オオタチ - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

オオタチ [編集]

No.162 タイプ:ノーマル
通常特性:にげあし(野生のポケモンから必ず逃げられる)
     するどいめ(命中率を下げられない・相手の回避率を無視して攻撃)
隠れ特性:おみとおし(自分が場に出た時、相手の持ち物がわかる)
体重  :32.5kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
高速おみとおしトリックHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
オオタチ857664455590415にげあし/するどいめ/おみとおし
オンバーン8570809780123535おみとおし/すりぬけ/テレパシー
パンプジン(小)5585122587599494ものひろい/おみとおし/ふみん

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)かくとう
いまひとつ(1/2)---
いまひとつ(1/4)---
こうかなしゴースト

種族値は素早さ以外パッとしないが、特性おみとおし、トリック、とんぼがえり等で相手をかき乱す。
シングルではおみとおし+トリック、ダブルではこのゆびとまれとおみとおしの相性が良く、相手の展開の妨害、味方の展開のサポートに長けている。

おみとおし+トリック/すりかえの両立ができるポケモンの中では素早い方だが、
タイプによる耐性は違うが似たような動きができ能力も高いオンバーンの存在が気がかり。
またオオタチに限らずメガストーンやZクリスタルへのトリックは不発になる事も注意。

おみとおし+トリック/すりかえ の両立ができるポケモン
ジュペッタヨノワールゴチルゼルオーロットパンプジンオンバーン

第7世代では、SMでとぐろをまく・こうそくいどうを習得。バトンタッチと相性がよい。
とぐろバトンを扱えるのは他にドーブルハンテールサクラビスのみ。使い手の中ではオオタチが最速。

USUMではタマゴ技で「つぶらなひとみ」を習得。素早さに振らなくても優先度+1で相手の攻撃ランクを下げられるが、
元から物理受けではないオオタチには微妙か。

BDに比べてHが高い。サポート型でSに振り切った残りの努力値をすべて耐久に回す場合、
H振りは124までに留め、余った分をBDに振り分けたほうがわずかに硬くなる。



特性考察 [編集]

にげあし
対戦では発動しない特性であるため基本的に候補外。
トレース対策にはなるが、そのためだけに低種族値のオオタチを実質無特性で運用するのは無理がある。
するどいめ
命中低下なし、回避率無視なので回避戦法に強くなる。
しかしピンポイントで汎用性に乏しい特性なため恩恵を得られる場面は少ないうえ、
するどいめを持つポケモンは他にも多数存在するため、ライバルとの差別化にも苦労することになる。
おみとおし
隠れ特性。相手の持ち物が分かる。
低種族値なためできることが限られているオオタチにとって、場に出るだけで情報アドバンテージが得られるのは大きい。
おみとおし+トリックのコンボがオオタチの採用理由でもあるため、基本はこれ。
ダブルでは相手2体の持ち物がわかるのでより強力に。また、おみとおしとこのゆびとまれを唯一両立するので差別化要素としてもより際立つ。
ライバルのオンバーンとは先制技やはたきおとす、耐性の差などで差別化を狙いたい。
入手方法は第5世代のPDWもしくは金銀VCからの転送。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
ギガインパクト150(225)90行動不能最大火力。役目を終えた死に際に。
すてみタックル120(180)100反動1/3高威力の一致技。反動が痛いが、こちらも自主退場用に使える。
おんがえし102(153)100-反動なしで使える一致技。
とんぼがえり70100交代おみとおしによって引き際が分かりやすく、読み違いのリスクも軽減できる。
こだわりスカーフ持ちなら相手のタスキを潰しつつ先手で交代できる。
ただし素早さインフレにより相手もスカーフ持ちの可能性が増した点は注意。
ふいうち70100優先度+1高威力の先制技。あると便利。
でんこうせっか40(60)100優先度+1威力はふいうちよりやや下がるが、相手の行動に左右されない。
いかりのまえば-90相手HP半減教え技。耐久ポケモン相手に。
はたきおとす65→97100道具消失教え技。トリック後の妨害に。押し付けたこだわりスカーフまではたきおとさないように注意。
なげつける-100-相手のラムのみなどを見通しつつ状態異常玉を投げ、とぐろをまくための起点にする。
変化技タイプ命中解説
トリック100おみとおしにより相手の持ち物を把握できるので使いやすい。メガシンカポケモンやZワザ持ちに注意。
あまえる100起点作りや死に際に。
とぐろをまく-SMで習得した積み技その1。攻撃・防御・命中を1段階上げる。
第6世代の技マシンで覚えるつめとぎの上位互換。
こうそくいどう-SMで習得した積み技その2。準速(いじっぱりなど)で一度積めばこだわりスカーフ120族まで追い抜く。
きあいだめ-バトンタッチ用。急所率を上げてからきょううんスナイパーやピントレンズ持ちに繋ぐ。
みがわり-バトンタッチ用。
ドわすれ-バトンタッチ用。
バトンタッチ-上記の通り後続へ引き継げる技は豊富。素の能力が高くないので積む機会をうまく作れるかが課題となる。
てだすけ-ダブル用、火力が低いので自身で殴るよりは味方補助に回ったほうがよいか。
このゆびとまれ-ダブル用。耐久が低いので使いづらいが、相手の攻撃から味方を守ることができる。

