フラージェス - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

フラージェス [編集]

No.671 タイプ:フェアリー
通常特性:フラワーベール(味方の草タイプのポケモンは能力が下がらなくなり、状態異常にならない)
隠れ特性:きょうせい(道具を失った味方に自分の道具を渡す)
体重  :10.0kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
高特防妖HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
フラージェス78656811215475552フラワーベール/きょうせい
ニンフィア95656511013060525メロメロボディ/フェアリースキン
サーナイト68656512511580518シンクロ/トレース/テレパシー
メガサーナイト688565165135100618フェアリースキン
アシレーヌ80747412611660530げきりゅう/うるおいボイス
カプ・レヒレ70751159513085570ミストメイカー
きょうせいHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
フラージェス78656811215475552フラワーベール/きょうせい
ヤレユータン9060809011060490せいしんりょく/テレパシー/きょうせい

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)どく/はがね
いまひとつ(1/2)かくとう/むし/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなしドラゴン

草タイプを彷彿とさせる習得技を持つフェアリー単タイプのポケモン。
552もの合計種族値を誇るが、中速・中火力、非常に高い特殊耐久に対して物理耐久は並以下と、配分はかなり極端である。
アタッカーとしては同じくフェアリー単でステータスが似て火力も上回るニンフィアの存在が重い。詳細は下記に委ねる。

むしろフラージェスは特性が活かせるダブルの方が差別化に困らないだろう。
優秀な削り技であるがむしゃらや安定した回復手段のこうごうせい、その他ひかりのかべやグラスフィールドなど有用なものは一通り揃っている。

フラベベ系統には赤・青・黄・オレンジ・白の5色が存在する。
第6世代では隠れ特性は赤・青・黄のみであったが、USUMでオレンジ・白も入手可能になった。

ポニ島に出現するフラエッテ青は仲間呼びしないため、隠れ特性の青と各種ガンテツボール・ウルトラボールは両立できない。
シングルであれば問題ないが、ダブルでは相手に特性を知らせないためにもショップボールの使用を推奨。[1]

USUMでサイドチェンジを習得。
ブリガロンカミツルギとは補完に優れ、なおかつフラワーベールで保護できるため相性がよい。
メガメタグロスメガリザードンYが重くなるので後続で工夫をしたい。

+  アタッカー型運用した際のニンフィアとの比較

ネタ考察やマイナー考察フラージェス/ノートにあります。



特性考察 [編集]

フラワーベール
ほぼダブル専用特性。味方の草ポケモンをクリアボディ同様の効果+状態異常無効化。
自分の攻撃による能力変化には効果が及ばないため、フラージェスの横で無反動でリーフストーム連打などはできない。
味方のもりののろいかグラスフィールド+ほごしょくでフラージェス自身が草タイプになればフラージェスにも有効。
物理アタッカー型の草タイプと相性が良好。7世代では、カプ・ブルルカミツルギなどが登場した。
ダブルバトルにおいて、この手のポケモンが苦手ないかくや状態異常を防いでくれるのは心強い。
特にカミツルギやキノガッサは、草技もフェアリー技も半減する鋼タイプに格闘技で弱点を突くことができる。
シングルでは限定的だが敵からもりののろいを受けたりグラスフィールドでほごしょくすれば発動は可能。
きょうせい
隠れ特性。ダブルで道具を消費した味方ポケモンに自分の道具を渡す。シングルでは発動しない。
自動的かつ発動率100%なので、タイミングよく渡せない恐れもあるが、
味方にいばる→キーのみ消費→ラムのみを渡す→いばる→ラムのみ消費で攻撃4段階UPや、
はなふぶきでじゃくてんほけん消費→火力強化アイテムを渡すなどのコンボが狙える。
ただし、メガストーンやZクリスタルは渡せない。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
ムーンフォース95(142)100特攻↓30%タイプ一致技。性能安定。
はなびらのまい120100行動固定フェアリー技と半減範囲が被る。行動固定が痛い。
くさむすび20~120100-威力不安定。最大でもはなびらのまいと同等。
エナジーボール90100特防↓10%最も安定した草技。
ギガドレイン75100HP吸収回復効果付き。めいそうと相性がよい。
はなふぶき90100全体攻撃ダブルでじゃくてんほけん→きょうせいコンボを能動的に発動させる。
ダブル補正込みの威力は67相当。がんじょうやタスキ潰しにも役立つ。
サイコキネシス90100特防↓10%対毒。炎にも等倍だが鋼には半減。
めざめるパワー-60100-相性補完の地面や、4倍狙いの炎など。
がむしゃら-100-苦手な鋼タイプを削れるが、素早さが足りないか。
変化技タイプ命中解説
こうごうせい-回復技。晴れ以外の天候変化に注意。
ねがいごと-回復技。主にサポート用。
どくどく90ダメージ源。毒・鋼に無効。
めいそう-特攻・特防を補強。
ひかりのかべ-味方の特殊耐久を強化。サポート用。
なやみのタネ100相手の特性上書きや、味方のねむるとあわせて。
グラスフィールド-草技の補強、回復ソース、じしん半減。フィールド上書きにも。
しぜんのちから100少ないサブを補う。通常時はトライアタック。各種フィールド下で変化。
なみだめ-相手AC1段階↓。まもる貫通で必中。物理特殊問わず火力を削げるため汎用性がある。
おさきにどうぞ-ダブル用。優先度±0なので、使いどころに注意。
サイドチェンジ-ダブル用。特殊耐久を活かして壁になる。

