ミロカロス - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

ミロカロス [編集]

No.350 タイプ:みず
通常特性:ふしぎなうろこ(状態異常のときに防御が1.5倍になる) ※ヒンバスの時はすいすい
     かちき(相手に能力を下げられると特攻が2段階上がる) ※ヒンバスの時はどんかん
隠れ特性:メロメロボディ(接触技を受けると30%の確率で相手をメロメロ状態にさせる) ※ヒンバスの時はてきおうりょく
体重  :162.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
高耐久水単HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ミロカロス95607910012581540ふしぎなうろこ/かちき/メロメロボディ
145606B特化ふしぎなうろこ
シャワーズ13065601109565525ちょすい/うるおいボディ
スイクン100751159011585580プレッシャー/せいしんりょく
ママンボウ1657580404565470いやしのこころ/うるおいボディ/さいせいりょく
ナマコブシ5560130301305410とびだすなかみ/てんねん
かちきHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ミロカロス95607910012581540ふしぎなうろこ/かちき/メロメロボディ
プクリン1407045855045435メロメロボディ/かちき/おみとおし
ゴチルゼル7055959511065490おみとおし/かちき/かげふみ
ニャオニクス♀7448768381104466するどいめ/すりぬけ/かちき

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/くさ
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/こおり/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

第3世代出身のみずタイプ。
ライバルの多いタイプでありながら、一風変わった特性ふしぎなうろこかちきの存在により個性的な性能を誇る。
特にいかくが飛び交うダブルにおいてかちきは非常に有用であり、ガオガエンいかく解禁以降は一挙に採用率上位に躍り出ている。
その性質からも、7世代においてはダブルバトルを主戦場とするポケモンと言えるだろう。

その一方、数値の似たみずタイプは数が多く、特性を活かせない場面ならばスイクンカプ・レヒレの方がより汎用的で強力である。
特にシングルではどちらの特性にも明確な役割を与えがたく、これらに採用機会を奪われがち。
シングルにおいてこれらを差し置いてミロカロスを採用するならば、固有の習得技や特性の能動的な活用による積極的な差別化が望まれる。

差別化の鍵ともなる特性考察について、詳しくは下記を参照。



特性考察 [編集]

ふしぎなうろこ
状態異常の時に防御が1.5倍になる。
かえんだまを持たせて能動的に発動することで、催眠技やどくどくで役割破壊されない物理受けとして運用することができる。
とはいえ毎ターンのスリップダメージは無視できず、受け出しの初ターンは素の耐久のままといった欠点もある。
長期的に見ればたべのこし持ちミロカロスに総合耐久で劣るため、発動後の瞬間的な耐久上昇をいかに活かせるかが重要である。
ちなみに最終進化系での所持者はミロカロスのみとなる準専用特性であり、かちきと同じく差別化の観点でも有用。
なお、かたやぶりで無効化される。保有者は物理エースが多いため、確定数のズレに注意が必要。
かちき
相手によって能力ランクを下げられた時、特攻が2段階上がる。
いかくにカウンターする形で発動できるのが何よりの魅力で、特にダブルでは多くの局面で火力が倍加する。
ボーマンダランドロスウインディガオガエンらメジャーないかく持ちにタイプ上有利なのも大きく、これらへのメタとして非常に優秀。
他にかちき持ちはニャオニクス♀プクリンゴチルゼルのみで、タイプが異なるため差別化の観点でも希少であり有用。
なお、味方のじならし等で能力が下がった場合は発動しないので注意。
メロメロボディ
隠れ特性。異性かつ接触技限定なため相手パーティの構築に左右され、発動率自体も30%と低い。
仮に上手く発動できてもメロメロの行動不能にはさらに50%の確率が絡むため、有効に作用する場面は極めて稀。
完全に運頼みなうえに得られる役割がせいぜいトレース対策くらいしかなく、明確な目的を持って採用できる上記2つを差し置いて採用する価値がないため候補外。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
ハイドロポンプ110(165)80-タイプ一致技。高威力・命中不安。
なみのり90(135)100-タイプ一致技。中威力・命中安定。ダブルでは周囲全体攻撃。
ねっとう80(120)100火傷30%タイプ一致技。追加効果が優秀。耐久型で。
れいとうビーム90100凍り10%対草・ドラゴン。水定番のサブウェポン。
ふぶき11070凍り10%霰やZクリスタル、とぐろをまくとあわせて。
こごえるかぜ5595素早↓100%追加効果が優秀。ダブルでは相手全体攻撃。
りゅうのはどう85100-対ドラゴン。水技とあわせて全18タイプに等倍以上。
ミラーコート-100優先度-5高い特殊耐久を活かして倍返し。
めざめるパワー-60100-相性補完に。対水の電気・草、対ナットレイの炎など。
ドラゴンテール6090優先度-6
相手交代
積み技対策。ちょうはつに強いがみがわり・フェアリーで止まる。
変化技タイプ命中解説
どくどく90ダメージ源。毒や鋼には無効。
さいみんじゅつ60起点作りに。命中難。
ひかりのかべ-サポート用。味方の特殊耐久を強化。
じこさいせい-回復技。耐久性能の向上に。
ねむる-状態異常も含め全回復。カゴのみやふしぎなうろことあわせて。
とぐろをまく-攻撃・防御・命中率補強。ハイドロポンプやさいみんじゅつとあわせて。
マジックコート-補助技対策。読みが要るが決まれば強力。
くろいきり-積み技対策。かちきとは相性が悪い。

