりょくそ/いやしのこころ(ダブル)
性格:ずぶとい
努力値:H252 B252をベースに調整
持ち物:たべのこし/ゴツゴツメット/ラムのみ
確定技:ちからをすいとるorこうごうせいorつきのひかり
選択攻撃技:まとわりつく/ギガドレイン/ムーンフォース/めざめるパワー炎・氷など
選択補助技:ねむりごな/どくどく/あまえる/しびれごな/みがわり/ちょうのまい

進化元が同じという事もあり、ラフレシアと構成はほぼ変わらない。
耐性・特性・どくどく必中など全体的に少し劣るので、数値の高さとちょうのまいの存在が差別化要素。


対キレイハナ [編集]

注意すべき点
耐久が高く、ようりょくそにより晴れパで活躍できる。
ねむりごな、ちからをすいとるからのちょうのまいなどの積み技も要注意。
草半減のドラゴンに通るムーンフォースもあるため、晴れ状態で積まれると手がつけられなくなることも。
めざめるパワーの搭載率も高く、晴れ補正付きのめざめるパワー炎にも注意が必要。
対策方法
攻撃範囲が狭いので、草半減で後出ししやすく一致弱点をつける炎・飛・虫・毒タイプで対応したい。
ただし、ちょうのまい等で相手に先行される状況を作られてしまうと、先の一致弱点タイプでも物理の場合ちからをすいとるで無理矢理受けられてしまう危険があるので注意。
物理で攻める場合、ちからをすいとるで間に合わないつるぎのまいを持っていれば比較的突破がしやすくなる。
ヒードランならめざめるパワー地面さえなければ安定して対処できる他、メガフシギバナなら催眠・各種めざめるパワーにも強く確実に止められる。
一致技1/4でわるだくみも使えるアーゴヨンや、そうしょくでちからをすいとるを封じられるヌメルゴンも比較的有利。

外部リンク [編集]