ガオガエン [編集]
No.727 タイプ:ほのお/あく 通常特性:もうか(HPが1/3以下のときに炎技の威力が1.5倍になる) 隠れ特性:いかく(場に出た時か戦闘中この特性を得た時、場に出ている相手全員の攻撃を1段階下げる) 体重:83.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
いかく炎 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ガオガエン | 95 | 115 | 90 | 80 | 90 | 60 | 530 | もうか/いかく | |
145 | 585 | いかく込み無振り | |||||||
161 | 601 | いかく込み全振り | |||||||
ウインディ | 90 | 110 | 80 | 100 | 80 | 95 | 555 | いかく/もらいび/せいぎのこころ | |
130 | 605 | いかく込み無振り | |||||||
146 | 621 | いかく込み全振り |
炎/悪 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ガオガエン | 95 | 115 | 90 | 80 | 90 | 60 | 530 | もうか/いかく | |
ヘルガー | 75 | 90 | 50 | 110 | 80 | 95 | 500 | はやおき/もらいび/きんちょうかん | |
メガヘルガー | 75 | 90 | 90 | 140 | 90 | 115 | 600 | サンパワー |
威嚇+猫騙し | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ガオガエン | 95 | 115 | 90 | 80 | 90 | 60 | 530 | もうか/いかく | |
ニャヒート | 65 | 85 | 50 | 80 | 50 | 90 | 420 | もうか/いかく | |
カポエラー | 50 | 95 | 95 | 35 | 110 | 70 | 455 | いかく/テクニシャン/ふくつのこころ | |
ズルズキン | 65 | 90 | 115 | 45 | 115 | 58 | 488 | だっぴ/じしんかじょう/いかく |
第7世代のほのお御三家で、攻守ともに優秀な「ほのお×あく」複合タイプを備える重火力アタッカー。
とりわけその耐性は非常に優秀で、やけど無効・「いたずらごころ」無効・一貫しやすいあく・ゴースト半減・カプ・テテフの主力となるエスパー無効でありながらフェアリー等倍と、いずれの要素も個性的かつ需要が高いものである。
耐性に加え、「いかく」やとつげきチョッキの存在により数値以上に場持ちがよく、集中攻撃を食らいやすいダブルでもしぶとく生き延びて役割をこなす非常にタフなポケモンと言える。
シングルでは使用率上位に顔を見せたことはないが、下記の通りダブル適性が極めて高く、第7世代後期には同じくいかく持ちであるランドロスを上回り使用率1位を継続して記録するようになった。
- 「いかく」×ねこだまし使いとしての汎用性・優位性
- ダブルではその存在だけで採用理由になる「いかく」及びねこだましを両方備える。
これにより、登場する度に相手全体の攻撃ランクダウン+縛りの解除・操作ができるため、ただ繰り出し回数を稼ぐだけでも盤面をコントロールする驚異的な影響力を持つ。
同じことができるのは他にカポエラー・ズルズキンだけで、これらが耐久不足やフェアリーの流行に苦慮する中、極めて優秀な耐性・耐久を誇り、ねこだましの通らないゴーストやカプ・テテフにも強く出られるガオガエンの汎用性は頭ひとつ抜けているといえる。
卓越したサポート性能に加えアタッカーとしてもいかくにより地面・岩からのダメージを抑えつつ鋼に役割を持てる炎、フェアリーに隙を見せずエスパー・ゴーストに役割を持てる悪と重要な性質を数多く有しており、はたきおとすやバークアウトによる相手の弱体化・とんぼがえりによる「いかく」×ねこだましの再利用など、ただ生存するだけで豊富な役割を持たせることができ非常に腐りにくい。
- 役割対象がダブルに多い
- 役割対象となるメガメタグロス・メガリザードンY・ゲンガー・エルフーン・ギルガルド・カプ・テテフ・カミツルギらは、シングルでもさることながらダブルでの採用率が非常に高い。
