マニューラ - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

マニューラ [編集]

No.461 タイプ:あく/こおり
通常特性:プレッシャー(受けた技のPPを1多く減らす)
隠れ特性:わるいてぐせ(自分が道具を持っていない時、直接攻撃を受けた相手から道具を盗む)
体重  :34.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
ポケモンHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
マニューラ70120654585125510プレッシャー/わるいてぐせ

ばつぐん(4倍)かくとう
ばつぐん(2倍)ほのお/むし/いわ/はがね/フェアリー
いまひとつ(1/2)こおり/ゴースト/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなしエスパー

唯一の「あく×こおり」複合タイプを持つポケモン。
典型的な高速低耐久物理アタッカーで、所属する両タイプで最速を誇る俊足の持ち主[1]
性質上多くのドラゴンに圧倒的に強く、ねこだましによりきあいのタスキやマルチスケイルも許さない。
ただし、一致技の威力がことごとく低いため火力は伸び悩み、数値ほどの攻撃性能はない。
広く撃ち合いを任せるより、明確な役割対象を想定した上での活躍が期待される。

第七世代では苦手なフェアリータイプの新規ポケモンが大幅増加。
先制技を無効化されやすくなり環境の素早さインフレが進んだことでスカーフの需要も高まり、先手を取られるリスクも前世代より増えたことでかなり動きづらい。
アーゴヨンなどの新たな役割対象も増えたとはいえ、環境の変化は相対的に向かい風といえる。

一方、強化点としてあくタイプの新技「じごくづき」を習得。つじぎり以上の威力に音技封じの効果がついてくる。
依然としてより優秀な火力と追加効果を持つはたきおとすが優勢だが、2発目以降の火力、メガストーンやZクリスタル持ちに対して有効である点から捨てがたい選択肢。
音技封じは、音技(主にスキンハイパーボイス)を使うポケモンとの相性関係がハッキリしているためにオマケに近いが、みがわりを使う際にあると安心。

また、新たなタイプ耐性が追加され、あくタイプは「いたずらごころ」を、こおりタイプは「ぜったいれいど」を無効化できるようになった。
特に前者の恩恵は大きく、マニューラより素早い「いたずらごころ」持ちはいないのでこだわりスカーフがない限り一方的に先手を取ることができる。
個体数は減ったものの、化身ボルトロスエルフーンに対して圧倒的有利になったことは見逃せない。

※降格になったPP切らし型は雑記wikiにあります。



特性考察 [編集]

プレッシャー
特性本来の効果よりも、アナウンスの順番でカプ等一部のスカーフ持ちを見破ることができる点が優秀。
特にトップメタのカプ・テテフは、耐久無振りならこちらの無補正A振り@いのちのたまのどくづきで高乱1なので、先手を取れるか否かが分かるのはとても重要。
また、まもる・みがわりと合わせてPP5(最大で8)程度なら封じることができる。
弱点技ならインファイト、きあいだま、ばかぢから、ストーンエッジ、だいもんじ、オーバーヒートあたりが狙い目。
とはいえマッハパンチなどの先制技持ちには無力で、技を封じたあとどうするのかという問題もある。
なお、ニューラの通常特性はせいしんりょくするどいめだが、進化すればどちらもプレッシャーになる。
わるいてぐせ
隠れ特性。マジシャンと似ているが、こちらは攻撃を受けた時に相手の持ち物を奪う。
発動が相手の行動依存であるため安定しないうえ、対象技も直接攻撃限定と非常に使いづらい。
かえんだま等を奪ってしまう可能性もあり、メガストーン・Zクリスタルには無効。
また、発動するにはきあいのタスキ等の消費アイテムを持たせるか、なげつけるを併用する必要がある。
アナウンスを利用してリスク回避が出来るプレッシャーを差し置いて採用する利点は薄く、基本候補外。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
つららおとし85(127)90怯み30%タイプ一致技。命中不安だが非接触で怯みも狙える。
れいとうパンチ75(112)100凍り10%タイプ一致技。命中安定だが威力は低め。接触技。
こおりのつぶて40(60)100優先度+1タイプ一致技。先制技。きあいのタスキやマルチスケイル潰しに。
こだわりスカーフやりゅうのまいにも強い。
無補正A振り@いのちのたまで無振りガブリアスを高乱1。
ニューラ時限定レベル技。タマゴ技として遺伝させておけば進化後でも思い出し可能。
はたきおとす65(97)/
97(145)
100道具排除タイプ一致技。追加効果が優秀だが、メガストーン・Zクリスタルには無効。
じごくづき80(120)100音技封じタイプ一致技。ハイパーボイスやほえるに強い。
追加効果は出したターンを含め2ターン限り。
イカサマ95(142)100-タイプ一致技。相手が高火力物理ならかなりのダメージが期待できるが不安定。
おいうち40(60)/
80(120)
100-タイプ一致技。相手交代で威力倍増。
読みが要るがエスパー・ゴーストを逃さず狩れる。
なげつける-100道具消費タイプ一致技。こわもてプレート等とあわせて。
道具を消費するので一度きり。わるいてぐせの発動にも。
ねこだまし40100優先度+3
怯み100%
タスキ潰しや、ダブルでのコンボ崩しに。
フェイント30100優先度+2タスキ潰しや、ダブルでのまもる解除に。
けたぐり20~120100-対氷・悪・鋼。威力不安定。役割対象を考えればほぼ必須技。
ローキック65100素早↓100%追加効果が優秀。サポート向き。
グロウパンチ40100攻撃↑100%追加効果が優秀。積み技感覚で。第6世代技マシン限定
きあいパンチ150100優先度-3みがわりやZクリスタルとあわせて。
どくづき80100毒30%対フェアリー。無補正A振りでH振りマリルリを確2。
カウンター-100優先度-5物理技を倍返し。タスキとあわせて。
しぜんのめぐみ-100きのみ消費相性補完に。きのみを消費するので一度きり。わるいてぐせとは両立できない。
第4世代技マシン限定
変化技タイプ命中解説
ちょうはつ100補助技対策。素早いので使いやすい。
うらみ100低PPの大技に。プレッシャーとあわせて。
つるぎのまい-攻撃を強化。抜き性能の向上に。
みがわり-補助技対策や、交代読みで。プレッシャーやじごくづきとあわせて。
ねこのて-ねこのて持ちではダントツの最速。ねこのて胞子構築で採用。

