ドンカラス - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

ドンカラス [編集]

No.430 タイプ:あく/ひこう
通常特性:ふみん(眠り状態にならない)
     きょううん(全ての攻撃技の急所ランク+1)
隠れ特性:じしんかじょう(相手を瀕死にさせると攻撃が1段階あがる) ※ヤミカラスの時「いたずらごころ」
体重  :27.3kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
悪/飛行HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ドンカラス100125521055271505ふみん/きょううん/じしんかじょう
バルジーナ11065105559580510はとむね/ぼうじん/くだけるよろい
ヤミカラス608542854291405ふみん/きょううん/いたずらごころ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/こおり/いわ/フェアリー
いまひとつ(1/2)くさ/ゴースト/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなしじめん/エスパー

攻撃面の補完に優れたあく×ひこう複合タイプ。
一致技の通りが非常によく、高いAC種族値と豊富な攻撃技を備えた生粋のアタッカー。
耐久は低めだがHが高いためBDで振り分ければある程度耐えることが可能。微妙なSもふいうちである程度補える。
同複合のバルジーナとは種族値傾向がまったく異なるため差別化を意識する必要はない。

第七世代ではふいうちの威力が80→70に低下。苦手なフェアリーの増加も向かい風である。
他方で新要素であるZワザとの相性がよく、各種高火力ウェポンのデメリットを踏み倒しつつ強化可能。
ブレイブバードの反動、ゴッドバードの溜め、ばかぢからのABダウンなどをそれぞれ解消し、
かつてのジュエルのような使用感でじしんかじょうの発動に繋げられる。
ヒコウZはZオウムがえし、Zおいかぜにも使用でき、それぞれAランク+2、急所ランク+2と非常に強力。
また、いたずらごころによる変化技を無効化できるようになった。

A252残り耐久で調整する場合は、Hには振らずBDに252を振り分けると良い。
これはH無振り(実数値175)が16n-1かつ8n-1と各種定数ダメージが最小の値であり、
そのままBorDに努力値振り分けるとH=B+D(総合耐久効率最大)に非常に近くなるため、効率が良いからである。
USUMではタマゴ技におしおきが追加されたが、現時点では遺伝経路が無い。

ひこうあくを半減するポケモン
バンギラスクチートクレッフィキリキザンメレシーデデンネカプ・コケコ


特性考察 [編集]

ふみん
催眠技やあくびを使う相手に繰り出して行けるようになる。
特に草ポケモンに対する役割を持ちやすくなる。しかしメジャーな催眠技使いのフシギバナはヘドロばくだん、ゲンガーはマジカルシャイン、キノガッサは岩技といった対抗策を持つため、後出しは今一つ安定しない。採用率は一番低い。
きょううん
ピントレンズを持たせれば急所ランク+1の技は100%、それ以外の技も50%の確率で急所に当たる。
Zおいかぜ(急所ランク+2)を使えば素早さを上げつつ全ての技を確定急所にできる。
じしんかじょう
隠れ特性。発動すればかなりの攻撃力になり、ふいうちで無双も狙える。
瞬間火力で相手を突破できるZワザとも好相性。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
ブレイブバード120(180)100反動1/3タイプ一致技。反動が痛い。
ゴッドバード140(210)90急所ランク+1
怯み30%
タイプ一致技。パワフルハーブやZクリスタルとあわせて。
きょううん+ピントレンズなら確定急所。
ドリルくちばし80(120)100-タイプ一致技。性能安定。
ふいうち70(105)100優先度+1タイプ一致技。読みが要るが高威力の先制技。
つじぎり70(105)100急所ランク+1タイプ一致技。性能安定。きょううん+ピントレンズなら確定急所。
おいうち40(60)/
80(120)
100-タイプ一致技。相手交代で威力倍増。
読みが要るがエスパー・ゴーストを逃さず狩れる。
ばかぢから120100攻撃・防御↓対岩・悪・鋼。バンギラスキリキザンに。
特殊技タイプ威力命中効果解説
あくのはどう80(120)100怯み20%タイプ一致技。スカーフやおいかぜとあわせれば怯みを狙える。
エアカッター60(90)95急所ランク+1タイプ一致技。きょううん+ピントレンズなら確定急所。ダブルでは相手全体攻撃。
ねっぷう9590火傷10%対鋼。ダブルでは相手全体攻撃。
こごえるかぜ5595素早↓100%追加効果が優秀。最速なら130族・スカーフ70族を抜ける。ダブルでは相手全体攻撃。
変化技タイプ命中解説
でんじは90サポート用。地面は呼びにくいが、電気やひらいしん等に注意。
どくどく90耐久型対策。毒や鋼には無効。
ちょうはつ100補助技対策。ふいうちと相性が良い。
ほろびのうた-流し技。まもる・みがわり貫通かつ必中。
オウムがえし-Zワザ化でオウムがえし前にAランク+2。
おいかぜ-サポート用。味方の素早さ倍増。Zワザ化で急所ランク+2。
わるだくみ-特攻を強化。特殊型の決定力向上に。

Zワザ考察 [編集]

Zワザ元にする技威力解説
ブラックホールイクリプスつじぎり140(210)無補正A振りでH振りギルガルド(シールド)を確1。
ふいうち140(210)通常攻撃。相手の行動に依存しない。
イカサマ175(262)通常攻撃。自身の攻撃で計算される。
ファイナルダイブクラッシュブレイブバード190(285)反動無し。
ゴッドバード200(300)溜め無し。
Zおいかぜおいかぜ-Zパワーで急所ランク+2。
Zオウムがえしオウムがえし-ZパワーでAランク+2。オウムがえしで返す技もZワザとして発動できる。
ぜんりょくむそうげきれつけんばかぢから190能力低下のデメリット無し。