型考察 [編集]

スカーフトリック型 [編集]

特性:おみとおし
性格:いじっぱりorようき
努力値:AS252
確定技:トリック/とんぼがえり
選択技:おんがえしorすてみタックルorギガインパクト/ふいうちorでんこうせっか/いかりのまえば/あまえる/どくどく

おみとおしにより相手の持ち物を偵察し、トリックでこだわりスカーフを押し付けたり、
とんぼがえりできあいのタスキを潰しつつ有利なポケモンにつなぐ。
こだわりスカーフを渡した後も先制技で多少の仕事はできる。
メガストーンやZクリスタルはトリックできないので注意が必要。

過去世代から使われていたオオタチにとって定番の型ではあるが、
オオタチより素早く攻撃性能もあるオンバーンと比べると見劣りしてしまう。
長所といえばかげうちが無効なことぐらいか。

130族以上を抜いてもこだわりスカーフ持ちやメガシンカポケモンが中心となり、
する仕事があまりないので、性格はいじっぱりで十分。
ただしトリック後の動きやすさも考えるならようきを選択。

とぐろをまくバトン型 [編集]

特性:おみとおし
性格:ようきorしんちょうorわんぱく
努力値:H124 S252 残りBDor耐久調整
持ち物:オボンのみ/混乱実/カムラのみ/でんきだま
確定技:とぐろをまく/バトンタッチ
選択攻撃技:おんがえしorすてみタックルorギガインパクト/ふいうちorでんこうせっか/とんぼがえり/なげつける(でんきだま採用時)
選択補助技:ドわすれ/あまえる/こうそくいどう/みがわり

SMで新規習得したとぐろをまくをバトンタッチで繋げる型。
概要にある通り、とぐろバトンの使い手としては最速である個性を活かす。
耐久はさほど高くないため、他のポケモンで事前に壁貼りや麻痺撒きを行うなどの一工夫は必要。
対面する相手を想定して、カムラのみ発動圏内になるように耐久調整を施すのもよい。

スカーフトリックがいまだ主流なオオタチに対してちょうはつが飛んでくることは滅多にないため、メンタルハーブの優先度は低い。

【ダブル】このゆびとまれサポート型 [編集]

特性:おみとおし
性格:しんちょう(推奨)/おくびょう/ようき
努力値:H124 S252 残りBDor耐久調整
持ち物:混乱実/きあいのタスキ/オボンのみ/ラムのみ
確定技:このゆびとまれ
優先技:まもる/てだすけ
攻撃技:いかりのまえば/ふいうちorでんこうせっか/はたきおとす/とんぼがえり/なげつける
補助技:トリック/あまえるorつぶらなひとみ/どくどく/にほんばれorあまごい

ダブルのおみとおしは相手二体の持ち物がそれぞれ分かる。
持ち物を見て相手の動きを予想し、このゆびとまれで味方の展開や積みをサポートする。
ボーマンダマリルリなどの積みエース、ハギギシリのようなトリル展開役との相性が良い。

このゆびとまれ以外にも、いかりのまえばによる削りやはたきおとすによる持ち物排除、てだすけで味方の火力補強などやれることは多い。
おみとおしとこのゆびとまれを両立する唯一のポケモンなので、戦術の独自性も高い。
持ち物は耐久が低いので回復系きのみの優先度は高い。複数の攻撃を受ける可能性が高いため、きあいのタスキよりも安定しやすい。


対オオタチ [編集]

注意すべき点
特性おみとおしからのこだわりスカーフ+トリックで耐久型や積みを妨害してくる。
またすばやさはそこそこあるので、こだわりスカーフ+とんぼがえりで先制できあいのタスキを潰しつつ有利な後続に交代することも。
タイプ一致以外の火力は乏しいものの、ふいうち・いかりのまえばといった技も覚えるので油断しないように。
対策方法
種族値は全体的に低水準で耐性も乏しいため、仕事をさせる前にタイプ一致・高火力の技を使えるポケモンで倒す。
メガストーンやZクリスタルを持っているならトリックも怖くない。

外部リンク [編集]