ニドキング [編集]
No.034 タイプ:どく/じめん 通常特性:どくのトゲ(接触技を受けると30%の確率で相手を毒状態にする) とうそうしん(相手と同じ性別だと技の威力が1.25倍、異なると0.75倍になる。性別不明には効果なし) 隠れ特性:ちからずく(追加効果がある技の追加効果が無くなり威力が1.3倍になる)※ニドラン♂、ニドリーノのとき「はりきり」 体重 :62.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
ニドクインと対を成す「どく×じめん」複合タイプ。
豊富な攻撃技のラインナップはくさ・フェアリーを除く16タイプと脅威的。更に特性ちからずくにより高威力での撃ち分けを可能とし、様々な相手にメタを張れる。
種族値もニドクインより攻撃的で、あちらには無いふいうちやつのドリルなどの技もあり、アタッカーとしての適性が高い。
反面、耐久力はニドクインに劣り、Sもアタッカーとしては不安な数値である。
タイマンを張るにはタスキやスカーフ、サイクルを回すにはチョッキなどの持ち物が欲しい場面が多く、ちからずく+珠による全抜きは狙いにくい。
また、攻撃範囲は広いものの、ゲッコウガのように上から叩ける範囲は狭いことから、有利な相手を流しつつ後続に有効打を撃つプレイングが重要となる。
使用者の読みスキルが問われる、上級者向けのポケモンといえる。
第七世代では役割対象のフェアリーが増えたことで活躍の幅が広がったといえる。
新規でんき勢のカプ・コケコに対しても、一致技半減以下でくさむすびも等倍と圧倒的に強く、でんき受けとしての性能も高まっている。
一方でふいうちの弱体化や高速スカーフ持ちの増加、Zワザの蔓延により、行動機会を得られず落とされるリスクが上がっている点は気がかり。
- ボールについて
- ニドラン♂×ニドラン♀の組み合わせで一見両方のボールを遺伝させることができそうだが、実はニドラン♀とニドラン♂は同種として扱われない[1]。
また、ガンテツボールやサファリボールと隠れ特性は両立できない[2]。
ニドクインとの技比較 [編集]
※PDW限定・初代VC限定技はマークの関係上レートで使用不可
特性考察 [編集]
- どくのトゲ
- 接触技を受けた時に、相手を毒状態にできる可能性がある。
タスキ潰しになるものの、発動確率は30%と不安定。誘う弱点技のほとんどが非接触技である点もネック。
毒を狙うなら必中どくどくやどくびし、火力補強ならちからずくの方が有用。
- とうそうしん
- 同性に対しては技の威力が上がり、異性だと下がる。
ちからずく対象外のじしんやばかぢからも補強できるが、相手の性別に依存するため扱いにくい。
♂限定のボルトロスやランドロスピンポイント気味で汎用性に欠ける。
- ちからずく
- 隠れ特性。追加効果が発生しなくなる代わりに技の威力が上がる。
種族値はA>Cだが、だいちのちからの火力がじしんを上回り、特殊サブウェポンも軒並み威力100超えの大技となる。
珠の反動が無くなるのもメリット。耐久を削ることなく高火力の技を撃ち分けられる。
じならしやこごえるかぜでS操作を狙わない限り、基本的にこちら。
技考察 [編集]
Zワザ考察 [編集]
ノートに保管中。
Zワザはちからずく対象外なので、ニドキングとの相性はいまひとつ。
必中・まもる貫通などの利点はあるものの、常時高火力のいのちのたまの方が有用。
型考察 [編集]
物理型について [編集]
種族値はA>Cで物理技も豊富だが、現環境のニドキングは大半が特殊型である。
物理型のメリット・デメリットは以下の通り。
メリット |
デメリット |
型はこちらにあります。
ちからずく特殊型 [編集]
特性:ちからずく
性格:ひかえめ/おくびょう/むじゃき(物理技採用時)
確定技:だいちのちから
特殊技:ヘドロウェーブ/れいとうビーム/10まんボルト/かえんほうしゃorだいもんじ/シャドーボール/きあいだま
物理技:ふいうち/いわなだれ/ばかぢから/つのドリル/カウンター
補助技:ちょうはつ/かなしばり/みがわり/ステルスロック/どくびし/どくどく
多くのタイプの高威力技を覚えるので、仮想敵にあわせてカスタマイズできるのが最大の魅力。
技構成はもちろん持ち物や努力値も型によって大きく変わるため、下記を参考に最適な個体を育成したい。
- 素早さ調整目安
- 80族周辺は無振りからスカーフまで幅広く調整が難しい。
性格補正 努力値(実数値) 目安 なし 156(125) 最速61族抜き なし 252(137) スカーフで最速135族と同速・準速フェローチェ抜き あり 196(143) 最速77族抜き あり 228(147) 最速81族抜き あり 252(150) 準速98族と同速
