ドサイドン - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

ドサイドン [編集]

No.464 タイプ:じめん/いわ
通常特性:ひらいしん(でんきタイプの技を受けた時、その技を無効化し特攻を1段階上げる。
           ダブルバトルで、自分以外のポケモンが使った単体対象のでんきタイプの技の攻撃対象を自分にする。)
     ハードロック(効果抜群の技で受けるダメージを3/4に軽減する)※サイホーン、サイドンのとき「いしあたま」
隠れ特性:すてみ(反動を受ける技の威力が1.2倍になる)
体重  :282.8kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
重火力岩/地HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ドサイドン115140130555540535ひらいしん/ハードロック/すてみ
ゴローニャ80120130556545495いしあたま/がんじょう/すながくれ
サイドン105130190457840558ひらいしん/いしあたま/すてみ
しんかのきせき

ばつぐん(4倍)みず/くさ
ばつぐん(2倍)こおり/かくとう/じめん/はがね
いまひとつ(1/2)ノーマル/ほのお/ひこう/いわ
いまひとつ(1/4)どく
こうかなしでんき

特性「ハードロック」の場合、みずくさ3倍、こおりかくとうじめんはがね1.5倍


高い物理火力と耐久を持つ鈍足高火力アタッカー。じめんいわの一致攻撃範囲が広く、サブウェポンも豊富。
特防の低さ、弱点の多さも特性「ハードロック」でカバーでき、一致弱点を突かれない相手には滅法強い。
総じて得手不得手がはっきりとしており、役割を持たせやすい。
特性「ひらいしん」に加え、いわなだれと単体地面技のドリルライナーを一致で扱えるため、ダブルではトリルエースとしての採用数も多い。

第七世代ではZクリスタルの登場によりいわ技のデメリットを補えたり、ダブルでじしんを単体攻撃として撃てたりと攻撃面が強化された。
前世代の役割対象であったメガガルーラファイアローは弱体化したが、今世代でさらに台頭したメガボーマンダメガバシャーモに役割が持てるため、環境的には追い風といえる。
一方対でんき性能ではカプ・コケコデンジュモクなどくさ技持ちのでんきポケモンが増え、やや不安定に。
その他特殊アタッカーの増加も逆風となる一方、トップメタのミミッキュにはウッドハンマーやおにびさえなければロックブラストでタイマンを制する見込みがある。

ただし、耐えて殴るが基本戦法のドサイドンにとってZワザを始めとする瞬間火力の向上は大きな逆風となっており、従来の耐久調整では耐えられない攻撃も大きく増えていることには気を付けなければならない。
役割対象であったファイアロー消滅も辛く、リザードンウルガモスの草技は耐えられないので起点にもできず、他の岩ポケモンに枠を奪われがちなのが現状である。

+  折りたたみ
+  折りたたみ


特性考察 [編集]

