ミミロップ - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

ミミロップ [編集]

No.428 タイプ:ノーマル
通常特性:メロメロボディ(接触技を受けると30%の確率で相手をメロメロ状態にさせる)※ミミロルの時「にげあし」
     ぶきよう(持っている道具の効果が発動しない)
隠れ特性:じゅうなん(まひ状態にならない)
体重  :33.3kg(けたぐり・くさむすびの威力60)

・メガミミロップ
タイプ:ノーマル/かくとう
特性 :きもったま(ゴーストタイプにノーマルと格闘タイプの技が当たるようになる)
体重 :28.3kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
能力比HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ミミロップ6576845496105480メロメロボディ/ぶきよう/じゅうなん
メガミミロップ65136945496135580きもったま
無/闘HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
メガミミロップ65136945496135580きもったま
キテルグマ12012580556060500もふもふ/ぶきよう/きんちょうかん

ミミロップ(ノーマル)メガミミロップ(ノーマル/かくとう)
ばつぐん(4倍)------
ばつぐん(2倍)かくとうかくとう/ひこう/エスパー/フェアリー
いまひとつ(1/2)---いわ/むし/あく
いまひとつ(1/4)------
こうかなしゴーストゴースト

第4世代出身の単ノーマルタイプ。素の状態では素早さの高いサポート役といった趣。

メガシンカによって攻撃が一気に上昇。かくとうタイプを得、ノーマルタイプ最速となる。
特性がきもったまに変化することで、一致技だけで全てのタイプに等倍以上を取れる。

第7世代ではメガシンカの仕様変更により初手からS135で動けるようになった。
天敵ファイアローが環境から激減したことも相対的な強化点。
新たに環境に増えたフェアリーには一致ノーマル技が通るため、より終盤の抜きエースとしての役割がこなしやすくなったと言える。
環境に多いミミッキュにもねこだましで安全にばけのかわを剥がせる。
ただし、タイプの関係上有利とは言い切れないため、あくまで器用な立ち回りを心がける必要がある。



形態考察 [編集]

通常ミミロップ [編集]

メガシンカしない場合はサポートメインとなる。
運用方法が大きく異なるため、通常ミミロップで戦いつつ状況に応じてメガシンカする戦法は難しい。

メロメロボディ
相手の行動を封じる効果は優秀だが、接触技持ちの異性限定で、発生率も3割と安定しない。
耐久が低いため狙いにくく、発生しても交代や瀕死で効果が消えるため後続に活かせない。
ぶきよう
とつげきチョッキをすりかえたり、なかまづくりで相手の特性と持ち物を無効化したりできる。
メガシンカやZワザは使用できるが、基本的に上記の技を用いたサポート用の特性。
メガシンカ型の場合でもポリゴン2にトレースされた場合にしんかのきせきの効果を無効にできる利点がある。
じゅうなん
隠れ特性。麻痺による機能停止を防げる。メガシンカ型ならこちら。
サポート型でもでんじは等に無償降臨からのアンコールが可能。

メガミミロップ [編集]

ノーマル×かくとうタイプになるとともにASが跳ね上がり、速攻物理アタッカーに変貌する。
きもったまにより一致技だけでヌケニン以外の全てのポケモンに等倍以上を取れる脅威の一貫性を得る。

ただしつるぎのまいやビルドアップ等の使い勝手のよい積み技を覚えず、強化アイテムを持てないこともあって火力は数値より控えめ。
耐久はBが10上がるだけで、弱点も増えるため、単純な撃ち合いには押し負けてしまうことも多い。
ねこだましによる削り、各種補助技による搦め手も活用しながら器用に立ち回っていきたいところ。

きもったま
この特性によりゴーストに一致技を撃てる。
他にも霊交代によるとびひざげり空かしを恐れる必要がない、ねこだましでミミッキュのばけのかわを剥がせるなど利点が多い。
ただしデスカーンミイラには注意。
メガシンカ前の特性について
高速アタッカーにとって致命傷となる、交代際の麻痺を防げるじゅうなんが安定。
麻痺技読み交換や、追加効果の麻痺で事故る可能性も減らせる。

ただしぶきようにもトレース持ちの道具(特にポリゴン2のしんかのきせき)を無効化出来るメリットがある。
道具なし防御特化ポリゴン2はA252のとびひさげりで乱数一発、ねこだまし込みで確1であり、対面からなら無償突破が可能になる。
(きせき持ちの場合は、ねこだまし込みでも確2)

