ドクケイル - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

ドクケイル [編集]

No.269 タイプ:むし/どく
通常特性:りんぷん(技の追加効果を受けない)
隠れ特性:ふくがん(技の命中率が1.3倍になる。先頭にいると道具を持ったポケモンが出やすくなる)
体重  :31.6kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
虫/毒HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ドクケイル605070509065385りんぷん/ふくがん
モルフォン706560907590450りんぷん/いろめがね/ミラクルスキン
ペンドラー60100895569112485どくのトゲ/むしのしらせ/かそく

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/ひこう/エスパー/いわ
いまひとつ(1/2)どく/むし/フェアリー
いまひとつ(1/4)くさ/かくとう
こうかなし---

第三世代出身の「むし×どく」複合ポケモン。
ちょうのまいを覚えるポケモンでは珍しく特攻は50と低いため、純粋なアタッカーとしての運用だと劣化は免れない。
幸いにもタイプにより毒・猛毒無効。特性「りんぷん」で面倒な追加効果もすべてシャットアウトでき、再生回復のはねやすめも覚える。
耐久寄りの種族値配分を活かし、ちょうのまいとはねやすめで粘り強く戦う耐久型として運用するのが吉。
その性質上ポリゴン2等の耐久型のポケモンに対して圧倒的に強く出られる。
アタッカー相手でも、ゲッコウガのような遊撃タイプなら積む隙さえ作ることができれば要塞になりうる。

同タイプでその構成が可能なポケモンにモルフォンが存在し、差別化にはてっぺきが有用。
また、H振り時の合計耐久指数はドクケイルが33400、モルフォンが30975と3000近い指数差があり、耐久ポケモンとしてより適性がある。
種族値こそ物足りないものの、再生回復技と積み技を併せ持つ耐久ポケモンとして、同複合タイプの中では差別化が成り立っていると言える。

前述したとおり種族値が低いため、運用においては素の耐久の低さが問題となる。
H252だけではランドロス級のじしんで先手を取られた場合、2ターン目にてっぺきを積んでも確定2発。
おまけにいのちのたまでも持たされたりZ技を撃たれようものなら1ターンで突破されてしまう。
がんせきふうじで相手のSを下げて先手で積めるようにしたり、壁でダメージを緩和するなど味方のサポートがあると動きやすい。

  • 同タイプとの技比較
    ドクケイルモルフォンペンドラーアリアドススピアー
    はねやすめ
    ちょうのまい
    てっぺき
    ひかりのかべ
    おいかぜ
    とんぼがえり
    エレキネット
    いとをはく
    ふきとばし
    HGSS限定。マークの両立で実質的な差別化は可能

差別化・立ち回りで重要なてっぺきはマユルド限定の教え技なので注意。
ドクケイルに進化すると習得不可。



特性考察 [編集]

りんぷん
通常特性。不慮の状態異常や能力低下、怯みのゴリ押しを恐れずに戦えるのは心強い。
追加効果の試行回数を稼がれやすい耐久型の運用リスクを軽減することができ、ねこだまし・ほっぺすりすり等の妨害技にも強くなれる。
同特性を持ち、ちょうのまいも使えるむしタイプはモルフォンアブリボンビビヨンがいる。
モルフォンとは耐久指数の差とてっぺき、後者2体はタイプの違いがあるので耐久型運用なら差別化の必要はない。
かたやぶりの特性を持つポケモンの追加効果は防げないため、追加効果技を多数所持するドリュウズメガギャラドスなどに注意。
ふくがん
隠れ特性。主要な技はいずれも命中安定なので活きる場面は少ない。
回避技対策にしても、必中どくどくやふきとばしの方が有用。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
ヘドロばくだん90(135)100毒30%タイプ一致技。性能安定。
ベノムショック65(97)/
130(195)
100-タイプ一致技。毒状態の相手に威力倍増。
どくどくとあわせて。
むしのさざめき90(135)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。みがわり貫通。
とんぼがえり70(105)100自分交代タイプ一致技。攻撃しつつ撤退。積み技との相性は悪い。
むしのていこう50(75)100特攻↓100%タイプ一致技。追加効果が優秀。サポート用。※5~6世代技マシン限定。
まとわりつく20(30)100拘束ダメしめつけバンドやどくどくとあわせて。
サイコキネシス90100特防↓10%対毒・格闘。一致技との相性補完に優れる。
シャドーボール80100特防↓20%等倍範囲が優秀。追加効果も悪くない
ギガドレイン75100HP吸収対岩・地面。ちょうのまいとあわせて。
エレキネット5595素早↓100%対飛行。追加効果が優秀。サポート用。
めざめるパワー-60100-相性補完に。炎・氷・地面など。
変化技タイプ命中解説
ちょうのまい-特攻・特防・素早さ補強。特殊型の性能向上に。
はねやすめ-回復技。天候に左右されず、耐性にも影響しない。
つきのひかり-回復技。晴れ下で効果増大するが、苦手な炎技が強化されるので役割破壊のリスクが高まる。
また、雨や砂嵐で上書きされた場合は回復量が下がる。
不安定な部分が多くPPも最大8と少ないため、基本ははねやすめを優先することを推奨。
どくどく必中耐久型対策。自身のタイプにより必中。
まもる-ターン稼ぎに。どくどく・くろいヘドロとあわせて。
みがわり-補助技対策や、どくどく・くろいヘドロとあわせて。
てっぺき-防御を強化。物理アタッカーへの交代読みで。
ひかりのかべ-サポート用。味方の特殊耐久を強化。

