スターミー - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

スターミー [編集]

No.121 タイプ:みず/エスパー
通常特性:はっこう(野生のポケモンの出現率が上がる) 
     しぜんかいふく(手持ちに戻ると状態異常が治る)
隠れ特性:アナライズ(後攻で繰り出す技の威力が1.3倍になる。相手の交代時にも適用される)
体重  :80.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
高速水HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
スターミー60758510085115520はっこう/しぜんかいふく/アナライズ
ゲッコウガ72956710371122530げきりゅう/へんげんじざい
サトシゲッコウガ721456715371132640きずなへんげ
フローゼル85105558550115495すいすい/みずのベール
メガサメハダー701407011065105560がんじょうあご

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/くさ/むし/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/こおり/かくとう/エスパー/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

みず×エスパー複合の速攻アタッカー。高い素早さと多彩な攻撃技を持つ。
初代での登場以来、長らく速攻みずアタッカーの代名詞として存在感を保ち続けたが、
より素早さが高く火力・技範囲共に勝るゲッコウガの登場でその座を追われている。
(ゲッコウガとの技比較はノートに。)
単純なアタッカーとしてはゲッコウガの壁が厚いため豊富な補助技を利用したい。

第7世代では自身に変化はないものの、新要素のZワザが登場。
攻撃技に適用するとたとえ命中不安技であろうと必中高火力になるためちいさくなる型にとっては脅威。
一方でアタッカー型にとっては一部の技のZワザ化でゲッコウガとの差別化を図れるため有用といえる。

有用なレベル技のうち、ちいさくなる・パワージェム・コスモパワーなどは進化してしまうと思い出せなくなる。
性別不明につきタマゴ技化不可能なので育成の際は十分注意されたし。



特性考察 [編集]

しぜんかいふく
持ち味の素早さを奪う麻痺をはじめ状態異常を回復できる。
第7世代ではでんじはの命中率減と、麻痺による素早さダウンが1/4→1/2になったが依然脅威。
アナライズと選択。
はっこう
戦闘では無意味な特性。
トレース対策やスキルスワップでの押しつけとして一考の余地はあるが、
それ以外で役立つことはないため候補外。
アナライズ
隠れ特性。微妙な火力を補うことができる。
耐久力が低くすばやさが高いので発動機会には恵まれないが、相手交代時は必ず発動する。
後出しの特殊受けやタイプ相性で受けようとする相手を返り討ちにできる可能性がある。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
ハイドロポンプ110(165)80-高火力の水技。最大火力。
なみのり90(135)100-命中安定の水技。
ねっとう80(120)100火傷30%威力は低いが追加効果が優秀。耐久向け。
サイコキネシス90(135)100特防↓10%安定したエスパー技。
サイコショック80(120)100-特殊受け対策として。
れいとうビーム90100凍り10%水と相性のよいサブウェポン。
こごえるかぜ5595素早さ↓100%一度当てれば抜ける範囲は非常に広い。
ふぶき11070凍り10%命中不安だが火力を求めるなら。
10まんボルト90100麻痺10%対水タイプに。
かみなり11070麻痺30%火力を求める場合や、雨パやZワザ化で。
くさむすび~120100-対水タイプに。重い相手や4倍の相手には10まんボルトより有効。
めざめるパワー-60100-ナットレイ意識の炎など。
電気と炎の同時搭載はゲッコウガにはできず差別点となる。
パワージェム80100-ゲッコウガは覚えない岩タイプの特殊技。
マジカルシャイン80100-同じくゲッコウガは覚えない。ダブルでは相手2体攻撃。
変化技タイプ命中備考
でんじは90妨害用。もともと素早いので自身への恩恵は少ない。
どくどく90特殊受け対策や耐久型でのダメージ源に。
トリック100教え技。こだわりアイテムを押し付ける。
ちいさくなる-うまく回避できれば相手をハメられる。必中技が増えたので注意。
コスモパワー-耐久力の強化。
みがわり-耐久型だけでなく、アタッカーでも様子見やふいうち回避に有用。
じこさいせい-耐久型に。
ひかりのかべ-サポート用。先手で貼れればそれなりの堅さに。
リフレクター-サポート用。ふいうち対策としても有用だがみがわりにやや劣るか。
スキルスワップ-強力な特性を奪えると美味しい。
アナライズを与えると火力補強に繋がりかねないので慎重に。
じゅうりょく-サポート用。後続の命中補佐やひこうふゆうへの地面技の一貫づくりに。

