初心者の方へ [編集]
種族値・個体値・努力値とは [編集]
どれも、ステータス画面に表示される「HP」「こうげき」「ぼうぎょ」「とくこう」「とくぼう」「すばやさ」の数値の決定に影響する要素です。
ただし、ゲーム中で「種族値」「個体値」「努力値」のそれぞれの数値を確認することはできません。
以下では、「こうげき」を「攻撃(A)」、「ぼうぎょ」を「防御(B)」、「とくこう」を「特攻(C)」、「とくぼう」を「特防(D)」、「すばやさ」を「素早さ(S)」と漢字(またはアルファベット)で記載します。
種族値とは [編集]
種族値はポケモンの種類毎に設定された強さの数値です。
動物に例えると、チーターは速い(素早さが高い)、カメは遅い(素早さが低い)のようなものです。
例えば、サンダースは素早さの種族値が高いため、素早さが高く育ちます。
逆に、カビゴンは素早さの種族値が低いため、素早さが低く育ちます。
ポケモンが進化して強くなるのは、進化前のポケモンの種族値が低く、
進化後のポケモンの種族値が高く設定されているためです。
種族値を知るには [編集]
このwikiにおいては、各ポケモンのページを開くことで知ることができます。
例えば、サンダースのページを開くと、ページ上部に以下のような表示があります。
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | |
サンダース | 65 | 65 | 60 | 110 | 95 | 130 |
これがサンダースの「HP」「攻撃」「防御」「特攻」「特防」「素早さ」それぞれの種族値で、
サンダースの素早さの種族値はピンク色で示された130です。
また、様々な攻略サイトでもポケモンの種族値が掲載されています。
個体値とは [編集]
ポケモンは同じ種類の同じレベルのポケモンでも能力に差があります。これは個体値によるもので、
種族値がポケモンの種類毎であるのに対し、個体値はポケモン個々に設定される強さの数値です。
動物に例えると、「同じ人間でもAさんは生まれつき足が速く、Bさんは生まれつき足が遅い」のようなものです。
才能に近い概念で、捕獲後この数値を自由に変えることはできません。
サン・ムーンでは「すごいとっくん」を行うことで個体値を最大にすることはできます。
「HP」「攻撃」「防御」「特攻」「特防」「素早さ」それぞれに32段階(0~31の数値で表す)の
数値が個体値として設定されています。つまり、一般的には個体値が高ければ優秀なポケモンであると言えます。
また、めざめるパワーのタイプは個体値に依存しています。
個体値の厳選については初心者用ページ/個体値の厳選を参考にしてください。
個体値を知るには [編集]
サン・ムーンではボックスにジャッジ機能をつけてもらえます。
たまごから20匹のポケモンを孵してから、バトルツリーのPC近くにいるエリートトレーナーに話しかけるとジャッジ機能をつけてもらえます。
ボックスの下画面、下部分にあるジャッジボタンを押すと、上画面に各能力と合計値に対するコメントが表示されます。
6つの能力の個体値の合計 | ジャッジのコメント |
151~186 | すばらしい のうりょく! |
121~150 | そうとう ゆうしゅうな のうりょく |
91~120 | へいきん いじょうの のうりょく |
0~90 | まずまずの のうりょく |
各能力の個体値 | ジャッジのコメント |
31 | さいこう |
30 | すばらしい |
26~29 | すごくいい |
16~25 | かなりいい |
1~15 | まあまあ |
0 | ダメかも |
さらに細かい個体値の判定については、様々な攻略サイトにあるツールを使うと便利です。
努力値とは [編集]
正式名称を「きそポイント」といいます。努力値は通称です。
個体値が捕獲後に変えることができない数値であるのに対し、努力値は捕獲後に変えることができる数値です。
人間に例えると、「Cさんは毎日欠かさず1時間ランニングした結果体力が高まった」といったもので、
捕獲後の努力を数値化したものです。
努力値は捕獲直後はすべて「0」、基本的には経験値を貰う際に、
「HP」「攻撃」「防御」「特攻」「特防」「素早さ」のいずれかの努力値が加算されます。
(経験値の入らないLv.100のポケモンにも努力値の上限に達していなければ加算されます)
ステータスごとに「252」が上限で、6つの能力値合計で「510」まで溜まる仕様となっています。
例えば、タブンネを倒し続ければHPの努力値が1回倒すごとに2加算され、HPが高いポケモンに育ちます。
