ゾロアーク [編集]
No.571 タイプ:あく 特性:イリュージョン(控えのポケモンに化ける) 体重:81.1kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
ポケモン | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ゾロアーク | 60 | 105 | 60 | 120 | 60 | 105 | 510 | イリュージョン |
単あくタイプの高速アタッカー。物理・特殊共に火力は高めだが耐久は低水準。
固有特性「イリュージョン」により自身を別のポケモンに見せかけるハッタリ戦術が可能なポケモン。
これを活用することで特定の行動を釣り出したり、都合の悪い行動を牽制することができる。
第七世代ではミミッキュやウツロイドなどイリュージョン先に相性のよいポケモンが増えた。
見せ合いの段階でカプ・テテフのこだわりサイコキネシスを牽制できるのも評価点。
また、新要素Zワザとの相性の良さも見逃せない。技の威力が低いゾロアークにとって瞬間火力の上昇は非常にありがたい。
「イリュージョン」で相手の動きを撹乱しつつ積み技を使い、超火力のZワザでサイクルを崩しにかかることが可能となったため、突破力が大きく向上した。
いたずらごころがあくタイプに無効となったため自身のみならず味方ポケモンへの変化技も牽制できる等、着実に強化されている。逆に言えば、あくタイプ以外のポケモンに化けている時にいたずらごころを無効化すると見抜かれるいうことにもなるが。
一方で相手のZワザも苦手であり、本物であってもゾロアークであっても問題なく倒せる超火力を持たれては駆け引きが機能しなくなる。
苦手なフェアリーが大きく数を増やしたことで動きづらくなった側面もあるため、きあいのタスキの採用価値も今まで以上に上がっている。
Zワザの仕様が特殊であり、発動するとイリュージョンが解除されることに注意。
とはいえ、イリュージョンは場に出た最初の1、2ターンの間相手を撹乱できれば十分(基本的にゾロアークが行動するか攻撃を受ければすぐにバレる)。
技構成もイリュージョン先に似せて終盤まで偽装を続けるプレイングを狙う場合以外はさほど支障はでない。
尤も、すなおこし等アナウンスのある特性持ちに化けたり、本来受けないはずのスリップダメージを貰ったりすると駆け引きすらできないので注意。
また、イリュージョンが解除されていない状態でどく・まひなどの状態異常にかかると、
相手のパーティー選出画面で「ゾロアークに状態異常マークが付いている」ことが分かってしまうという、やや致命的な仕様もある。
おにび・でんじは・どくどくなど、直接イリュージョンが解除されない各種状態異常技を受けても注意が必要。
- ヘドロばくだんゾロアークについて
- 本来覚えることのできない「ヘドロばくだん」を覚えたゾロアークがORAS北米版でかつて配信されていた。
レベル50、ハイパーボール入り、カロスマークつき。通常のレーティングバトルに参加可能。
覚えている技は「ヘドロばくだん/かえんほうしゃ/あくのはどう/ふいうち」
ヘドロばくだんを搭載するメリットは以下の通り。
ネタ考察やマイナー考察はこちらにあります。
特性考察 [編集]
- イリュージョンの仕様
- 場に出す時点で手持ちの一番後ろにいる瀕死でないポケモンの姿・鳴き声・名前(ニックネーム含む)・性別・ボールをコピーする。
- ゾロアーク自身が手持ちの一番後ろにいる状況で場に出すと特性が発動しない。
- 化ける対象が色違いポケモンの場合、化けたゾロアークも色違いになる。
- ゾロアーク自身が色違いであるかどうかは関係ない。
- 技・タイプ・ステータス・持ち物・特性・レベル表示・残りHP表示・状態異常表示はコピーしない。登場時の文章もなし。
- 体重もコピーしない。けたぐりなど体重に関わる技は、ゾロアーク元来の体重(81.1kg)で計算される。
- 攻撃されると解除される。
- 変化技・状態異常・天候・技の反動・特性や持ち物によるダメージでは解除されない。
- 混乱による自分への攻撃では解除されない。
- いえき・ミイラなどで特性が変化すると解除される。ただしスキルスワップで入れ替えることはできない。
- かたやぶりでは解除されない。
- 相手のトレース・かわりものが発動しない。
- イリュージョン発動中は相手のへんしんが失敗する。
- みがわりが攻撃を受けてもイリュージョンは解除されない。
- メガシンカ後のポケモンにも化けられる。
- 例として先頭のポケモンがメガシンカ後に3番目のポケモンと交代、そこから交代で2番目のゾロアークを出せばメガシンカポケモンに化けて出る。