Zワザ考察 [編集]

Zワザ元にする技威力解説
スパーキングギガボルトかみなり185C252でH252テッカグヤを低乱数1、アナライズで確1。
ゲッコウガは電気タイプのZワザを使えないため差別化になる。
10まんボルト175こちらはC252でH252テッカグヤは確2(アナライズで確1)。通常運用時の命中率を気にするなら。
スーパーアクアトルネードハイドロポンプ185(277)必中。C252+アナライズで無振りカプ・テテフ確定1発。
ワールズエンドフォールパワージェム160電気技と同じくゲッコウガにない高威力の特殊岩技(物理ならいわなだれを持つ)になるが、
水・氷の範囲と被る。メガリザードンへの一貫性を意識するなら。
ラブリースターインパクトマジカルシャイン160電気技・岩技と同じくゲッコウガにない高威力フェアリー技だが、
エスパー・氷の範囲と被り、
撃ちたい相手がヤミラミミカルゲくらいしかいない。
ブルームシャインエクストラくさむすび160非接触になり軽量級相手にも高威力。
レイジングジオフリーズふぶき185水技との相性はよいが氷4倍相手に撃つにはオーバーキルになりがち。
マキシマムサイブレイカーサイコキネシス175(262)C252でH252メガフシギバナを確定1。
へんげんじざいゲッコウガのZじんつうりきよりわずかに威力は高いが、確定数は変わらず。
サイコショック160(240)本来は防御依存のダメージ技だが、Zワザ化で特防依存ダメージになるため、
相手によって切り替えられる。H252メガフシギバナは上記同様確1。

型考察 [編集]

ちいさくなる居座り型 [編集]

特性:しぜんかいふく
性格:おくびょう
努力値:S252 H16n+1調整
持ち物:たべのこし
確定技:ねっとう/みがわり/ちいさくなる
選択技:じこさいせい/どくどく

最速のちいさくなる使いとしての個性を活かした型。
麻痺状態などの相手を起点に死に出しからみがわり連打、みがわりが残った後にちいさくなるを積み、
どくどくかねっとう(の火傷)で全抜きしていく。

第6世代以降みがわり貫通手段が増え対策が取られやすくなった。むしのさざめきには要注意である。

第7世代では、ちいさくなるアンチ技のヘビーボンバーをほぼ覚えているテッカグヤや、
フェアリー増加の影響でヘビーボンバーを覚えているポケモンが多く、逆風が強い。
鋼半減とはいえ、ねっとうでやけどを引かない場合みがわりが確定で破壊されてしまう。
相手が無振りの場合はやけどさせれば破壊されないが、
こちらがちいさくなるを積んでいる場合は威力が2倍になるため、やけどさせても破壊されてしまう。
ただし、ある程度耐久に回すことで、やけど状態の無振りヘビーボンバー程度なら、ちいさくなる状態でも身代わりが壊れないようになる。
ヘビーボンバーのPPが切れるまで粘る事も不可能ではない。

環境が極端に早い、極端に遅いの二極化が強く、スターミーの素早さが全振りで活かせる相手はジャローダ程度。

第7世代で追加されたZワザは必中効果を持つ。こちらは所持率も高く予想外の一撃で落とされる可能性が増えた。
加えて、やけどの定数ダメージが減ったことでナットレイなどの毒無効の鋼タイプへの遂行速度が著しく落ちた点も向かい風。

