メタモン [編集]
No.132 タイプ:ノーマル 通常特性:じゅうなん(まひ状態にならない) 隠れ特性:かわりもの(戦闘に出ると自動で正面の相手にへんしんする) 体重 :4.0kg(けたぐり・くさむすびの威力20) 専用道具:スピードパウダー(変身していない間だけ素早さが2倍になる) メタルパウダー(変身していない間だけ防御が2倍になる)
相手のポケモンに変身して戦う個性的なポケモン。習得技は「へんしん」のみ。
特性「かわりもの」なら場に出ると同時に相手に変身できる。
相手のステータスだけでなく能力ランクもコピーするので、積みアタッカー対策になるのが最大の特徴。
こだわりスカーフを持たせれば多くの場合相手より先に動ける。
スカーフメタモンで攻撃・特攻を積んだ相手に変身できれば全抜きも目指せる。
特性「いたずらごころ」と組んでの「いばる」からの展開が有名だが、構築の補完としても優秀。
通常特性のメタモンで技「へんしん」を使うと1ターンのロスになるため
対戦考察を実用性を求めて行う場合、特性「かわりもの」は必須条件となる。
特性「かわりもの」の個体はUSUM・SMではホクラニ岳でメタモン連鎖を行うことで入手できる。
孵化厳選こそできないが、後述の細かい調整をしないならHPさえVならすぐ使えるので厳選しやすい。
ダブルでは味方へのポケモンへの変身を前提とする場合はかわりものである必要はない。
ただし、かわりものでない場合は素早さの高いドーブルの劣化になりうる。
スピードパウダーを持たせることでアギルダーまで抜けるが、実質もちものなしで戦うことになるため採用は要検討。
また、かわりものは「正面のポケモン」に変身する特性のため、ダブルで正面に誰もいない場合は発動しない。
変身についての基礎知識 [編集]
- 相手からコピーするもの
- ポケモンの種類・フォルム(メガシンカ後のポケモンも可)
- 性別
- 表示はされないが、変身した相手と同じ性別として扱われる。
- タイプ
- 技や特性の効果で変化している場合、コピーするかどうかはそれぞれ異なる。
- 「ハロウィン」「もりののろい」は状態変化として表示されるがコピーされる。
- 技「みずびたし」によりみずタイプになっている状態はコピーされる。
- 技「はねやすめ」によりひこうタイプを失っている状態はコピーされない。
- 技「もえつきる」によりタイプなしになっている状態はノーマルタイプとしてコピーされる。
タイプがコピーされないのではなく、ノーマルタイプとしてコピーされる。 - 「みやぶられている」状態はコピーされない。
- 技や特性の効果で変化している場合、コピーするかどうかはそれぞれ異なる。
- 特性
- 覚えている技(PPは全て5になる)
- HP以外のステータス
※ステータス画面ではメタモンのままなので対戦中に実際の数値まではわからない。- ビーストブーストで上昇するステータスは変身後のステータスに依存する。
- 各種ランク補正
- 自身のランク補正に上書きする。(じこあんじと同じ効果)
- メタモンのステータスに依存するもの
- レベル
- HP
- 持ち物
- なつき度(おんがえし・やつあたりの威力)
- 性格(苦手な味)
- 個体値(めざめるパワーのタイプ)
- 状態異常
- 状態変化
- 前述の通り「ハロウィン」「もりののろい」は例外的にコピーされる。
- その他
- 手持ちに戻ると変身状態は解除される。
- 「みがわり」状態のポケモン、すでに「へんしん」しているポケモン、特性「イリュージョン」が発動中のポケモン(ゾロアーク)には変身できない。
- 「そらをとぶ」などで目の前にポケモンがいない状態では変身できない。特性「かわりもの」はダブルでは正面にポケモンがいないと発動しない。
- 変身中には技「へんしん」「ものまね」は失敗する。
- 変身中はあらゆるフォルムチェンジが出来ない。
- メガストーンを待たせたメタモンがストーンに対応したポケモンに変身してもメガシンカは出来ない。
- Zクリスタルは使える。ただしメガシンカしたポケモンに変身した場合は使えない。
- 「へんしん」は「ねこのて」で選ばれない。
HP種族値は低いが、HP極振りで無振り80と同程度と悪くない数値になる。
低耐久ゆえにASorCS極振り、という育て方をしているポケモン相手なら元より硬くなるケースも少なくはない。
変身後のおんがえしとやつあたりの威力はメタモンの懐き度に依存する。
大抵はおんがえしなのでメタモンを懐かせておけば安定だが、
メタモン対策におんがえしでなく懐き度を下げてやつあたりを覚えさせるケースもPGLのデータにて散見される。
いずれにせよ懐き度は最大か最小で。
ポイントは相手のメガシンカにも変身できること。
うまく相手のメガシンカに変身すれば、こちらのメガシンカ枠を潰すことなく、
さらに通常のメガシンカでは不可能な道具を持たせて戦わせる事まで出来るので、戦闘力ですらコピー元より強くなる可能性が出てきた。
ダブルでは味方のメガシンカをコピーして戦えるため、シングルよりも使いやすい。