追加効果の麻痺は事故と割り切り、
ポリゴン2対面を重視するのであればぶきようも選択肢となる。


技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力
[メガ時]
命中効果解説
おんがえし102(153)100-タイプ一致技。性能安定。
からげんき70(105)/
140(210)
100-タイプ一致技。状態異常で威力倍増。
おにび対策に。きもったまならゴーストにも通る。
とっておき140(210)100-タイプ一致技。工夫が要るが高威力で連発可。メガシンカすれば最速のとっておき使い。
ギガインパクト150(225)90行動不可タイプ一致技。死に際やラス1相手に。
とびひざげり130[195]90外すと反動メガシンカ時のタイプ一致技。きもったまによりゴーストにも通る。
きあいパンチ150[225]100優先度-3メガシンカ時のタイプ一致技。みがわりやアンコールとあわせて。
グロウパンチ40[60]100攻撃↑100%攻撃しつつ抜き性能を高める。
USUMで遺伝でも習得できるように。
ドレインパンチ75[112]100HP吸収メガシンカ時のタイプ一致技。攻撃しつつ回復。威力不足だが命中安定。教え技。
ほのおのパンチ75100火傷10%ハッサムヌケニン、まもる持ちナットレイに。3色パンチは2倍では等倍おんがえし以下。
かみなりパンチ75100麻痺10%ギャラドスペリッパーに。
れいとうパンチ75100凍り10%ボーマンダガブリアスランドロスに。
アイアンテール10075防御↓30%ミミッキュカプ・テテフに。
ふぶき11070凍り10%特殊技。通常ミミロップ向き。霰やZクリスタルとあわせて。
かみなり11070麻痺30%特殊技。通常ミミロップ向き。雨やZクリスタルとあわせて。
でんこうせっか40(60)100優先度+1タイプ一致技。先制技。タスキ潰しに。
ねこだまし40(60)100優先度+3
怯み100%
タスキ潰しや、ダブルでのコンボ崩しに。きもったまならゴーストにも通る。
がむしゃら-100-削り技。きあいのタスキやみがわりとあわせて。きもったまならゴーストにも通る。
ミラーコート-100優先度-5特殊技を倍返し。きあいのタスキやとつげきチョッキとあわせて。
変化技タイプ命中解説
ふるいたてる-唯一覚える火力向上積み技。特攻はおまけ程度。
グロウパンチの方が優秀だが、キングシールド、てつのトゲなどの接触ダメージを嫌うなら。
でんじは90サポート用。電気や地面、ひらいしん等には無効。
アンコール100起点作りに。素早いので使いやすい。
あまえる100物理アタッカーを弱体化。クリアボディまけんきに注意。
すりかえ100ぶきようならとつげきチョッキも押し付けられる。
メガシンカ型では採用できない。
なかまづくり100ぶきようなら相手の特性と持ち物をまとめて潰せる。
コスモパワー-防御・特防を補強。耐久面を補える。バトンタッチ可。
バトンタッチ-積み技やみがわりとあわせて。
いやしのねがい-後続の全回復・無償降臨に。
みがわり-補助技対策や、きあいパンチ・でんじは等とあわせて。
こらえる-がむしゃらやメロメロボディとあわせて。
マジックコート-補助技対策。読みが要るが決まれば強力。
たがやす-ダブル用。草タイプの攻撃・特攻を補強。周囲全体対象。

型考察 [編集]

メガミミロップ [編集]

特性:じゅうなん/ぶきよう→きもったま
性格:ようき
努力値:AS252 H4 or A244 S252 HBD4
持ち物:ミミロップナイト

HB4振りで特化キノガッサのマッハパンチが確定耐えになるため、調整することで対面から確実に倒すことができるようになる。

メガシンカ型の場合、以上の要素は共通となる。

基本アタッカー型 [編集]

確定技:とびひざげり(推奨)orドレインパンチ
優先技:おんがえし/ねこだまし
攻撃技:れいとうパンチ/ほのおのパンチ/かみなりパンチ/アイアンテール/でんこうせっか
補助技:どくどく/でんじは/アンコール/みがわり