サポート型 [編集]

特性:しぜんかいふく
性格:おくびょう
努力値:HS252orCS252
持ち物:ひかりのねんど/きあいのタスキ
確定技:リフレクター/ひかりのかべ
優先技:でんじは
攻撃技:サイコキネシスorサイコショック/なみのりorねっとう/れいとうビーム
補助技:どくどく/スキルスワップ/じゅうりょく

豊富な補助技を活かした先発壁サポート型。
高い素早さにより先手で張りやすい。

でんじはは地面を呼びづらいため好相性だが、呼ぶ電気に無効なので注意。

特殊アタッカー型 [編集]

特性:しぜんかいふくorアナライズ
性格:おくびょう
努力値:CS252
持ち物:いのちのたま/きあいのタスキ/こだわりメガネ/各種Zクリスタル
確定技:ハイドロポンプorなみのり/サイコキネシスorサイコショック
選択攻撃技:れいとうビーム/10まんボルトorかみなり/くさむすび/めざめるパワー(炎) /マジカルシャイン
選択変化技:みがわり/どくどく

初代から変わらぬフルアタ特殊アタッカー型。
特攻種族値100では火力がいささか物足りないが、幅広い範囲の攻撃と高い素早さで相手に一矢報いる事が可能。
変化技はふいうちやミラーコートを空かす用。
マジカルシャインはほぼ4倍弱点ピンポイント(ゴロンダズルズキンサザンドラジャラランガアクジキングのみ)。

こだわりスカーフ型 [編集]

特性:しぜんかいふくorアナライズ
性格:おくびょう
努力値:CS252 
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:れいとうビーム
選択攻撃技:サイコキネシスorサイコショック/ハイドロポンプorなみのり/くさむすび/10まんボルト/トリック

最速116族以上の素早さを持つ相手を上から殴ることを目的とした型。
最速スカーフで実数値274。準速すいすいキングドラと同速。2回かそくした準速バシャーモは抜き去れる。
こだわりスカーフやりゅうのまいを使うドラゴン・ギャラドスメガボーマンダメガゲンガーメガジュカインメガプテラ、かそくバシャーモ等が主な仮想敵。
また、ハピナスラッキーポリゴン2をトリックで機能停止に追い込む。

ドラゴンタイプを最大の仮想敵とする以上、れいとうビームは確定。
水技はプテラを重視するなら。無振りメガプテラはC152ハイドロポンプで確1、れいとうビームだと確2。
スターミーに対して居座るギャラドスはほぼメガシンカするため、ギャラドスに対しては10まんボルトよりくさむすび推奨。

無振りメガゲンガーはサイコショックで確1。サイコキネシスで93.8%の高乱数1。H252の場合、ともに確定2発。
無振りメガバシャーモはサイコキネシスで確1。
メガボーマンダメガジュカインもれいとうビームで確定1。HP244振りメガボーマンダは56.3%の中乱数1。
ゲッコウガもタイプ変化前に叩けるが、10まんボルトでは確定2。かみなりなら中乱数1(62.5%)。


対スターミー [編集]

注意すべき点
S115から高威力の特殊技を使ってくる。
こだわり系アイテムと相性のよいトリックを覚えるため、上からのトリックで戦術を大きく崩されかねない。
またちいさくなる耐久型はみがわりを貫通する手段か、必中技を持っていないと突破はかなり困難。
アナライズ持ちのため、安易に交代するとより大きなダメージを受けてしまう。
対策方法
トリックを受けないメガシンカポケモンやスカーフ持ちで上から殴ろう。
こだわりメガネを持たないと火力は控えめ。ナットレイにはめざめるパワー炎以外の有効打が無い。
ちいさくなる耐久型には、スターミーに抜群でみがわり貫通技を撃てるむしのさざめき持ちがよい対処法。

外部リンク [編集]