ラティアス [編集]
No.380 タイプ:ドラゴン/エスパー 通常特性:ふゆう(地面タイプの技を受けない) 専用道具:こころのしずく(ドラゴンタイプとエスパータイプの技が1.2倍になる) 体重 :40.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60) ・メガラティアス タイプ:ドラゴン/エスパー 特性 :ふゆう(地面タイプの技を受けない) 体重 :52.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
能力比 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ラティアス | 80 | 80 | 90 | 110 | 130 | 110 | 600 | ふゆう | |
メガラティアス | 80 | 100 | 120 | 140 | 150 | 110 | 700 | ふゆう | |
ラティオス | 80 | 90 | 80 | 130 | 110 | 110 | 600 | ふゆう | |
メガラティオス | 80 | 130 | 100 | 160 | 120 | 110 | 700 | ふゆう |
「ドラゴン×エスパー」複合タイプの準伝説ポケモン。ラティオスの対である。
ラティオスと似た種族値だが、単純なCS振りアタッカーの適性はラティオスに分がある。
反面、耐久が高めなので補助技や耐久調整を絡めた運用がラティアスを活かす要となる。
同速を含む他のドラゴンや、テラキオンなどの高速格闘を考慮し、最速が基本。
耐久型で考える場合弱点の多さに注意。
4倍弱点こそ無いがメジャーな氷に弱く、ドラゴンの一致攻撃はもちろん受けられない。
反面、耐性は有用なものが多く、出しどころを間違わなければ相手の交代を誘発しやすい。
ラティオス程の決定力はないので、使い捨てにならないように注意したい。
- ラティオスとの比較
- タイプや技は似通っているが、火力・耐久にそれぞれ差がある。
そのためラティオスとは有利・不利な相手が若干異なってくる。
- メリット
アタッカーとして使う場合、耐久調整することでラティオスと異なる役割を持てる。
H4振りラティオス確1調整の攻撃を耐えて、反撃することも可能。後出しにも向く。 - デメリット
耐久調整することも含めて火力が劣り、交代から受けられやすい。
こだわりメガネラティオスなら突破できる可能性のある鋼は基本的に突破不可能。
第7世代では苦手なフェアリーが増加した点や、USUMで新たな高速ドラゴンであるアーゴヨンが登場した点はマイナス。
とはいえ一定以上の耐久力と素早さを両立する高速ドラゴンとしての独自性は未だ健在。
メガシンカ含めた型の豊富さもあり、環境の逆風に対してもある程度対応していける柔軟さがある。
折りたたみ |
形態考察 [編集]
通常ラティアス [編集]
ラティオスの攻撃面・耐久面をそのまま入れ換えた種族値配分であり、スカーフやメガネでのアタッカー型では劣るものの、
めいそうやじこさいせいを使いやすい点、役割対象に対する受け出しが安定するようになっている点がポイント。
弱点は多いが耐性も多く、高耐久とあわせてバシャーモやボルトロスといったポケモンに有利に出られる。
いやしのねがいの習得も大きな利点で、メガクチート等のメガシンカアタッカーを再降臨させることが可能。
- ふゆう
- じめん技を無効化できるが、サイコフィールドの恩恵が受けられないのは大きなデメリット。
メガラティアス [編集]
メガシンカすると耐久が上昇することでラティオスとの違いがより顕著になる。
こちらは能力の上昇にほとんど無駄がないため、メガシンカの恩恵を大いに感じられる。
耐久・火力・速さの全てが高水準で揃っており、サイクル性能にも居座り性能にも優れる優秀なエースとなる。
有利な相手にはとことん有利で、めいそう型メガラティアスなら大半の特殊を起点にして展開でき、カプ・コケコ程度の火力なら一致弱点であっても余裕で受け切ることができる。
めざめるパワー氷で突破できないドラゴンということもあって役割破壊されにくく、環境にもよく刺さっている。
