ルカリオ - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

ルカリオ [編集]

No.448 タイプ:かくとう/はがね
通常特性:ふくつのこころ(怯まされると素早さが1段階上がる)
     せいしんりょく(怯まない)
隠れ特性:せいぎのこころ(悪タイプの技を受けると攻撃が1段階上がる)※リオルのとき「いたずらごころ」
体重  :54.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)

・メガルカリオ
タイプ:かくとう/はがね
特性 :てきおうりょく(タイプ一致による威力の補正が1.5倍から2倍になる)
体重 :57.5kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
闘/鋼HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ルカリオ70110701157090525ふくつのこころ/せいしんりょく/せいぎのこころ
メガルカリオ701458814070112625てきおうりょく
コバルオン91901299072108580せいぎのこころ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/かくとう/じめん
いまひとつ(1/2)ノーマル/くさ/こおり/ドラゴン/はがね/あく
いまひとつ(1/4)むし/いわ
こうかなしどく

数少ない「かくとう×はがね」複合タイプ。
メガシンカによって突破力が大幅に向上し、物理特殊両方のアタッカーをこなせる。
高いACS種族値と豊富な技を持ち、物理特殊両面で積み技と先制技を完備している典型的な積みエース。

第六世代ではカバルドンのあくび展開などから起点を作ってもらうことが多かったが、
第七世代では仕様変更によりメガシンカしたターンからS112で動けるようになったため、単体起用も見られるようになった。
先制技枠もファイアロー意識のしんそくが多かったが、ファイアローの減少と引き換えに増加したフェアリーに有効打をとれるバレットパンチが優先されることが増えた。
もっとも現環境にははがね等倍のフェアリーの方が多く、特段フェアリーに有利ではないほか、こだわりスカーフカプ・テテフは基本的に何をしても勝てない難敵である。
あくまで他のかくとうよりはフェアリーに抵抗しやすい程度の認識に留めたい。

なお、わるだくみはリオル限定のレベル技(Lv.47)であり、進化させてしまうと習得も思い出しも不可能になる。採用する場合はリオルの時に覚えさせるか、タマゴ技にしておくこと。

またかみくだく、バレットパンチ、コメットパンチ等、有用な技はほぼタマゴ技である、オスの比率が高い、リオルはタマゴ未発見グループで一度なつかせてルカリオに進化させないといけない等、かなり厳選難易度が高いポケモンであるため、注意が必要。

USUMのタマゴ技で新たにコメットパンチを習得。
物理のはがね技が命中75%のアイアンテールと先制技故に威力が低いバレットパンチのみだったため物理型においては強化されたといえる。



形態考察 [編集]

通常ルカリオ [編集]

メガルカリオが通常ルカリオの上位互換に近く、メガストーン使用可能ルールでは採用はほぼ見られない。
一応、「てきおうりょく」対象外の技の火力はいのちのたまルカリオの方が上であり、きあいのタスキを採用できるメリットもあるが、
メガルカリオの利点を捨ててまでこれらの道具を選択する理由は、残念ながら現環境では見出しがたい。
※通常ルカリオの型考察はノートにあります。

ふくつのこころ
怯むと素早さが1段階上昇する。もともと素早さが高めなので怯むこと自体少なく、
仮に素早さが上がり次ターン先に攻撃できても怯まずに攻撃できた方が断然得なのでどの型においても優先度は最も低い。
せいしんりょく
メガシンカしない型ではタスキ潰し兼様子見でねこだましされても動ける恩恵は大きい。
メガシンカ型でも特殊型ならせいぎのこころの恩恵が少ないためこの特性になる。
ねこだましやいわなだれが飛び交うダブルでは最有力。
せいぎのこころ
隠れ特性。物理型ならこれ。悪技を半減で受けつつ攻撃を上げられる。はたきおとす辺りが狙い目。
メガストーンとの相性もよく、はたきおとす読みで交換して攻撃一段階上昇後メガシンカも狙える。
特殊型でもしんそく、じしん等の物理技を入れるのなら、採用の余地はある。