ひらいしん
もともとでんき技が無効で、特攻が上がっても活かせる機会が少ないためシングルでは候補外。基本的にダブル用である。
もちろん、かたやぶりで無効化されるため(引き寄せることもできない)、でんきに弱いポケモンを相方にしている場合は注意。
ハードロック
シングルでは基本的にこれ。確実に役割を遂行するためにも必要。
他の2つの特性が自身のタイプや習得技とあまりにも噛み合っていないことから、消去法的な側面もある。
弱点が多いものの、特殊4倍弱点でなければ1発は耐えられるようになる(調整次第では特殊4倍弱点を耐えることもある)。
「とつげきチョッキ」「じゃくてんほけん」とはかなりの好相性。
もちろん、これもかたやぶりで無効化される。
すてみ
隠れ特性。習得する反動技は「とっしん」「すてみタックル(PDW・VC限定)」「じごくぐるま(VC限定)」のみ。タイプ一致の「もろはのずつき」は覚えない。
メリットがせいぜいトレース対策くらいしかなく、いずれのルールでも候補外。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
じしん100(150)100-タイプ一致技。性能安定。ダブルでは周囲全体攻撃。
ドリルライナー80(120)95急所ランク+1タイプ一致技。グラスフィールド下や、ダブルでの単体攻撃に。
がんせきほう150(225)90行動不可タイプ一致技。ラス1やZクリスタルとあわせて。
ストーンエッジ100(150)80急所ランク+1タイプ一致技。高威力・命中不安。
ロックブラスト25(37)×2~590-タイプ一致技。威力不安定だが、きあいのタスキやみがわり、そしてばけのかわに強い。
5発ならストーンエッジを超えるが期待値は3発。
いわなだれ75(112)90怯み30%タイプ一致技。怯みは狙いにくい。ダブルでは相手全体攻撃。
ばかぢから120100攻撃・防御↓高威力・命中安定だが能力低下が痛い。撃ち逃げ向き。
アームハンマー10090素早↓威力・命中で劣るがデメリットは小さい。
れいとうパンチ75100凍り10%くさボーマンダガブリアスランドロスにも。
A特化で無振りガブリアスを確1。A特化@こだわりハチマキでB特化グライオンを確1。
ゆきなだれ60/120100優先度-4後攻かつ被弾で威力倍増。鈍足との相性はよい。
A特化@珠でH振りカイリューをマルチスケイル込みで確1。第4世代技マシン限定。
ほのおのパンチ75100火傷10%くさ/浮いた鋼。A特化@こだわりハチマキでB特化ナットレイを高乱1。
メガホーン12085-くさエスパーフシギバナナットレイには等倍。
ドラゴンテール6090優先度-6
相手交代
積み技対策や、交代読みで。ステルスロックと相性がよい。
ちょうはつに強いが、みがわりやフェアリーで止まる。
つのドリル-30一撃必殺有効打の無い相手に。がんじょうやゴーストには効果無し。
メタルバースト-100-きあいのタスキと合わせて苦手な相手を返り討ちに。高HP鈍足ととても相性がよい。
変化技タイプ命中解説
ロックカット-素早さ強化。最速なら130族、準速なら115族を抜ける。
じゃくてんほけんと組み合わせることで擬似からをやぶるになる。
つるぎのまい-攻撃を強化。じゃくてんほけんより確実。ミミッキュのおにび対策にも。
みがわり-補助技対策や、交代読みで。
ステルスロック-サポート用。高い耐久とアタッカー気質により撒きやすい。
ドラゴンテールやほえるとあわせて。
ほえる-積み技対策や、交代読みで。ステルスロックと相性がよい。
みがわりやフェアリーに強いが、ちょうはつで止まる。
みがわり-補助技対策や、交代読みで。
のろい-攻撃と防御を強化。物理を起点に。
回復実と合わせて。

型考察 [編集]

物理アタッカー型 [編集]

特性:ハードロック
性格:いじっぱり/ゆうかん/わんぱく
努力値:努力値調整の項を参照
持ち物:とつげきチョッキ/じゃくてんほけん/たつじんのおび/こだわりハチマキ/各種Zクリスタル/ラムのみ/オボンのみ
確定技:じしん/ストーンエッジorロックブラスト
選択技:採用理由や仮想敵に応じて技候補の攻撃技より選択

基本的な物理アタッカー型。地面+岩の範囲は広く、共に半減以下にできるのは草/格闘やふゆうドータクンなどごく僅か。
ロックブラストを採用すればタスキやみがわりを突破しやすく、非接触技がメインなのでゴツゴツメットにも強い。
流行のミミッキュに対しても、Bに厚くすることでタイマンで有利に立ち回ることができる。

素早さの数値が近いメガクチート対策として、努力値配分に余裕があれば素早さに振ってもよい。
特殊電気に後出しする場合はHP種族値の高さからHではなくDに振るのが基本(チョッキ持ちを除く)。

