エーフィ - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

エーフィ [編集]

No.196 タイプ:エスパー
通常特性:シンクロ(どく、まひ、やけど状態にさせられると相手も同じ状態異常になる) 
隠れ特性:マジックミラー(マジックコートが有効な技を跳ね返す)
体重  :26.5kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
高速アタッカー/超HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
エーフィ65656013095110525シンクロ/マジックミラー
アグノム751257012570115580ふゆう
メガフーディン555065175105150600トレース
ラティオス809080130110110600ふゆう
マジックミラー/超HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
エーフィ65656013095110525シンクロ/マジックミラー
ネイティオ657570957095470シンクロ/はやおき/マジックミラー

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)むし/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)かくとう/エスパー
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

ブイズ:イーブイ シャワーズ サンダース ブースター エーフィ ブラッキー リーフィア グレイシア ニンフィア


イーブイの進化系(通称「ブイズ」)の単エスパータイプ。
種族値だけ見ると典型的な高速紙耐久アタッカーであり、技威力・範囲ともにいまひとつだが、補助技を跳ね返す希少特性「マジックミラー」の存在が大きな個性となる。
選出段階で相手の補助技を牽制でき、「マジックミラー」を盾に様々な役割を持つことができるため、フーディンなどとの差別化には一切困らない。

ほえる・ふきとばし・あくび耐性にアシストパワー習得により、バトンパのゴールとして設定しやすいポケモンである。
特に第7世代ではナインエボルブースト(イーブイ)やZじょうか(ナマコブシ)のような強力な積みバトンが増えた事で、アシストパワーの火力も手軽に高められるようになり強化されている。
特にイーブイとは単なる進化前後の関係に留まらない相性のよさを誇り、イーブイZバトンをほえる等でごまかそうとする相手を許さない。
PGL統計より、もっとも多く組まれているポケモンはイーブイである。

バトンパで使う以外にも単なるアタッカー運用も可能で、「マジックミラー」の恩恵で汎用性も損ないにくい。
また、ちょうはつ無効などの性質を活かしてサポート運用するのも有効であり、とりわけ両壁サポートには適性がある。
その場合には特性「いたずらごころ」を持つニャオニクスがライバルとなる。

  • ニャオニクスの利点
    スカーフ持ちなど自分より素早い相手や先制技持ちとの対面でも一定の仕事ができる。
  • エーフィの利点
    補助技への耐性があり、ちょうはつやアンコールで仕事を妨害されない。
    素で素早さが高く、108族のゴウカザルテラキオン等を抜ける。


特性考察 [編集]

シンクロ
通常特性。相手からかけられた状態異常を相手にもかける。
おにび、でんじは、どくどくはマジックミラーで跳ね返せる上、こちらは状態異常にならないため、シンクロを選ぶ利点がトレース対策程度しか無い。
そもそもマジックミラーであることが採用理由のひとつであるため、基本的に候補外。
マジックミラー
隠れ特性。基本的にこれで確定。あらゆる変化技を跳ね返せる。ステルスロックやどくびしの対策にもなる。
相手が使った自分に対する変化技を無効化し、自分が相手に使う、という効果なのですてゼリフを使われると
相手の攻撃特攻を下げて自分が交代してしまう。
当然、かたやぶりには貫通されてしまうため、過信は禁物。
なお「相手のマジックミラーに跳ね返された変化技」は反射出来ない。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
サイコキネシス90(135)100特防↓10%安定したメインウェポン。
サイコショック80(120)100-特防の高い相手を意識するなら。
アシストパワー20(30)~100-条件付き最大火力。バトン先として使う場合などに。
シャドーボール80100特防↓20%ゴースト・エスパーに有効。鋼にも通る。
マジカルシャイン80100-対悪。ドラゴンにも。
くさむすび~120100-重い水・地面・岩タイプを意識するなら。
めざめるパワー-60100-4倍狙いで氷・炎・格闘・地面など。
でんじほう12050麻痺100%VC産第2世代わざマシン限定。レート戦使用不可。
命中不安だが電気Zで強力なサブウェポンに。
変化技タイプ命中備考
あくび-後続へのサポートに。
トリック100過去作教え技。こだわりメガネを押し付ける。
リフレクター-物理半減。サポート用。
ひかりのかべ-特殊半減。サポート用。
めいそう-火力の強化に。
あさのひざし-回復用。天候で回復量が変わる。
ねがいごと-自身の回復と味方へのサポートを兼ねる。回復量はあまり多くない。
みがわり-様子見やきのみの発動、ふいうち回避に。他のポケモンと違い変化技は特性で反射できるので優先度は低い。
バトンタッチ-めいそう・みがわりを引き継げる。

Zリフレクター・ひかりのかべについて [編集]

エスパーZでZワザ化すると壁が張られるのに加えて更にBまたはDが1段階上昇。
実質的に耐久が1ターンで3倍となるため、元の耐久が低いとはいえかなり硬くなることができる。
壁を張る以外にも一致エスパー技をZワザ化してマキシマムサイブレイカーとして使うことも出来る。


型考察 [編集]

アタッカー型 [編集]