ニドクインより高いSを活かすため多めに振りたいが、火力・耐久との兼ね合いも重要。
- 物理耐久目安
- 無振りでは一致等倍や不一致弱点でも確1、H振りでようやく確定耐えする程度。
努力値 目安 H4B0 A特化マリルリ@ハチマキのアクアジェットで高乱1
A特化メガバシャーモのフレアドライブで確1
A特化テッカグヤのじしんを確定耐えH76B0 A特化ナットレイのジャイロボールを確定耐え H180B0 無補正A振りメガメタグロスのれいとうパンチを確定耐え、じしんで低乱1
無補正無振りカバルドンのじしんで低乱1H252B36 A特化ミミッキュのZシャドークロー+かげうちを確定耐え
物理アタッカーは交代読みで対処し、タイマンは避けたいところ。
- 特殊耐久目安
- 物理耐久とさほど変わらないが、チョッキで大幅に補強可能。
努力値 チョッキ 目安 H4D0 なし C特化ヒートロトムのオーバーヒートで低乱1、めざめるパワー氷を2耐え H100D0 なし 無補正C振りカプ・コケコのめざめるパワー氷を2耐え H4D44 あり C特化霊獣ボルトロスのめざめるパワー氷を2耐え H4D68 あり 無補正無振りサンダーのめざめるパワー氷を3耐え
無補正無振りクレセリアのれいとうビームを3耐え、サイコキネシスを2耐え
無補正C振りカプ・コケコのめざめるパワー氷を3耐え
少ない努力値で特殊電気への後出しが安定するようになる。
きあいのタスキ [編集]
努力値:CS252
持ち物:きあいのタスキ
高速アタッカーやスカーフ持ちとの対面でも行動機会を得られる。
先鋒として相手を崩しにかかり、序盤から流れを引き寄せるのが役割。
広い技範囲を撃ち分けできることもあり、最もスタンダードな型である。
いのちのたま [編集]
努力値:CS252ベース
持ち物:いのちのたま
特性ちからずくと豊富な攻撃技を最も活かせる型。
ちからずく・C特化@珠でC種族値178相当に達する。
他の型に比べ火力が格段に高く、ブルルドランなどの低速サイクルに強い。
一方で耐久を補強できないため繰り出し性能は低め。自身が落とされる前に相手サイクルを崩壊させる立ち回りが必要となる。
ちからずく対象外の技は珠の反動を受けてしまう点にも注意。
こだわりスカーフ [編集]
努力値:C252 S調整 残り耐久
持ち物:こだわりスカーフ
速攻アタッカーとの縛り関係を逆転させる。
自身より速い相手にも行動機会を与えず倒すことが可能。
ニドクインよりSが高く、準速でも最速130族を抜ける。
ただ、高火力・広範囲の撃ち分けを武器とするニドキングにとって、火力が上がらないうえに技を固定されてしまうのは非常に痛い。
先発運用されるポケモンにはタスキやスカーフ持ちが多く、奇襲や返り討ちに遭うリスクも高い。
とつげきチョッキ [編集]
努力値:HDS調整 残りC
持ち物:とつげきチョッキ
優先技:つのドリル
サイクル戦での繰り出し回数や、耐久型へのつのドリルの試行回数を稼げる。
特殊電気に強い。めざめるパワー氷は2~3耐えでき、ボルトロスのきあいだまは半減、サンダーのねっぷうやカプ・コケコのくさむすびも等倍に抑えられる。
とはいえ種族値は低めなので過信は禁物。また、バシャサンダーナットのバシャーモ、コケコランドグロスの霊獣ランドロス・メタグロスなどは対面からでも厳しい。
無効技読みで繰り出し、交代読みで弱点技を撃つプレイングが求められる。ギャラドスやボーマンダといった補完に優れるポケモンも入れておきたい。
対ニドキング [編集]
- 注意すべき点
- ちからずくで補強された豊富な技を器用に撃ち分ける。ニドクインを上回るACSとつのドリルの存在により、タイプ受けも数値受けも困難。
技範囲のみならず持ち物も幅広く、珠をはじめタスキやスカーフ、チョッキと多岐に渡る。
- 対策方法
- 受け出しは難しいが、対面からであればゲッコウガやカプ・テテフで先制確1にできる。
種族値は全体的に並程度で積み技にも乏しい。持ち物が珠以外なら火力はさほど高くなく、タスキで耐えられても1:1交換が関の山。
全抜きのリスクは低いものの、こちらのエースを倒されてパーティ崩壊とならないよう注意したい。
外部リンク [編集]
[1] 前述の場合は従来通りニドラン♀のボールのみ遺伝する。第七世代からニドラン♂×メタモンでニドラン♂からボールを遺伝させることはできる
[2] サファリボールは第四世代まででしか使用できず、隠れ特性は第五世代で追加されたものであるため。ガンテツボールは第七世代で復刻したがニドラン♀もニドラン♂もSM・USUMで出現しない。
[3] 初代VC限定でニドクインも習得可
[4] PDW限定でニドクインも習得可
[5] 初代VC限定でニドキングも習得可