Zワザ考察 [編集]

Zワザ元にする技威力解説
ラブリースターインパクトムーンフォース175(262)最大火力。道具補正ありニンフィアのフェアリー技を上回る威力に。
マジカルシャイン160(240)ダブル用。全体攻撃と単体攻撃のスイッチ。
マキシマムサイブレイカーサイコキネシス175対毒への最大火力。
ブルームシャインエクストラはなびらのまい190C特化でH振りカプ・レヒレ乱数1(81.3%)。ソーラービームでも同じ。
エナジーボール175アタッカー型での性能ならこれが安定している。
くさむすび160威力固定。
Zアロマセラピーアロマセラピー-HPが全回復。後続の状態異常も治せる。
ウルトラダッシュアタックはかいこうせん200デメリット無し。C特化+めいそうで無振りメガリザードンYを高乱1。
Zしぜんのちからしぜんのちから-通常時はトライアタック。各種フィールド下でZワザが変化。

型考察 [編集]

めいそう型 [編集]

性格:おだやか/ひかえめ/おくびょう
努力値:HD252ベースでCS調整
持ち物:たべのこし/オボンのみ
確定技:ムーンフォース/めいそう/こうごうせい
優先技:めざめるパワー(炎or地)/サイコキネシス
攻撃技:エナジーボールorくさむすびorギガドレイン
補助技:どくどく/まもる/みがわり

高い特防種族値から相手のアタッカーを止める特殊受け型。
めいそうを積めるうえ、ムーンフォースで特攻ダウンも狙える。
更に回復技があるので並の特殊アタッカーでは突破できない。

ニンフィアでもめいそう型自体は運用できるため、素早さ調整とこうごうせいの有無が大きな差別化ポイント。
3枠で確定枠が埋まるため、残りは範囲確保の2ウェポンにするか、みがわりやどくどくなどの補助技が候補となる。

第七世代に入り、フェアリータイプが激増したことによる毒、鋼技の搭載率上昇はマイナス要素だが、
メガボーマンダやメガガルーラのような強力なポケモンが弱体化したのはプラス要素である。

サイクル型 [編集]

性格:おだやか/ひかえめ/おくびょう
努力値:HD252ベースでCS調整
持ち物:たべのこし/オボンのみ/フェアリーZ
確定技:ムーンフォース/こうごうせいorねがいごと
優先技:なみだめ
攻撃技:エナジーボールorくさむすびorギガドレイン/めざめるパワー(炎or地)/サイコキネシス
補助技:どくどく/まもる/みがわり/なやみのタネ/アロマセラピー

上の型とは異なり、サイクルを回しながら戦う型。
特殊相手に繰り出し、後出ししてくる物理アタッカーを読んでなみだめで妨害したり、どくどくで削る。
回復技はこうごうせいが基本だが、交代が多くなりがちなので後続を考え、ねがいごとを採用してもよい。
とつげきチョッキとギガドレインは相性が良いが、なみだめ・こうごうせいなどの変化技が使えなくなる。

耐久特化でも良いが、すぐ下の70族らに対応するために素早さ調整も考えておきたい。
相手のサイクルの崩しを早めるためZワザも有効。そこそこある特攻が活きてくる。
例として、無補正C68振りのラブリースターインパクトでH4振りアーゴヨンとD4振りカプ・コケコがそれぞれ確1。メガバシャーモもフレアドライブを耐えさえすれば返り討ちに出来る。つるぎのまい等を積んでくると読んで使うのも手。
ただ、たべのこし+なみだめ+こうごうせいによる耐久性も魅力なのでZワザが絶対ではない。