型考察 [編集]

耐久型 [編集]

特性:りんぷん
性格:おだやか/ずぶとい/おくびょう(124振り以上の場合)
努力値:H252 BDS調整
持ち物:くろいヘドロ/オボンのみ/しめつけバンド/半減のみ
確定技:ちょうのまい/はねやすめ
優先技:てっぺき
攻撃技:まとわりつく/むしのさざめき/ヘドロばくだん/むしのていこう/シャドーボール/めざめるパワー(炎/地)
補助技:どくどく/ひかりのかべ/みがわり

特殊相手にちょうのまいを積み、はねやすめで居座る耐久型。
物理相手にはてっぺき。モルフォンとの差別化にもなる。
↑てっぺきさえ積めば霊獣ランドロスの特化じしんがH振りドクケイルに確2。
モルフォンとの差別化には勿論、実用面でも重要な技なので優先技に格上げしました。

上から積めればなかなかの耐久になる。
メガフシギバナなどがいる無振り80族まで抜かすのもあり。
その場合はおくびょうにしてSに124振る必要がある。
↑これ計算か表記を間違えてる? 無振り80族の実数値は100、ドクケイルのおくびょうS124振り時の実数値は111、
無振り90族の実数値は110だから無振り90族抜きなら正しい。
あとS性格無補正(=ずぶといorおだやか)の204振りでも実数値は111になる。
ただしBorD補正+52振りよりもB無補正+132振りの方が実数値が1高くなるので、Sに多く振るならおくびょう推奨なのは確か。

ダメージソースについて
火力は積んでも低く、無難な攻撃技を搭載しても遂行速度には期待できない。
ちょうのまいは耐久強化の手段と割り切り、どくどく・まとわりつく等のスリップダメージ技をメインに据えたほうが良い。
まとわりつく
無効なしで毎ターン8分の1の定数ダメージ。得意な相手をキャッチできれば積みの試行回数も稼げる。
一応ちょうのまいの恩恵も得られるがC無振りだと6積みでもガブリアス乱5という程度。
どくどく
毒タイプなので必中。毎ターンダメージ増のおかげで比較的遂行速度は早いが呼ぶ鋼・毒に無効。
むしのさざめき
無効なし身代わり貫通。タイプ一致なので積めば火力にも期待できる。
反面、半減されやすいので呼ぶ鋼や炎、毒に対する遂行速度は著しく下がる。
ヘドロばくだん
同じくタイプ一致で威力・追加効果も優秀だが、鋼に無効化されるのでワンウェポンだと止まりやすい。
むしのていこう
さざめき同様無効なし身代わり貫通。特殊を起点にしやすくなるが威力は不一致80以下なので遂行速度は下がる。
シャドーボール
等倍範囲が優秀で呼ぶ相手の大半に等倍以上で通る。追加効果の試行回数も稼げるが所詮不一致なので威力は控えめ。
めざめるパワー、その他攻撃技
基本的にピンポイントなのでワンウェポンでの採用は非推奨。
てっぺきを切ってちょうのまい/はねやすめ/一致技という構成にサブで組み込むのが良いか。

対ドクケイル [編集]

注意すべき点
特殊耐久が高め。一撃で落とせないと、ちょうのまいorてっぺき+はねやすめで粘られる。
特性りんぷんで追加効果が無効。一度積まれると物理・特殊ともまずまず固くなるのでがんせきふうじなどが悪手となる。
タイプにより毒・猛毒無効。必中どくどくやまとわりつくの拘束もあるので、耐久型どうしの対面になると起点にされる恐れがある。
対策方法
素の能力は低く火力・耐久・素早さいずれも低水準。積まれる前に処理するのが一番。
鋼には有効打が無いため流しやすい。流し際にステルスロックを撒ければなお良い。
先手を取って物理Zワザや、ステルスロック+ほえる、ちょうはつして逆に起点化するなど対策方法は多岐にわたる。
メガボーマンダカプ・テテフレベルの超火力は一度積んだ程度では受けきれないので、選出段階から強く牽制できる。

外部リンク [編集]