ラフレシア [編集]
No.045 タイプ:くさ/どく 通常特性:ようりょくそ(晴れのときに素早さが2倍になる) 隠れ特性:ほうし(接触技を受けた際に30%の確率で相手を毒、麻痺、眠り状態のどれかにする)※ナゾノクサのとき「にげあし」 クサイハナのとき「あくしゅう」 体重 :18.6kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
草/毒 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ラフレシア | 75 | 80 | 85 | 110 | 90 | 50 | 490 | ようりょくそ/ほうし |
フシギバナ | 80 | 82 | 83 | 100 | 100 | 80 | 525 | しんりょく/ようりょくそ |
ウツボット | 80 | 105 | 65 | 100 | 70 | 70 | 490 | ようりょくそ/くいしんぼう |
ロズレイド | 60 | 70 | 65 | 125 | 105 | 90 | 505 | しぜんかいふく/どくのトゲ/テクニシャン |
モロバレル | 114 | 85 | 70 | 85 | 80 | 30 | 464 | ほうし/さいせいりょく |
初代から存在するくさ×どく複合タイプ。
第1世代にありがちな平坦な種族値・技ラインナップ不足によりアタッカーとしても耐久型としてもいまひとつ奮わず、
とりわけフシギバナとの差別化に悩まされ続けてきたが、現在では以下の2点が独自の強みとして挙げられる。
- フェアリー技(ムーンフォース・マジカルシャイン)
- 一致技同様どく・はがねに通らないものの、かくとう・ドラゴン・あくに抜群で等倍範囲も広い。
同タイプでマジカルシャインを覚えるロズレイドより耐久が高く、下記のちからをすいとるとあわせてこれらの物理アタッカーに役割を持ちやすくなる。
また、ようりょくそとあわせれば多くのドラゴンに先制でき、晴れパが苦手なドラゴンで止まらないエースとしての活躍が期待できる。
- ちからをすいとる
- 物理アタッカーの弱体化と自身の回復を同時に行える強力な補助技。物理受け型で運用する際、フシギバナやモロバレルに対する明確な優位点となる。
他の習得者であるウツボットには耐久、キレイハナには火力、ワタッコやマシェードには4倍弱点が無い点で勝る。
第七世代では相性有利なフェアリーの増加や、その対策となるどく技で弱点を突かれないくさタイプであることも追い風となる。
とはいえこちらは同タイプ共通の利点であり、ライバルとの差が縮まることはない。
依然として種族値や特性には難があるため、上記の習得技を差別化のみならず実用面でも活かした運用が望まれる。
特性考察 [編集]
- ようりょくそ
- 通常特性。晴れ下で素早さ倍増。
素のSは低いものの、準速でも実数値204となり、最速130族や準速フェローチェを抜ける。
最速なら準速97族@スカーフまで抜けるが、数値上はC特化フシギバナやウツボットの劣化となる点に注意(ラフレシア:C162・S112/フシギバナ:C167・S132/ウツボット:C167・S122)。
- ほうし
- 隠れ特性。接触技主体の相手に対して状態異常で負荷をかけられる。
晴れ下でなくとも発動し、物理受け型との相性も良いが、いかんせん安定しない。自身のどくどくやねむりごなを阻害する恐れもある。
また、発動確率はせいでんきなどとは異なり、必ずしも30%ではない。
例えば電気には麻痺無効、鋼や毒には毒無効で20%。草に至っては特性そのものが無効で0%。
また、毒・眠り無効のふみん持ちアリアドスに接触技を受けても麻痺10%など。
技考察 [編集]
型考察 [編集]
晴れアタッカー型 [編集]
特性:ようりょくそ
性格:ひかえめ/おくびょう
努力値:C252 S調整 残りH
持ち物:Zクリスタル/いのちのたま/きあいのタスキ/とつげきチョッキ/オボンのみ
確定技:ソーラービームorエナジーボール/ヘドロばくだん
優先技:ムーンフォース
選択技:めざめるパワー(炎/地)/せいちょう/ねむりごな/こうごうせいorちからをすいとる
高めのCと安定した耐久・耐性を持つ晴れエース。
ただ、他のようりょくそアタッカーに比べ鈍足で、Sに多く振ってもフシギバナやウツボットの劣化になりがち。
差別化自体はフェアリー技で可能なものの、それを活かすにはドラゴンを抜く必要があるため、調整が難しい。