ただし、メガシンカは対面時に発動するわけではないので、タイミングの見極めが必要となるだろう。
特性考察 [編集]
- じゅうなん
- 通常特性。シングルでは1ターンのロスは絶対に避けたいので、使うならばダブル。
味方へ変身するというコンボの他、かわりものの対象が正面の相手であるため、
思い通りの相手に変身しづらいという消極的な理由もある。 - かわりもの
- 隠れ特性にして専用特性。概要部の通り、シングルならばこれ一択。
変身のために1ターンロスする必要がなくなるのは単純に強力。
相手のエースへのストッパーになりつつ、あわよくば逆に全抜きを狙えることも。
型考察 [編集]
かわりもの基本型 [編集]
特性:かわりもの
性格:おくびょうorなまいき
努力値:HP252 素早さ調整 残り特防(ダウンロード対策)
その他:なつき度の調整(おんがえしorやつあたり向け)、めざめるパワー用に個体値の選別
持ち物:下記参照
確定技:へんしん
シングル用基本型。
主にこだわりスカーフを持たせて、変身した相手を上から殴るのが基本。
また、つるぎのまいやりゅうのまいなどの強化は受け継ぎつつ、麻痺などの状態異常や混乱、やどりぎの種などはコピーしないため、
いばるやでんじは(しびれごな)などを使用した状態の敵に変身した場合の強さは驚異的かつ、トリックルーム状態でなければほぼ確実に先手を取れるため有利。
上手くエルフーンやクレッフィでサポートしてあげたいところ。
努力値について [編集]
HPは前述の通りメタモンに依存するため252振りが基本。
素早さはプレッシャーなどの登場時に発動する特性の順番を制御する目的で調整する。
それらの特性は素早さの値が高い方から先に発動するため、かわりものより早く発動したかどうかで相手の素早さを判断することができる。
ただしいかくの場合はこちらの方が速いとかわりものによる変身のあとにAダウンを受けてしまう。
相手のスカーフ持ちを判別するために素早さを調整するかいかくを回避するために最鈍にするかの選択になる。
少し上にメガクチート、ガオガエンがいる事を考慮したい。
特防はダウンロード対策が主だが、かわりものが発動しないゾロアーク(特殊が主)に万が一当たってしまった時のダメージを少しでも減らす効果もある。
もちもの考察 [編集]
もちもの | 主な効果 | 備考 | |
---|---|---|---|
こだわりスカーフ | 素早さ1.5倍 | 変身により相手と同速になるため、そこから素早さ1.5倍で確実に先手を取る。 積みエース対策を担うことができ、そこから全抜きも狙えるメタモンの基本アイテム。 | |
きあいのタスキ | HP満タン時にこらえる | こだわりで技を縛られると困る場合はこちら。運悪く相手に先制されても1撃は耐え行動できる。 | |
いのちのたま | 技威力1.3倍 | 相手がアタッカーの場合に有効。抜かれると脆いが爆発力は高い。 | |
ラムのみ | 状態異常回復 | 不意の麻痺など主に事故防止用。 | |
ひかりのこな | 相手の命中率0.9倍 | ミラーマッチの運をこちらに寄せる。何発も受けられる耐久はないので1割に過信は禁物。 | |
レッドカード | 攻撃した相手を流す | 受け運用メインのアイテム。ミラーマッチを回避し他のポケモンを釣り出せる。 | |
せんせいのツメ | 2割の確率で先制 | 本来5割の同速勝負を6割で制することができる。発動しても相手が先制技を出せば抜き返されるので注意。 | |
とつげきチョッキ | 特防1.5倍 | 低HPを補える。変化技が撃てなくなるのでアタッカーピンポ、火力押しが多いメガシンカのうち特殊型に有効。 | |
しろいハーブ | 下降ステータスリセット | ねばねばネットと組み合わせることでひこう・ふゆう持ち以外にはスカーフ持ちに近い感覚で使用できる上、技が固定されない。 デメリットとして最初のポケモンに無効、メタモンを一旦戻してしまうと運ゲーになるなど。 | |
Zクリスタル | Zワザ発動 | 都合よく対応するタイプのクリスタルを持つ事は難しいので、味方に変身できるダブル向けか。 ちなみにZへんしんは体力全回復後対象にへんしんする。 |
対メタモン [編集]
- 注意すべき点
- こちらのメガシンカや積みアタッカーにへんしんされると非常に危険。
技構成がバレる事にも注意。
へんしんの仕様から、いばみがクレッフィやねこのてレパルダスと組まれる事が多い。
ダブルだと、たんじゅん+積み技などで能力を上げた相方を、上げた能力値ごとコピーすることもある。
- 対策方法
- こちらのポケモンをコピーするため、こちらも相手の特性や技構成を完璧に把握できる。
相手の行動を予測しやすいので、うまく立ち回ろう。
メガシンカや積みアタッカーはへんしんされると危険なので、選出を控えるのが吉。
へんしん後はわざのPPが全て5しかないので、耐久型には弱い。
また、ミミッキュやギルガルドなどフォルムチェンジを利用するポケモンも有効。