型考察 [編集]

確定急所型 [編集]

特性:きょううん

ピントレンズ [編集]

性格:いじっぱり/ようき
努力値:AS252
持ち物:ピントレンズ(するどいツメ)
確定技:つじぎり/ブレイブバード
攻撃技:ふいうち/おいうち/ばかぢから
変化技:ちょうはつ/でんじは/おいかぜ

きょううん+ピントレンズで確定急所、実質威力157のつじぎりをメインに戦う型。
それ以外の技も50%の確率で急所に当たる。
ふいうちよりもつじぎりをメインに戦いたいので素早さ振りのほうが使いやすいと思われる。
とはいえ素早さは微妙で技スペースも余っているのでふいうちも入れると心強い。

ばかぢからも急所に当たれば能力ダウンを無視して威力1.5倍になり相性はよい。

単に火力を上げるだけならこだわりハチマキでも可能だが、行動制限がなくふいうちや補助技も入れやすい点で勝る。
また積み技やリフレクター、攻撃ダウンの影響を受けない点も優秀。
ばかぢからで攻撃が下がった後も、つじぎりだけは確実に通常の威力で撃てる。

特性「シェルアーマー」「カブトアーマー」「いかりのつぼ」持ちのポケモンには絶望的に不利になるというわけではないが一応注意。

Zおいかぜ [編集]

性格:いじっぱり/ようき
努力値:A252 S調整 残り耐久
持ち物:ヒコウZ
確定技:おいかぜ/ブレイブバード
攻撃技:つじぎり/ふいうち/おいうち/ばかぢから
変化技:ちょうはつ

Zおいかぜによる急所ランク+2を活かした型。
ピントレンズと比べると発動に1ターンかかるのがネックだが、つじぎりだけでなく全ての技が確定急所になるのが利点。

Zおいかぜ使用後は、ブレイブバードを自主退場手段として用いれば1~2ターン後続においかぜを残せる。
状況によってはブレイブバードを威力190のZワザにできるので腐らない。

半端な素早さを大きく補えるので、従来Sに振っていた努力値を耐久調整に使うことができる。
ようき最速以外にもいじっぱりでの採用も検討できる。
おいかぜ使用後はようきなら無振り、いじっぱりなら80振りで最速130族抜き。
準速まで振ればこだわりスカーフ97族抜き。

じしんかじょう型 [編集]

特性:じしんかじょう
性格:いじっぱり/ようき/むじゃき
努力値:AS252
持ち物:こだわりハチマキ/いのちのたま/ラムのみ/オボンのみ/ヒコウZ
確定技:ブレイブバード/ふいうち
攻撃技:おいうち/つじぎり/ばかぢから/ねっぷう
補助技:ちょうはつ/みがわり/おいかぜ

対面突破した後、じしんかじょうを生かしてふいうちで後続に負荷をかける型。
相手がある程度削れていればふいうちで無双も可能。
ばかぢからで相手を倒すことができれば下がった攻撃を戻すことができる。

ふいうちとの兼ね合いで、みがわりを残した状態でじしんかじょうを発動させれば一気に抜き性能があがる(ex,ふいうち圏内のメタグロスがバレットパンチ→みがわりからのふいうち)。
また次に出てきたいかく持ちを空かしたり、鈍足のでんじは・おにび読みなどにも使えるので何かと有用。
ただしブレイブバードの反動とあわせてHPがゴリゴリ減るので、オボンのみを持たせることで安定性を高められる。

スカーフ型 [編集]

性格:いじっぱり/ようき/せっかち/むじゃき/さみしがり/やんちゃ
努力値:S252 AorC252
持ち物:こだわりスカーフ
物理技:ブレイブバードorドリルくちばし/つじぎり/おいうち/ばかぢから
特殊技:あくのはどう/めざめるパワー/ねっぷう/こごえるかぜ

こだわりスカーフを持たせブレイブバードorつじぎりを連発し、じしんかじょうでガンガン攻撃力を上げていく単純な戦法。
数値上、最速スカーフだと130族抜き抜き。無補正だと115族抜きまで。
無補正の場合は抜ける範囲の関係で全振り推奨。

もともと攻撃力は高いので最速にしたほうがマニューラサンダースなど天敵を抜けて便利だが性格に関しては好みの問題。
攻撃補正か素早さ補正のどっちかでなければならないということはない。
色々な相手を抜きたいならもっと素早いアタッカーにスカーフを持たせればよいし、かと言って火力にこだわってもランク補正なしではブレイブバードでも一発で落とせる相手は限られてくる。
全抜きするためのサポート次第で選ぶべき性格も変わってくるだろう。
ただ、シンプルに死に出しから全抜きを狙うのであれば素早さ補正が優先される。

素早さ調整目安
性格補正努力値目安
あり252スカーフ70族抜き(キノガッサ/パルシェン等)
あり244130族抜き(メガゲンガー/カプ・コケコ等)
あり220125族抜き(マニューラ/オオスバメ
あり196120族抜き(フーディン/ジュカイン/メガボーマンダ等)
あり172116族抜き(エルフーン/ゼブライカ
なし252115族抜き(メガヘルガー/ライコウ/アグノム等)

対ドンカラス [編集]

注意すべき点
攻撃力が高く、一致技の等倍範囲も広い。
じしんかじょうやZオウムがえしで攻撃が上がると、ふいうちで全抜きされる恐れがある。
きょううん+Zおいかぜを用いた確定急所型の場合、いかくやリフレクターに強い。
対策方法
一致技+ばかぢから半減のカプ・コケコや、先制技無効のカプ・テテフ
ばけのかわで全抜きを阻止できるミミッキュ等で弱点を突くのが良い。

外部リンク [編集]