サンダース - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

サンダース [編集]

No.135 タイプ:でんき
通常特性:ちくでん(受けた電気タイプの技を無効化し、最大HPの25%を回復する)
隠れ特性:はやあし(状態異常のとき素早さが1.5倍になる。まひ状態でも素早さが下がらない)
体重  :24.5kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
電気高速特殊アタッカーHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
サンダース65656011095130525ちくでん/はやあし
ライコウ908575115100115580プレッシャー/せいしんりょく
ライボルト70756010560105475せいでんき/ひらいしん/マイナス
メガライボルト70758013580135575いかく
カプ・コケコ70115859575130570エレキメイカー

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)じめん
いまひとつ(1/2)でんき/はがね/ひこう
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

特性「ちくでん」の場合、でんき無効。


ブイズ:イーブイ シャワーズ サンダース ブースター エーフィ ブラッキー リーフィア グレイシア ニンフィア


元祖素早さ130族の1体。典型的な高速低耐久特殊アタッカー。
高い素早さと豊富な補助技が魅力だが、サブウェポンが少なく攻撃範囲は物足りない。
また、ちくでんにより相手が引っ込めざるをえないと分かっている時、あるいははやあしで素早さをカバーして耐久を上げた状態で使える積み技、
「めいそう」や「わるだくみ」といった手軽に特攻を上げられる手段は無く、
特攻と同時にほぼ不要な攻撃しか上げられない「ふるいたてる」ぐらいしかない[1]のも、後述の準伝勢などと比較しても物足りなさが感じられる。

今作ではサンダースそのものの弱体化はほぼないが、ライバルの登場・強化による逆風が強い。

カプ・コケコ
同速かつエレキフィールドにより電気技の火力が劣る。
デンジュモク
こだわりメガネ持ちおくびょうサンダースはこだわりスカーフ持ちひかえめデンジュモクに速さ・火力共に劣る。
メガライボルト
メガシンカの仕様変更により速さ・火力共に劣る。

これら相手に明確な差別化をし採用意義を見出せなければサンダースを採用する価値が無くなった。
Aガラガラにシャドーボールを叩きこめるのは1つの強みだが、それはライコウでも同じことができる。
レートで使用可能なポケモンでは最速の「ちくでん」という点からでんきタイプに強いでんきタイプという点が差別化要素としては有力。
同じく「ちくでん」アタッカーの霊獣ボルトロスと比べると、火力や技範囲では大きく劣るが素早さでは勝り、先制技も覚える。
またあくび・バトンタッチなどの補助技は他のライバルは覚えないため、それらを活用したい。

降格になったはやあし型は雑記wikiにあります。



特性考察 [編集]

ちくでん
同じ電気タイプに対して受け出ししやすい。
元々電気は半減だが、ボルトチェンジによるサイクル回しを無効化できる点は特筆に値する。
一方トレースに弱く、電気技もシャドーボールも無効化するポリゴン2は天敵。
はやあし
隠れ特性。高速ポケモンが増えた環境で、スカーフと違い技を縛らずに早さを上げられる点はメリット。
しかし発動と同時に型バレするため、スカーフのような奇襲性は無く対処されやすい。
加えてサンダースは元々技範囲が狭いため、拘らないことのメリット自体も薄い。
能動的に発動するには状態異常玉で持ち物固定、ターン毎ダメージ、まもるorみがわりで技スペが圧迫などデメリットも多数。
トレース対策にはなるが、そのためだけにちくでんの電気無効を捨てるのは惜しいと言える。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
かみなり110(165)70麻痺30%命中不安だが最大威力。
10まんボルト90(135)100麻痺10%命中安定。
ほうでん80(120)100麻痺30%威力は控えめだが、攻撃と麻痺撒きを同時にできる。
ボルトチェンジ70(105)100交代先発偵察や交代読み等に。相手の地面タイプの無償降臨に注意。
シャドーボール80100特防↓20%Aガラガラギルガルド、トレースサーナイト、(メガ)ゲンガーヌケニン等に刺さる。
めざめるパワー-60100-相性補完に。氷、炎、草、地辺りから選択。
ハイパーボイス90100-教え技。広範囲かつみがわり貫通が最大の利点。
シグナルビーム75100混乱10%教え技。電気半減の草やサザンドラなどへ。
でんこうせっか40100優先度+1がんじょうやきあいのタスキで耐えた相手へのトドメに。特にパルシェン
シンクロノイズ120100同タイプのみ電気対面で強い。エスパーZでタイプ制限無しの高威力エスパー技に。
変化技タイプ命中解説
どくどく90サイクル戦重視での撃ち逃げや、ポリゴン2や特殊受け・ヌケニン潰しに。
みがわり-素早いため張りやすくバトンタッチもできる。ヤタピのみ発動狙いにも。
こうそくいどう-自分自身は元々速いのでほぼバトンタッチ用。
バトンタッチ-みがわりやこうそくいどうを繋ぐ。イーブイ時のみ習得可能。
でんじは90後続サポートとしては強力だが、自分自身は元々素早く恩恵が少ない、
呼ぶ地面に効かない、耐久が低く撒きにくい等の問題点も。
ひかりのかべ-後続サポートにも自身の継戦力向上にも役立つ。
あくび-万能な流し技。でんきタイプで覚えるのはマッギョのみなので差別化にも有用。
みがわり、バトンタッチ、ボルトチェンジと好相性。
うそなき100特殊受け流し等に。対面からこれでラッキーの突破などは無理。
いばる85特殊受けに入れたり、みがわりと合わせて運ゲ等。
あまごい-あめふらしが永続特性では無くなったため、第4世代のように始動役もアリか。
かみなりの必中化で自己強化にも。
ねがいごと-交代先の負担軽減に。HPが低いので回復量は多くない。
でんじふゆう-教え技。めざめるパワー地以外の使い手は速くないので決められれば後続の降臨サポートや流しに使えるだろうか。