これら及びこれらを含む横の並びを強く牽制できるガオガエンは、環境に突き刺さるポケモンと言える。
また、クレセリア・ゴチルゼル・ヤレユータンなどエスパーの多いトリックルーム使いにも総じて強く、タイプで有利であるのみならずねこだましによるギミック妨害もでき、ルーム展開を許してしまっても自身の鈍足から不利になりにくい。
役割対象に関しては枚挙に暇がないほどである。
- 生存力が非常に高い
- 4つある弱点のうちいわ・じめん・かくとうは大部分が物理なのでことごとく「いかく」が刺さること、メジャー格のみずタイプはカプ・レヒレ・トリトドン・ミロカロス及び雨パのメンバー程度のものであることから、一撃での突破が非常に難しい。繰り出すだけでもアドバンテージを生むガオガエンにとって生存力の高さは極めて重要な要素である。
- 相性のよいポケモンが多い
- その汎用性の高さから組めるポケモンも多く、様々な並びが考案されている。
相性が悪いポケモンを探す方が難しいと言えるが、とりわけメガサーナイトの相性は攻守両面で抜群であり、あちらの行動機会を確保しつつ苦手なポケモンを倒してやることができる。
ガオガエンの「いかく」解禁以降、圏外だったサーナイトの採用率も大きく上昇している。
ガオガエンの大流行に伴い、ダブルの環境には様々な変化がもたらされた。
環境トップクラスの「いかく」がガオガエンとランドロス・メガボーマンダの3枚体制になったことで、居座って仕事をする物理エースは苦しくなり、メガガルーラクラスの性能であっても採用率を落とすことになった。
また、汎用性の高いねこだまし使いの参入により、多くのパーティがおいかぜ・トリックルームのような素早さ操作を気軽に取り入れられるようになり、いわゆるスイッチトリルの活用機会も大幅に増えた。
反面、発動機会が急増した「かちき」「まけんき」「あまのじゃく」が再評価され、ミロカロスやウォーグル、キリキザンに至っては使用率上位に顔を見せるまでに成長。ゴチルゼルも特性かちきの採用率が上昇。
カプ・テテフのカクトウZ所持率が上昇、ガオガエンにタイプ有利なカプ・レヒレの使用率が上昇。弱点を突かれる鋼タイプやエスパー・ゴーストタイプの使用率が全体的に低下。
変わったところではガオガエンに強いメガシンカ枠としてメガカメックスが注目されるなど、ダブルの環境はこのポケモンを中心に再構築されつつあると言える。
ネタ考察やマイナー考察はガオガエン/ノートにあります。
特性考察 [編集]
- いかく
- 隠れ特性。基本的にこれ。
高耐久でとんぼがえりを覚えるため繰り出し回数を稼ぎやすく、この特性を何度も発動させやすい。
タイマン性能の底上げ、サイクルの中で後続の起点作成、他のいかく持ちと組ませて物理アタッカーを機能不全にする等、用途は様々。
対象が相手全体になるダブルでは更に有用で、ねこだましとの相性もよく、ただガオガエンを出し入れするだけでも強烈なアドバンテージを生み出せる。
特にコンボを意識せずとも強力な特性だが、トレースには注意。
シングル・ダブル共にこの特性が99%以上の採用率を占める。
- もうか
- おなじみ御三家の固有特性。
HP1/3以下でほのお技の威力が1.5倍になる。
耐久力に優れるガオガエンは発動圏内で踏み留まることも多く有用だが、いかくの有用性には敵わず候補外。
技考察 [編集]
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
フレアドライブ | 炎 | 120(180) | 100 | 火傷10% 反動1/3 | タイプ一致技。反動が痛い。 | |
ほのおのパンチ | 炎 | 75(112) | 100 | 火傷10% | タイプ一致技。反動を嫌う場合。 | |
ニトロチャージ | 炎 | 50(75) | 100 | 素早↑100% | タイプ一致技。追加効果が優秀。とつげきチョッキでも使えるが抜けない相手も多い。 | |
DDラリアット | 悪 | 85(127) | 100 | 能力変化無視 | タイプ一致技。相手の防御、回避の上昇を無視できるが 一方で相手の下降ランク補正も無視してしまう点には注意が必要。 専用Zワザ「ハイパーダーククラッシャー」の発動に必要。 | |