メガルカリオ [編集]

てきおうりょくにより、一致技の突破力が跳ね上がる。
物理・特殊の両方を安定して受けられるポケモンは限られるため、相手に厳しい負担を強いる事ができる。
毒無効の高火力両刀一致格闘積みアタッカーという性質から、受けループに対して極端に強い。
耐久は並程度だが、一致等倍を耐える程度にはあり、豊富な耐性からある程度の繰り出し性能を保っている点も見逃せない。
素早さも112と絶妙な域で、多くのアタッカーに上から睨みを効かせられる。

具体的な指数としては、無補正A/C252振りのインファイト/きあいだまがそれぞれ47280/46080。
積まなくともメガリザードンXの特化げきりんに比肩するパワーがあり、はどうだん/ラスターカノンでも30720と高水準。
加えて、特殊アタッカーとしての適性があるかくとうタイプはかなり珍しい。
きあいだまの命中不安に悩まされがちな特殊かくとうにおいて、はどうだん・しんくうはの習得による選択の余地があるのは嬉しい限りである。
数値では物理に劣るものの、D方面に薄いポケモンへの遂行力では勝るため一長一短であり、もちろん両刀も可能。

てきおうりょく
かくとうはがねの通りは良く、技も豊富に揃っているため非常に強力な特性である。
バレットパンチやしんくうはもしんそくと同威力で撃てるようになる。
ただし、いえきやデスカーンミイラには注意。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
通常適応力
インファイト120(180)240100防御・特防↓タイプ一致技。高威力・命中安定のメインウェポン。能力低下のデメリットは小さい。
とびひざげり130(195)26090外すと反動タイプ一致技。最高火力だが命中率とゴーストが怖い。
コメットパンチ90(135)18090攻撃↑20%タイプ一致技。アイアンテールより命中率が高い。
アイアンテール100(150)20075防御↓30%タイプ一致技。高威力・命中不安。
バレットパンチ40(60)80100優先度+1タイプ一致技。先制技。無効タイプ無し。
しんそく80-100優先度+2バレットパンチと選択。優先度や一貫性が高い。ゴーストに無効。
れいとうパンチ75-100凍り10%ボーマンダランドロス等に。
じしん100-100-ギルガルド。無補正A振り+A2↑でH振りギルガルドを確1。
ストーンエッジ100-80急所ランク+1リザードンウルガモスに。2倍では等倍てきおうりょくインファイト以下。
いわなだれ75-90怯み30%ストーンエッジと選択。ダブルでは相手全体攻撃。
かみくだく80-100防御↓20%ヤドランブルンゲル
かみなりパンチ75-100麻痺10%水/飛行水/フェアリーに。
特殊技タイプ威力命中効果解説
通常適応力
きあいだま120(180)24070特防↓10%タイプ一致技。高威力・命中不安。
はどうだん80(120)160必中-タイプ一致技。性能安定だがわるだくみが欲しい。
必中効果付きだが、ちいさくなる持ちには通りにくい。
しんくうは40(60)80100優先度+1タイプ一致技。先制技。ゴーストに無効。
ラスターカノン80(120)160100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。
C下降補正無振りでも、無補正A振りバレットパンチより高威力。
シャドーボール80-100特防↓20%ゴーストエスパー。格闘技とあわせて全ポケモンに等倍以上。
あくのはどう80-100怯み20%シャドーボールと選択。怯みを狙える。
変化技タイプ命中備考
つるぎのまい-有利対面で攻撃を強化。味方の起点作りとあわせて。
わるだくみ-特殊型の火力を補強。味方の起点作りとあわせて。
みがわり-補助技対策や、交代読みで。
つめとぎ-火力と命中を同時に補強。アイアンテールやとびひざげりの命中を強化する。

型考察 [編集]

メガルカリオ [編集]

持ち物:ルカリオナイト

物理ベース型 [編集]

