ハリーセン - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

ハリーセン [編集]

No.211 タイプ:みず/どく
通常特性:どくのトゲ(接触技を受けると30%の確率で相手をどく状態にする)
     すいすい(天気が「あめ」の時、素早さが2倍になる)
隠れ特性:いかく(場に出た時か戦闘中この特性を得た時、場に出ている相手全員の攻撃を1段階下げる)
体重  :3.9kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
同特性・同複合HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ハリーセン659585555585440どくのトゲ/すいすい/いかく
ドククラゲ80706580120100515クリアボディ/ヘドロえき/あめうけざら
ギャラドス95125796010081540いかく/じしんかじょう
ドヒドイデ50631525314235495ひとでなし/じゅうなん/さいせいりょく

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/じめん/エスパー
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/こおり/かくとう/どく/むし/はがね/フェアリー
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

数少ない「みず×どく」複合タイプ。
同複合のうち種族値合計はもっとも低いが、隠れ特性「いかく」により物理に対してある程度の役割を持つことができる。
しかし、回復技がないため流すに留まり、第7世代から登場したドヒドイデに様々な面で劣りがちである。
いかく」持ちの物理流しという観点でも、ギャラドスには総合的な能力で劣る。
みちづれ、ちいさくなるなどのハリーセン独自の補助技を活かした差別化は必須と言える。

サン・ムーンでは防御種族値が+10上昇し、相性上は有利なフェアリータイプも増加したが、その多くはハリーセンの苦手な特殊アタッカーである。
そのため、役割を持てるかには疑問が残るところ。



特性考察 [編集]

すいすい
雨パで運用するなら。自身であまごいを使うには耐久が怪しいが、みちづれやだいばくはつは使いやすくなる。
草やフェアリーに強く、電気4倍でない物理水すいすいという個性を活かしたいところ。
ほかの雨エースと違いカプ・レヒレマリルリアシレーヌといった環境で多く存在する水×フェアリータイプで止まらない。
ただし、これは草技を使えるルンパッパも言えることであり、物理型ゆえにラグラージなどの壁が大きく、威嚇で機能停止しやすい。
氷技を持つことができず(一応れいとうビームなどの特殊は覚えるが数値が低すぎる)ボーマンダなどの環境に多いドラゴンへの有効打に乏しい。
そのため雨エースとして、このポケモンでなければならないという場面は少ない。
一応メガリザードンYに対して、エアスラッシュを耐久無振りで耐え、返しの補正ありミズZたきのぼりで(晴れ下でも)倒せる可能性がある(お互いに乱数)。
メガリザードンYは特殊耐久が高く、ソーラービームやエアスラッシュでハリーセンが抜群を取られないため、ほかの雨エースにはできない立ち回りかも知れない。
どくのトゲ
でんじはやねっとうの邪魔になったり、毒にしたいなら必中のどくどくがあったりで役に立たないため候補外。
いかく
隠れ特性。物理耐久を補え、他のポケモンのサポートにもなる。
3つの中では最も使い勝手がよい。
入手方法はVC版からの転送と第5世代のPDW。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
アクアテール90(135)90-タイプ一致で最高火力。
たきのぼり80(120)100怯み20%命中重視。すいすいやでんじはと合わせてひるみ狙いも。
ダイビング80(120)100-耐久型の時間稼ぎに使えるが、相手の起点にされないように注意。
アクアジェット40(60)100優先度+1タマゴ技。あると便利な先制技。
どくづき80(120)100毒30%水技と相性がよい。毒が入れば火力の補強にもなる。
じたばた~200100-タマゴ技。きあいのタスキと合わせて。
だいばくはつ250100自分瀕死役目を終えた死に際に。
ミサイルばり25*2~595-対エスパー、悪。
とどめばり50100相手を倒すと
攻撃↑↑↑
第7世代で威力と追加効果が強化され、それなりに使いやすくなった。
特殊技タイプ威力命中効果解説
ねっとう80(120)100火傷30%耐久型でやけど狙い。
アシッドボム40(60)100特防↓↓100%タマゴ技。特攻の低さをカバー。これがないと火力不足。
変化技タイプ命中備考
でんじは90自身の素早さを補い、たきのぼりでひるませたり、ちいさくなるで回避したり。
どくどく必中耐久型のダメージ源に。毒タイプなので必中。
いばる85いかくで物理を流し、出てきた特殊に当てたいところ。
ちょうはつ100耐久型対策や積みの起点にされるのを防ぐ。
どくびし-サポートに。
あまごい-擬似的な積み技として。だいばくはつやみちづれで後続につなぐこともできる。
たくわえる-耐久を上げられる唯一の積み技だが、回復が間に合うか。
ちいさくなる-でんじはやみがわりと組み合わせて有利な展開に持ち込む。必中技が増えたので注意。
いたみわけ-過去作教え技。回復手段兼ダメージ源に。
ねむる-カゴのみを持たせて耐久型の回復手段に。
みちづれ-役目を終えた後に。すいすいだと使いやすいが、連続で使用すると失敗する。

