ヘルガー [編集]
No.229 タイプ:あく/ほのお 通常特性:はやおき(眠りの継続ターンが通常の半分になる) もらいび(炎技を受けると無効化して炎技の威力が1.5倍になる) 隠れ特性:きんちょうかん(相手は木の実が食べられなくなる) 体重 :35.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60) ・メガヘルガー タイプ:あく/ほのお 特性 :サンパワー (晴れのときに特攻が1.5倍になるが、ターン終了時にHPが1/8減少する) 体重 :49.5kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
特殊炎 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヘルガー | 75 | 90 | 50 | 110 | 80 | 95 | 500 | はやおき/もらいび/きんちょうかん |
メガヘルガー | 75 | 90 | 90 | 140 | 90 | 115 | 600 | サンパワー |
エンニュート | 68 | 64 | 60 | 111 | 60 | 117 | 480 | ふしょく/どんかん |
リザードン | 78 | 84 | 78 | 109 | 85 | 100 | 534 | もうか/サンパワー |
悪/炎 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヘルガー | 75 | 90 | 50 | 110 | 80 | 95 | 500 | はやおき/もらいび/きんちょうかん |
メガヘルガー | 75 | 90 | 90 | 140 | 90 | 115 | 600 | サンパワー |
ガオガエン | 95 | 115 | 90 | 80 | 90 | 60 | 530 | もうか/いかく |
あく×ほのおタイプのアタッカー。
攻撃技のレパートリーもさることながら、みちづれ・わるだくみ・おにびなど優秀な補助技も多数覚える器用なポケモン。
第7世代ではメガシンカの仕様変更で初手からS115で行動できるようになった点といたずらごころの補助技が無効になった点が強化点。
安全にメガシンカするためのまもるは不要となり技スペースに空きができたうえ、クレッフィにはかなり有利になった。
また新たにコータスがひでりを獲得。起点作り技や退場技を持つため、メガシンカ型での新たな晴れ始動役として有力視される。
他にも同複合タイプのガオガエンが登場したが、能力傾向が違うので差別化は考えなくてよい。
むしろ、同じく高速特殊炎でより高い素早さを持つエンニュートが今後のライバル。
タイプは違えど向こうもわるだくみに加えて一致毒技・ふしょくどくどくなど独自の強みを持つ。
一致悪技と各種物理技、特性込みの火力やメガシンカによる安定した耐久力で差別化はできるため意識しておきたい。
形態考察 [編集]
通常ヘルガー [編集]
素早さと特攻はそこそこあるが、物理耐久は脆い。
- はやおき
- ねむりに多少強くなるが安定性はなく使いづらい。
催眠技に後出しできるような耐久でもないため基本的に候補外。
- もらいび
- 受け出しにおいて有用。炎技は高威力技が多いため半減と無効化ではかなり差が出る。
メガシンカしてしまうとほのお威力上昇効果は消えてしまうが、受けだし時に有用なのでどの型においても基本的にはこれを推奨。
トレースされるとほのお技が通らなくなるが、所有者の多くはあく技も等倍で通るので大したデメリットではないか。
- きんちょうかん
- 隠れ特性。オボンのみや半減実を無視して攻撃したり、ラムのみを無視しておにびを撒いたりできる。
きのみに頼った戦術を崩すことができる点は有用だが、もらいびに比べると繰り出し能力が下がる。
また、効果も永続ではなく、自身が倒されたりメガシンカで特性が変化すると即座にきのみが使用可能になってしまう。
素早さに関係なく優先的にアナウンスが出る仕様上、プレッシャーなどと違って素早さの判定にも使えない。
以上を踏まえると得られる恩恵は非常に限定的と言わざるを得ず、こちらも基本的に候補にはならない。
メガヘルガー [編集]
メガシンカは純粋なステータス強化。火力だけでなく低い耐久が並程度まで改善される。
無振りでもA補正ありガブリアスのげきりん、持ち物補正なしラティオスのりゅうせいぐん程度なら確定で耐える。
そのためサンパワーを利用せず耐久調整を施し、わるだくみで火力補強する型も十分考えられる。
ただし晴れ以外で使う場合はメガ枠消費、実質道具、特性無しでC140S115と大した数値でも無いので使う理由があるかは微妙なところ。
基本ステータスが優秀かつ攻撃範囲も違うため、サンパワーリザードンとの差別化は不要。
- サンパワー
- 晴れ下で非常に強くなるがせっかくの耐久が削れてしまうのが難点。
- メガシンカ前の特性について
- 上述の通りはやおき、きんちょうかんは活かせる場面がほとんどないため基本的にはもらいび。
炎技読みで後出しすることで無償降臨が狙えるようになる。
トレース対策を考えるなら上記2つも視野に入る。
技考察 [編集]
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 |
---|---|---|---|---|---|
だいもんじ | 炎 | 110(165) | 85 | 火傷10% | 主力技。たまに外れる。晴れ×サンパワーでは等倍だいもんじ>2倍あくのはどうorソーラービーム。 |
オーバーヒート | 炎 | 130(195) | 90 | 特攻↓↓ | タイプ一致×晴れ補正×サンパワーで超火力に。 撃ち逃げと見せかけて、イカサマやいかりのまえばも。 |
