ゴウカザル - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

ゴウカザル [編集]

No.392 タイプ:ほのお/かくとう
通常特性:もうか(HPが1/3以下のときに炎タイプの技の威力が1.5倍になる)
隠れ特性:てつのこぶし(パンチ系の技の威力が1.2倍になる)
体重  :55.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
炎/格闘HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ゴウカザル761047110471108534もうか/てつのこぶし
バシャーモ80120701107080530もうか/かそく
メガバシャーモ801608013080100630かそく
エンブオー110123651006565528もうか/すてみ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)みず/じめん/ひこう/エスパー
いまひとつ(1/2)ほのお/くさ/こおり/あく/はがね
いまひとつ(1/4)むし
こうかなし---

第四世代のほのお御三家にして、「ほのお×かくとう」複合タイプの一角。
攻撃・特攻・素早さの三拍子揃ったポケモンであり、使いやすいタイプ一致高威力技はもちろんサブウェポンも豊富。
優秀な補助技も多数覚えるためアタッカーからサポートまで何でもこなせる器用さがウリ。
その受けづらさから第四世代ではトップメタとして活躍した実績を持ち、現在でも広い範囲への崩しを狙えるポケモン。

ただし、ライバルと比べた場合にどうしても特性の強力さで見劣りすることがネック。
バシャーモの「かそく」解禁以降影を潜めており、攻撃性能では大きく水をあけられている。
あちらは強力なメガシンカの追加もあり、使用率で大きく差をつけられているのが現状。
バシャーモが持たないサブウェポンや補助技が多数あるため、それらで差別化を図りたい。

+  バシャーモとの差別化考察

高速でねこだましやフェイントを使えるためダブル適性も高いが、
サイコフィールドを展開するカプ・テテフはタイプ相性も悪く厄介な存在。
かつてはメガサーナイトとの組み合わせが有名だったが、現在ではその枠もガオガエンに譲りつつある。
タイプも能力傾向も技も異なるものの、あちらの方がより補完に優れるうえ、ダブル向きの特性「いかく」を持つ点でどうしても差が出る。



特性考察 [編集]

もうか
タスキとあわせれば発動は容易だが、フレアドライブとの相性は悪い。
また、もうか発動込みのA252フレアドライブの威力はA特化メガバシャーモのそれと同じ。
特殊炎技ならゴウカザルのほうが火力が出るため、活かすなら特殊ベースでの運用がベター。
てつのこぶし
隠れ特性。対象になる技はほのおのパンチ・マッハパンチ・かみなりパンチ・きあいパンチ・グロウパンチ。
上昇幅が低く適用技も少ない。適用対象の一致技は威力や発動条件に難があり、実質マッハパンチとかみなりパンチ用の特性。
明確に確定数に変動が出る仮想敵がいるなら物理型で候補になりえる。過去世代配信限定なため現在やや入手困難。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
通常鉄拳
インファイト120(180)--100防御・特防↓タイプ一致技。タスキなら耐久低下は気にならない。
マッハパンチ40(60)72100優先度+1タイプ一致技。先制技。てつのこぶし対象技。
グロウパンチ40(60)72100攻撃↑100%タイプ一致技。追加効果が優秀。積み技感覚で。
きあいパンチ150(225)270100優先度-3タイプ一致技。みがわりやアンコール、Zクリスタルとあわせて。
フレアドライブ120(180)--100火傷10%
反動1/3
タイプ一致技。威力は高いが反動が痛い。
ほのおのパンチ75(112)135100火傷10%タイプ一致技。威力は低いが反動は無い。てつのこぶし対象技。
かみなりパンチ7590100麻痺10%対水・飛行。てつのこぶし対象技だが、2倍では等倍インファイト・フレアドライブと同等。
ストーンエッジ100--80急所ランク+1対炎・飛行。高威力・命中不安。
がんせきふうじ60--95素早さ↓100%命中安定、サポートにも。
ダストシュート120--80毒30%対フェアリー。バシャーモとの差別化にも。
じしん100--100--対毒。ドラミドロウツロイド、水/毒に。
とんぼがえり70--100自分交代対エスパー。攻撃しつつ撤退。不利対面回避に。
ねこだまし40--100優先度+3
怯み100%
タスキ潰しや、ダブルでのコンボ崩しに。
フェイント30--100優先度+2タスキ潰しや、ダブルでのまもる解除に。
がむしゃら----100--削り技。タスキとあわせて。
特殊技タイプ威力命中効果解説
きあいだま120(180)70特防↓10%タイプ一致技。高威力・命中不安。
しんくうは40(60)100優先度+1タイプ一致技。特殊先制技。タスキ潰しに。4世代教え技。
オーバーヒート130(195)90特攻↓↓タイプ一致技。連発は効かない。両刀・撃ち逃げ向き。
だいもんじ110(165)85火傷10%タイプ一致技。高威力・命中不安。
くさむすび20~120100-対水。威力不安定。
めざめるパワー-60100--相性補完に。4倍狙いで氷など。
変化技タイプ命中備考
ちょうはつ100補助技対策。素早いので使いやすい。
おにび85物理アタッカー対策。炎やこんじょうに注意。
どくどく90耐久型対策。後続に託せる状況なら普通に殴るより効果的。
つるぎのまい--攻撃を強化。マッハパンチとあわせて。
わるだくみ--特攻を強化。しんくうはとあわせて。
アンコール100起点作りに。素早いので使いやすい。
みがわり--補助技対策や、もうかの発動に。
ステルスロック--サポート用。高い素早さ・読まれにくさを活かして。
ほえる--積み技対策や、ステルスロックとあわせて。
ねこのて--控えの手持ちポケモンの技からランダムに技が1つ選ばれ、それを使用する。
+  フレアドライブの必要性についての議論