型考察 [編集]

物理流し型 [編集]

特性:いかく
性格:ずぶといorわんぱく
努力値:HP252 防御252
持ち物:くろいヘドロ/オボンのみ/ゴツゴツメット
選択攻撃技:たきのぼり/どくづき/アクアジェット/ねっとう/アシッドボム
選択補助技:でんじは/どくどく/どくびし/ちょうはつ/みがわり/いたみわけ/みちづれ

炎・格闘・虫・鋼・フェアリーなどの物理アタッカーをいかくで流し、でんじはやどくびしを撒く。
バシャーモハッサムマリルリ等タイプ的に有利な相手は多い。
ギルガルド対策として地面技を持つポケモンも増えたため注意が必要。
役割の似ているギャラドスとの差別化を意識したい。

ハリーセンギャラドス
種族値H65 A95 B85 C55 D55 S85H95 A125 B79 C60 D100 S81
耐性○電2倍 ○岩等倍 ○氷半減 ○毒半減
●地2倍 ●超2倍
●電4倍 ●岩2倍 ●氷等倍 ●毒等倍
○地無効 ○超等倍
固有技アクアジェット、どくづき、リベンジ、アシッドボム
みちづれ、どくびし、まきびし
ちいさくなる、たくわえる
ストーンエッジ、じしん、こおりのキバ、ドラゴンテール
りゅうのまい、ほえる
その他タイプ一致の範囲が広い
どくどく無効・くろいヘドロを所持可能
りゅうのまいからの突破力、メガシンカ

ちいさくなる耐久型 [編集]

特性:いかく
性格:ようきorおくびょう
努力値:HP252 素早さ252
持ち物:くろいヘドロ
確定技:ちいさくなる/みがわり
選択攻撃技:たきのぼり/どくづき/ねっとう/アシッドボム
選択補助技:でんじは/どくどく/ちょうはつ/いたみわけ

ちいさくなるで回避率を上げる耐久型。
基本的には先制でみがわりを置くために素早さに努力値を振るが、でんじはを使うなら他に振ってもよい。
ダメージ源としてどくどくorねっとうorアシッドボムは入れたい。

すいすいアタッカー型 [編集]

特性:すいすい
性格:いじっぱりorようき
努力値:攻撃252 素早さ252
持ち物:いのちのたま/きあいのタスキ/各種Zクリスタル
確定技:アクアテールorたきのぼり/どくづき
選択攻撃技:とどめばり/アクアジェット/れいとうビーム
選択補助技:みちづれ/どくどく/ちょうはつ

どくづきによりメジャーな雨アタッカーの苦手とするとつげきチョッキカプ・ブルルカプ・レヒレなどで止まらない点が魅力。
また雨下での高速みちづれは唯一無二の個性で、Zワザで1体落としたあと苦手な控えもみちづれで無理やり持っていく芸当が可能。


対ハリーセン [編集]

注意すべき点
特性「いかく」と優秀なタイプによる流し性能。
でんじは+たきのぼり、ねっとう、どくびし、ちいさくなる、ちょうはつ等、補助技が豊富。起点構築能力が高い。
毒無効であり、耐久潰しとして有用な技を多く覚える。
みちづれやだいばくはつを覚えるので、死に際に一体持っていかれることも。
対策方法
攻撃力は低いので後出しは簡単だが、でんじはやねっとうが怖い。
特殊型の電気タイプやラム持ちで水等倍の地面タイプなら出しやすい。
ほとんどが補助技を使ってくるのでちょうはつやこだわりトリックも有効。
ちいさくなるの耐久型には必中技、みがわり貫通技、ほえる・ふきとばしなども有効。

外部リンク [編集]