はたきおとす | 悪 | 65(97)→ 97(145) | 100 | 持ち物排除 | タイプ一致技。追加効果優秀でZクリスタルやメガストーン以外には高火力。 2回目以降の威力やZワザ化での使用ではDDラリアットに軍配が上がる。 | |
じごくづき | 悪 | 80(120) | 100 | 音技封じ | タイプ一致技。ハイパーボイスやほえるに強い。 出したターンを含め2ターン限り。後攻なら実質1ターン。 | |
とんぼがえり | 虫 | 70 | 100 | 自分交代 | 攻撃しつつ撤退。Sの低さを活かし後続の無償降臨にも。 いかくを発動しやすいほか、こだわりアイテムとも好相性。 | |
じしん | 地 | 100 | 100 | - | 対炎。高威力・広範囲で高性能のサブウェポン、ヒードランへ。 | |
かみなりパンチ | 電 | 75 | 100 | 麻痺10% | 対みず、ひこう。特にギャラドスやマリルリへ。 | |
ばかぢから | 闘 | 120 | 100 | 自攻撃・防御↓100% | 対岩・悪。高威力かつゴーストを呼ばないので通りやすい。 一致技を両方半減するバンギラスに有効。 うち逃げならデメリットもあまり気にならない。 | |
クロスチョップ | 闘 | 100 | 80 | 急所ランク+1 | ばかぢからと違いデメリットなしで連発できるが、命中不安。 | |
ドレインパンチ | 闘 | 75 | 100 | HP吸収1/2 | 追加効果が優秀。タイプ不一致だがビルドレインも可能。 | |
ローキック | 闘 | 65 | 100 | 素早↓100% | 上記同様一貫しやすく追加効果が優秀。 | |
けたぐり | 闘 | ~120 | 100 | 威力体重依存 | デメリット無しだが相手の重さによって威力が変化。 | |
きゅうけつ | 虫 | 80 | 100 | HP吸収1/2 | 対悪。攻撃範囲を考えるとドレインパンチのほうがよいか。 | |
げきりん | 竜 | 120 | 100 | 行動固定 | 対ドラゴン。先手は取りにくいので交代読みで。 | |
ねこだまし | 無 | 40 | 100 | 優先度+3 怯み100% | タスキ潰しに。とんぼがえりとあわせて。主にダブルで。 | |
がむしゃら | 無 | - | 100 | - | 素早さが低いので使いづらいが起点回避などに使える。 | |
なげつける | 悪 | - | 100 | - | 鉄球なげつける(130)<ハイパーダーククラッシャー(180)なので、 でんきだまで麻痺させたい場合のみ採用。 | |
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
オーバーヒート | 炎 | 130(195) | 90 | 自特攻↓↓ | タイプ一致技。連発には向かない。役割破壊向き。 | |
ねっぷう | 炎 | 95(142) | 90 | 火傷10% | タイプ一致技。相手全体攻撃。 | |
だいもんじ | 炎 | 110(165) | 85 | 火傷10% | タイプ一致技。威力・命中は劣るがデメリット無し。 | |
あくのはどう | 悪 | 80(120) | 100 | 怯み20% | タイプ一致技。怯みは狙いにくい。 | |
バークアウト | 悪 | 55(82) | 95 | 特攻↓100% | タイプ一致技。追加効果が優秀。みがわり貫通。相手全体攻撃。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
おにび | 炎 | 85 | 物理アタッカー対策。交代読みで。 | |||
つるぎのまい | 無 | - | 攻撃を強化。じこさいせいやなまけるに強い。 | |||
ビルドアップ | 闘 | - | 攻撃・防御を補強。きゅうけつと相性がよい。 | |||
わるだくみ | 悪 | - | 特攻を強化、Cは並程度なためあれば火力補強になる。 | |||
みがわり | 無 | - | 補助技対策や、もうかの発動に。 | |||
ちょうはつ | 悪 | 100 | 起点回避や耐久型の機能停止に。搭載するならS調整したい。 | |||
ほえる | 無 | - | 起点回避技、みがわりも流せる。 |
Zワザ考察 [編集]
Zワザ | 元にする技 | 威力 | 解説 | |
---|---|---|---|---|