+  折りたたみ

スカーフ型 [編集]

性格:おくびょう
努力値:CS252
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:ムーンフォース/エナジーボールorくさむすびorはなびらのまい/サイコキネシス/めざめるパワー(炎or地)

ニンフィアより高い素早さを活かすスカーフ型。
ただし、ニンフィア以外にも攻撃範囲や種族値の似るサーナイトとの差別化が必要になる。
攻撃面ではどうしても劣るため、高特殊耐久を活かした特殊アタッカーとの打ち合い性能を活かしたい。

具体的には場合サーナイトはHに全振りしてもC252カプ・コケコのエレキF10まんボルトでほぼ確2、無振りだとC252アーゴヨンのヘドロウェーブで確1。
フラージェスは無振りでも前者を低乱数2、後者を確2に抑えられるだけの差がある。

ひかえめならH183D105ガブリアスを確1にできるが、一致技の威力はおくびょうニンフィアのハイパーボイス>ひかえめフラージェスのムーンフォース。
加えて素早さも130族はおろかゲッコウガに抜かれる(準速スカーフの実数値は190、最速ゲッコウガが191)ようになり、抜ける範囲があまりに狭くなる。
最速スカーフなら実数値208となり、準速フェローチェやS135族のメガライボルトなどもまとめて抜いてC252ムーンフォースで先制確1~確2が望める。
ニンフィアとのSの差を活かすためにも基本はおくびょう。

【ダブル】フラワーベールサポート型 [編集]

特性:フラワーベール
性格:ひかえめ/ずぶとい/おだやか/おくびょう
努力値:CS調整 残り耐久
持ち物:たべのこし/グラスシード/フェアリーZ
確定技:グラスフィールド
優先技:マジカルシャインorムーンフォース(両採用可)
攻撃技:エナジーボール/ソーラービーム/ギガドレイン/サイコキネシス/めざめるパワー(炎or地)/はなふぶき
補助技:まもる/いばる/しんぴのまもり/アロマセラピー/にほんばれ/あまごい/なみだめ/サイドチェンジ

草タイプのポケモンをサポートしていく型。
特性フラワーベールによる能力低下阻止、グラスフィールドによる草タイプの技威力1.5倍、
はなふぶきによる特性そうしょくの発動、にほんばれによる特性ようりょくその発動ができる。
にほんばれだけでなく、ルンパッパの特性すいすい/あめうけざら発動や決定力向上が狙えるあまごいも選択肢に入る。
天候依存の技・特性に頼らない型なら、炎技の半減という点で他の草ポケモンでも有用。

グラスフィールドには草技の強化だけでなく、じしん・じならし・マグニチュードを半減する効果もあり、
地面技に弱いポケモンの延命にも繋がるため、草タイプ以外にも恩恵を受けられるポケモンは少なくない。
メインのサポート対象である草タイプと共に、晴れパなら炎タイプ、雨パなら電気タイプのポケモンを組み合わせてもよいだろう。

【ダブル】きょうせいサポート型 [編集]

特性:きょうせい
性格:ひかえめ/ずぶとい/おだやか/おくびょう
努力値:CS調整 余り耐久
持ち物:味方に渡す持ち物(こだわりメガネ、こだわりスカーフなど)
確定技:コンボに必要な技/ムーンフォースorマジカルシャイン(両採用可)
攻撃技:エナジーボール/サイコキネシス/めざめるパワー(炎or地)
補助技:まもる/いばる/しんぴのまもり/アロマセラピー/ミストフィールド/グラスフィールド/あまごい/にほんばれ/なみだめ/サイドチェンジ

特性きょうせいを活かしたコンボのパーツとして採用される。
道具を渡した後は一貫性の高いフェアリー技を放っていきたい。

コンボ例
フラージェスのいばる→味方キーのみ発動→きょうせい発動→こだわりハチマキを渡す→味方いわなだれ拘り
フラージェスのはなふぶき→味方じゃくてんほけん発動→きょうせい発動→こだわりスカーフを渡す→味方いわなだれ拘り
味方のはらだいこ→味方オボンのみ発動→きょうせい発動→回復アイテム等を渡す

対フラージェス [編集]

注意すべき点
高い特防に加え、めいそうやこうごうせいを覚えるため、特殊耐久はトップクラス。
ダブルではフラワーベール・きょうせいや豊富な補助技を活かしたサポートに長ける。
対策方法
防御は低い。鋼への有効打はめざパ程度なので、鋼タイプの物理アタッカーが有利。
補助技を多用するのでちょうはつも効果的。きょうせいコンボにははたきおとす等。