かえんほうしゃ | 炎 | 90(135) | 100 | 火傷10% | 命中重視の炎技。 |
あくのはどう | 悪 | 80(120) | 100 | 怯み20% | タイプ一致技。S値はある方なので怯みも期待できる。 |
ソーラービーム | 草 | 120 | 100 | -- | メガシンカ前提。 |
めざめるパワー | ※ | 60 | 100 | -- | 対水用に草電気、対ガブリアス用の氷、対バンギラス用の格闘。 ただわるだくみしないと威力不足。 |
ヘドロばくだん | 毒 | 90 | 100 | 毒30% | マリルリ、アシレーヌ、カプ・レヒレ、メガチルタリスへのピンポイント。 |
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 |
ふいうち | 悪 | 70(105) | 100 | 優先度+1 | 威力の高い先制技。 |
イカサマ | 悪 | 95(142) | 100 | - | 高火力物理アタッカーに。 |
いかりのまえば | 無 | 固定ダメ | 90 | - | 教え技。交代読みで撃つ安定技。ゴーストは出て来にくいので撃ちやすい。 サンパワーオーバーヒートで倒した後の対面でもダメージ確保できる。 |
カウンター | 闘 | - | 100 | 優先度-5 | タマゴ技。メガシンカしない場合。きあいのタスキとセットで。 |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | ||
にほんばれ | 炎 | - | 積み技感覚でわるだくみと選択。 サンパワー、炎技1.5倍、水軽減、ソーラービームタメなし。 | ||
わるだくみ | 悪 | - | にほんばれと選択。タイプ一致の炎&悪の両方の威力が2倍。 | ||
おにび | 炎 | 85 | 物理耐性強化。素早いので対面でも撃ちやすい。きんちょうかんならラムのみを無視して火傷にできる。 | ||
ちょうはつ | 悪 | 100 | 対耐久ポケモンに。素早いので対面でも撃ちやすい。 | ||
みがわり | 無 | - | 素早さが関係するので、相手を見る必要があるが、残ればメガシンカ後の突破力を確保できる。 | ||
みちづれ | 霊 | - | 苦手タイプを強引に突破したい時。素早いので使いやすい。 連続使用で必ず失敗。 |
型考察 [編集]
メガヘルガー [編集]
性格:おくびょう
特性:もらいび/はやおき→サンパワー
道具:ヘルガナイト
特殊アタッカー型 [編集]
努力値:CS252
確定技:オーバーヒートorだいもんじ/あくのはどう
優先技:ヘドロばくだん/わるだくみ
選択技:かえんほうしゃ/ふいうち/イカサマ/めざめるパワー
補助技:ちょうはつ/おにび/みちづれ/みがわり
メガシンカすることでS115の素早さと安定した耐久・火力を手に入れられる。
とはいえ持ち物補正がない以上等倍ではそこまで火力は出ないため、わるだくみやサンパワーを利用したい。
新環境で増えたフェアリーに刺さるヘドロばくだんは優先的に採用したい。
H252カプ・レヒレにC252で高乱数2発、相手はCにかなり振らないとなみのり一発では落ちないため比較的有利と言える。
晴れパAT型 [編集]
努力値:S252 HP・耐久調整 残りC
確定技:だいもんじorかえんほうしゃ(両立可)/あくのはどう
選択技:オーバーヒート/ソーラービーム/めざめるパワー(氷)/ふいうち
補助技:にほんばれ/わるだくみ/みちづれ
わるだくみを積んだ場合よりも炎技の威力が上がり、対水でソーラービームを使用できるのが強み。
晴れ始動は主にコータス・キュウコン。もしくは自身で晴れにすることも考えられる。
特性ひでりのポケモンと組ませると炎特殊アタッカーが被るのでにほんばれ+退場技でサポートするのも手か。
C無振りでも晴れ下であれば特化メガリザードンY以上の火力と素早さを得られる。
メガリザードンYとはタイプも特性も違うので特に差別化する必要はない。
HP調整後、サンパワーの火力が十分すぎるのでS極振り、残りCでもよく、
役割対象や、ソーラービームを撃ちたい水は遅いのが多いので、C極振り、残りSでもよい。
みちづれや、ちょうはつなどを搭載するならS極振りにするなど技で選んでもよい。
(一例)H196 C56 S252(サンパワーダメージ最小調整)
通常ヘルガー [編集]
きあいのタスキ型 [編集]
性格:おくびょう/ひかえめ/せっかち/おっとり/むじゃき/うっかりや
特性:もらいび
努力値:CS252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:オーバーヒートorだいもんじorかえんほうしゃ/あくのはどう
優先技:カウンター
選択攻撃技:ふいうち/ソーラービーム/イカサマ/めざめるパワー/ヘドロばくだん/ニトロチャージ
選択変化技:わるだくみ/みちづれ/ちょうはつ/おにび
本来苦手とするポケモンの攻撃を耐えるために採用される。
メガシンカを想定してきた相手の意表を突くこともできる。
非メガシンカ型の場合、タスキカウンターが最も使いやすい。
対ヘルガー [編集]
- 注意すべき点
- 一致技である炎+悪の範囲が広い。
きあいのタスキを持たせてのカウンターやみちづれ、メガシンカでのS115からの晴れサンパワーによる突破性能が強力。
加えてメガシンカすると物理耐久が改善されるので、並の物理技では落とせない。
またおにびやイカサマを覚えるので、物理アタッカーで対抗する際は注意。
- 対策方法
- 天候コンボとヘルガー自体がバンギラスで止まる。
炎と悪の両方を半減できるマリルリやゲッコウガ等も有効。
ただし、晴れサンパワーソーラービームや、基本型でもマリルリピンポイントでヘドロばくだんを所持している可能性もあるので警戒は必要。