チルタリス - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

チルタリス [編集]

No.334 タイプ:ドラゴン/ひこう
通常特性:しぜんかいふく(手持ちに戻ると状態異常が治る)
隠れ特性:ノーてんき(場に出ている間、互いのポケモンが天候の影響を受けなくなる)
体重  :20.6kg(けたぐり・くさむすびの威力40)

・メガチルタリス
タイプ:ドラゴン/フェアリー
特性 :フェアリースキン(自分の使うノーマルタイプのわざがフェアリータイプになり威力が1.2倍になる)
体重 :20.6kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
能力比HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
チルタリス7570907010580490しぜんかいふく/ノーてんき
メガチルタリス7511011011010580590フェアリースキン
フェアリースキンHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
メガチルタリス7511011011010580590フェアリースキン
メガサーナイト688565165135100618フェアリースキン
ニンフィア95656511013060525メロメロボディ/フェアリースキン

チルタリスドラゴン/ひこうメガチルタリスドラゴン/フェアリー
ばつぐん(4倍)こおりばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)いわ/ドラゴン/フェアリーばつぐん(2倍)こおり/どく/はがね/フェアリー
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/かくとう/むしいまひとつ(1/2)かくとう/ほのお/でんき/みず/くさ/むし/あく
いまひとつ(1/4)くさいまひとつ(1/4)---
こうかなしじめんこうかなしドラゴン

メガシンカすることで唯一の「ドラゴン×フェアリー」複合タイプとなり、その耐性が採用理由となりうるポケモン。
一見すると種族値配分が平坦で器用貧乏に思えるかもしれないが、逆に言えば物理型・特殊型・受け型いずれも可能ということで、実際に対面するまで型が読まれづらいという長所になる。

フェアリータイプでありながら、はがねタイプを逆に倒しうる技レパートリーを持つ。
ほのお4倍弱点のはがねはかえんほうしゃやだいもんじで役割破壊でき、じめん4倍のヒードランはじしんで役割破壊できる。
耐久振りで一度コットンガードを積めばメガメタグロスのアイアンヘッドすら確3に持ち込むことができ、スキを見て二度コットンガードを積めれば攻撃とはねやすめを繰り返すだけで突破できてしまう。

欠点としては、火力が低いため試合の決着までに攻撃を受ける回数がかさみやすく、急所や追加効果のリスクが高くなってしまいがちなこと。
それに加え特殊耐久を高める積み技がないため、相手のめいそうやわるだくみで崩されやすい点が挙げられる。
後続との組み合わせを考えて、上手くメガチルタリスでゲームエンドまで詰めていけるよう意識していきたい。

通常チルタリスは決定力が低すぎる上に、メガボーマンダ対策のこおり技がそのままチルタリスにも4倍で入ってしまうため活躍させるのは難しい。
PGLのデータでもほとんどがチルタリスナイトで運用されていることが確認できる。
考察はノートにあります。



形態考察 [編集]

メガチルタリス [編集]

メガシンカすることで唯一の「ドラゴン×フェアリー」複合タイプとなる。
この組み合わせは攻守両面で非常に個性的かつ優秀なものであり、チルタリスの採用理由にも直結する。
ドラゴン無効かつこおりが4倍弱点ではない稀有なドラゴンであり、役割破壊されにくく耐性も優秀。
バシャーモリザードンボルトロスといった受けづらいトップメタに後出しできる貴重な性質を持ち、特に使用率の高いメガリザードンX・Y双方に有利であることは特筆に値する。

メガシンカにより攻撃・特攻ともに110となり、特性「フェアリースキン」によりノーマル技を補強してメインウェポンとして扱える。
補完に優れるほのお技・じめん技をそれぞれ備えるため等倍・抜群範囲ともに優秀で、めざめるパワーなどのピンポイントなサブウェポンを搭載する余裕も生まれやすい。
特に一致フェアリー技に加えてじしんを扱えるのは自身の他にはグランブルとフェアリーアルセウスのみ。
物理型・特殊型の選択はもちろん、サイクル導入にも積みアタッカーにも適性があり戦法は豊富。

8つもある耐性はメジャータイプを多く含み、フェアリーと補完が良いじしんを扱えるため攻撃範囲も申し分ない。
ドラゴン技を無効化できる唯一のドラゴンであり、安易にドラゴンを後出しされて上から潰されるということが起こりにくい。

総じて器用で優秀なポケモンだが、何をするにも付きまとう数値不足が欠点。
メガシンカによる種族値上昇も均等に分配されており、中耐久・中火力・中速で尖ったところがなく、何らかの役割に特化させなければ器用貧乏に陥りやすい。
第七世代におけるフェアリースキン弱体化により火力不足はさらに深刻に。物理型はりゅうのまいを積めるが、特殊型は補強手段が無いので耐久型の相手は厳しい。
自身の耐久面はコットンガードやはねやすめで補えるものの、カプ・テテフ等の高速特殊フェアリーには先制確1にされてしまうことも。
仮想敵にあわせた調整・立ち回りが望まれる。

