ファイアロー - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

ファイアロー [編集]

No.663 タイプ:ほのお/ひこう
通常特性:ほのおのからだ(直接攻撃を受けると30%の確率で相手をやけどにする)
隠れ特性:はやてのつばさ(HPが満タンの時、飛行タイプの技が優先度+1される)
体重  :24.5kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
炎/飛HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ファイアロー7881717469126499ほのおのからだ/はやてのつばさ
ファイヤー90100901258590580プレッシャー/ほのおのからだ
リザードン78847810985100534もうか/サンパワー
メガリザードンY7810478159115100634ひでり
高速ひこうタイプHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ファイアロー7881717469126499ほのおのからだ/はやてのつばさ
クロバット8590807080130535せいしんりょく/すりぬけ

ばつぐん(4倍)いわ
ばつぐん(2倍)みず/でんき
いまひとつ(1/2)ほのお/かくとう/はがね/フェアリー
いまひとつ(1/4)くさ/むし
こうかなしじめん

ほのお×ひこうタイプの一角にして、専用特性はやてのつばさで知られるポケモン。
第6世代においてははやてのつばさに発動条件がなく、先制ブレイブバードやつるぎのまい、はねやすめによる高い縛り・封殺性能によりトップメタとして活躍した。
しかし、第7世代よりはやてのつばさに「HP満タン時」という発動条件が追加され、前作のような活躍は非常に難しくなった。
もっとも、環境からは姿を消したものの、ほのおタイプ最速であることと、大火力先制技という個性そのものは健在であり、ある程度の役割を定めての運用は可能である。
高威力技を持つものの攻撃種族値自体は低く、特化ブレイブバードは無補正A252ガブリアスのじしんを下回る威力。
鉢巻を持っても火力指数4万を超えず、サザンドラクラスの耐久だと相手が耐久無振りでも耐えられてしまう。

反動を食らう性質上、先制ブレイブバードは実質1回限りであり、つるぎのまい×先制ブレイブバードも難しくなったが、Zブレイブバードならば火力を高めた上ではやてのつばさを温存できる。
また、おいかぜ・ファストガードを活かしたダブルでのサポートは旧来通り可能である。

はやてのつばさ弱体化によりはねやすめが優先度付与の適用外になり、旧来の耐久型はコンセプト崩壊を余儀なくされている。
しかし、優秀な耐性を活かした耐久型運用自体は可能であり、その場合受け出しがメインとなるためほのおのからだが採用されるケースも生まれた。

基本的に反動技がメインとなるため、耐久は数値以上に低い。
また、ステルスロックでHPが最大値の1/2削られるタイプなのでHPは奇数調整が基本。
無振り・全振りだと奇数(153)・(185)に、4振りだと偶数(154)になる。


ネタ考察やマイナー考察ファイアロー/ノートにあります。



特性考察 [編集]

ほのおのからだ
はやてのつばさが弱体化したため、耐久型の新たな選択肢として浮上。
発動は不安定なものの接触技を牽制でき、上手く火傷が入れば役割を遂行しやすくなる。
運用の都合上必然的に受け出しが多くなるため、耐久型との相性は良い。
アタッカーの場合もカプ・テテフを強く意識するならば選択肢になる。
はやてのつばさ
隠れ特性。アタッカーやサポート役として運用するならこれ。
飛行技であれば、攻撃技だけでなく補助技も先制で使用できる。
第7世代よりHP満タン時限定という大きな制約が付き、反動技を1回使うと解除されてしまうように。
はねやすめを先制で使用することも不可能になり、この特性を用いた耐久型は破綻してしまった。
また、この特性が乗った相手を対象とする飛行技はサイコフィールドで無効化されてしまうため注意。
一方で新登場のZワザとの相性は非常に良く、1度限りとはいえ超火力飛行技を先制で使えるのは大きな魅力。
なお、何らかの方法で再度HPが満タンになればまたこの特性が適用されるようになる。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
ブレイブバード120(180)100反動1/3タイプ一致技。一度きりの高威力先制技。
アクロバット55(82)/
110(165)
100-タイプ一致技。消費アイテムとあわせて。
フレアドライブ120(180)100火傷10%
反動1/3
タイプ一致技。はやてのつばさと相性が悪い。
はがねのつばさ7090防御↑10%対岩。フェアリーにも抜群。
とんぼがえり70100自分交代攻撃しつつ撤退。ハチマキやおいかぜとあわせて。
しぜんのめぐみ-80~100100-相性補完に。きのみを消費するので一度きり。
ギガインパクト15090行動不可ラス1やZクリスタルとあわせて。
特殊技タイプ威力命中効果解説
オーバーヒート130(195)90特攻↓↓タイプ一致技。反動ダメージ無し。連発には向かない。
だいもんじ110(165)85火傷10%タイプ一致技。デメリット無し。火力はあまり出ない。
ソーラービーム120100溜め攻撃対水・岩。晴れやZクリスタルとあわせて。
変化技タイプ命中解説
おにび85物理アタッカー対策。耐久型に。
ちょうはつ100補助技対策。素早いので使いやすい。
はねやすめ-回復技。はやてのつばさ再発動に。耐性変化に注意。
つるぎのまい-攻撃を強化。抜き性能の向上に。
おいかぜ-サポート用。味方の素早さを強化。
ねごと-催眠技対策。フルアタ型で。

