ケッキング - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

ケッキング [編集]

No.289 タイプ:ノーマル
特性:なまけ(2ターンに1度しか行動できない)
体重:130.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
高火力ノーマルHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値備考
ケッキング1501601009565100670なまけ
レジギガス11016011080110100670スロースタート
メガガルーラ10516910080100100654おやこあい
A252・C0+おやこあい換算

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)かくとう
いまひとつ(1/2)---
いまひとつ(1/4)---
こうかなしゴースト

レジギガスと並び禁止伝説に匹敵する種族値とノーマルタイプ最高の攻撃種族値を持ち、1ターン目からその火力を発揮できる。
しかし特性なまけにより2ターンに1回行動不能となる(交代は可能)。
そのため、まもるで防がれたり、きあいのタスキやがんじょうで耐えられると大きな隙を与えてしまう。
アンコールやほえるを覚えるものの、積み技やみがわりの起点にもされやすく、極めて運用が難しい。
まもるに加えねこだましの搭載率も高いダブルでは、シングル以上に苦戦を強いられる。

第五世代以前はA160という種族値は脅威的かつ魅力的だったが、メガシンカとZクリスタルの登場によりインフレした現在の環境では相対的に見劣りする。
メガシンカの中では、ケッキングと同等以上の火力でタスキやみがわりにも強いメガガルーラが特に厄介な存在。
また、あらゆるポケモンがギガインパクトをZワザ化することで等倍範囲の広い高火力を瞬時に出せるようになった。
とはいえ、メガシンカ・Zクリスタル枠を消費しない超火力要員としては未だ最上位に位置するほか、
その非常に尖った性能は少なからず相手の選出を絞る効果がある(耐久型・タスキ・こだわり等)ため、その意味で手持ちに入れる意義もある。

また、物理耐久もクレセリアに匹敵し、無補正H4B140(226-138)で一舞メガボーマンダの攻撃特化すてみタックルを確2にできるほどの耐久を得られる。ボーマンダが耐久を強化していると倒すのにZクリスタルが必要になることもあるが、カウンターで返り討ちにすることも可能。
ケッキングでボーマンダを相手にするかどうかはさておき、ここまで来るとメガメタグロスのアイアンヘッドも確3になり、生半可な物理の撃ち合いでは易々と崩されない。

世代を経るごとに逆風が強まる一方、第七世代ではZワザでまもるを貫通した行動が採れるようになった点や、
ねこだましを防ぐ特性じょおうのいげんビビッドボディサイコメイカーの追加は追い風と言える。
USUMでは教え技でじだんだを習得し、なまけとのコンボで威力150となる大技を得た。



特性考察 [編集]