フェアリースキン
微妙な火力を補えるが、攻撃・特攻の数値はあまり高くないうえに火力アップアイテムを持てないため過信は禁物。
メガシンカ前の特性について
しぜんかいふく
メガシンカする前なら交代することで状態異常を治すことができる。
第三世代の教え技である「すてみタックル」を採用する場合は隠れ特性と両立不可能のためこの特性。
ノーてんき
隠れ特性。メガシンカする前なら天候を妨害することができる。
特に対リザードン戦においてXY関係なく炎技読みで後出しができるようになるのが最大の利点。
相手の交代読みを除きXY両対応できるという点はノーてんきメガチルタリスの特権といえる。
また、特性の発動順で素早さ判定も。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力
[メガ]
命中効果解説
ハイパーボイス90[162]100-フェアリースキン対象技。みがわり貫通。ダブルでは相手全体攻撃。
はかいこうせん150[270]90行動不可フェアリースキン対象技。ラス1に。
ムーンフォース95[142]100特攻↓30%メガシンカ時のタイプ一致技。ダブルでの単体攻撃に。
りゅうせいぐん130(195)90特攻↓↓タイプ一致技。連発は効かない。両刀・撃ち逃げ向き。
りゅうのはどう85(127)100-タイプ一致技。性能安定。
だいもんじ11085火傷10%対鋼。ナットレイテッカグヤに。
れいとうビーム90100凍り10%ボーマンダガブリアスランドロスに。
めざめるパワー-60100-相性補完に。対鋼の地面など。
物理技タイプ威力[スキン]命中効果解説
おんがえし102[183]100-フェアリースキン対象技。性能安定。
すてみタックル120[216]100反動1/3フェアリースキン対象技。反動が痛い。第3世代教え技限定。
げきりん120(180)100行動固定タイプ一致技。行動固定が痛い。
ドラゴンダイブ100(150)75怯み20%タイプ一致技。高威力・命中不安。
「ちいさくなる」相手に必中・威力2倍。
じしん100100-物理型のサブウェポン筆頭。フェアリーが半減される炎・毒・鋼全てに抜群。
ダブルでは周囲全体攻撃。
アイアンテール10075防御↓30%対フェアリー。高威力・命中不安。
変化技タイプ命中解説
りゅうのまい-攻撃・素早さ補強。抜き性能の向上に。
つめとぎ-過去作技マシン限定。攻撃・命中率補強。
ドラゴンダイブやアイアンテール、だいもんじとあわせて。
パワースワップ-相手と攻撃・特攻のランクを交換する。りゅうせいぐんとあわせて。
くろいきり-積み技対策や、りゅうせいぐんとあわせて。
コットンガード-防御超強化。物理に滅法強くなる。
おいかぜ-サポート用。味方の素早さ倍増。
どくどく90耐久型対策。毒や鋼には無効。
はねやすめ-回復技。メガシンカ時は耐性に影響しない。
ねむる-状態異常も含め全回復。カゴのみやしぜんかいふくとあわせて。
ほえる-積み技対策。みがわりに強いがちょうはつで止まる。
ほろびのうた-耐久型対策。まもる・みがわり貫通かつ必中。

型考察 [編集]

メガチルタリス [編集]

持ち物:チルタリスナイト

特殊型 [編集]

性格:ひかえめ
努力値:S調整 残りHC
確定技:ハイパーボイス/だいもんじ(推奨)orかえんほうしゃ
攻撃技:りゅうせいぐんorりゅうのはどう/はかいこうせん/じしんorめざめるパワー(地)
補助技:はねやすめ/どくどく/ほろびのうた

役割が持てるドラゴンに対しては、フェアリースキンハイパーボイスがあるので、ドラゴン技の優先度は低い。
フェアリースキンが弱体化したうえ、特殊技の火力を上げる手段も無いため、耐久型にはどくどく等で対抗したい。

竜舞型 [編集]

性格:ようき(推奨)/いじっぱり
努力値:AS252or調整 残りH
確定技:りゅうのまい/おんがえし/じしん
選択技:からげんき/げきりんorドラゴンダイブ/だいもんじ/はねやすめ/みがわり

メガシンカすることによりフェアリースキンと高めの攻撃を手に入れ、4倍弱点も無くなったため、竜舞アタッカーとしての道も開けた。
特殊型が一般的なのでおにびを誘いづらく、ハイパーボイスの印象からみがわりもされづらい。

準速なら1舞でファイアロー+3、最速なら145族まで抜ける。
この間にはカプ・コケコメガゲンガーなど抜ければ勝てる相手が多く存在するため、確定数に差が出るなどの理由がなければようきが推奨される。

物理受け型 [編集]

性格:ずぶとい/わんぱく
努力値:HB252orBS調整
確定技:ハイパーボイスorおんがえしorからげんき/コットンガード/はねやすめ
攻撃技:じしん/だいもんじ
変化技:どくどく/ほろびのうた

優秀な耐性と積み技・再生回復技を持ち、種族値も上がったので物理受けの適性は高い。
高めのACと特性のおかげで無振りでも最低限の火力はある。
からげんきは状態異常を撒くポケモンへの対抗策。無振りでも一致168は十分脅威。


対チルタリス [編集]

注意すべき点
バランスのとれた種族値と豊富な技により型が読みにくい。
火力・速度を補うりゅうのまい、耐久を補うコットンガードや再生回復技のはねやすめが強力。
メガシンカするとタイプ・特性が変わり、火力・耐久ともに補強される。
対策方法
フェアリースキンがあるとはいえ、攻撃と特攻はそこまで高くない。
妖半減で一致弱点がつける毒・鋼タイプがベスト。ただしじしんやだいもんじを覚えるので、4倍のポケモンは注意。
ハッサムメタグロスならりゅうのまいを積まれても先制でバレットパンチを撃ち込める。
コットンガードで物理面は非常に硬くなるが、特防をあげる技を覚えないため氷やフェアリー等の特殊技で上から叩くとよい。

外部リンク [編集]