Zワザ考察 [編集]

Zワザ元にする技威力解説
ファイナルダイブクラッシュブレイブバード190(285)反動無し。ハチマキより高威力。
ダイナミックフルフレイムフレアドライブ190(285)反動無し。ハチマキより高威力。
ちょうぜつらせんれんげきはがねのつばさ140無補正A振りで無振りカプ・テテフを確1。

型考察 [編集]

アタッカー型 [編集]

特性:はやてのつばさ/ほのおのからだ
性格:ようき/いじっぱり/むじゃき/やんちゃ
努力値:AS252ベースにC調整
持ち物:こだわりハチマキ/ラムのみ/シード系アイテム/Zクリスタル/しぜんのめぐみ用(カムラのみ・ズアのみ)
確定技:ブレイブバードorアクロバット/オーバーヒートorだいもんじorフレアドライブ
攻撃技:とんぼがえり/はがねのつばさ/ギガインパクト/ソーラービーム/しぜんのめぐみ
補助技:おにび/ちょうはつ/つるぎのまい

基本のアタッカー型。

基本的に特性ははやてのつばさだが、
サイコフィールド展開中は浮いている相手以外にはZワザであろうと飛行技を一切撃てなくなるリスクがあるので、
それを意識する場合ほのおのからだも選択肢に入る。

第6世代でははやてのつばさにより擬似的に素早さ確保ができていたため性格はいじっぱりが基本であったが、
第7世代では特性が発動しない状況での運用を考えてS上昇の性格を選択する割合が大幅に増加。PGL統計ではようきといじっぱりがほぼ同程度存在している。
準速で最速110族と同速、最速ベースの場合メガルカリオゲッコウガマニューラまで特性不発動でも抜くことができる。
ただ現在は素早さのインフレが激しく、最速110族相当でも微妙に足りなく感じることも多い。
逆にAに補正を掛けないデメリットとしてはZブレイブバードがH振りメガゲンガーに中乱1→超低乱1など、一部の相手への確定数が変化する点。
特殊炎技は炎弱点に多い防御>特防のポケモンに刺さりやすく、フレアドライブと違いHPが温存できギルガルドのキングシールドの択もかわせる。

はやてのつばさによる優位性が薄れたことでクロバットが高速ブレイブバード使いとして再びライバル視される。
あちらも優秀な耐性とより高い攻撃・素早さを持つが、補完に優れる炎技を一致で使える点で差別化はできている。

しぜんのめぐみのきのみ候補
きのみタイプ威力
ズアのみ地面100
カムラのみ格闘100

物理受け型 [編集]

特性:ほのおのからだorはやてのつばさ
性格:ようきorおくびょう
努力値:HBベース S調整
持ち物:ゴツゴツメット(推奨)など
確定技:ブレイブバードorかえんほうしゃorだいもんじ/おにび/はねやすめ/ちょうはつ

元々の素早さ自体が高水準で、はねやすめとおにびをほとんどの場合で上から使用できるのは大きな個性。

非接触物理筆頭のじしん無効であるため、物理受けとして相性のよい「ほのおのからだ」も選択肢になる。
はねやすめ前後で一貫する岩技はストーンエッジを筆頭に非接触技がほとんどなので注意。

努力値調整案
ようきorおくびょう/H44 B252 S212
はやてのつばさの弱体化と、メガボーマンダメガメタグロスメガルカリオなどS上昇メガシンカ勢の躍進もあり、
最速ガブリアス抜きが主流だった第六世代よりもSに割きたい努力値が増え、その分物理耐久はギリギリである。