性格:おくびょう/ひかえめ(スカーフ使用時)
特性:マジックミラー
努力値:特攻252 素早さ252
持ち物:いのちのたま/こだわりメガネ/こだわりスカーフ/Zクリスタル
確定技:サイコキネシスorサイコショック
選択攻撃技:マジカルシャイン/シャドーボール/くさむすび/めざめるパワー(氷/炎/地/格)
選択補助技:ひかりのかべ/リフレクター/あくび/トリック/めいそう/みがわり/バトンタッチ

メガフシギバナはH振りの場合、珠サイキネで中乱数、メガネで確1となる。

めざめるパワーの弱体化は痛いが、猛威を振るうハッサムを含め鋼に刺さるめざ炎は依然として需要が高い。
反対にめざ闘はマジカルシャインのお陰で採用価値は薄まったかもしれない(バンギラスに対してはめざ闘=草結び)。
サポート要因として起用する場合は、最速と対鋼を両立できるめざ地も候補に入る。

こだわりスカーフを持たせるとメガゲンガーゲッコウガ、スカーフサザンドラ、1加速状態のバシャーモフェローチェなどを上から叩けるようになる。
ただし、ゲッコウガに対しては相手が耐久無振りでもC200マジカルシャインでは確1にならない点には注意。(乱数1発 (43.8%)。相手が特防下降補正の場合は確1。)
耐久型に対してもトリックで対応できるが、メガストーンおよびZクリスタル持ちに注意する必要がある。

壁張りサポート型 [編集]

性格:おくびょう
特性:マジックミラー
努力値:HP252 素早さ252
持ち物:ひかりのねんど
基本構成:サイコキネシス/ひかりのかべ/リフレクター/あくび

高い素早さからの壁張り→あくびで後続の起点を作る型。
ちょうはつやアンコールが効かないため、壁張りを行うポケモンの中でも持ち物の自由度が高い。

バトン受けアシストパワー型 [編集]

性格:ずぶとい/おだやか/おくびょう など
特性:マジックミラー
努力値:火力重視ならCS252、耐久重視ならH252残りBDをベースに調整
持ち物:しろいハーブ/とつげきチョッキ/たつじんのおび/Zクリスタル/たべのこし
確定技:アシストパワー/マジカルシャイン
優先技:あさのひざし
選択技:シャドーボール/サイコショック/めいそう/あくび/でんこうせっか/バトンタッチ

ペンドラーバシャーモイーブイ等からバトンタッチを受けてアシストパワーを打つ。
今作ではZワザにより全能力アップ手段が増えたことでこの型の需要が上昇。
バトン先としてはマジックミラーによってほえるなどに強いのが利点。

特にイーブイのナインエボルブースト後のバトン先としては最有力。
全能力が2段階アップし、変化技は効かず、アシストパワーの威力は220(一致で330、ランク補正込みなら660)になる。

どの運用をするにしても、アシストパワーと補完のマジカルシャインは確定。
耐久はあまり高くなく、先制技で削られて落とされては元も子もないので、あさのひざしは重要度が高い。

イーブイからのバトン先としての基本技構成は
アシストパワー/マジカルシャイン/あさのひざし/めいそう
変更するとしたらめいそうを他の技に変えるケースが多い。


対エーフィ [編集]

注意すべき点
C130とS110を併せ持ち、マジカルシャインやシャドーボールによってブイズの中でも等倍範囲が広い。
しかし自分に対する補助技を跳ね返す「マジックミラー」がそれ以上に厄介であり、
ステルスロックやでんじは等への抑制は勿論のこと、ブイズ特有の補助技をちょうはつやアンコールによる妨害の心配なく使用してくる。
両壁を覚えるため、積みアタッカーが控えていることも多い。
また、起点にしようともあくびされれば半ば交代を余儀なくされ安易に積むことを許さないため、
総合的に補助技のほとんどを封じられてしまう。
他にも、バトン先としての需要も上昇しており、特にイーブイバトンの完成を許すと容易に全抜きされかねない。
対策方法
理想としてはとにかく「仕事をさせない」こと。
そのためにはS110を超える素早さから一致弱点を撃ち込むことが望ましい。
ふいうちはスカされやすいため安定せず、サポーターの場合HSに振ることがほとんどであり、
素のDが高く特殊技での突破は少々難があるため注意。
(参考:スカーフC194サザンドラのあくのはどうがH252振りエーフィに88.3%~105.8%の乱1)
以下、HS252B4振りを前提として考察する。

(具体的な対策ポケモン)
具体的な対策ポケモン(一例)
マニューラ...Sがエーフィより高く、じごくづきやA172はたきおとす(追加効果込み)で確1。
同条件でつじぎりでは97.6%~116.2%の乱1で悪くはないのだが、
相手交代を視野に入れるとはたきおとすの方に軍配が上がる。

ハッサム...めざめるパワー炎の存在が怖いがサポーターなら基本的に有効打はなく、
交代際にあくびされてもとんぼがえりがほぼ安定となる。

ペンドラー....Sがエーフィより高く、A152メガホーンで確1となる。
ただし命中率に難があり、外すと一致弱点を突かれ返り討ちにあう点には注意。

キリキザン...タイプ上エーフィの多くの技を半減以下にできる。
A194はたきおとす、ふいうちのどちらでも確1。


外部リンク [編集]