フーディン - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

フーディン [編集]

No.065 タイプ:エスパー
通常特性:シンクロ(どく、まひ、やけど状態にさせられると相手も同じ状態異常になる)
     せいしんりょく(怯まない)
隠れ特性:マジックガード(攻撃以外ではダメージを受けない)
体重  :48.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)

・メガフーディン
タイプ:エスパー
特性 :トレース(相手と同じ特性になる)
体重 :48.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
高速超単HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
フーディン55504513595120500シンクロ/せいしんりょく/マジックガード
メガフーディン555065175105150600トレース
高速超単HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
フーディン55504513595120500シンクロ/せいしんりょく/マジックガード
メガフーディン555065175105150600トレース
エーフィ65656013095110525シンクロ/マジックミラー
アグノム751257012570115580ふゆう

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)むし/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)かくとう/エスパー
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

初代からお馴染みの単エスパーポケモン。
第7世代においては強化点が多い。

  • カプ・テテフ(サイコフィールド)の登場
    不安だった一致技の火力を補強し、苦手な先制技をシャットアウトするサイコフィールドが登場。
    通常フーディン・メガフーディンの双方に朗報と言える強化であり、
    特にきあいのタスキを持てないメガフーディンが先制技を気にせず遺憾なく火力を発揮できるようになったのは大きい。
    始動役のカプ・テテフとはタイプが被ってしまうが、2匹での役割集中が成立するレベルの火力を叩き出せる。(いわゆるテテフーディン構築)
    また、ひかえめスカーフテテフは最速メガフーディンより遅いので調整次第では後出しから相手のカプ・テテフを倒すのも不可能ではない。
    また、カプ・テテフ自体の使用率も高いため、フーディンをピンで採用した場合でも相手のフィールドにタダ乗りしやすい。
  • メガフーディンの種族値上昇
    第6世代ではメガシンカで種族値が合計90しか上昇しなかったが、第7世代ではメガシンカ後のDが+10され、他のメガシンカポケモンと同じ上昇幅になった。
    耐久無振りでもC252メガゲンガーのシャドーボールをめいそう込みで耐えられるようになり、特殊アタッカーを起点にしやすくなった。
  • メガシンカの仕様変更
    メガシンカターンにメガシンカ後の素早さが適用されるようになった。
    素早さ命のメガフーディンにとっては非常に頼もしい強化。

一方で、アンコール・かなしばりをZワザで踏み倒すことができるのはメガフーディンにとっては痛いところ。
仕様上1回だけのものだが、今まで以上に使い時や引きどころを考える必要がでてくるだろう。
また、特性をトレースできず、行動保証と先制技を持ち合わせる新たな天敵ミミッキュの登場は非常に厄介。

USUMにてサイコフィールドを習得。ふいうちを空かしつつ火力を補える可能性がある。
ただし、特殊全般を起点にできるめいそうほどの汎用性は無く、採用には一考を要する。



形態考察 [編集]

通常フーディン [編集]

典型的な高速低耐久アタッカーで、高い特攻種族値とそこそこの技範囲から潰しを仕掛けるのが得意。
ただし、技威力の関係もあって火力はそれほど高くなく、極端にもろい物理耐久から先制技に縛られやすいこともあり、単なるアタッカーとしてはいまひとつな性能である。
後述するメガシンカも上手く活用した上で、多くの補助技を活かしたトリッキーな運用をする事が鍵と言える。
メガフーディンの場合でも、メガシンカ前はどの特性がよいかは考えておきたい。

シンクロ
毒と火傷は元々無効タイプがあったが、第6世代から電気タイプが麻痺しなくなったのが痛い。
すぐにメガシンカすることを前提とすれば、状態異常にかかった瞬間だけ発動するこの特性は一応相性がよいと言える。
メガフーディンをより攻撃的に使いたい場合は一考の余地あり。
通常のフーディンの場合、きあいのタスキを保護できないのが痛い。
せいしんりょく
ひるみは相手に先制されない限り発動しないので、素早さが高いフーディンがひるむことは非常に少ない。
一応、スカーフトゲキッスのエアスラッシュとねこだましに対して強くなる。
通常フーディンの耐久力では、ねこだましですらHPを半分ほど持っていかれてしまう上、タスキを破壊されるので対策する意義はある。
ただしアンコールがあればせいしんりょくでなくてもねこだましには強くなれる。そして、やはりマジックガードの方が汎用性が高い。
マジックガード
隠れ特性。通常のフーディンならきあいのタスキ・アンコールとの組合せが光る。
メガフーディンでも、バンギラスにまもる+かなしばりを仕掛ける・おにびを交換で受けてアンコール等、
様々なシチュエーションでメガシンカを保留でき、耐久調整が崩されにくくなる。どちらの場合でも最有力。