ハイパーダーククラッシャー | DDラリアット | 180(270) | 専用Zワザ。詳細は後述。 | |
ダイナミックフルフレイム | フレアドライブ | 190(285) | 反動無し。A252でメガゲンガー確1、A特化でB特化テッカグヤ確1。 | |
ライジングランドオーバー | じしん | 180 | A特化でH振りAベトベトンを確1。 | |
ぜんりょくむそうげきれつけん | クロスチョップ | 180 | A特化でH振りメガガルーラを高乱1。H252メガバンギラス確1。 | |
アルティメットドラゴンバーン | げきりん | 190 | A特化で無振りボーマンダをいかく込みで確1。 |
- ハイパーダーククラッシャーについて
あくタイプの攻撃技で最高の威力を誇るが、確1にできる相手はあまり多くない。
目安としてA特化時には耐久指数18500前後までを確1。これは無振りファイヤーやH振りフライゴンの耐久指数に相当する。
無振りメガリザードンXを56.3%の中乱1、H252ウォッシュロトム62.5%の乱1になることからわかる通り、容易に中乱数に持ち込まれてしまう。
ガオガエンは打たれ強さを生かして「とんぼがえり」「はたきおとす」「ねこだまし」で場を荒らす戦い方に向いており、「とつげきチョッキ」「フィラのみ(とその互換)」も捨てがたい。
PGLではシングル・ダブルともにガオガエンZよりも採用率が高い持ち物があるのが現状である。シングルバトルではギルガルドのゴーストZのような感覚で使うのではなく、相手がある程度消耗してきた状況から一気に削りきりたい場面を見極めて使う必要がある。
あるいは、つるぎのまいと組み合わせて確1にできる範囲を広げるのも良いだろう。ダブルバトルでは、あく抜群の高耐久「トリックルーム」始動ポケモンに効果的である。
ヤレユータン程度なら相手のいかく1回込みでも撃破圏内だが、クレセリアレベルの耐久になると、HB特化でいかく0回で低乱数、H252振り+いかく1回で確定2発になってしまうので過信は禁物。H252振りギルガルドを確1にできるが、ハイパーダーククラッシャーは接触技なのでキングシールドのA↓↓効果が発動してしまう。
ゴツゴツメットやてつのトゲ等の接触技に反応する効果には注意して使用したい。
型考察 [編集]
物理アタッカー型 [編集]
特性:いかく
性格:いじっぱり/ようき/ゆうかん
努力値:HA252ベース BDS調整
持ち物:とつげきチョッキ/こだわりハチマキ/こだわりスカーフ/いのちのたま/ゴツゴツメット/Zクリスタル/半分回復きのみ など
確定技:フレアドライブ(orほのおのパンチor特殊ほのお技)/DDラリアットorはたきおとす
攻撃技:じしん/けたぐりorドレインパンチorばかぢからorクロスチョップ/ニトロチャージ/かみなりパンチ/とんぼがえり/ねこだまし
補助技:つるぎのまい/ビルドアップ/おにび/まもる/みがわり/ちょうはつorほえる
相性補完に優れた2つの一致技を軸に戦う。
場持ちを活かしてつるぎのまい・ニトロチャージを積むか、いかくをフル活用してとんぼがえりでサイクルを回して戦うかのふたつの戦術に大別される。
いずれにせよほのお×あくの一貫性により腐りにくく、特に対ギルガルド性能が高いが、せいなるつるぎやキングシールドに注意。
繰り出す度に使えるねこだましは一見有用だが、シングルでは一部の確定数をずらせるかどうかといった程度の削りにしかならないため優先度はあまり高くない。
ほのお技はほとんどフレアドライブ一択。
高めの耐久が削れるのは痛いが、ほのおのパンチではまったく決定力が足りない。
稀に反動や接触を嫌って特殊ほのお技を採用した個体も存在するが、やはり火力に難があり、同じことがZフレアドライブでもできるため有用性は低い。
専用Zワザ「ハイパーダーククラッシャー」は強力だが、必ずしも採用すべきとは言えない。詳細はZワザ考察にて。
- 型サンプル
- 性格 :いじっぱり
努力値:H244 A244 S20 (実数値H201 A182 B110 C× D110 S83)
持ち物:ガオガエンZ
技構成:DDラリアット/フレアドライブ/つるぎのまい/じしん
- Sは4振りバンギラス+1、火力やフレアドライブの反動考慮でHAは可能な限り多く振っている。
つるぎのまいを搭載することでキングシールド持ちギルガルドや、後出しされるメガボーマンダや物理受けも突破できる。
