ドーブル [編集]
No.235 タイプ:ノーマル 通常特性:マイペース(混乱状態にならない) テクニシャン(威力60以下の技の威力が1.5倍になる) 隠れ特性:ムラっけ(ターン終了時にどれか1つの能力が2段階上がり、他のどれかの能力が1段階下がる) 体重 :58.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
ムラっけ | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ドーブル | 55 | 20 | 35 | 20 | 45 | 75 | 250 | マイペース/テクニシャン/ムラっけ | ムラっけと相性の良い全ての技を習得可能 |
ビーダル | 79 | 85 | 60 | 55 | 60 | 71 | 410 | たんじゅん/てんねん/ムラっけ | 固有耐性、一致ねっとう、いかりのまえば、ステルスロック |
オニゴーリ | 80 | 80 | 80 | 80 | 80 | 80 | 480 | せいしんりょく/アイスボディ/ムラっけ | ムラっけ最高の耐久かつ最速、一致こおりのいぶき、一致ぜったいれいど |
オクタン | 75 | 105 | 75 | 105 | 75 | 45 | 480 | きゅうばん/スナイパー/ムラっけ | ムラっけ最高の攻撃・特攻、豊富な攻撃技、耐性優秀、一致ねっとう、連続技 |
第2世代出身のノーマルポケモン。
専用技スケッチにより、相手が使用した技を習得でき、以下の技を除いたほぼ全ての技を使用できる。
禁止伝説の専用技を含めたありとあらゆる技構成が考えられるため、運用の幅は非常に広い。
折りたたみ |
とは言え、種族値は極めて貧弱であり、アタッカー・耐久型としての運用には無理があるため、実際には変化技の組み合わせを活かした運用が中心となる。
具体的にはキノコのほうし・一撃技+こころのめ(orロックオン)、積み技バトン、キングシールド等の防御技、へんしん等。
これらを組み合わせれば、他のポケモンでは成し得ない役割に就くことが可能。
特にダブルではねこだまし・このゆびとまれ等のサポート技の数々を両立可能で、相手に早急な対処を強いることができ、場に出すだけで相方が動きやすくなる。
第7世代ではダークホールが使用できなくなり、ダブルでの凶悪さが減じられる形になった。
一方でキノコのほうし習得者の中では最速という個性は健在。
新たにつけあがる、トーチカ等の強力な新技も登場した事で、
従来とは異なる構築・役割での運用も多数考案されている。
BDに比べHPが高いため、努力値は振り分けた方が硬くなる。
撃たれやすい先制技・連続技対策でBに振るのが一般的だが、
いのちがけ・へんしん等を使う場合はH振りの方が効果が高い。
素早さはトリックルーム等を使わない、メタルバースト等後攻で繰り出す目的がある技がない限り最速が基本となる。
特性考察 [編集]
- マイペース
- 混乱の弱体化により活きる場面は少ないが、特にデメリットも無い。
トレース対策、テクニシャンを活かせない、ムラっけでの能力変化を避けたい型なら。
- テクニシャン
- 対象技の火力を僅かながら上げられる。
スキルスワップで味方に渡す事も可能。
- ムラっけ
- 隠れ特性。安定しないが、毎ターン2段階の強化は強力。
能力低下対策や時間稼ぎに必要な技も自由に搭載できる。
バトンは可能だが、へんしんでは能力変化を引き継げないので注意。
技考察 [編集]
ほぼ全ての技を習得するため、特に有用と思われる技のみを抜粋。
型考察 [編集]
ムラっけ型 [編集]
特性:ムラっけ
性格:おくびょう/ようき
努力値:S252 H調整 残り火力・耐久
持ち物:たべのこし
確定技:キノコのほうし/みがわり
攻撃技:つけあがるorアシストパワー/一撃技
変化技:積み技/防御技/ねをはる/ちからをすいとる/バトンタッチ/ちょうはつ
オニゴーリ等でおなじみのムラっけ型。素の能力の低さは技でカバーする。
時間稼ぎの催眠技とみがわりは確定。アシストパワー・つけあがるも相性が良い。
他にもからをやぶる等の積み技、トーチカ等の防御技を搭載できるのが強み。
HPは116振りで実数値145となり、みがわり・たべのこしの効率が良くなる。
折りたたみ |
バトン型 [編集]
特性:ムラっけ/マイペース
性格:おくびょう
努力値:BS252
持ち物:きあいのタスキ/パワフルハーブ/メンタルハーブ
確定技:バトンタッチ
積み技:ジオコントロール/コットンガード/からをやぶる/ちいさくなる 等
その他:先制技/一撃技/防御技/キノコのほうし/みがわり/ねをはる/ちょうはつ
他のバトン持ちが覚えない強力な積み技も使用することができ、
催眠技により後続の無償降臨を狙えるのが強みのバトン要員。
ムラっけ+バトンタッチも唯一の個性だが、安定感に欠ける。
積み技がS上昇系なら積み技→上から催眠技→バトンの流れが狙える。
ただしジオコントロールの場合はタスキもメンタルハーブも使えない。
先制技や流し技、ちょうはつ等に弱いのは他のバトン要員と同様であり対策必須。
積み技とバトンタッチで技スペースが2枠埋まるので、残り2枠はよく考えたい。
エースが倒されて再登場する時のことまで考えると先制技や一撃技も必要になる。
ねこのて型 [編集]
特性:マイペース/ムラっけ
性格:おくびょう
努力値:S252 残り耐久