反面、苦手なポケモンも少なくなく、起点を見誤るとあっさり後続に流される。
一致技両方に無効タイプがあるのもネックで、特に1ウェポンに絞る型の場合、控えでのサポートを充実させたい。
特にバンギラスは天敵中の天敵であるため、対策必須。
- ふゆう
- メガシンカしても変わらない。
技考察 [編集]
攻撃技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
りゅうせいぐん | 竜 | 130(195) | 90 | 特攻↓↓ | タイプ一致技。威力は高いが連発は効かない。 | |
りゅうのはどう | 竜 | 85(127) | 100 | - | タイプ一致技。威力は低いがデメリット無し。 | |
サイコキネシス | 超 | 90(135) | 100 | 特防↓10% | タイプ一致技。性能安定。 | |
サイコショック | 超 | 80(120) | 100 | - | タイプ一致技。特殊受け対策。 | |
アシストパワー | 超 | 20~(30~) | 100 | - | タイプ一致技。能力上昇で威力上昇。めいそうとあわせて。 | |
なみのり | 水 | 90 | 100 | - | 鋼に等倍。ヒードランやドリュウズに。 | |
10まんボルト | 電 | 90 | 100 | 麻痺10% | 鋼に等倍。水/飛行や鋼/飛行に。 | |
かみなり | 電 | 110 | 70 | 麻痺30% | 雨やZクリスタルとあわせて。 | |
れいとうビーム | 氷 | 90 | 100 | 氷10% | ドラゴン技と範囲は被るが、ランドロスなど4倍で刺さる相手も多い。 | |
くさむすび | 草 | 20~120 | 100 | - | 鋼に半減。バンギラスやカバルドンに。 | |
めざめるパワー | -- | 60 | 100 | - | 対鋼の炎。仕様上、第6世代以降(=レート使用可能)の個体の場合、 バンギラス対策の格闘は覚えらない。 | |
ふいうち | 悪 | 70 | 100 | 優先度+1 | 第4世代教え技。読みが要るが唯一の先制技。ラティオスとの差別化にも。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
いやしのねがい | 超 | -- | 後続の全回復・無償降臨に。差別化にも実用面でも有用。 | |||
おいかぜ | 飛 | -- | サポート用。味方の素早さ倍増。いやしのねがいで退場可能。 | |||
でんじは | 電 | 90 | サポート用。電気や地面、ひらいしん等には無効。 | |||
トリック | 超 | 100 | メガネやスカーフとあわせて。メガストーン・Zクリスタルには無効。 | |||
みがわり | 無 | -- | 補助技対策や、起点作りに。 | |||
リフレクター | 超 | -- | サポート用。味方の物理耐久を強化。 | |||
ひかりのかべ | 超 | -- | サポート用。味方の特殊耐久を強化。 | |||
じこさいせい | 無 | -- | 回復技。めいそうやみがわりとあわせて。 | |||
はねやすめ | 飛 | -- | じこさいせいと同じ効果・PP。使用後でも特性「ふゆう」は消えない。 | |||
めいそう | 超 | -- | 特攻・特防を補強。特殊方面を補える。 | |||
ミラータイプ | 無 | -- | 耐性変化に。効果は相手依存。 | |||
サイドチェンジ | 超 | -- | ダブル用。多耐性と高耐久を活かして相方を守る。 |
型考察 [編集]
通常ラティアス [編集]
いやしのねがい型 [編集]
性格:おくびょう
努力値:S252 HorC252
持ち物:ゴツゴツメット/いのちのたま/こだわりスカーフ/こだわりメガネ/Zクリスタル
確定技:いやしのねがい
選択技:りゅうせいぐん/サイコキネシス/なみのり/でんじは/おいかぜ/トリック
いやしのねがいでエースアタッカーを再活用する。
メガクチートと組み合わせた、いわゆるラティクチが環境に多い。他にバシャーモなども。
メガクチートの相方としては、みかづきのまいを覚えるクレセリアも有名だが、