上記の調整で
H:16n-1
S:最速メガボーマンダ(120族)抜き
防御面:火傷込みで特化メガボーマンダのすてみタックルを99.6%で2発耐え=火傷無しで1発耐え。
    無補正全振りメガルカリオのインファイトを52.7%で2発耐え。無振りメガルカリオをだいもんじで37.5%の乱1。
    Dダウン(インファイト後で)していればかえんほうしゃでも確1。
    無補正全振りメガメタグロスのしねんのずつき+火傷込みしねんのずつきは約34%で落ちるので乱数次第。
    耐え抜くことを捨てるなら、だいもんじで無振りメガメタグロスをゴツゴツメット込みで約60%で倒せる。倒しきれなくても次のゴツメ接触相打ちで遂行。
    ↑メガボーマンダの部分計算が間違っている上に、鬼火ターンに竜舞されるとS逆転を許し、次ターンに後攻羽休めができず3ターン目で落ちる。
    他二匹においてもステロが撒かれると後出しが不可能もしくは難しくなる。他にもレヒレが相手PTにいた場合受け性能に支障が出る。

第七世代からSダウン効果のがんせきふうじが非常に厳しい技になったことに注意。はねやすめが先制で出せないと岩技を2倍に抑えることはできない。
これにより比較的安定して役割遂行できていたガブリアスがやや危険。
ただ、第七世代のガブリアスはがんせきふうじの枠にほのおのキバやどくづきを採用することが増えているのは追い風か。

おいかぜサポート型 [編集]

特性:はやてのつばさ
性格:ようき/いじっぱり/むじゃき/やんちゃ
努力値:AS252ベースにC調整(だっしゅつボタンのみA252 HS調整)
持ち物:きあいのタスキ/ヒコウZ/だっしゅつボタン
確定技:ブレイブバード/おいかぜ/ちょうはつ
攻撃技:フレアドライブorオーバーヒート
補助技:おにび/どくどく

叩き台として作成、はやてのつばさにより先制でおいかぜを使えることを利用したサポート重視の型。
先制おいかぜ→きあいのタスキで耐える→ブレイブバードで即退場し後続へつなぐのが狙いであるため、アタッカー型とは運用目的が異なる。
S上昇補正の性格ならボルトロスなどのいたずらごころ+ちょうはつでも展開阻止できないため、他のおいかぜ要員よりも展開の遂行能力が高い。
なお、誤解されることがあるが、技の使用者が自分自身や自分の場を対象にする優先度+1以上の技はサイコフィールド、じょおうのいげん、ビビッドボディによって阻止されない。

ヒコウZならZブレイブバードで先制確1が狙える相手を落としてから先制おいかぜが狙えるが、退場のタイミングを図りづらくなる。
だっしゅつボタンの場合は先制おいかぜ後に相手の攻撃で落ちなくても最速で後続に繋げられるが、相手への削りは狙いにくいなど一長一短。

ブレイブバード・おいかぜは当然ながら、相手の展開阻止も兼ねるためちょうはつも確定。残りはもう一つの自主退場技であるフレアドライブが最有力。

【ダブル】サポート型 [編集]

特性:はやてのつばさ/ほのおのからだ
性格:A↑orC↑orS↑
努力値:CS252orAS252をベースに調整
持ち物:いのちのたま/きあいのタスキ/ホノオZ/ヒコウZ/クサZ
優先技:おいかぜ
特殊技:ねっぷう/オーバーヒートorだいもんじorかえんほうしゃ/ソーラービーム/めざめるパワー(草/地/氷/飛)
物理技:ブレイブバード/フレアドライブ/とんぼがえり/はがねのつばさ/ニトロチャージ/でんこうせっか/じたばた
補助技:ファストガード/おにび/まもる/にほんばれ/はねやすめ/なきごえ/つるぎのまい

炎タイプ最速かつ、優先度付き追い風要員。技範囲こそ狭くなるものの、高火力全体技を扱える上役割対象の鋼にも刺さりやすくいかくを気にしないで済むため特殊型も有用。
なお、めざ飛ははやてのつばさ対象外。火力も低く、特殊型でもブレイブバードが選択肢に入る。
H振りメガメタグロスをC244珠オーバーヒートで確1。メガ、Z、拘りアイテムに頼らずにHSメガメタグロスを上から確1できるアタッカーはファイアローの他にはエンニュートアギルダーのみ。


対ファイアロー [編集]