- おきみやげを使って自主退場した場合、イリュージョンが解除されないまま瀕死になる。
- 倒れるモーションも化けているポケモンと同じになる。
- 使い方によっては相手にゾロアークであることが全く見抜かれないまま退場することが可能。
- マルチでは手持ちの配置が変えられないため、任意のポケモンに変身できない。
- イリュージョン中のポケモンがZワザを使用すると、発動前にイリュージョンが解除される。
- 対戦の待機中にアナウンスされるポケモンのタイプ情報も、相手側にはイリュージョン先のポケモンのデータがしっかり反映されるのでバレる心配はない。
- イリュージョンの使い方
- 基本的にエスパー弱点・無効タイプ持ち・積みからの全抜きが狙えるポケモン辺りが化ける有力候補。
具体的には、ゲンガーやバシャーモと組み合わせるのがベター。- 毒タイプや格闘タイプに化けて、エスパーを誘い悪技で倒す。
- エスパータイプや草タイプに化けて、鋼(特に炎4倍弱点)を誘いかえんほうしゃで倒す。
- ゴーストタイプに化けて、弱点の格闘技や虫技を牽制する。
もっとも、700種以上のあらゆるポケモンに化けられるので、応用の幅はここに書き切れない程広い。
さらに言えばゾロアークを選出しなくても相手の初手を縛れるという利点まである。
ただしプレッシャーやかたやぶりなど「登場時にアナウンスが出る特性」はアナウンスが表示されないため、
これらの特性しか持たないポケモンにイリュージョンすると即座に見抜かれてしまうので注意。
一応、あえてアナウンス特性の採用が主なポケモンで別の特性を採用し、アナウンスが出ないことで相手を撹乱する戦術も考えられなくはない。
ただし、選択した特性によっては本来の汎用性を大きく削ぐ可能性があるので、慎重に考える必要がある。
またトレース持ちポリゴン2やサーナイトと対峙した際、相手はトレースが発動しないことからこちらがゾロアークであると見抜けるが、
こちらは相手がトレースなのかその他の特性なのか判別できず、見抜かれているかどうかすら判断できない。
相性も悪いので、相手が持ってたら選出時には一考すること。
ナイトバーストは準専用技故にイリュージョンがバレるので注意。
ただし、あくのはどうでもダメージ量でバレることが多いので好みで良いだろう。
技考察 [編集]
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
ナイトバースト | 悪 | 85(127) | 95 | 命中↓40% | タイプ一致技。自身とルナアーラのみの準専用技。 性能優秀だが、イリュージョンとの相性は悪い。 | |
あくのはどう | 悪 | 80(120) | 100 | 怯み20% | 命中率や、イリュージョンとの相性を重視するなら。怯みも狙える。 | |
きあいだま | 闘 | 120 | 70 | 特防↓10% | 対悪。ノーマルや岩などにも抜群。炎やゴーストに化けて誘い出す。 | |
かえんほうしゃ | 炎 | 90 | 100 | 火傷10% | 草や虫、鋼に抜群。草やエスパーに化けて誘い出す。 | |
くさむすび | 草 | 20~120 | 100 | - | 水や地面に抜群。炎や電気に化けて誘い出す。 | |
めざめるパワー | - | 60 | 100 | - | 4倍狙いで氷など。 | |
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
じごくづき | 悪 | 80(120) | 100 | 音技封じ | タイプ一致技。性能安定。追加効果はおまけ。 | |
はたきおとす | 悪 | 65(97)/ 97(135) | 100 | 道具排除 | タイプ一致技。追加効果が優秀だが、メガストーン・Zクリスタルには無効。 威力上昇込みだとA252はたきおとす>C252ナイトバースト。 | |
おいうち | 悪 | 40(60)/ 80(120) | 100 | - | タイプ一致技。相手交代で威力倍増。流し性能が高いポケモンに化けるなら。 | |
ふいうち | 悪 | 70(105) | 100 | 優先度+1 | タイプ一致技。読みが要るが高威力の先制技。 | |
けたぐり | 闘 | 20~120 | 100 | - | 対悪。ノーマルや岩などにも抜群。炎やゴーストに化けて誘い出す。 | |
カウンター | 闘 | - | 100 | 優先度-5 | タスキとあわせて。防御が低いポケモンに化けるなら。 | |
とんぼがえり | 虫 | 70 | 100 | 自分交代 | 対悪。攻撃しつつ撤退。流し性能が高いポケモンに化けるなら。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