型考察 [編集]

アタッカー型 [編集]

特性:もうかorてつのこぶし
性格:ようきorせっかちorむじゃき
努力値:ASベースorCSベースで調整
持ち物:きあいのタスキ/こだわりスカーフ/いのちのたま/たつじんのおび/各種Zクリスタル
確定技:インファイト/フレアドライブorだいもんじorオーバーヒート
物理技:とんぼがえり/ダストシュート/かみなりパンチ/じしん/ストーンエッジ/がむしゃら/フェイントorマッハパンチ/ねこだまし
特殊技:くさむすび/めざめるパワー(氷)
補助技:おにび/アンコール/ちょうはつ/つるぎのまい/みがわり/ステルスロック

おなじみのアタッカー型。持ち物によって確定数や動き方がかなり変わるので注意。
バシャーモの存在が気にかかるが、加速なしでも抜ける範囲が広く、まもるを入れる必要がないので技スペースに余裕があることが利点。
バシャーモが覚えず、フェアリーに刺さるダストシュートや不利対面の撤退に使えるとんぼがえりも魅力。
より差別化を意識するなら豊富な変化技や先制技等も取り入れるとなお良い。

いのちのたまを持たせると、調整次第だがメガガルーラギルガルドに強く出られる。
きあいのタスキはこちらより速い相手に返しの一撃を食らわせると同時にもうかを確実に発動できる。
こだわりスカーフも好相性。とんぼがえりや広い攻撃範囲も活かせる。
加速一回込みのメガバシャーモより素早く初手から攻撃できるため、奇襲性も高い。終盤の抜きやストッパー要員としても活躍できる。
↑サルのスカーフってどうなんですかね?
初速は速くなるけど火力補正無いから全然遂行できないぞ
命の珠もたせてやっとメガガルやガルドが圏内に入る火力なんだから火力補正なしのスカーフはありえないよ
↑火力が足りないのは大抵のスカーフ枠で言えること。序盤はとんぼで削って終盤で狩る動きができるから普通にあり。
単純な火力指数で見ればフレドラ・インファと高威力な技を覚えるし、同じ様な動きを見せるスカーフフライゴンやゲッコウガと火力指数に大差はない。
PGLランキング見ても普通にいる。シーズン13に至っては持ち物ランキング2位、直近のシーズンも上位4位に食い込んでる。
あと、高耐久鋼の処理が難しくなるのは事実だが、S縛りが逆転するお蔭で役割対象が増える点を忘れてはいけない。ゲッコウガ・コケコ・スカーフテテフを上から縛れるのは大きい。
バシャの場合守る使うターンにこいつらには逃げられてしまうが、サルの場合居座ってくる可能性が高く狩りやすい。
性格補正は準速の場合確定数の変動が多少あるけど、最速スカーフテテフにちょうど抜かれて最速スカガブからとんぼで逃げることもできなくなるからデメリットも多い。

炎技に関しては、インファイトで抜群を取れない鋼(ギルガルドハッサムメタグロス等)に刺す。
それそれ利点・欠点があるため仮想敵や持ち物に合わせて選択。
フレアドライブは物理ベースにおけるメインウェポン。連発可能で命中100%による安定感が売りだが自傷ダメージのせいでタスキ・もうかとの相性が悪い。
特殊炎技はB>Dの傾向が多い鋼に対して有効。きあいのタスキを温存しつつ攻撃できる点で物理炎技に勝る
オーバーヒートは最大火力で努力値の節約も見込めるが連発はできない。物理技に切り替えられる両刀型において特に使いやすい。
だいもんじは連発可能でもうか発動状態で特に威力を発揮するが、命中率には不安が残る。

型サンプル1
性格 :むじゃき
努力値:A102 C196 S212
持ち物:いのちのたま
技構成:オーバーヒート/インファイト/くさむすび/ストーンエッジ

最速ガブリアス抜き。オーバーヒートでH振りギルガルド(シールド)を確1。
オーバーヒート・インファイト軸で環境に合わせて構成変えながら運用がよいと思う。
型サンプル2
性格 :むじゃき
努力値:A100 C196 S212
持ち物:いのちのたま
技構成:オーバーヒート/インファイト/ストーンエッジ/とんぼがえり