Zワザ考察 [編集]

ダメージは無補正A252振りのもの

Zワザ元にする技威力解説
レイジングジオフリーズつららおとし160(240)H振りメガボーマンダをいかく込みで確1。H振りカバルドンを確1、B特化は確2。
ブラックホールイクリプスじごくづき160(240)高威力・広範囲。H振りギルガルド(シールド)を確1。無振りメガリザードンYを確1。
イカサマ175(262)Zワザ化した場合は自身の攻撃依存のダメージとなる。無振りメガリザードンXを低乱1(6.3%)。
つるぎのまい後ならB特化ナットレイを乱1(62.5%)
ぜんりょくむそうげきれつけんけたぐり160威力固定。H振りメガバンギラス確1。H振りナットレイを確2、+れいとうパンチで確定。
きあいパンチ200優先度と被弾時失敗のデメリット無し。
アシッドポイズンデリートどくづき160H振りカプ・レヒレが低乱数1発(18.8%)。マリルリは確1。

型考察 [編集]

物理アタッカー型 [編集]

特性:プレッシャー(推奨)orわるいてぐせ
性格:ようき/いじっぱり/せっかち(カウンター持ちのみ)
努力値:AS252
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/こだわりハチマキ/Zクリスタル
確定技:つららおとしorれいとうパンチorこおりのつぶて(両立可)/はたきおとすorじごくづき
優先技:ねこだまし/けたぐり
攻撃技:おいうち/どくづき/カウンター
変化技:みがわり/ちょうはつ/つるぎのまい

基本的なアタッカー型。

つららおとしは威力が高く、追加効果や非接触な点も優秀。
ただし、命中が90である点を嫌う場合はれいとうパンチで代用。

氷+悪+格闘の組み合わせはマリルリなど水/フェアリー複合に全て半減される。
どくづきを覚えさせればH振りマリルリを確2だが、
相手のこだわりハチマキアクアジェットでこちらも確2なので交代読みからでないと倒すのは難しい。
どうしてもマリルリを倒したいならばタスキカウンターのほうが倒しやすく範囲も広い。

ねこのてほうし型 [編集]

特性:プレッシャー
性格:ようき
努力値:AS252
持ち物:たべのこし
確定技:ねこのて/みがわり
優先技:つるぎのまい
攻撃技:つららおとしorれいとうパンチ/じごくづきorはたきおとす
変化技:ちょうはつ

レパルダスで有名なねこのてほうしを搭載したアタッカー型。
第7世代でいたずらごころ、いばる及び混乱が弱体化したため、レパルダスよりも純粋な素早さで勝負の出来るマニューラに戦術の優位性ができた。
レパルダスよりも高いアタッカー性能を活かしてみがわりを残した状態からつるぎのまいを積み、全抜きを狙うことを目的としたエース。