型考察 [編集]

ふしぎなうろこ耐久型 [編集]

特性:ふしぎなうろこ
性格:ずぶとい
努力値:H244 B252 D12をベースに調整
持ち物:かえんだま
確定技:じこさいせい
優先技:ねっとう/どくどく
攻撃技:れいとうビームorこごえるかぜorふぶき/ミラーコート
補助技:さいみんじゅつ/くろいきり/まもる

火傷の定数ダメージ減少により、耐久面への負担が小さくなった。
上記にある通り高い物理耐久を誇り、どくどくで役割破壊されない。
草の物理技は一致以外ではあまり使われず、電気の物理技は低威力なためタイプ受けがしやすい。

とぐろをまくを積めばA特化メガボーマンダのすてみタックルクラスも受けられる。
積む前提なら命中不安技も積極採用できる。無補正無振りふぶきで無振りガブリアスメガボーマンダを確1。

まもるがあれば安全なかえんだまの発動や時間稼ぎが狙えるが、技スペースの圧迫と自傷ダメージの蓄積がネック。
他にも有用な技候補が多数存在するため、優先度は高くない。

かちき耐久型 [編集]

特性:かちき
性格:ずぶとい/おだやか
努力値:H244 BorD252 残りCorS
持ち物:たべのこし/オボンのみ/カゴのみ/ゴツゴツメット/アッキのみ/しめつけバンド
確定技:じこさいせい
優先技:ねっとう/どくどく
攻撃技:れいとうビーム/ミラーコート/ドラゴンテール/まきつくorうずしお
変化技:さいみんじゅつ/マジックコート/まもる

ふしぎなうろこと比べ物理耐久は劣るが、持ち物が自由で定数ダメージ無し。
D特化での特殊受けや、仮想敵に応じたCS調整も一考。
がんせきふうじ等を牽制しやすいものの、能力低下自体は防げないので注意。

この型かちきの必要あるかな?
スリップダメージは辛いからかえんだま持たせないのは分かるけど、状態異常対策にふしぎなうろこにしとくのもありじゃないかな。
↑かちきはいかく相手にめっちゃ強いからかちきの方がいい
耐久型のイメージがあるのかランドロスとかボーマンダが舐めて出てくることがあるしその場合3タテも余裕で狙える

アタッカー型 [編集]

特性:かちき
性格:ひかえめorおくびょう
努力値:HCSで調整
持ち物:こだわりメガネ/たつじんのおび/オボンのみ/カゴのみ/たべのこし/ビビリだま/Zクリスタル
確定技:ハイドロポンプ/れいとうビームorこごえるかぜ
選択技:めざめるパワー(炎/電/草)/りゅうのはどう/なみのり
補助技:じこさいせい/ねむる/ねごと