なまけ
隠れ特性はなくこれのみ。
2ターンに1回しか行動できないデメリット特性。
なかまづくりやスキルスワップは覚えないので、アイアントのような相手に押し付ける戦法はとれない。
特性の発動を防ぐことはできないが、ミイラ・いえき・スキルスワップなどで解除することはできる。
(「シンプルビーム」「なかまづくり」「なやみのタネ」では上書きできないので注意)
シングルではデスカーンのミイラを利用するしかないが、手間がかかるうえ、この2体が並んでいる時点で読まれやすい。
ダブルではスキルスワップ等でもコンボを狙えるため、特性の解除はシングルよりは容易なものの、
他のポケモンでもいばる+キーのみ等のコンボで手軽に高火力を出せるので、やはり有用性は低い。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
ギガインパクト150(225)90行動不可タイプ一致技。超火力だが交代できない。
すてみタックル120(180)100反動1/3タイプ一致技。交代できるが反動が痛い。
おんがえし102(153)100-タイプ一致技。威力は劣るが反動は無い。
からげんき70(105)/
140(210)
100-タイプ一致技。状態異常で威力倍増。
おにび対策になるが、ゴーストには無効。
かたきうち70(105)/
140(210)
100-タイプ一致技。死に出しで威力倍増。第六世代わざマシン
二発目以降は通常の威力になる。
シャドークロー70100急所ランク+1対ゴースト。等倍範囲が広い。
つじぎり70100急所ランク+1対ゴースト。無効タイプ無し。
じだんだ75/150100前ターン技失敗で
威力2倍
対岩・鋼。技失敗後に威力倍増。なまけと相性がよい。
じしん100100-対岩・鋼。性能安定。ダブルでは周囲全体攻撃。
アームハンマー10090素早↓対岩・鋼。素早さ低下が痛い。
けたぐり20~120100-対岩・鋼。威力不安定。100.0kg以上ならアームハンマー以上。
ほのおのパンチ75100火傷10%ハッサムナットレイに。
れいとうパンチ75100凍り10%ボーマンダガブリアスランドロスに。
ふいうち70100優先度+1読みが要るが高威力の先制技。第四世代教え技
おいうち40/80100-相手交代で威力倍増。交代読みで。
カウンター-100優先度-5高い物理耐久を活かして倍返し。
変化技タイプ命中解説
アンコール100妨害技。積み技対策。
ちょうはつ100妨害技。補助技対策。
あくび-流し技。交代読みで。
どくどく90耐久型対策。毒や鋼には無効。
ビルドアップ-攻撃・防御を補強。物理面を補える。
ドわすれ-特防を強化。特殊への交代読みで。
なまける-回復技。どくどくやビルドアップとあわせて。

型考察 [編集]

こだわりハチマキ型 [編集]

性格:いじっぱり/ようき
努力値:A252 HBS調整
持ち物:こだわりハチマキ
確定技:ギガインパクト
選択技:じだんだorじしん/シャドークロー/れいとうパンチ/ほのおのパンチ/けたぐりorアームハンマー/じゃれつく/からげんき

こだわりハチマキにより強化された超火力のギガインパクトを撃つ型。
Zクリスタルより高威力で、行動不可のデメリットも小さいことから、採用率は高い。
性格は火力重視ならいじっぱり。メガガルーラなどS同族を意識するならようき最速ベース。

ノーマル技なので通りがよいうえ、半減でも無振りドリュウズ程度なら中~高乱1にできるが、
B特化クレセリアポリゴン2@しんかのきせきは6~8割しか削れないので注意。
ゴースト対策にはシャドークローがあるものの、メジャーなミミッキュギルガルドは苦手。

A252ギガインパクトでH振りメガガルーラ、メガフシギバナを確1。
状態異常からげんきでH振りメガガルーラを87.5%の高乱1。
かわらわりでH振りメガバンギラスを確1。
A特化メガガルーラのアームハンマーを確定耐え(親最大146+子最大36/HP225)。

アンコール型 [編集]

性格:ようき/いじっぱり
努力値:AS252
持ち物:いのちのたま/ラムのみ/ノーマルZ
確定技:ギガインパクト/アンコール
選択技:じだんだorじしん/シャドークロー/れいとうパンチ/ほのおのパンチ/けたぐりorアームハンマー/じゃれつく/からげんき

下にも記載されているが、みがわりや積み技に非常に弱いため、アンコールを搭載した型。
りゅうのまい等のすばやさが上がる技には注意。


対ケッキング [編集]

注意すべき点
なまけにより2ターンに1度しか動けないが、A160からの一致ギガインパクトは強烈。
みがわりで防ごうにも、アンコールされる恐れがある。サブウェポンも豊富。
耐久・素早さも並以上で、一撃では落としきれなかったり、先手を取られることも。
対策方法
概要通り、まもるやみがわり、がんじょう、きあいのタスキ持ちのポケモンは有利に出られる。
ゴーストならギガインパクトを無効化できる。毒守ギルガルドなら完封も狙える。
おにびやいかく持ちの物理受けや、メガルカリオ等の速攻格闘アタッカーでも対処可能。

外部リンク [編集]