特性:せいぎのこころ→てきおうりょく
性格:ようき/むじゃき
努力値:AS252
確定技:インファイトorとびひざげり/コメットパンチorアイアンテール
優先技:バレットパンチorしんそく
物理技:れいとうパンチ/じしん/ストーンエッジorいわなだれ/かみなりパンチ
特殊技:シャドーボールorあくのはどう/しんくうは
補助技:つるぎのまいorつめとぎ/みがわり

高い素早さからの一致格闘技を軸に戦う物理主体の型。
物理受けに対する特殊技も採用可能。
ただし、つるぎのまいを積めばほとんどのポケモンを一撃で突破できるほどの火力になるのでつるぎのまいとは選択。

とびひざげりが最高火力だが、外しやゴースト後出しによる負け筋が常に付き纏うため、
採用率は威力が近く安定したインファイトが大多数。能力下降もあまり気にならない。

鋼技は命中がやや安定しているコメットパンチ推奨。
アイアンテールだと命中難。

先制技はどちらも一長一短。
バレットパンチはフェアリーに抜群になりゴーストに通る。
しんそくは優先度+2なのでゲッコウガのみずしゅりけん等に先制できる。
なおどちらもサイコフィールドを貼るカプ・テテフには無効なので要注意。

性格はS112まで上がった素早さを活用できるようにS補正が確定。
特殊技を採用する場合、先制技は物理技が多く、ある程度耐えられるようにDダウンになるむじゃきを推奨。
むじゃきならようきキノガッサのマッハパンチまでは確定耐えだが、せっかちだと乱数圏に入ってしまう(25%)。

特殊ベース型 [編集]

特性:せいしんりょくorせいぎのこころ(物理技採用の場合)→てきおうりょく
性格:おくびょう/むじゃき
努力値:CS252
確定技:きあいだまorはどうだん/ラスターカノン
特殊技:しんくうは/シャドーボールorあくのはどう
物理技:れいとうパンチ/じしん/ストーンエッジorいわなだれ/しんそく
補助技:わるだくみ/みがわり

物理と違って格闘技の威力は落ちるが、B>Dの傾向にある岩や鋼に強い。
いかくやおにび、ゴツゴツメットで機能停止しない利点もある。
鋼技もラスターカノンを高威力で撃てるため、カプ・テテフを安定して確1にできる。

希少な特殊かくとうアタッカーである点を活かしたいが、無補正C振りはどうだんではH振りナットレイすら中乱1にしかならない。
きあいだまなら威力は高いものの命中難のデメリットが大きく、Zワザ化して必中で撃てるフェローチェに劣る。
はどうだんを採用するなら、火力不足を補うためのわるだくみの優先度は高め。しんくうはとの相性も良い。


対ルカリオ [編集]

注意すべき点
物理主体か特殊主体かを初見で判断することが難しい。
かくとうはがねの攻撃範囲は広く、さらに優先度の高い先制技しんそく持ち。
フェアリーひこうエスパーで止まらないかくとういわはがねゴーストで止まらないしんそく使い。
他にもバレットパンチやしんくうはと豊富な先制技を使いこなす。この2つはてきおうりょく対象。
メジャーなかくとう受けポケモンのクレセリア/ランドロス/ピクシー/ギルガルド/ヤドラン/グライオン/ドヒドイデなどであっても
一致はがね技/あくのはどう/じしん/れいとうパンチなどの優秀なサブにより、技構成次第では後出ししても返り討ちにあう。
対策方法
カプ・テテフのサイコメイカーにより先制技を縛れるが、ラスターカノンやコメットパンチで返り討ちに遭う可能性もあるので一長一短。
または、先制技に耐えうるスペックを持つスカーフ持ちで上から縛るのが有効。霊獣ランドロスなどがいいだろう。
そのようなポケモンがいない場合、つるぎのまい・わるだくみを積まれると対策を取りづらいため、展開させないことが第一。