努力値調整
ドサイドンはHPや防御の種族値がとても高く、耐久に努力値を振ると様々な攻撃を耐えるようになる。
相手の攻撃を耐える回数が増えるとドサイドンが行動できる回数が増えるため、攻撃に努力値を振るよりも耐久力を上げる方が、
結果的に相手に与えるダメージが向上する事が多い。
下記の努力値調整はあくまで一例だが、ドサイドンを使う際は弱点のわざを何回耐えられるのか把握しておくと立ち回りやすくなるだろう。
なお、攻撃に努力値を振らない場合でも、よほど防御に特化させない限りは性格をいじっぱりにするのが最も効率がよい。
いじっぱり H244 B132
第四世代の頃から有名な配分。当時流行していたノイコウやトビゴンといった対処しにくいポケモンに対して強く、
トップメタだったガブリアスやメタグロスと対面しても相討ちに持っていく事ができた。
古い配分だが、ドサイドンがトップメタのポケモンの攻撃を2発耐えるように努力値を振るという考え方自体は、現在でも有効である。
努力値調整の内容は、無補正A振りガブリアスのじしんが確3。つまり、攻撃種族値が130以下のポケモンの一致じしんを2発耐えるという事である。
タイプ不一致のじしんであれば3発程度耐える計算である。A特化ギルガルドのアイアンヘッドも確3、A特化ミミッキュのZじゃれつくも確定耐えできる。
格闘タイプのわざに関しては、無補正A振りゴウカザルのインファイトを丁度2発耐える程度と覚えておくとよい。
持ち物
とつげきチョッキ
弱点である特殊攻撃技に耐性を持たせ、役割対象である特殊電気への後出しを安定させる。
無補正D振り@とつげきチョッキでC特化デンジュモクのエナジーボールを確定耐え。
その他サザンガルドなど一部の組み合わせに強く出られるようになる。
こだわりハチマキ
バンギラスカイリュー等の有利な相手に繰り出して、高火力の技で負担をかける。
性格がいじっぱりの場合、A無振りでもじしんでH振りギルガルド(シールド)を確1にする火力なので、
交代先への負担を重視するなどの理由が無ければこうげきに努力値を多く割り振る必要はない。
ちなみにA特化@こだわりハチマキならストーンエッジでH振りウォッシュロトムを低乱1(37%)。
同条件でロックブラストが4発以上当たればH4ミミッキュをばけのかわ込みで確定で落とせる。
じゃくてんほけん
弱点の多さとハードロックを活かし、不一致弱点技を耐えて爆発力を得る。
つるぎのまいと異なり積む際の隙が無く技スペースも消費しないが、相手依存なので安定性に欠ける。
A特化・Aランク+2のじしんで無振りメガガルーラローブシンを確1。
たつじんのおび
一部の相手の確定数に影響が出る。
A特化ばかぢからで無振りメガガルーラを低乱1→確1。
A特化じしんでH振りギルガルドを低乱1→確1。
A特化メガホーンでB特化クレセリアを低乱2→確2。
+  折りたたみ

ロックカット型 [編集]

特性:ハードロック
性格:いじっぱり/ようき
努力値:S252 耐久調整 残りA
持ち物:じゃくてんほけん/いのちのたま/ラムのみ/イワZ/各種Zクリスタル
確定技:ロックカット/じしん/ストーンエッジorロックブラストorいわなだれ
選択技:れいとうパンチ/ほのおのパンチ/がんせきほう/メガホーン

ロックカットを積んで強襲する型。
じゃくてんほけんとの相性もよく、うまく立ち回れば擬似からをやぶる状態を再現できる。
ゴローニャも同じことができ、あちらはがんじょうとふいうち、S45があるが、
こちらは豊富なサブウェポンと高い攻撃力&耐久力があるので意識はすれど差別化に悩む必要もない。

型サンプル
持ち物:じゃくてんほけん
技構成:ロックカット/ロックブラスト/じしん/れいとうパンチ

ハードロックの効果もあり2倍弱点なら安定して受けられる。
A無振りでもじゃくてんほけんが発動すれば火力は充分確保できる。
ただしきあいのタスキ持ちがネックなので岩技はロックブラスト推奨。
Sに252振る都合で耐久が脆くなるため、4倍弱点(草・水)はさすがに耐えきれない。
ただし壁を張ればその限りではないので、両壁サポートがいると安定して発動できる。
れいとうパンチはドラゴン意識だが、仮想敵に応じて他の技と選択でよい。

ゴツゴツメット型 [編集]

特性:ハードロック
性格:わんぱく
努力値:HB252 余りADS
持ち物:ゴツゴツメット
確定技:れいとうパンチ
優先技:じしんor岩技(ストーンエッジ/ロックブラスト)※両立可
攻撃技:アームハンマーorばかぢから/つのドリル
補助技:ステルスロック/どくどく/ほえる

ゴツゴツメット枠として採用する場合の型。耐久指数はクレセリアを上回る。優秀な攻撃種族値と範囲で遂行性能が高い。
回復技は皆無なため、パーティ単位で相手を素早く消耗させる必要がある。

+  折りたたみ

メタルバースト型 [編集]

特性:すてみorハードロック
性格:ゆうかん
努力値:H252 A252
持ち物:きあいのタスキ(推奨)/ゴツゴツメット
確定技:メタルバースト
優先技:じしん/ストーンエッジorロックブラスト
攻撃技:アームハンマーorばかぢから/つのドリル/ドラゴンテール
補助技:ステルスロック/どくどく/ほえる