ギルガルドは専用Zワザ読みで十中八九キングシールド、もしくは交代してくるのでほぼ確実につるぎのまいが決まる。
Aランク↑ハイパーダーククラッシャーで無振りメガボーマンダが確1なので、隙を見て積んでしまえば大抵の相手は突破可能。
耐久をH20B84のメガボーマンダの特化すてみタックル耐え程度に抑えて、残りをSに回すのもよいだろう。
物理流し型 [編集]
特性:いかく
性格:わんぱくorいじっぱりorのんきorゆうかん
努力値:HB調整 残りAorS
持ち物:ゴツゴツメット/オボンのみ/フィラのみ/たべのこし/ラムのみ/カゴのみ/Zクリスタル
確定技:ほのおのパンチorニトロチャージorフレアドライブ/DDラリアットorはたきおとす
優先技:とんぼがえり/ねこだまし/ドレインパンチorきゅうけつ/おにび
攻撃技:じしん/けたぐり/ニトロチャージ/かみなりパンチ/オーバーヒートorだいもんじorかえんほうしゃ
補助技:ビルドアップ/つるぎのまい/まもる/みがわり/ちょうはつorほえる/ねむる/どくどく
いかく+とんぼがえり(+ねこだまし)に加え霊獣ランドロスをも上回る物理耐久と独特の耐性を活かして有利な物理アタッカーに対して繰り出していく。
AとSはランドロスに劣るもののほぼ一致技は地面一辺倒なランドロスに比べて技範囲が広く、4倍弱点もないため不意に崩される事も少ない。ドレインパンチ/きゅうけつなど一応の回復技も持ち、ダメージソース兼物理弱体化となるおにびも優秀。
ただし耐性上非接触の地面・岩技を誘いやすい事には注意。また受けポケモンとしてはフレアドライブはアンチシナジー。
炎物理技についての議論 |
【ダブル】基本型 [編集]
特性:いかく
性格:いじっぱり/ゆうかん/ようき/しんちょう
努力値:下記にて
持ち物:とつげきチョッキ/半分回復きのみ/Zクリスタル など
確定技:フレアドライブ/はたきおとす(推奨)orDDラリアット/ねこだまし
攻撃技:とんぼがえり/けたぐりorドレインパンチorばかぢから/バークアウト
補助技:まもる/ほえる/よこどり/ちょうはつ
ダブルのトップメタ。強みは概要欄に記載がある通りである。
シングルとは異なりねこだましが採用理由のひとつであるため確定技になり、こだわりアイテムは基本的に選択肢から外れる。
まもるを採用しにくいこともあって集中攻撃を食らいやすいので、とつげきチョッキや半分回復きのみで耐久を補うのが基本となる。
技構成は確定技3つに自由枠1つでおおむね共通しているが、性格・努力値振りにかなりの多様性がある。
- 性格・努力値振りについて
- 主に以下の4つが考えられるが、どれを選んでもよいというわけではなく、構築にあった選択が求められる。
- いじっぱり(HAベース・ASベース)
基本的な性格。
耐久はいかくやとつげきチョッキで補えるため、性格・努力値振りによりガオガエン自身に決定力を与える合理的な選択である。
アタッカー性能にも期待が持てるため、自由枠としてサブウェポンになる補完技、特にけたぐり・ばかぢからの優先度が高まる。
HAベースがメジャーだが、頻発するミラーや対バンギラス、また追い風下での130族や各種スカーフ持ち抜きを意識してASベースに近い配分になることもある。
- ゆうかん(HAベース)
トリックルーム下での活用を意識した選択。
自身がトリルエースを務めるためにA特化になりやすく、Zクリスタルを所持している個体も多い。
もっとも、60族近辺はミラーを含め激戦区なので安易に逆補正をかけるべきではなく、完全にトリックルームに特化したパーティでなければ候補に上がることは少ない。
- ようき(ASベース・HSベース)
頻発するミラーを制するためにSに補正をかける選択。最速を採ることが多い。
ガオガエンが大流行する現環境においては有用と言えるが、必然的に火力・耐久のどちらかを犠牲にするため扱いが難しくなる。
環境・構築依存の向きが強い。
- しんちょう(HD特化)
場持ちのよさを最大限まで高めた選択。とつげきチョッキとの併用が多い。
HD特化+とつげきチョッキの耐久は尋常ではなく、C179ウツロイドのパワージェムを確定3発に抑え込むほど。
火力・素早さを大きく犠牲にするが滅多なことでは処理されなくなり、相性不利な相手にも強引に居座れるため、自身のサポーター適性を十分に発揮できる。