サザンガルドラキグライムドーに圧力をかけられ、
H振りメガガルーラをインファイトで中乱1、ギルガルドはオーバーヒートで確1とおすすめ。
H振りメガガルーラを確1にするにはA156振り、H252D4振りギルガルドにはC204振りが必要。
しかし、メガカイロスコジョンドライボルトなどの105族には抜かれると危険なため、
最低でもS236が欲しいところである。
型サンプル3
性格 :ようき
努力値:AS252
持ち物:こだわりスカーフ
技構成:フレアドライブ/インファイト/とんぼがえり/ダストシュート

初手から1加速後のメガバシャーモ以上のスピードで動ける物理スカーフ枠。相手の持ち物次第ではゲッコウガ、カプ系などへの有利不利の縛りが逆転する。
先鋒で出してのとんぼがえりによる偵察はもちろん、Sが半端なスカーフ持ちや龍の舞後のメガギャラドスなどを死に出しから狩れるストッパー。
スカーフ最速ガブリアスも抜けるので特殊技採用もなくはないが、C252めざ氷は確2なので素直にとんぼで逃げて対面操作するのが吉。

先発ステルスロック型 [編集]

特性:もうかorてつのこぶし
性格:むじゃきorようき
努力値:素早さ252 残りAC調整
持ち物:きあいのタスキorいのちのたま
確定技:ステルスロック
攻撃技:インファイト/オーバーヒートorだいもんじorフレアドライブ/がんせきふうじ/マッハパンチorしんくうは/がむしゃら/ねこだまし/カウンター
補助技:おにび/ちょうはつ/アンコール/ほえる

高い素早さとちょうはつの撃たれにくさにより、ステルスロックを妨害されにくい。
また、ステルスロックを撒いた後も威力の高い一致技により、ある程度の負荷をかけることができる。
現在では完全なアタッカーにするとどうしてもバシャーモを意識しざるを得ないためか、このステロ型がゴウカザルの主流になりつつある。

兼後続サポートにするか、兼アタッカーにするかで持ち物や技構成が変わってくる。
アタッカーを兼ねる場合、メジャーなポケモンへ遂行するためにはいのちのたまが必要である。
兼後続サポートの場合はタスキが必要。また他のサポート技も入れておきたい。

【ダブル】ねこだましアタッカー型 [編集]

特性:もうか
性格:Sの上がる性格
努力値:S252 AorC252
持ち物:いのちのたま/きあいのタスキ/たつじんのおび/Zクリスタル
確定技:インファイト/ねこだまし/オーバーヒートorだいもんじorねっぷうorフレアドライブ
攻撃技:フェイント/いわなだれ/マッハパンチ/しんくうは/くさむすび/めざめるパワー(氷)/かみなりパンチ
補助技:ファストガード/まもる/アンコール/ちょうはつ

Sの高さと高威力広範囲の一致技、ねこだましの存在により優秀なアタッカーとなる。

メガサーナイトと横の並びで優れる。
メガサーナイトの苦手とする鋼タイプ全てに対し、ゴウカザルが一致技で弱点を突くことが可能。
ワイドガードを崩すフェイント、かげうち・バレットパンチを防ぐファストガードも使える。
鋼に睨みをきかせつつ大火力のハイパーボイスで場を制圧していける。
最近はいかくガオガエンにその座を奪われがちなので、素早さの高さや技の豊富さ等で差別化していきたい。ガオガエン自体に対しては相性有利であることを活かしたい。


対ゴウカザル [編集]

注意すべき点
A・Cが104、Sが108と、高速アタッカーとして優秀な種族値。
高威力の一致技に加え火力補強の特性を持ち、サブウェポンや先制技も充実。
ステルスロックやアンコール等を駆使して起点作りをする型もある等、型の読みにくさも強さの一つ。
環境上位のガルーラギルガルドナットレイにも大きな役割を持てる。
ダブル向けの技も豊富で、メガサーナイト等の範囲攻撃持ちアタッカーのサポートに長ける。
対策方法
耐久は並程度で、インファイトの反動も相俟って脆い。ただしタスキ持ちが多く、速攻低耐久アタッカーは返り討ちにあいやすい。
一致技半減以下で耐久も高いメガボーマンダブルンゲルカプ・レヒレ等が主な対策方法。ただし、メガボーマンダは交代読みのめざめるパワー氷に注意。
ダブルではシャンデラも有利。ねこだまし無効でメガサーナイトの弱点を突ける。
ちょうはつやアンコール、とんぼがえり等の小技には注意。
速さが大きな武器なので、麻痺を入れれば大方機能停止する。

外部リンク [編集]