メガフーディン [編集]

メガシンカすると特性が「トレース」になり、特攻と素早さが底上げされ、耐久力も僅かに改善される。
トレースは相手依存ではあるが強特性持ちの多い現環境では有効に働く場面が多く、一部の特性持ちのポケモンにめっぽう強く出られるようになる。
また素早さ種族値が150にまで伸びることでほとんどのポケモンを抜けるようになり、補助技もより活用しやすくなる。

一方、通常型同様メガシンカしても基本的な技威力に乏しいので、サイコフィールド下でもない限りはそれほど火力が出ない。
上昇した耐久と高い素早さを生かして先手でめいそうを積み、特殊アタッカーを起点にするといった動きができると尚良い。

トレース
メガシンカを保留することにより、発動タイミングをある程度変えられる。
メガシンカしたターンに交代された場合、交代先の特性をトレースする。特性にはミラーで役立つものも多いため、この挙動は地味に有効に働く。
もらいび等の特定タイプ無効特性・すいすい等の特定天候時倍速特性・いかくかそくかげふみマルチスケイルてんねんいたずらごころ
へんげんじざいてきおうりょくおやこあい等、トレースによって優位に立てる相手は意外と多い。
メガフーディンの採用理由ともなり得る。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
サイコキネシス90(135)100特防↓10%メインウェポン。
サイコショック80(120)100-火力不足。明確な仮想敵が存在するなら。
きあいだま12070特防↓10%エスパー技と相性のよいサブウェポン。命中不安。
マジカルシャイン80100-苦手な悪に。ドラゴン対策も兼ねる。きあいだまと違って命中安定。
きあいだまを削り、こちらを入れるとバンギラスキリキザンが厳しい。
シャドーボール80100特防↓20%メタグロスギルガルドに。
エナジーボール90100特防↓10%ウォッシュロトムカプ・レヒレ等の軽量みずタイプに。
くさむすび20~120100-スイクンカバルドンに。メガギャラドスにも刺さる。
へんげんじざいトレース時ならば抜群タイプ状態のゲッコウガにも。
めざめるパワー--60100-ナットレイハッサム等の炎、ヒードラン用の地面、
4倍竜、ランドロス用の氷がオススメ。
でんじほう12050麻痺100%VC第2世代わざマシン限定。電気Zでテッカグヤに。
カウンター-100優先度-5VC第1世代わざマシンor第3世代教え技限定。きあいのタスキと併せて。
隠れ特性との両立を考えて基本的にVC産推奨。
変化技タイプ命中効果備考
アンコール100技固定素早いので使いやすい。積み技などに対して。
ちょうはつ100変化技封じ同じく積みや変化技の対策となる。
みがわり-みがわり設置状態異常やふいうちなどを防げる。
まもる-守るメガフーディンの場合はより多用途に使える。
かなしばり100技封じまもる・アンコールとのコンボが強力。ふいうちを封じられればおいしい。
めいそう-特攻↑特防↑技範囲と相談。どちらかと言えば耐久力に期待しての使用。
バリアー-防御↑↑物理耐久が上がるメガフーディンなら候補。
じこさいせい-HP1/2回復積み技と併用。アンコールと組み合わせるとより敵を詰ませやすい。
リフレクター-物理半減後続サポートに。
ひかりのかべ-特殊半減後続サポートに。
でんじは90マヒ自分より早い相手に入れられるか。
スキルスワップ-特性入替主に対メガガルーラ用の技。
メガシンカしない型前提ならびにダブルバトルで味方にマジックガード渡し。
サイコフィールド-サイコ
フィールド展開
火力と疑似的に耐久を強化。最速で使える。相手のフィールド打消しにも。
ふいうちを空かせたら儲けもの。