アタッカー性能には期待できなくなるためサブウェポンのかくとう技は採用されず、そのサイクル性能を活かすためにとんぼがえりを所持する。
最大限の耐久を得るのが目的なので、調整の余地はなくHD特化する。
- 持ち物について
- ほとんど以下の3択と言ってよい。
- とつげきチョッキ
いかくを持つガオガエンは特殊技での処理を狙われやすいため、その隙を補う形で採用する。
まもるが採用できなくなるデメリットがあるが、もともと技スペースが厳しくフルアタになりがちなガオガエンでは大きな問題になりにくい。
- 混乱実
大意はとつげきチョッキと同じ。
とつげきチョッキであれば耐えられたはずの大火力特殊技には弱くなるのがデメリット。
しかし発動圏内で踏みとどまれるなら、とつげきチョッキと同程度の耐久加算として捉えることが出来る。
とつげきチョッキと異なり物理技にも効果があるのと、まもるを採用できるのがメリット。
- Zクリスタル(ホノオZ・ガオガエンZ)
ガオガエン自身にエース適性が求められる場合に採用する。
他の持ち物とは違い耐久には寄与しないため、こちらが消耗する前にZワザの大火力で相手のサイクルを崩す前向きな運用が求められる。
【ダブル】特殊型 [編集]
特性:いかく
性格:ひかえめ/れいせい/おくびょう/おだやか
努力値:HC252をベースに耐久・素早さ調整
持ち物:とつげきチョッキ/半分回復きのみ/Zクリスタル など
確定技:ねっぷうorオーバーヒート(両採用可)/バークアウト/ねこだまし
攻撃技:あくのはどうorはたきおとす/きあいだま/だいもんじorかえんほうしゃ/めざめるパワー/とんぼがえり
補助技:まもる/ほえる/よこどり/ちょうはつ
叩き台として作成。現環境での採用率は1%以下だがいかくが増加した現環境では有用。
フレアドライブの決定力こそ失うものの、ガオガエンミラー含むいかくを受けても火力を落とさない型。
反動ダメージでせっかくの高耐久を削らないで済む他、バークアウトを採用しやすいのもメリット。
C特化オーバーヒートでいかく関係無くH164D130メガメタグロスまで確1。
はたきおとすの火力が落ちることから対クレセリア性能は物理型に劣る。
進化前のニャヒートとCが同値でありSで負けているが、H252ガオガエンと耐久全振りしんかのきせきニャヒートの耐久はほぼ同等なため差別化の必要はない。
対ガオガエン [編集]
- 注意すべき点
- 火力・耐久共に高水準。通りのよい一致技に加え、高威力のサブ技も習得。
DDラリアットやつるぎのまい、火傷無効の耐性を持つため耐久型に強い。
おにびやとんぼがえりなど交代読みの技も充実しており、安易な受け出しは禁物。
隠れ特性「いかく」の個体はさらに耐久に磨きがかかるので、物理技では上から殴って倒すという対策もしづらい。
タイプ上ギルガルドや鋼タイプには滅法強く、つるぎのまいなどの積み技も完備。
足は遅いものの、交代読みで積まれるといかく持ちや耐久ポケモンでも後出しは安定しない。
専用Zワザの威力も高く、ギャラドスや霊獣ランドロスは無振りだとA特化ハイパーダーククラッシャーでいかく込みでも7~8割削られる。
- 対策方法
- 耐久は優秀だがSが低いので、みずやフェアリーの高速特殊アタッカーのタイプ一致高火力技やZワザで弱点を突くとよい。
また、専用Zワザ含め主力技の大半が接触技なので、耐久に厚く振ったポケモンにゴツゴツメットを持たせて受けだしすればHPを削れる。
マリルリやカプ・レヒレなどは一致技を両方半減できるので後出しが安定する。
かちきミロカロスなら有利を取れるが、チョッキ持ちH振り個体に対してはC+2無補正ねっとうでは確2であり、H252、B6振りはA特化ハイパーダーククラッシャーで乱1を取られるので注意。
まけんきウォーグルならA+1無振りばかぢからかA+1珠ブレイブバードで確1。
覚える技 [編集]
レベルアップ [編集]
技マシン [編集]
タマゴ技 [編集]
7th | 技 | 威力 | 命中 | タイプ | 分類 | PP | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
○ | かみくだく | 80 | 100 | あく | 物理 | 15 | ||
○ | ねこだまし | 40 | 100 | ノーマル | 物理 | 10 | ||
○ | ねっぷう | 95 | 90 | ほのお | 特殊 | 10 | 教え | |