型考察 [編集]

基本型 [編集]

特性:ちくでん
性格:おくびょう
努力値:素早さ252、特攻252 or HP、防御調整・残り特攻等
持ち物:いのちのたま/きあいのタスキ/ヤタピのみ/ひかりのねんど/たつじんのおび/じしゃく/各種Zクリスタル
確定技:10まんボルトorほうでんorかみなり
選択攻撃技:ボルトチェンジ/シャドーボール/めざめるパワー(氷・炎・草・地)/でんこうせっか
選択補助技:みがわり/でんじは/あくび/あまえる/ひかりのかべ/どくどく/バトンタッチ

ガブリアスの多くがAS252振りになっており、こちらも努力値CS252振りでいのちのたま以上の倍率の道具を持てばめざ氷で確定1発で落とす事ができる。うまく交代読みで当てられれば、多大なアドバンテージを得られる。
メガボーマンダめざ氷持ち純粋アタッカー型も再評価されつつある。

環境の高速化が進んでおり、120族のメガボーマンダ、そのメタで122族のゲッコウガも最速で調整されていることが多いので
ゲッコウガ抜きはほぼ必須。最低でも最速メガボーマンダ抜きでないとライコウとの差別化ができない。

こだわりメガネ型 [編集]

特性:ちくでん
性格:おくびょう
努力値:C252 S252 余りD
持ち物:こだわりメガネ
確定技:10まんボルトorかみなり/シャドーボール
選択攻撃技:めざめるパワー(氷)/ボルトチェンジ/ハイパーボイス/シンクロノイズ

メガライボルトとの差別化点は火力とメガシンカ枠を使用しないこと。
メガライボルトでは確一にできないガブリアスをめざ氷で確一にできる。
トップメタの一角であるメガゲンガーと同速にするため、最速確定。
また、メガゲンガーを見ずにゲッコウガやガブリアスを倒すことを視野に入れ、Sを最速ゲッコウガ抜きに留めて余りを耐久に振るのもあり。
ドラゴンタイプに安定して死に出しできるのはアドバンテージになりやすい。
特にガブリアスはきあいのタスキ以外は確一にでき、交代で出てきた場合は確実に打ち勝つことができる。
とんボルチェンでいかくを撒けて相性補完に優れるランドロスとの相性がよい。

概要部の通り、ひかえめこだわりスカーフデンジュモクに火力と素早さともに劣るので、差別化かつAガラガラに刺さるシャドーボールを確定。
C252こだわりメガネシャドーボールでH振りAガラガラが25%の乱数1発。


対サンダース [編集]

注意すべき点
130族という高い素早さからの序盤のサポート→終盤の掃除役。
元祖高速アタッカーとしての役割は健在。
ブイズ特有の豊富な変化技も。
対策方法
じめんタイプならば概ね有利に立ち回れる。
めざめるパワー氷持ちも多いが、威力が弱体化したこともあって耐えられるなら返しのじしんでほぼ倒せるだろう。
水/地面タイプなどは特に強く出られる。
130族抜き調整のスカーフ持ちでの奇襲もよい。
トレース持ちもメジャーな対策の1つ。
ポリゴン2なら、電気技とシャドーボールを無効にできる。

外部リンク [編集]


[1] Zうそなき、チャージビームの追加効果などは考慮外