持ち物:きあいのタスキ/こだわりスカーフ/メンタルハーブ
確定技:ねこのてで出したい技
選択技:ニードルガードorキングシールド/トリックorすりかえ/ふきとばし/へんしん/カウンター/ミラーコート/みちづれ 等
ねこのて構築で選出するための特別な型。
もちろん自身が戦うことも想定しておく。
ねこのてで選ばれない技はこちらを参照。
ねこのて役が動きやすくなるようなサポートが可能。
トリックやすりかえ、みちづれで相手の技を制限したり、
みがわりを張った相手をふきとばしで流したりできる。
一撃必殺型 [編集]
特性:マイペース/ムラっけ
性格:おくびょう
努力値:BS252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:一撃技/こころのめorロックオン/キノコのほうし
選択技:フェイントorこおりのつぶて/クモのすorまとわりつく
こころのめ→一撃技の必殺コンボを狙う。基本的な動きはフリーザーと同じ。
自身より遅い相手にこころのめを使い、居座ると読むなら一撃技を撃つ。
交代すると読むなら交代先の相手に有効な技を使い、再度コンボを狙う。
がんじょうはもちろん、みがわり持ちに対しても何もできないのが辛い。
反射型 [編集]
特性:マイペース/テクニシャン
性格:おくびょう/せっかち/ようき/むじゃき
努力値:HS252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:カウンター/ミラーコート
優先技:ニードルガードorトーチカ/ちょうはつ
選択技:フェイントorこおりのつぶて/がむしゃら/キノコのほうし/みちづれ/おきみやげ
カウンターとミラーコートを両立できるポケモンの中では最も耐久が低く、
フルアタの相手ならほぼ確実にタスキで耐えて返り討ちにすることが可能。
相手後続が自身より遅ければがむしゃら、みちづれ等でもう一仕事できる。
ただしドーブルに対しては催眠技読み交代やちょうはつから入られることが多く、
読み外してカウンター・ミラーコートの存在を知られてしまうと不利になるため、
初手はニードルガード・トーチカで様子見か、相手より先にちょうはつを撃ちたい。
スカーフ型 [編集]
特性:マイペース
性格:おくびょう/ようき
努力値:S252 HorB252
持ち物:こだわりスカーフ
攻撃技:一撃技/いのちがけ/とんぼがえり
補助技:トリックorすりかえ/すてゼリフ/みちづれ/おきみやげ/みかづきのまい/へんしん 等
スカーフで先制して仕事をする型。最速135族・準速86族@スカーフまで抜ける。
耐久面の努力値はいのちがけやへんしんを使うならH振り、それ以外ならB振り。
へんしんはかわりものメタモンの劣化のようだが、異なる使い方が可能。
ゴースト相手にゴースト技を撃たせずへんしんして次ターンで速攻したり、
もらいび・ちくでん持ち等に先手でへんしんして技を無効化したりできる。
【ダブル】サポート型 [編集]
特性:ムラっけ/マイペース
性格:ようき
努力値:S252 HorB252
持ち物:きあいのタスキ/こだわりスカーフ/メンタルハーブ 等
優先技:ねこだまし/キノコのほうし
攻撃技:一撃技/いのちがけ/がむしゃら/だいばくはつ/フリーフォール
補助技:防御技/このゆびとまれ/ワイドガード/たたみがえし/ちょうはつ/さいはい/へんしん 等
ダブルにおけるドーブルの基本型。アタッカーのお供に。
ねこだましやキノコのほうしで相手の動きを封じたり、
このゆびとまれとワイドガードを使い分けて相方を守る。
集中砲火を受けやすいので1ターンで落ちることも多いが、その間相方への攻撃は手薄になる。
そのため、マリルリやメガクチート等の強力な積みアタッカーとの組み合わせが推奨される。
相方にへんしんしてアタッカーに転じるのも手。メガシンカを2体並べたり、
相方とは異なるタイプのめざめるパワーを撃てたりと様々な戦術を採れる。
【ダブル】Lv.1型 [編集]
特性:マイペース/ムラっけ
性格:なまいき(ダウンロード対策)
努力値:なし
持ち物:きあいのタスキ
確定技:ねこだまし/このゆびとまれ/がむしゃら
選択技:ニードルガードorキングシールドorトーチカ/ワイドガード/キノコのほうし/みちづれ/おきみやげ
トリパ用。相方のトリックルーム発動をサポートする型。
初手はねこだましやこのゆびとまれで相手の動きを止め、
トリル発動中は圧倒的遅さからのがむしゃらで攻撃する。
ねこだまし・がむしゃらに加え特性がんじょうを持つトゲデマルがライバル。
このゆびとまれのほか、キノコのほうしやキングシールド等の技で差別化したい。
ムラっけは回避率を上げられる可能性があるが、命中率が下がるリスクもある。
素早さはランク+4までなら最遅ツンデツンデよりも遅いのであまり心配無い。
対ドーブル [編集]
- 注意すべき点
- ありとあらゆる技を習得でき、採れる戦術も多岐に渡る。
大半がサポート型だが、その全てに対策を講じるのは困難。
ムラっけ+つけあがる、がむしゃら等の攻撃技も危険。
- 対策方法
- 先発かつ最速でサポート技を使ってくるケースが多いため、
こちらに最速ドーブルより速いちょうはつ持ちがいれば有利。
主要な攻撃技はゴーストやがんじょうに無効のものが多い。
キノコのほうしや怯みに耐性があるポケモンも戦いやすい。
タスキやみがわりを貫通できる連続技なら手早く落とせる。