なお、最速でも準速サザンドラ@スカーフを抜けず、C特化サザンドラの晴れ下かえんほうしゃで無振りラフレシアが確1である。
めざめるパワーは毒やヒードランに刺さる地面が有力。
炎は晴れで補強できるが、ウツボットのウェザーボールの方が高威力。鋼も晴れパなら牽制しやすい。
せいちょうを活かせるのも晴れアタッカー型の利点。
一方で一致技・フェアリー技・めざめるパワーのいずれかを切ることになるため、苦手な相手を処理できるポケモンも用意しておきたい。
通常アタッカー型 [編集]
特性:ほうし
性格:ひかえめ
努力値:HC252ベース
持ち物:いのちのたま/こだわりメガネ/とつげきチョッキ/Zクリスタル
確定技:ギガドレインorエナジーボール/ヘドロばくだん
攻撃技:ムーンフォース/めざめるパワー(炎/地)
変化技:ねむりごな/どくどく/こうごうせいorちからをすいとる
天候に依存しない汎用アタッカー型。
耐久型の水や草には安定して後出しできる。
チョッキとムーンフォースがあればサザンドラやジャラランガも対面から突破可能。
特殊受けはどくどくで対処できるが、毒や鋼に対しては、ちからをすいとるやねむりごなで動きを止めて後続に任せるのが賢明。
いずれの技でも負担をかけられないメガフシギバナは特に厳しいので注意。
- 型サンプル
- 特性 :ほうし
性格 :ひかえめ
努力値:HC252
持ち物:とつげきチョッキ
技構成:ギガドレイン/ヘドロばくだん/ムーンフォース/めざめるパワー(炎)
使用感 |
物理受け型 [編集]
特性:ようりょくそ/ほうし
性格:ずぶとい
努力値:HB252ベース
持ち物:ゴツゴツメット/くろいヘドロ
確定技:ちからをすいとる
攻撃技:ギガドレイン/ヘドロばくだん/ムーンフォース/めざめるパワー(炎/地)/まとわりつく
補助技:ねむりごな/どくどく/みがわり
ちからをすいとるを活かす物理受け型。
数値上はメガフシギバナやモロバレルのような耐久力は無く、後出しから受けられる相手は限られるが、
対面からなら一発耐えられれば相手を弱体化させて自身を全回復させることもできる。
みがわりを張られると弱体化も回復もできない点に注意。相手のAを下げ切った場合も同様。
クリアボディやまけんき持ちに対しては、Aを下げられず回復のみとなる。
主な役割対象はギャラドスやマリルリなどの水、キノガッサやカプ・ブルルなどの草。
等倍だと弱体化が追い付かないつるぎのまい持ちは厳しいものの、メガミミロップといった積み技を持たないアタッカーなら遂行は容易。
非接触の岩・地面技を撃たれることが少ないので、ほうしやゴツゴツメットの発動機会も多い。
バンギラスとの相性が良い。
互いの弱点をカバーできるうえ、苦手な物理を受け流しつつ特殊を誘い出して積みの起点を作れる。
メガフシギバナと異なりメガ枠を消費しないため、メガシンカエースとしての運用も可能。
【ダブル】ようりょくそ型 [編集]
特性:ようりょくそ
性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:HCS調整
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/Zクリスタル
優先技:ソーラービームorエナジーボール/ヘドロばくだん
攻撃技:ムーンフォースorマジカルシャイン/めざめるパワー(炎/地)
補助技:まもる/こうごうせい/ねむりごな/おさきにどうぞ/ちからをすいとる
フェアリーやジャラランガに強い晴れパ要員。
天候を奪われなければ、雨パのキングドラやルンパッパ、霰パのユキノオーやAキュウコンにも上から弱点を突ける。
高速おさきにどうぞ・ちからをすいとるも強力。
アタッカー型ではフシギバナやウツボット、サポート型ではワタッコやドレディアがライバルとなる。
タイプや習得技の違いを最大限活かしたい。
対ラフレシア [編集]
- 注意すべき点
- ちからをすいとる持ちの中でも耐久・耐性に優れ、ほうしや粉技とあわせて多くの物理アタッカーを受け流す。
フェアリー技を覚えるため、格闘やドラゴンに強い。
火力もあり、晴れ下ではようりょくそやせいちょうで更に強化される。
- 対策方法
- 鈍足なので先手を取ってちょうはつやみがわりで動きを封じる。
一致技とフェアリー技は毒や鋼で半減以下にできる。
倒し損ねるとちからをすいとるやギガドレインで回復されてしまうので、ゲッコウガやカプ・テテフなどの特殊アタッカーで一気に落とすのが良い。