キノコのほうし枠はキノガッサよりも、サイクル戦に優れたモロバレルを採用した所謂マニュバレル(+メタモン)の並びが基本。
モロバレルの基本構成はずぶといHB特化@ゴツゴツメット、キノコのほうし/しぜんのちから/まもる/ねごと
ねこのての基本的な仕様や、キノコのほうしを出すために必要な特殊な構築についてはレパルダスの同様の型を参照。

基本構成はねこのて/みがわり/攻撃技/つるぎのまい。一致技はどちらもタイプによる無効化がないので、ワンウェポンでもつるぎのまいさえ積めば強引に突破できる。
本来マニューラでは相手の難しいクレセリアカバルドンスイクンなどの高耐久ポケモンに突破が見込めることが魅力。
相手に上を取られては機能しないため努力値はAS極振り。持ち物もみがわりの試行回数を稼ぐたべのこしなので、特性は必然的にプレッシャーとなる。


対マニューラ [編集]

注意すべき点
攻撃・素早さが高く、氷4倍のドラゴンや、高速エスパーゴーストに強い。
こおりのつぶてやつるぎのまいを持つためタイマンに優れる。
つららおとし、はたきおとす、じごくづき等、追加効果が優秀な技も多数。
サブウェポンには格闘技やどくづき、タスキカウンター等。
対策方法
攻撃・素早さは高いが技の威力は低め。耐久は低水準で弱点も突きやすい。
がんせきふうじやねばねばネット、おにびやでんじはで機能停止を狙え、ステルスロックもダメージ2倍でタスキつぶしが狙えるので有効。
氷・悪・格闘が等倍以下で耐久のあるマリルリカプ・レヒレは圧倒的有利。ただし、交代読みのどくづきには注意。
ナットレイも不一致格闘技程度では落ちず、接触技に対しててつのトゲでタスキつぶしが可能。
返しの無振りジャイロボールで確1なうえステルスロックも撒ける。B特化ならつららおとしも乱4と怯みを考慮しても有利。

先制技持ちならつららおとしで怯まず、メガストーン・Zクリスタル持ちならはたきおとすに強い。
メガクチートメガルカリオハッサムバシャーモヘラクロス等で楽に対処可能。
ただし、メガクチートハッサムバシャーモはタスキカウンターに注意。

ねこのてほうし型はカプ・コケコカプ・レヒレのフィールドで対策できる。
相方のモロバレルの技構成もねこのてほうし構築では特定の内容しか採用できないため、選出段階から縛ることが出来る。
マッハパンチ持ちのキノガッサならほうしも無効で、ステルスロックを撒いておけばすべてのマニューラに安定して対処できる。

ニューラ [編集]

No.215 タイプ:あく/こおり
通常特性:せいしんりょく(怯まない)
     するどいめ(命中率を下げられない・相手の回避率上昇を無視して攻撃できる)
隠れ特性:わるいてぐせ(自分が道具を持っていない時、直接攻撃を受けた相手から道具を盗む)
体重  :28.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
ポケモンHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ニューラ5595553575115430せいしんりょく/するどいめ/わるいてぐせ
(92)(122)(514)しんかのきせき無振り

しんかのきせき換算はおおよその目安。


マニューラより全能力が低く、しんかのきせきを持たせても耐久力には期待できないが、
せいしんりょくを活かしてダブルでの運用が考えられる。


型考察 [編集]

【ダブル】サポート型 [編集]

特性:せいしんりょく
性格:ようき/おくびょう
努力値:S252 HorAorC252
持ち物:しんかのきせき/きあいのタスキ
確定技:ふくろだたき
優先技:ねこだまし
攻撃技:つららおとしorれいとうパンチ/こごえるかぜ/こおりのつぶて/はたきおとす/バークアウト/フェイント
補助技:ちょうはつ/よこどり/まもる

マニューラにはない特性せいしんりょくでねこだましのひるみを無効化しつつ、
味方テラキオンに先制ふくろだたきを決められることから採用される。
せいしんりょくとねこだましを両立できるポケモンの中では最速。
こごえるかぜやバークアウト等のサポート技も多く、柔軟に運用できる。


外部リンク [編集]


[1] 厳密にはあくタイプとしてはサトシゲッコウガの方が素早さが高いが、戦闘中のフォルムチェンジであり、事実上の禁止級であることからも除外する。