メガシンカで攻撃と素早さを大きく上げ全抜きを狙う。
きもったまによりゴーストにも一致技が通るため、メインウェポンの一貫性が非常に高いのがポイント。

一方で高威力のとびひざげりがあるとはいえ、持ち物無し・無補正A136の火力指数はそこまで高いものではない。
単純な全抜きエースとしての火力はメガバシャーモメガルカリオに大きく劣るため、
彼らより高い素早さと一致技の一貫性を活かし、相手の削れた終盤で活躍させるのが適任と言える。

第7世代ではメガシンカターンからS135で動けるようになり、ねこだましが無くても比較的安全にメガシンカできるようになった。
とはいえタスキ潰しやダメージ上乗せとしては依然として有用。無補正A振りねこだまし+おんがえしで無振りカプ・コケコを確定。
きもったまによりミミッキュのばけのかわ対策にもなるが、無補正A振りおんがえしでは無振りミミッキュが確2。
返しのA特化じゃれつくで無振りメガミミロップが確1なので、対面から処理までこなすにはアイアンテールが必要となる。

サブウェポンとしてはメガボーマンダガブリアスランドロス等に有効なれいとうパンチがおすすめ。
ほのおのパンチは一見格闘技と範囲が被るが、ハッサムヌケニンやまもる持ちナットレイテッカグヤに対する安定した有効打になる。
どくどくは呼びやすい物理受けに対して有効だが、終盤で活躍するポケモンとしてはミスマッチか。

技構成の考察

ねこだまし/おんがえし/とびひざげり/れいとうパンチ
オーソドックスな高速・高一貫性のアタッカー。
エアームドドヒドイデクレセリアなどの物理受けを誘いやすいため、安易なねこだまし・とびひざげりは避けるべき。
とびひざげりが一度でも外れると非常に厳しく、
まもるやキングシールドを搭載したポケモンが優先して選出されやすい事も頭の片隅にいれておく必要がある。
苦手なポケモンが弱った終盤での抜き性能は抜群。
ねこだまし/おんがえし/とびひざげり/みがわり
みがわりを搭載し、状態異常技など相手の補助技に対抗する構成。
ギルガルド用としては非常に優秀。ミミロップ対面ではキングシールドをしてくることが多いのでそこにみがわりを合わせれば有利に立ち回れる。
シャドーボール・かげうち・キングシールド・どくどくといった構成ならば完全に詰ませる事も可能。
サザンガルドの並びに強いが、無補正A振りとびひざげりではH振りギルガルド(シールド)が乱1(87.5%)。
ねこだまし/おんがえし/ドレインパンチ/れいとうパンチ
基本的には上記のオーソドックスな型であるが、ドレインパンチ採用により大火力を捨てて対高速アタッカー潰しに半ば特化した型。
とびひざげり採用時でもギルガルドナットレイに対しては一方的な有利対面とは言えず、
逆にゲッコウガメガルカリオに対してはドレインパンチで十分な威力があるため、
とびひざげり外しの負け筋を消すことができることがドレインパンチ採用の最大利点。
ただし、単体での火力は大きく低下するため役割対象はかなり異なる。

きあいパンチ型 [編集]

確定技:きあいパンチ/みがわり
優先技:がむしゃら/アンコール
選択技:ねこだまし/おんがえしorからげんき/れいとうパンチ/ほのおのパンチ/かみなりパンチ/でんこうせっか

みがわりを残すか補助技をアンコールしたらきあいパンチ。
苦手なキングシールドを持つギルガルドも、かげうちが効かないので最低でもがむしゃらでHP1にできる。
きあいパンチはクセがあるので、リスクなく使える攻撃技を1つ入れておくのも選択肢。

とっておき型 [編集]

確定技:ねこだまし/とっておき

ねこだましからとっておきの高火力を連発する。
とっておきの使い手の中では最速、きもったまでゴーストにも通る、鋼・岩を呼びにくいと、差別化は十分。

反面、型がすぐバレる、メガ枠を割くのに汎用性が低い、等の問題点もある。
また、型の性質上必ずねこだましを打つ必要があるためサイコフィールドと相性が悪く、通常型以上にカプ・テテフに弱い。
ただしとっておきを通す事が出来れば、無振りテテフは確1で倒せる。H振りだと乱1。

通常ミミロップ [編集]

補助特化型 [編集]