注意すべき点
はやてのつばさ+ブレイブバードは、先制技としては破格の威力で全ポケモン中最高。
素の素早さも高く、おにびやちょうはつで妨害されることも多い。
おいかぜでのサポートや、ほのおのからだでの物理受けもこなす。
対策方法
はやてのつばさの発動を防ぐ。しんそくやねこだましで先制したり、
サイコフィールドやステルスロックを張れば戦力を大きく削げる。
がんせきふうじも非接触で4倍弱点を突け、素早さ低下と効果絶大。

覚える技 [編集]

レベルアップ [編集]

6thSM威力命中タイプ分類PP備考
ヤヤコマヒノヤコマファイアローヤヤコマヒノヤコマファイアロー
----11ひのこ40100ほのお特殊25
--1--1ブレイブバード120100ひこう物理15
--1--1フレアドライブ120100ほのお物理15
111111たいあたり40100ノーマル物理35
111111なきごえ-100ノーマル変化40
----11でんこうせっか40100ノーマル物理30
-----1つつく35100ひこう物理35
666666でんこうせっか40100ノーマル物理30
101010101010つつく35100ひこう物理35
131313131313こうそくいどう--エスパー変化30
161616161616じたばた-100ノーマル物理15
-1717--ひのこ40100ほのお特殊25
212525212525はねやすめ--ひこう変化10
252727252727かまいたち80100ノーマル特殊10
293131293131しぜんのめぐみ-100ノーマル物理15
343839343839ニトロチャージ50100ほのお物理20
394244394244アクロバット55100ひこう物理15
414649414649さきどり--ノーマル変化20
455155455155おいかぜ--ひこう変化15
485560485560はがねのつばさ7090はがね物理25
--64--64ブレイブバード120100ひこう物理15

※進化したときに覚える。

技マシン [編集]

No.威力命中タイプ分類PP備考
技01ふるいたてる--ノーマル変化30
技06どくどく-90どく変化10
技08ビルドアップ--かくとう変化20
技10めざめるパワー60100ノーマル特殊15
技11にほんばれ--ほのお変化5
技12ちょうはつ-100あく変化20
技15はかいこうせん15090ノーマル特殊5
技17まもる--ノーマル変化10
技19はねやすめ--ひこう変化10
技21やつあたり-100ノーマル物理20
技22ソーラービーム120100くさ特殊10
技27おんがえし-100ノーマル物理20
技32かげぶんしん--ノーマル変化15
技35かえんほうしゃ90100ほのお特殊15
技38だいもんじ11085ほのお特殊5
技40つばめがえし60-ひこう物理20
技42からげんき70100ノーマル物理20
技43ニトロチャージ50100ほのお物理20
技44ねむる--エスパー変化10
技45メロメロ-100ノーマル変化15
技46どろぼう60100あく物理25
技48りんしょう60100ノーマル特殊15
技50オーバーヒート13090ほのお特殊5
技51はがねのつばさ7090はがね物理25
技61おにび-85ほのお変化15
技62アクロバット55100ひこう物理15
技68ギガインパクト15090ノーマル物理5
技75つるぎのまい--ノーマル変化20
技76そらをとぶ9095ひこう物理15
技87いばる-85ノーマル変化15
技88ねごと--ノーマル変化10
技89とんぼがえり70100むし物理20
技90みがわり--ノーマル変化10
技100ないしょばなし--ノーマル変化20

過去作技マシン [編集]

No.威力命中タイプ分類PP備考
第6世代
技01つめとぎ--あく変化15
技59やきつくす60100ほのお特殊15
技94ひみつのちから70100ノーマル物理20

タマゴ技 [編集]

6th7th威力命中タイプ分類PP備考
ファストガード--かくとう変化15
おいかぜ--ひこう変化15Lv/教え
よこどり--あく変化10教え

教え技 [編集]

6th7th威力命中タイプ分類PP備考
いびき50100ノーマル特殊15
おいかぜ--ひこう変化30Lv/タマゴ
ねっぷう9590ほのお特殊10
よこどり--あく変化10タマゴ
きりばらい--ひこう変化15

遺伝 [編集]

タマゴグループ飛行
性別♂:♀=1:1
進化ヤヤコマ(Lv.17)→ヒノヤコマ(Lv.35)→ファイアロー

遺伝経路 [編集]

習得方法覚える系統
おいかぜ自力Lv.55
ファストガードレベルズバット(Lv.43)/スバメ(Lv.25)/アーケン(Lv.25)
よこどり自力6th/7th:教え技(8BP)
旧教え5th/6th:クロバット/ドンカラス/オンバーン(8BP)