物理・特殊のどちらの型でもかくとう技・はがね技・先制技・積み技の構成が大半を占める。
このため、かくとうはがね両方を半減するギャラドスサンダー等が苦手な点は変わりない。
ただし、ルカリオはステルスロック持ちと組んでいる事が多いので注意。積まれると崩されかねない。
火傷させても、特殊型やつるぎのまい持ちにはあまり意味がないので、おにびよりは麻痺を入れる方が効果的。
耐性の多いはがねだが、ルカリオの場合素早さが生命線であるため、麻痺させておけば後続で対処しやすくなる。
ただし、しんそくやバレットパンチなど多くの先制技も使えるので、そのダメージは見越すこと。

リオル [編集]

No.447 タイプ:かくとう
通常特性:ふくつのこころ(怯まされると素早さが1段階上がる)
     せいしんりょく(怯まない)
隠れ特性:いたずらこころ(使用する変化技の優先度が+1される。ただし悪タイプには変化技が無効になる。)
体重  :20.2kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
ポケモンHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
リオル407040354060285ふくつのこころ/せいしんりょく/いたずらごころ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ひこう/エスパー/フェアリー
いまひとつ(1/2)いわ/むし/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

進化前らしく能力が低めだが、進化後のルカリオにはないいたずらごころの特性を持つ。
有用な変化技は少なく、おさきにどうぞとまねっこくらい。
第5世代においては天候やステルスロックなどの定数ダメージ源を用意してからのまねっこほえるループが猛威を奮ったが、6世代において仕様が変更され成立しなくなった。
まねっこの効果で先制で攻撃技を出せる。特にタスキやこらえるで体力を1にしてからの最大威力のきしかいせい(200)を先制で出せるのが強み。
ただしゴーストには無効。
現環境にはかくとうを半減にするフェアリーが多く、特にサイコフィールドを張れるカプ・テテフが非常に厄介。
ダブルでは優先度が更に上がるおさきにどうぞが強み。

インファイト、はどうだん、しんそく、ラスターカノン、ストーンエッジ、あくのはどうなどは覚えない。

+  折りたたみ

型考察 [編集]

まねっこきしかいせい型 [編集]

特性:いたずらごころ
性格:いじっぱり/ようき
努力値:AS252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:まねっこ/きしかいせい
優先技:つるぎのまい
選択技:とびひざげり/かみくだく/いわなだれ/カウンター/みがわり/こらえる

体力を1にしてきしかいせい+まねっこ由来のきしかいせいで一匹処理後、後続をまねっこ由来きしかいせいで大きく削れる。
こちらが先手をとれるならつるぎのまいで全抜きも狙える。
やどりぎのタネや毒々などへはみがわりも使えるが、その後どう体力を削るかが難しい。

性質上相手の先制技は苦手。
こちらより速い相手もそうだが、遅い相手でもきしかいせいを打つ前に倒される。
一応メガクチートとはふいうち択には持ち込める。
A特化最高威力きしかいせいならAランク1↑でH振りメガクチートを超高乱1(93.8%)。

【ダブル】いたずらごころサポート型 [編集]

特性:いたずらごころ
性格:ようき
努力値:S252 HBDで調整
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:このゆびとまれ
選択肢:フェイント/とびひざげり/かわらわり/ローキック/どくどく/にほんばれ/あまごい/みやぶる/まねっこ/いやなおと/ほえる/いばる/ないしょばなし

唯一、このゆびとまれをねこだましと同じ優先度+3で使える存在。
スカーフで素早さを補強すれば最速115族と同速になり、スカーフ持ちを除くメガミミロップマニューラ、ニューラ(同速)、エンニュートペルシアン(同速)、エテボース(同速)、ようりょくそコノハナ・ダーテング、すいすいハスブレロ・ルンパッパ、サーフテールライチュウ(アローラのすがた)以外のねこだまし使いより早くこのゆびとまれを使える。

USUMでは新たにニャオニクス♂が104族の素早さからいたずらごころサイドチェンジを扱えるようになり、S種族値も技レパートリーも負けているためほぼ下位互換となってしまった。


外部リンク [編集]