ちょうはつ | 悪 | 100 | 補助技対策。先発サポート型に。 | |||
わるだくみ | 悪 | - | 特攻を強化。イリュージョンで積む隙を作る。 | |||
つるぎのまい | 無 | - | 攻撃を強化。イリュージョンで積む隙を作る。 | |||
おきみやげ | 悪 | 100 | 起点作りに。Zワザ化で後続のHP全回復。 | |||
トリック | 超 | 100 | こだわりアイテムとあわせて。奇襲性が高い。 | |||
みがわり | 無 | - | 様子見に。イリュージョンと相性が良い。 |
Zワザ考察 [編集]
特記なければ無補正C252振りで計算
Zワザ | 元にする技 | 威力 | 解説 | |
---|---|---|---|---|
ブラックホールイクリプス | ナイトバースト あくのはどう | 160(240) | H252ギルガルドを確1。H252クレセリアを乱1(50%) 悪巧み1回でH252ナットレイ・テッカグヤを共に確1。H252しんかのきせきポリゴン2を乱1(62.5%)。 | |
ぜんりょくむそうげきれつけん | きあいだま | 190 | H252メガバンギラス確1。H252しんかのきせきポリゴン2は確2。 | |
ブルームシャインエクストラ | くさむすび | 160 | H振りカプ・レヒレに77.9~92.6%。+ナイトバースト(15.2~18.6%)で中高乱。 | |
ダイナミックフルフレイム | かえんほうしゃ | 175 | H252カプ・ブルルを確1。 | |
アシッドポイズンデリート | ヘドロばくだん | 175 | H252チョッキカプ・ブルル、H252カプ・レヒレを低乱1(12.5%)。 |
型考察 [編集]
特殊アタッカー型 [編集]
性格:おくびょう/せっかち/むじゃき
努力値:CS252
持ち物:いのちのたま/きあいのタスキ/アクZ
確定技:ナイトバーストorあくのはどう/きあいだまorかえんほうしゃ(両立可)
選択攻撃技:くさむすび/めざめるパワー(氷)/カウンター/ふいうち/とんぼがえり
選択補助技:みがわり/わるだくみ/ちょうはつ
主にゾロアークの弱点の技を半減・無効化するポケモンに化けて、その隙に積んだり攻撃をする。
耐久が低く一致等倍でも結構なダメージを受けるので、相手の行動の見極めが重要。
持ち物無しの無補正C252振りナイトバーストでH252振りギルガルド(シールドフォルム)を58.6%〜69.4%削れる。
もう一発当てれば勝てるが、相手もかげうちを持っていることがほとんどなのでふいうちがないと勝つのは難しい。
そのうえ、ふいうちを持っていても無補正無振りだと35.9%〜43.1%なので乱数が絡んでしまう。キングシールドを挟まれなければ普通に落とすことは可能。
Zナイトバースト(Zあくのはどう)を使うことで確1にできるので、ギルガルドにタイマンで勝つことも視野に入れるならアクZの採用も視野に入る。
Zワザ考察を見るとわかるがZナイトバーストは無効化されず一貫性が非常に高いため、わるだくみと合わせることで大抵のポケモンは突破できる。
乱数が絡むポケモンも定数ダメージ込みで確定となるため、初手に起点作り役を置いて自主退場技を使い、最後のポケモンに偽装しつつ中盤から登用するのも手といえる。
物理アタッカー型 [編集]
性格:ようき/せっかち/むじゃき
努力値:AS252
持ち物:いのちのたま/きあいのタスキ/こだわりハチマキ
確定技:けたぐり/ふいうち
優先技:はたきおとすorじごくづき
選択攻撃技:とんぼがえり/カウンター/かえんほうしゃ
選択補助技:つるぎのまい/トリック/おきみやげ/まもるorみきり
基本的にはイリュージョンを利用して積み、ふいうちで抜いていく流れを理想とする。
こだわりハチマキを持った場合はとんぼがえりで削ってふいうちで止めを刺していくといった動きを狙える。
候補に入れたみきりはつるぎのまいを使ったゾロアークをねこだましで仕留めようとしてくるメガガルーラに対してみきりでねこだましを凌いで次手でけたぐりを叩き込むためのもの。
(使用感)
記述者はふいうち/けたぐり/つるぎのまい/みきり@タスキ、ふいうち/けたぐり/とんぼがえり/トリック@ハチマキの2体を使用。
どちらもそれなりに強く、悪・闘の範囲はフェアリーの存在は気になるものの優秀だと感じた。
かえんほうしゃは防御が高くゾロアークの物理技では弱点を突く事もできないハッサム、クチートへの有効打として。
物理型ではあるが採用が見込めるかもしれないので一応記述。本人は未使用なため不要と思わしき場合は削除して下さい。
}}
対ゾロアーク [編集]
- 注意すべき点