耐久型のイメージを逆手に攻める。安易な後出しを許さず交代先に負荷をかけられる。
多くの先制技の確定圏内に入れられれば、ダメージレースで一気に有利になる。

こごえるかぜは目の前にドラゴンがいるなら相手交代先にも一貫しやすい技。
また、ガブリアスを意識して素早さ調整すればきあいのタスキ持ちも安定して倒せるようになる。

チョッキミラコ型 [編集]

特性:かちき
性格:ひかえめ/ずぶとい
努力値:H252 BまたはS調整 残りC
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:ミラーコート/ハイドロポンプorねっとうorなみのり/れいとうビームorこごえるかぜ
選択技:めざめるパワー(炎/電/草)/りゅうのはどう/ドラゴンテール

H振りだけでC特化霊獣ボルトロス@メガネの10まんボルトすら耐えるためミラーコートが決まりやすい。
起点にされやすいので注意。ドラゴンテールを覚えるもみがわり・フェアリーには無力。

【ダブル】サポート型 [編集]

特性:かちき
性格:ずぶとい/おだやか
努力値:H252 耐久調整 残りC
持ち物:たべのこし/HP回復木の実
確定技:こごえるかぜ/ねっとう
選択技:まもる/ひかりのかべ/しんぴのまもり/さいみんじゅつ/マジックコート

ダブルにおける基本形。
かちきの発動はあくまでも相手依存であり、発動しなければ戦力にならない低火力アタッカーである。
かちき抜きで役割をミロカロスに与えるとしたら、こごえるかぜによる素早さ操作を筆頭としたサポートとなる。
単水の耐性と特防の高さから場持ちは良い。

【ダブル】かちきアタッカー型 [編集]

特性:かちき
性格:ひかえめ/おくびょう
努力値:CS調整 残りH
持ち物:ビビリだま/いのちのたま/こだわりスカーフ/こだわりメガネ/Zクリスタル
確定技:ねっとうorなみのりorハイドロポンプ
優先技:こごえるかぜorれいとうビームorふぶき
選択技:まもる/りゅうのはどう/めざめるパワー

かちきを積極的に活かしていくなら。他のかちきアタッカーに比べ、はがねタイプを出されても余り困らないのも長所。
ミロカロスのいかくに対する圧力が非常に高く初手では出してこないケースが多いため、上手く釣り出しができるとよい。
スキルスワップオドシシと組んで自分から発動させていくのもあり。

ビビリだまorこだわりスカーフでは準速だと準速スカーフ霊獣ランドロスが抜けず、C+2無補正ねっとうくらいではHAチョッキガオガエンには確定耐えされてしまうため、技選択も含めた細かい調整は必須。
無振りメガボーマンダ程度ならC+2無補正こごえるかぜで確1のため、氷技はこごえるかぜで足りる事が多い。

【ダブル】重力催眠構築に組み込む場合 [編集]

確定技:さいみんじゅつ/ハイドロポンプ
選択技:こごえるかぜ/まもる/ひかりのかべ/しんぴのまもり/マジックコート/じこさいせい

ねっとうはさいみんじゅつと相性が悪いので、ハイドロポンプを採用。命中はじゅうりょくで補える。

相方をオドシシにして、スキルスワップで相手にいかくを渡せば、かちきを能動的に発動させることが出来る。
ビビりだまも腐らせずに使える。
オドシシはじゅうりょく・さいみんじゅつも覚える為、この構築と相性がいい。


対ミロカロス [編集]

注意すべき点
弱点が少なく、耐久が高い。ふしぎなうろこ型はどくどくで対策不可能。
回復技じこさいせいに加え、特殊技対策のミラーコート、積み技対策のくろいきり等も完備。
ダブルではかちきによりガオガエン霊獣ランドロスボーマンダ等のいかく勢に強い。
対策方法
基本的に役割遂行速度は遅いので、高威力の一致弱点技で短期決戦を狙いたい。
毒無効で水・氷技が等倍以下のメガフシギバナナットレイがいればほぼ完封(メガフシギバナ特殊型の場合はミラーコートに注意)。
水無効で一撃必殺持ちのラプラストリトドンも有利。
メガリザードンYで水技を弱体化してしまうのもよい。リザY側からはソーラービームで弱点を突ける。

外部リンク [編集]