性格:ようきorおくびょう
努力値:S252 耐久調整
持ち物:オボンのみ/ヨプのみ
持ち物(すりかえ用):こうこうのしっぽ/こだわり系アイテム/とつげきチョッキ
攻撃技:ねこだまし/がむしゃら/ミラーコート
候補技:すりかえ/あまえる/でんじは/どくどく/アンコール/いやしのねがい/なかまづくり

豊富な補助技を活かしたミミロップの基本型。
ぶきようすりかえを採用するかしないかで大きく2パターンに分類できる。
やれることは多くとも、技スぺースは限られているのでPT内での役割をしっかり決めておきたい。

+  折りたたみ
+  折りたたみ
+  折りたたみ

バトンタッチ型 [編集]

特性:ぶきよう/じゅうなん
性格:ようき/おくびょう
努力値:HSベース
持ち物:こだわり系アイテム(すりかえ用)/オボンのみ/ひかりのこな
確定技:バトンタッチ
積み技:グロウパンチ/コスモパワー/こうそくいどう
補助技:みがわり/アンコール/すりかえ/いやしのねがい

ぶきようすりかえやみがわりアンコールで相手の技を縛り、積んでバトンタッチというのが基本の動き。
単純ながら、耐久もあるので決まりやすい。コスモパワーならSの高さを活かしやすい。
いやしのねがいを持っておけば、中盤以降に繰り出しても腐らなくなる。
バトンタッチといやしのねがいを両立できるのは他にバリヤードムシャーナドーブルのみ。

とつげきチョッキ+ミラーコート型 [編集]

特性:じゅうなん
性格:ようき/おくびょう
努力値:S252 HD調整 残りAorC
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:ミラーコート
物理技:おんがえし/でんこうせっか/れいとうパンチ/ほのおのパンチ/かみなりパンチ/とびひざげり/とびはねる/がむしゃら
特殊技:ハイパーボイス/かみなり/ふぶき/きあいだま/シャドーボール

とつげきチョッキを持たせて特殊アタッカーに強気に繰り出していく型。一致等倍、不一致抜群を耐えて倍返し。
無補正C振りメガリザードンYの晴れだいもんじ、ラティオス@こだわりメガネのりゅうせいぐん程度なら耐久無振りでも確定耐え。
ミラーコート無効の悪には格闘技が有効。

耐久目安
HD努力値耐える攻撃
H4-D0無補正C振りメガフーディンのきあいだま
H156-D0無補正C振りメガリザードンYの晴れオーバーヒート
H0-D132
H164-D0無補正C振りメガルカリオのはどうだん
H4-D136

上記のようにとつげきチョッキを持つことで想像以上の特殊耐久を得る。
ミラーコートで奇襲をかけ、主に4倍ダメージを狙って負担をかけていく。
D無振りでも無補正C振りラティオスのサイコキネシスのダメージが60前後のため、
Dに振りすぎると、相手が火力補強アイテムを持っていない場合、逆に落とせないこともある。
できるだけ攻撃面に努力値を振っておきたい。

物理面も柔らかいわけではなく、B4振りで無補正A振りガブリアスのげきりんを確定耐え。
H振りならA特化・Aランク+2メガハッサムのバレットパンチを確定耐え。

+  折りたたみ

対ミミロップ [編集]

注意すべき点
通常時はアンコールやぶきよう+すりかえ・なかまづくり、その他多彩な補助技でパーティをかき乱してくる。
メガシンカ時はノーマル/かくとう+きもったまの半減の無い攻撃範囲、三色パンチと攻撃面で優秀。
通常時とメガシンカで性質が全く異なるため型の読み辛さに拍車が掛かり、どちらも読み間違えると致命的な技を備えている。
対策方法
安易に特殊技を使ったらミラーコートで倍返しにされ、補助技・積み技もアンコールされかねない。
そのため通常ミミロップにはテラキオンコジョンドゴウカザルといった同速以上の物理格闘タイプが有効だが、メガミミロップ相手だと逆に倒されてしまう。
メガシンカしてくればすりかえを使って来ない事が分かるので物理受けに交換するとよい。
メガシンカ時は一致技だけで広く範囲を取れるとはいえ、ノーマルで弱点を突かれるタイプは存在しない。
そのため格闘タイプだけでも半減できる物理高耐久ポケモンを用意しておけば受け出し自体は可能。

外部リンク [編集]