型考察 [編集]

メガフーディン [編集]

基本型 [編集]

性格:おくびょうorひかえめ
特性:(マジックガード/シンクロ)→トレース
努力値:HS、CSベースで耐久調整
確定技:サイコキネシスorサイコショック
優先技:めいそう
攻撃技:きあいだま/シャドーボール/マジカルシャイン/くさむすびorエナジーボール/めざめるパワー(氷/炎)
補助技:アンコール/かなしばり/まもる/みがわり/ちょうはつ/バリアー/じこさいせい/サイコフィールド

高い素早さと特性トレースを活かし、有利対面で豊富な変化技を使って読みあう動きが基本。
とりわけ耐久補強も兼ねられるめいそうとの相性がよく、特殊アタッカーや耐久型を起点に積んで抜いていく動きが第7世代ではメジャー。
最速なら、相手がスカーフ持ちでもS実数値147(最速82族、準速95族)までのポケモンに先手を取れる。

補助技搭載がメジャーであるが、技範囲確保のためにフルアタ構成も構築によっては検討の余地は十分にある。

耐久無振りだとA182ガブリアスのじしんで50%で倒れるが、多少耐久調整を施せば行動回数を確保できるようになる。
素の状態でも無振りギルガルドのかげうちぐらいは耐えられるが、起点にできる範囲も変わってくるため、仮想敵に合わせて要調整。

調整例 [編集]

第7世代になり、メガシンカ時の素早さと特防が上昇した部分を中心に修正・追記

+  折りたたみ
+  折りたたみ
+  折りたたみ
+  折りたたみ

通常フーディン [編集]

特殊アタッカー型 [編集]

性格:おくびょう
特性:マジックガード
努力値:特攻252 素早さ252 HP4
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/こだわりメガネ
確定技:サイコキネシスorサイコショック
選択攻撃技:きあいだま/シャドーボール/マジカルシャイン/くさむすびorエナジーボール/めざめるパワー(氷/炎)
選択補助技:アンコール/かなしばり/まもる/みがわり/トリック/サイコフィールド

素早さ120を活かして戦うアタッカー型。
特攻種族値は高いが、技の威力が低いので単純に殴るだけでなく、アンコール、めいそう、かなしばりなどでトリッキーに動きたい。
特にマジックガード+アンコールは相手を縛る絶好のチャンスとなりうる。

アンコールやかなしばりは性質上「相手が一度行動する」ことが前提であるため、
りゅうのまいやちょうのまいといった素早さを上げる積み技を後攻で使われ、
かつそれによって素早さが逆転し攻撃技を撃たれた場合に倒されたり耐えても積み技で縛れなかったり、
先制技持ちの場合(例えばハッサムなど積み技もある場合)はこちらが動く前に使われてしまうこともある点は注意。
ただ、その場合でも無傷の状態でタスキなら縛った技によっては後続へのサポートになりうる。

こだわりメガネは確定数向上・受けポケモンへのこだわりトリック・終盤の全抜きに。


対フーディン [編集]

注意すべき点
典型的な紙耐久高速アタッカーで、エスパー技+きあいだまで範囲も十分。
さらに補助技も豊富に揃っており、高い素早さから繰り出されるアンコールをはじめ、
かなしばり・ちょうはつ・めいそう・バリアー・じこさいせい・スキルスワップ等の全ての技に対応するのは難しい。
カプ・テテフと組み合わせると火力が増強されるだけでなく、ふいうちやかげうちが無効になる。
対策方法
先制技が有効。ただし、ふいうち及びねこだましはアンコールに注意。
きあいだま以外の技が軒並み威力不足なので、メガフーディンでも下手に弱点を突かれなければ
オボンのみやとつげきチョッキ持ちくらいで正面から殴りあっても大体勝てる。
補助技は個別に警戒するよりも、でんじは・スカーフ・積み技などで先攻を取る方が安定した対策になる。
ただし最速メガフーディンの場合、準速95族、最速82族以下は素早さが1段階上昇していても抜くことが出来ない。
カプ・テテフと組んだ場合はテッカグヤベトベトンAなどで対処すればよい。
後出しでなければフェローチェギルガルドなどもあり。

外部リンク [編集]