- 専用特性イリュージョンによる牽制・奇襲。
相性補完に優れるゲンガーや、積みアタッカーに化けて撹乱してくる。
エスパーやゴーストを呼んでナイトバースト、物理技を誘ってカウンター、エスパー技を誘って無効化。
つるぎのまい・わるだくみといった積み技や、おきみやげ・トリック等の補助技にも注意が必要。
- 対策方法
- イリュージョンの性質上ほとんど先発で使用されるので、こちらも悪や炎、格闘技に強いポケモンを先発させる。
フェアリーへの有効打に乏しい。ミミッキュならヘドロばくだんでも弱点を突かれない。
トレース持ちのサーナイトやポリゴン2はイリュージョンを容易に見抜けるうえ、相性的にも問題なく対処できる。
覚える技 [編集]
レベルアップ [編集]
※SMでは進化したときに覚える。
技マシン [編集]
過去作技マシン [編集]
No. | 技 | 威力 | 命中 | タイプ | 分類 | PP | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第6世代 | ||||||||
技01 | つめとぎ | - | - | あく | 変化 | 15 | Lv | |
技28 | あなをほる | 80 | 100 | じめん | 物理 | 10 | ||
技59 | やきつくす | 60 | 100 | ほのお | 特殊 | 15 | ||
技67 | かたきうち | 70 | 100 | ノーマル | 物理 | 5 | ||
技94 | ひみつのちから | 70 | 100 | ノーマル | 物理 | 20 | ||
秘01 | いあいぎり | 50 | 95 | ノーマル | 物理 | 30 | ||
秘06 | いわくだき | 40 | 100 | かくとう | 物理 | 15 |
タマゴ技 [編集]
5th | 6th | 7th | 技 | 威力 | 命中 | タイプ | 分類 | PP | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
○ | ○ | ○ | あくのはどう | 80 | 100 | あく | 特殊 | 15 | 技97 | |
○ | ○ | ○ | おきみやげ | - | 100 | あく | 変化 | 10 | ||
○ | ○ | ○ | カウンター | - | 100 | かくとう | 物理 | 20 | ||
○ | ○ | ○ | じんつうりき | 80 | 100 | エスパー | 特殊 | 20 | ||
○ | ○ | ○ | ふいうち | 70 | 100 | あく | 物理 | 5 | ||
○ | ○ | ○ | みきり | - | - | かくとう | 変化 | 5 | ||
○ | ○ | ○ | ゆうわく | - | 100 | ノーマル | 変化 | 20 | ||
○ | ○ | ○ | よこどり | - | - | あく | 変化 | 10 | 教え | |
○ | ○ | まねっこ | - | - | ノーマル | 変化 | 20 |
教え技 [編集]
遺伝 [編集]
タマゴグループ | 陸上 | |
---|---|---|
孵化歩数 | 5120歩 | |
性別 | ♂:♀=7:1 | |
進化条件 | ゾロア(Lv.30)→ゾロアーク |
遺伝経路 [編集]
※すべてドーブルでOK。
技 | 習得方法 | 覚える系統 | |
あくのはどう | 自力 | 技97 | |
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おきみやげ | レベル | スカタンク系統 | |
カウンター | レベル | ケッキング系統/ルカリオ/ルガルガン(夜)/バンバドロ系統 | |
じんつうりき | レベル | ロコン/Aロコン/コノハナ | |
ふいうち | レベル | ラッタ系統/Aラッタ系統/ダグトリオ系統/Aダグトリオ/オオタチ系統/ グラエナ系統/クチート/パッチール/カクレオン/アブソル/ ニャルマー/スカタンク系統/レパルダス系統/トリミアン/ニャオニクス♂/ネッコアラ | |
みきり | レベル | ザングース/アブソル/ルカリオ/ミルホッグ系統/コジョンド系統 | |
ゆうわく | レベル | ニドラン♂/ニドリーノ/ロコン/Aロコン/ペルシアン系統/Aペルシアン系統/オドシシ/エネコ/ ブニャット系統/チョロネコ/チラーミィ/アシレーヌ系統 | |
よこどり | レベル | マニューラ系統/レパルダス系統/クイタラン | |
自力 | 5th~7th教え技 | ||
まねっこ | レベル | エネコ/パッチール |