素早さ、炎半減、起点化されにくさ、攻撃性能、ヒードランへの有効打(なみのり)などが差別化要素。
ゴツゴツメットを持たせサポートに比重をおいたHSベースと、いのちのたまなどを持たせ攻撃に比重をおいたCSベースが存在する。
めいそう型 [編集]
性格:おくびょう
努力値:S252 HorC252
持ち物:ゴツゴツメット/いのちのたま/各種プレート/ラムのみ
確定技:めいそう
攻撃技:りゅうのはどう/サイコキネシス/アシストパワー/なみのり/めざめるパワー(炎)
補助技:でんじは/おいかぜ/じこさいせい/はねやすめ/みがわり/ミラータイプ
めいそうを積んで特殊アタッカーを止めつつ、無双していく。
フェアリー等の存在は厄介だが、メガライボルト等、得意な相手は存在するので、上手く起点にして積みきりたい所。
アシストパワーはめいそうを2回積めばサイコキネシス以上の火力(威力100)になる。
ミラータイプは相手依存なので安定しないうえ、こちらの火力が下がるが、強力な耐性が得られることも。
メタグロスやナットレイ、オニゴーリなど、本来不利な相手を起点にすることができる。
- 草
- 相手の一致技半減、やどりぎのタネ・粉技無効。
- 電気
- 相手の一致技半減、めざめるパワー氷等倍、でんじは無効。ふゆうにより相手がかたやぶりでない限り弱点無し。
- 毒・鋼
- 相手の一致技半減、どくどく無効。ふゆうにより地面無効。
- 悪
- 相手の一致技半減、いたずらごころ無効。タイプ相性上呼びやすい。
ミラータイプで飛行タイプになる場合を考えるとじこさいせいとはねやすめは選択。
メガラティアス [編集]
めいそう型 [編集]
特性:ふゆう
性格:おくびょう/おだやか
努力値:S252をベースにHC調整/H252をベースにDS調整
持ち物:ラティアスナイト
確定技:サイコキネシスorサイコショックorアシストパワー/めいそう/じこさいせい
攻撃技:りゅうせいぐんorりゅうのはどう/めざめるパワー(炎)/なみのり/10まんボルト/シャドーボール/くさむすび
補助技:みがわりorリフレッシュ
メガシンカによって火力と耐久が大きく上昇。
高い素早さと耐久力を両立できることを活かし、めいそうを積んで全抜きを狙う型。
耐久上昇の恩恵はめざましく、H252メガラティアスにナットレイのA4振りジャイロボールが確3なため、耐久型の場合逆に起点にすることが出来る。
そのためこの型においては鋼対策のめざめるパワー炎の優先度は高くなく、一貫性重視のサブウェポンや、状態異常対策のみがわりが有力となる。
基本的にはおくびょう最速だが、おだやかで特殊への詰ませ性能に特化させた型も存在する。
その場合の技構成は サイコショック/めいそう/じこさいせい/みがわりorリフレッシュ となる。
めいそうを積めば一致弱点であっても特殊技では身代わりが割れない程の硬さになるが、1ウェポンに絞るのとSを落とす関係でどうしても勝てない相手が生じるため環境次第。
- 型サンプル
- 性格 :おくびょう
努力値:H156 B4 C76 D20 S252
技構成:サイコキネシス/りゅうせいぐん/めいそう/みがわり調整目安
サイクル導入型 [編集]
特性:ふゆう
性格:おくびょうorひかえめ
努力値:CS252orHC252ベースで調整
持ち物:ラティアスナイト
確定技:サイコキネシスorサイコショック
優先技:じこさいせい/りゅうせいぐん
攻撃技:10まんボルト/シャドーボール/めざめるパワー(炎)/なみのり/くさむすび
補助技:みがわりorリフレッシュ/いやしのねがい
高い耐久力を活かしてサイクル戦に持ち込む。
元々耐性は優秀な上メガシンカで火力も上昇、再生回復技もあるためサイクル戦適性はより高まった。
フルアタでも良いが、じこさいせいがあったほうが場持ちも良くなり、メガラティアスの耐久力が活かせる。
鋼を呼びやすいのでめざめるパワー炎があると便利。
対ラティアス [編集]
- 注意すべき点
- ラティオスより高耐久で、サポート性能に優れる。
通常型はメガクチート等のメガシンカアタッカーと組み、いやしのねがいで再降臨させてくる。
メガシンカ型は一転して自身がアタッカーとなり、めいそうを積まれると要塞化してしまう。
どちらも素早いため行動を阻止しにくい。
- 対策方法