○ | のしかかり | 85 | 100 | ノーマル | 物理 | 15 | ||
○ | リベンジ | 60 | 100 | かくとう | 物理 | 10 | ||
○ | わるだくみ | - | - | あく | 変化 | 20 | ||
U | つけあがる | 20 | 100 | あく | 物理 | 10 |
教え技 [編集]
7th | 技 | 威力 | 命中 | タイプ | 分類 | PP | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
○ | ブラストバーン | 150 | 90 | ほのお | 特殊 | 5 | |
○ | ほのおのちかい | 80 | 100 | ほのお | 特殊 | 10 | |
○ | いびき | 50 | 100 | ノーマル | 特殊 | 15 | |
○ | かみなりパンチ | 75 | 100 | でんき | 物理 | 15 | |
○ | ほのおのパンチ | 75 | 100 | ほのお | 物理 | 15 | |
○ | アイアンヘッド | 80 | 100 | はがね | 物理 | 15 | |
○ | がむしゃら | - | 100 | ノーマル | 物理 | 5 | |
○ | げきりん | 120 | 100 | ドラゴン | 物理 | 15 | Lv |
○ | ねっぷう | 95 | 90 | ほのお | 特殊 | 10 | タマゴ |
○ | ばかぢから | 120 | 100 | かくとう | 物理 | 5 | |
○ | はたきおとす | 65 | 100 | あく | 物理 | 20 | |
○ | けたぐり | - | 100 | かくとう | 物理 | 20 | |
○ | よこどり | - | - | あく | 変化 | 10 | |
○ | ドレインパンチ | 75 | 100 | かくとう | 物理 | 10 | |
○ | しめつける | 15 | 85 | ノーマル | 物理 | 20 | |
○ | ダブルチョップ | 40 | 90 | ドラゴン | 物理 | 15 | |
○ | ほしがる | 60 | 100 | ノーマル | 物理 | 25 | |
○ | きあいパンチ | 150 | 100 | かくとう | 物理 | 20 | |
○ | じだんだ | 75 | 100 | じめん | 物理 | 10 | |
○ | じごくづき | 80 | 100 | あく | 物理 | 15 | Lv |
遺伝 [編集]
タマゴグループ | 陸上 | |
---|---|---|
孵化歩数 | 3855歩 | |
性別 | ♂:♀=7:1 | |
進化条件 | ニャビー(Lv.17)→ニャヒート(Lv.34)→ガオガエン |
遺伝経路 [編集]
※すべてドーブルでOK。
技 | 習得方法 | 覚える系統 |
かみくだく | レベル | ラッタ系統/Aラッタ系統/アーボック/ガーディ/キリンリキ/グランブル系統/ヘルガー系統/グラエナ系統/バクオング クチート/ハブネーク/トドゼルガ/レントラー系統/フローゼル/カバルドン系統/ミルホッグ系統/ムーランド系統 ヤナップ/バオップ/ヒヤップ/ワルビアル系統/ズルズキン系統/カエンジシ系統/ゴロンダ系統/デカグース系統/ルガルガン系統 |
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ねこだまし | レベル | ペルシアン系統/Aペルシアン系統/コノハナ/エネコロロ系統/ブニャット系統/レパルダス系統/コジョンド系統/ニャオニクス系統 |
ねっぷう | 自力 | 7th教え技 |
レベル | ガーディ/コータス | |
のしかかり | レベル | コータス/トドゼルガ系統/ブニャット/ブリガロン系統/ゴロンダ系統 |
リベンジ | レベル | ザングース/マニューラ/ダイケンキ系統/バッフロン |
わるだくみ | レベル | キュウコン/Aキュウコン/ペルシアン系統/Aペルシアン系統/キリンリキ/ヘルガー系統/ダーテング/ヒコザル/エテボース系統 マニューラ/ミルホッグ系統/レパルダス系統/ゾロアーク系統/ヤレユータン |
つけあがる USUM以降 | レベル | ワルビアル |