フシギバナ [編集]
No.003 タイプ:くさ/どく 通常特性:しんりょく(HPが最大HPの1/3以下の時、草タイプの技の威力が1.5倍になる) 隠れ特性:ようりょくそ(天気が「ひざしがつよい」の時に素早さが2倍になる) 体重 :100.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80) ・メガフシギバナ タイプ:くさ/どく 特性 :あついしぼう(ほのおタイプとこおりタイプの攻撃技のダメージを半減する) 体重 :155.5kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
草/毒 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
フシギバナ | 80 | 82 | 83 | 100 | 100 | 80 | 525 | しんりょく/ようりょくそ | |
メガフシギバナ | 80 | 100 | 123 | 122 | 120 | 80 | 625 | あついしぼう | |
ラフレシア | 75 | 80 | 85 | 110 | 90 | 50 | 490 | ようりょくそ/ほうし | |
ウツボット | 80 | 105 | 65 | 100 | 70 | 70 | 490 | ようりょくそ/くいしんぼう | |
ロズレイド | 60 | 70 | 65 | 125 | 105 | 90 | 515 | しぜんかいふく/どくのトゲ/テクニシャン | |
モロバレル | 114 | 85 | 70 | 85 | 80 | 30 | 464 | ほうし/さいせいりょく |
初代御三家の一角で、くさ×どく複合タイプを持つポケモン。
特殊方面が高めなものの、バランス型の平坦な種族値なので、
特性を活かしたアタッカー・補助技を活かした耐久型のどちらにしてもライバルの壁が厚い。
しかしメガシンカすると素早さ以外の能力が全体的に上がるうえ、
特性あついしぼうにより、くさタイプでありながらほのお・こおり等倍の稀有な耐性を得られる。
それゆえこれらをサブに持つみず・でんきに強く出られるのが特徴。
第七世代では苦手なファイアローが環境から激減し、役割対象であるフェアリーが大幅増加。
新勢力の多くに役割を持てることから環境に刺さりやすい。
一方でメガボーマンダの増加、一致技半減以下のどく・はがねの急増、一致技も補助技も通らないカミツルギの登場等は逆風。
また、超火力のエスパー技を扱うカプ・テテフ、等倍でも超火力を叩き出すZワザの登場により、フシギバナ1体で詰められるパーティは相対的に減ってしまった。
ギャラドス・カイリュー・霊獣ランドロス等、従来ひこう技を採用しなかったポケモンにヒコウZが搭載されるパターンも増えており、奇襲されるリスクも上がっている。
相手の構成や立ち回りから、Zワザによる役割破壊の危険性を見越した運用が求められるだろう。
形態考察 [編集]
通常フシギバナ [編集]
特性ようりょくそや火力補強の持ち物を用いることで、高い攻撃性能を得られる。
くろいヘドロによる耐久型も考えられるが、素の耐久は過信できるほど高くはなく、
数値・耐性に優れるメガフシギバナでの運用が推奨される。
- しんりょく
- 通常特性。くさ技の通りの悪さを補える。
体力が削れた状態から、高威力のギガドレインによる巻き返しも可能。
- ようりょくそ
- 隠れ特性。晴れ下で素早さ倍増。
攻撃面ではウェザーボールを覚えるウツボットの方が優秀なので、
耐久力で上回る点を活かしたい。
メガフシギバナ [編集]
メガシンカすることで火力・耐久の上昇に加え、特性あついしぼうによるほのお・こおり等倍の耐性を得ることで大幅強化される。
ひこう・エスパー技をサブウェポンに持つポケモンは少ないため、本来弱点の多いくさタイプでありながら非常に役割破壊されにくいのが特徴。
どくどく・やどりぎのタネ・各種粉技で崩される恐れもなく、一致等倍程度は豊富な回復技で受け切れる。
一致技が通らないどく・はがねに対しても、めざめるパワーやじしん、ねむりごなで対抗可能。
サイクル戦に長ける一方、メガシンカアタッカーとしては中速・中火力なので、広く撃ち合いを任せることはできない。
パーティの主軸にはなりえないが、補完としては優秀なポケモンといえる。
- メガシンカ前の特性について
- 場に出てすぐにメガシンカが基本となるため、どちらの特性も発動機会に乏しい。
しかしようりょくその場合、晴れ下であればメガシンカを温存することで先制するという選択肢が生まれる。
偶発的な対面時に上からねむりごなを入れたり、事前に削れていれば無償突破も可能になる。