覚える技 [編集]

レベルアップ [編集]

フラベベ・フラエッテ
6th
~SM
威力命中タイプ分類PP備考
フラベベフラエッテ
11たいあたり40100ノーマル物理35
11つるのムチ45100くさ物理25
-1*ようせいのかぜ40100フェアリー特殊30*SM以降
66ようせいのかぜ40100フェアリー特殊30
1010おまじない--ノーマル変化30
1515はっぱカッター5595くさ物理25
2020ねがいごと--ノーマル変化10
2225マジカルリーフ60-くさ特殊20
2427グラスフィールド--くさ変化10
2833はなふぶき90100くさ物理15
3338アロマセラピー--くさ変化5
3743ミストフィールド--フェアリー変化10
4146ムーンフォース95100フェアリー特殊15
4551はなびらのまい120100くさ特殊10
4858ソーラービーム120100くさ特殊10
フラージェス
6th
~SM
威力命中タイプ分類PP備考
1チャームボイス40-フェアリー特殊15
1おまじない--ノーマル変化30
1ねがいごと--ノーマル変化10
1マジカルリーフ60-くさ特殊20
1フラワーガード--フェアリー変化10
1くさむすび-100くさ特殊20
1グラスフィールド--くさ変化10
1はなふぶき90100くさ物理15
1ミストフィールド--フェアリー変化10
1ムーンフォース95100フェアリー特殊15
1はなびらのまい120100くさ特殊10
1アロマセラピー--くさ変化5

技マシン [編集]

No.威力命中タイプ分類PP備考
技04めいそう--エスパー変化20
技06どくどく-90どく変化10
技10めざめるパワー60100ノーマル特殊15
技11にほんばれ--ほのお変化5
技15はかいこうせん15090ノーマル特殊5
技16ひかりのかべ--エスパー変化30
技17まもる--ノーマル変化10
技18あまごい--みず変化5
技20しんぴのまもり--ノーマル変化25
技21やつあたり-100ノーマル物理20
技22ソーラービーム120100くさ特殊10
技27おんがえし-100ノーマル物理20
技29サイコキネシス90100エスパー特殊10
技32かげぶんしん--ノーマル変化15
技42からげんき70100ノーマル物理20
技44ねむる--エスパー変化10
技45メロメロ-100ノーマル変化15
技48りんしょう60100ノーマル特殊15
技49エコーボイス40100ノーマル特殊15
技53エナジーボール90100くさ特殊10
技68ギガインパクト15090ノーマル物理5
技86くさむすび-100くさ特殊20
技87いばる-85ノーマル変化15
技88ねごと--ノーマル変化10
技90みがわり--ノーマル変化10
技96しぜんのちから--ノーマル変化20
技99マジカルシャイン80100フェアリー特殊10
技100ないしょばなし--ノーマル変化20

過去作技マシン [編集]

No.威力命中タイプ分類PP備考
第6世代
技70フラッシュ-100ノーマル変化20
技94ひみつのちから70100ノーマル物理20

タマゴ技 [編集]

6th7th威力命中タイプ分類PP備考
まねっこ--ノーマル変化20
ゆうわく-100ノーマル変化20
ほごしょく--ノーマル変化20
Uなみだめ--ノーマル変化20

教え技 [編集]

6th7th威力命中タイプ分類PP備考
いびき50100ノーマル特殊15
いやしのすず--ノーマル変化5
おさきにどうぞ--ノーマル変化15
がむしゃら-100ノーマル物理5
ギガドレイン75100くさ特殊10
こうごうせい--くさ変化5
タネばくだん80100くさ物理15
てだすけ--ノーマル変化20
なやみのタネ-100くさ変化10
ほしがる60100ノーマル物理25
マジックコート--エスパー変化15
きりばらい--ひこう変化15
サイドチェンジ--エスパー変化15

遺伝 [編集]

タマゴグループ妖精
性別♀のみ
孵化歩数5120歩
進化フラべべ(Lv.19)→フラエッテ(ひかりのいし)→フラージェス

遺伝経路 [編集]

習得方法覚える系統
なみだめ
USUM以降
リレードーブル(陸上)→デデンネ(陸上/妖精)
ほごしょくリレーマッギョ/ドラミドロ系統(水中1)→マリル(水中1/妖精)
まねっこレベルエネコ/ピィ[2]/ププリン[2]/プラスル/マイナン
ゆうわくレベルエネコ


[1] マスターボールに入れると「なみだめ」を習得していないと知らせてしまうのでこちらも非推奨
[2] タマゴ未発見につき要進化