また、「タウリン」などのアイテムを与えて上昇するのもこの努力値です。
努力値の振り方については初心者用ページ/努力値の振り方を参考にしてください。
努力値を知るには [編集]
サン・ムーンでは、溜まっている努力値をポケモンの「つよさをみる」で見ることができます。
「つよさをみる」でYボタンを押すとレーダーチャートでおおまかに把握できます。
努力値を252振ったステータスはキラキラ輝きます。努力値を510振りきるとチャートが青くなります。
(真ん中の黄色いチャートは種族値です。)
また個体値が判明していれば、様々な攻略サイトにあるツールを使えばいまどのくらいの努力値が降られているのかも逆算できます。
性格とは [編集]
ポケモンのステータスを見ると、必ず以下のような文章があります。
・おくびょう な せいかく。
・ようき な せいかく。
これが性格で、能力に影響を与える1つの要素です。
性格は全部で25種類あり、それぞれ、「種族値」「個体値」「努力値」により算出された、
「攻撃」「防御」「特攻」「特防」「素早さ」の5つ能力値のうち、
どれか1つを1.1倍にし、どれか1つを0.9倍します。
「HP」にはこの補正がありません。
どの能力が上昇し、どの能力が下降しているかは、以下参照。
また、ステータス画面を見ると、上昇している能力名は赤みがかっており、下降している能力名は青みがかっています。
性格 | 1.1倍になる能力 | 0.9倍になる能力 |
さみしがり | 攻撃 | 防御 |
いじっぱり | 特攻 | |
やんちゃ | 特防 | |
ゆうかん | 素早さ | |
ずぶとい | 防御 | 攻撃 |
わんぱく | 特攻 | |
のうてんき | 特防 | |
のんき | 素早さ | |
ひかえめ | 特攻 | 攻撃 |
おっとり | 防御 | |
うっかりや | 特防 | |
れいせい | 素早さ | |
おだやか | 特防 | 攻撃 |
おとなしい | 防御 | |
しんちょう | 特攻 | |
なまいき | 素早さ | |
おくびょう | 素早さ | 攻撃 |
せっかち | 防御 | |
ようき | 特攻 | |
むじゃき | 特防 | |
がんばりや | - | - |
きまぐれ | ||
すなお | ||
てれや | ||
まじめ |
がんばりや・きまぐれ・すなお・てれや・まじめの5つの性格はこの補正がないので、対戦的にはいわゆるハズレです。
何故かと言えば基本的に多くのポケモンは物理技か特殊技のどちらかのみを使用します。
例えばヘラクロスの場合強力な物理技を多数覚える反面特殊技はほぼ覚えないため特攻が下降したところで何ら問題はありません。
なので必然的にヘラクロスの理想の性格は特攻↓攻撃力↑のいじっぱりか、特攻↓素早さ↑のようきのどちらかに絞られます。
(物理・特殊両方を使う両刀アタッカーの場合においても、素早さを削って攻撃・特攻を上げるか、耐久を削って素早さを確保しておいた方が倒せる範囲が広がるのでごく一部の例外を除き無補正の性格を選ぶ理由は存在しません)
補正 | 攻撃↓ | 防御↓ | 特攻↓ | 特防↓ | 素早↓ |
攻撃↑ | - | さみしがり | いじっぱり | やんちゃ | ゆうかん |
防御↑ | ずぶとい | - | わんぱく | のうてんき | のんき |
特攻↑ | ひかえめ | おっとり | - | うっかりや | れいせい |
特防↑ | おだやか | おとなしい | しんちょう | - | なまいき |
素早↑ | おくびょう | せっかち | ようき | むじゃき | - |
ステータス実数値の計算 [編集]
ステータスの実数値は、
HP:
(種族値×2+個体値+努力値/4)×(レベル/100)+(10+レベル)
それ以外:
(種族値×2+個体値+努力値/4)×(レベル/100)+5
という計算式で算出された後小数点以下を切り捨て、さらに性格による補正を行った後小数点以下を切り捨てて算出されます。
レベル50時の実数値にすると、
HP:
(種族値+個体値/2+努力値/8)+60
それ以外:
(種族値+個体値/2+努力値/8)+5
となります。
そのため、ステータスは
個体値0・無振り | 個体値31・無振り | 個体値31・極振り | |
HP | 種族値+60 | 種族値+75 | 種族値+107 |
それ以外 | 種族値+5 | 種族値+20 | 種族値+52 |
となり、それに性格補正を掛けたものが最終的な実数値となります。
また、個体値31の場合にステータスが変化する努力値は4×奇数(4,12,20…252)となります。