技考察 [編集]
型考察 [編集]
メガフシギバナ [編集]
特性:ようりょくそ→あついしぼう
持ち物:フシギバナイト
物理受け型 [編集]
性格:ずぶとい
努力値:HB252ベース
確定技:こうごうせい
優先技:やどりぎのタネorギガドレイン(両立可)/ヘドロばくだん/めざめるパワー(炎)
攻撃技:じしん/はたきおとす
変化技:ねむりごな/ほえる/どくどく/まもる/みがわり
豊富な回復ソースに加え良耐性かつどくどく無効と、耐久ポケモンとして申し分ない性能を持つ。
マリルリなどの本来の役割対象に加え、主に物理じめん・かくとうなどの対策として採用される。
ラッキーなどと組んで、受けループの物理受けポケモンとして運用されることも多い。
受け型であるため回復ソースのこうごうせいが確定技となり、長期戦で削りの狙えるやどりぎのタネorどくどくの優先度が上がる。
めざめるパワー炎があれば毒技・やどりぎのタネ無効かつ草1/4のナットレイ・カミツルギ対策にもなる。
特殊受け型 [編集]
性格:おだやか
努力値:HD252ベース
確定技:こうごうせい/ヘドロばくだん
優先技:やどりぎのタネorギガドレイン(両立可)
攻撃技:めざめるパワー(炎)/じしん/はたきおとす
変化技:ほえる/まもる/みがわり/ねむりごな/どくどく
主に対特殊フェアリーやみず・でんきへの役割を強める場合に採用する。
物理受け同様、回復ソースのこうごうせいは確定。長期的なダメージソースとなるやどりぎのタネorどくどくの優先度も高い。
役割対象であるカプ系のめいそうや霊獣ボルトロスのわるだくみ+Zワザで突破されないよう、遂行速度を上げるヘドロばくだんも必須。
逆にナットレイ・カミツルギ意識のめざめるパワー炎の優先度は下がるが、交代読みで撃つ機会はあるので入れておいて損は無い。
特殊アタッカー型 [編集]
性格:ひかえめ/おくびょう
努力値:HC252ベース
確定技:ヘドロばくだん/ギガドレインorエナジーボールorリーフストーム
優先技:めざめるパワー(炎)
攻撃技:じしん/はたきおとす
変化技:こうごうせい/ねむりごな/やどりぎのタネ/ほえる/どくどく/みがわり
遂行速度を重視したHCベースの特殊アタッカー型。
H振りのみでも耐久力はかなりのものであり、マリルリやキノガッサなどを後出しから容易に対策可能。
草技はギガドレインならタイマンに強く、リーフストームならサイクル崩壊を狙える。
物理アタッカー型 [編集]
性格:いじっぱり/ゆうかん
努力値:HA252ベース
確定技:パワーウィップorはなふぶき/じしん
優先技:つるぎのまいorのろい
攻撃技:ヘドロばくだん/はたきおとす
変化技:こうごうせい/ねむりごな/やどりぎのタネ/ほえる
一致技との補完に優れるじしんを搭載することが最大の目的。
受け出されるバンギラスやヒードラン、アーゴヨンなどへの地雷となれる。
一方で有用な物理どく技を覚えない点には注意。
A特化じしんでH振りヒードランを確1、H4振りアーゴヨンを中乱1(ステルスロック込みで確定)。
積み技はつるぎのまいなら素早い火力強化が狙える。のろいなら物理受けもこなせるがSが下がるので一長一短。
通常フシギバナ [編集]
くろいヘドロ耐久型 [編集]
特性:しんりょく/ようりょくそ
性格:ずぶとい/おだやか
努力値:HB252orHD252ベース
持ち物:くろいヘドロ
確定技:やどりぎのタネ
優先技:みがわり
攻撃技:ギガドレイン/ヘドロばくだん/めざめるパワー(炎)
変化技:ねむりごな/どくどく/こうごうせい/まもる
やどりぎのタネに加え、くろいヘドロによる定数回復を得られる。長期戦に強く、みがわりも使いやすい。
とはいえ種族値や耐性はメガ型の方が優秀なので、メガシンカ枠を消費しないことが主な採用理由となる。
HPは172振りでくろいヘドロの回復量が最大になるが、単純に合計耐久指数を高めたいなら全振りでも良い。
ただ、B特化してもA特化霊獣ランドロスのじしんがヘドロ込みで低乱2と、数値受けは厳しい。
対フシギバナ [編集]
- 注意すべき点
- 弱点2つの優秀な耐性と高い耐久力、豊富な変化技を持ち、対策が非常に難しい。
相性有利なポケモンにもサブウェポンや妨害技が刺さるため、安易に後出しできない。
型も物理受け・特殊受け・アタッカーと幅広く、やどりぎのタネやギガドレインで確定数が変動する恐れも。
- 対策方法
- 一致技は通りが悪く、ねむりごなもぼうじんゴーグルなどで無効化できる。
しかしこちらからの有効打が無いと、やどりぎのタネやこうごうせいで受け切られてしまう。
弱点技のほか、一撃必殺技やちょうはつもあると良い。
比較的有利なポケモン |