ソルガレオを除きメタルバースト使い最高値のHPを活かし、1:1交換を狙う型。
ひんしにならないためZすてゼリフなどで全快させれば再利用可能。
通常なら天敵である特殊くさみずを突破できる点も強み。
一撃できあいのタスキが発動し反射した場合、H実数値331以下の相手は同じくきあいのタスキ持ちでない限り一撃。
これはH252振りアクジキング、H4振りハピナスですら耐えられない数値である。
最低限H252、きあいのタスキ、技枠1つ程度で仕事が可能なため他の型との両立が容易だが、奇襲性に特化するならBDS逆V最鈍を狙いたい。
また、その場合特性は受けるダメージが減少してしまうハードロック、トレースされると面倒なひらいしんは候補外。
当然の事ながらタスキ潰しに弱い。連続攻撃に至っては最後の一撃しか返せないためたとえ耐えても碌なダメージを与えられない。

サイドンでやれ。以上。
↑何故サイドンなのか分からないから理由を教えて。
↑耐久を下げて襷メタバ使うから。
↑それならHPの高いドサイドンでいいだろ。サイドンならきせきを持たせたい
↑上にもあるけど輝石待たせたところでハードロックオボンドサイドンの劣化。
襷メタバならより耐久の低いサイドンに分がある。
どうせHP種族値の高い奴は低火力が多くてこいつに襷発動させる程の技は使ってこないし、HP種族値105もあれば充分。
↑横槍になるが、そもそもメタバという技自体を主軸にしようとするこの型の前提がおかしいと言わざるを得ない。
物理に対しては普通に攻撃を耐えて反撃で突破(ガブやバシャーモなど)できるため、メタバの採用理由は「ドサイドンより早い、主に特殊相手に対する役割破壊」。
トリデプスのように火力がないポケモンならともかく、攻撃性能の優秀なこいつの場合はメタバを狙うより普通に殴ったほうが良い場面が圧倒的に多い。
メタバのためだけに進化前を採用したりBDの個体値を下げて、せっかくの火力や耐久を犠牲にする選択肢を選ぶ利点は薄い。
あくまでメタバは役割破壊、つまりおまけ程度の技である以上主軸に据えようとする前提自体が誤りといえる。
基本のアタッカー型に持ち物候補にタスキを追加すれば済む内容なのでこの型考察はノート・雑記行きが適当かと。

【ダブル】アタッカー型 [編集]

特性:ひらいしんorハードロック
性格:ゆうかんorいじっぱり
努力値:HA252を基本に調整
持ち物:Zクリスタル/じゃくてんほけん/とつげきチョッキ/たつじんのおび/オボンのみ/こだわりハチマキ
確定技:いわなだれ/ドリルライナー(推奨)orじしん
優先技:まもる
攻撃技:アームハンマーorばかぢから/れいとうパンチ/かみなりパンチ/ほのおのパンチ/メガホーン/ストーンエッジorロックブラスト
変化技:みがわり/ほえる

ダブルバトルにおけるアタッカー。主にメガリザードンYクレセリアなどのトリックルーム持ちと組ませる。
メガリザードンYとの相性は抜群で、ひでりによる水技のダメージ減、じしん無効、ひらいしんで電気を吸い寄せるためお互いに補完しあえる。
リザードンが強めてしまう相手の炎タイプに、こちらが強く出られるのがよい。

特性はどちらも有用なので悩みどころ。
ひらいしんなら電気技を牽制できる。ただしほうでんのような全体攻撃技は吸い寄せる事はできない。
ハードロックでも初見では見抜けないのでブラフになる。


対ドサイドン [編集]

注意すべき点
攻撃が高く、一致技の範囲も優秀。ロックブラストがあるためきあいのタスキやみがわりでは受けにくい。
サブウェポンも非常に豊富で、耐久調整をすることにより物理同士の殴り合いに強い。
特殊技で攻めようにも、不一致弱点技はハードロックやとつげきチョッキで軽々と耐えられてしまう。
つるぎのまいやロックカット、じゃくてんほけんでの強化や、超火力のZワザも脅威。
対策方法
ハードロックがあるとはいえ特防は低く、4倍弱点の草・水で攻めるのが得策。
ただし無補正C振りカプ・コケコ@いのちのたまのくさむすび程度では、D振り@とつげきチョッキを確1にできないので注意。
攻撃面は物理一辺倒なため、おにびを入れることができればある程度抑えられるがつのドリルで強行突破してくることもある。
メガギャラドスならかたやぶりでハードロックを貫通して水技で一撃で倒すことができる。

外部リンク [編集]