ツボツボ [編集]
No.213 タイプ:むし/いわ 通常特性:がんじょう(一撃必殺技を受けない・HP満タン時に攻撃技でひんしになるダメージを受けても必ずHPが1残る) くいしんぼう(本来、HPが最大HPの1/4以下の時に使用するきのみを、HPが最大HPの半分以下の時に使うようになる) 隠れ特性:あまのじゃく(自分の能力ランクの変化が逆転する) 体重 :20.5kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
最遅 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ツボツボ | 20 | 10 | 230 | 10 | 230 | 5 | 505 | がんじょう/くいしんぼう/あまのじゃく |
ゴンベ | 135 | 85 | 40 | 40 | 85 | 5 | 390 | ものひろい/あついしぼう/くいしんぼう |
(86) | (137) | (488) | ※しんかのきせき・B振り | |||||
ナマコブシ | 55 | 60 | 130 | 30 | 130 | 5 | 410 | とびだすなかみ/てんねん |
※砂嵐換算・しんかのきせき換算はおおよその目安。
第2世代出身のいわ×むし複合タイプにして、極端な種族値配分が目を引くポケモン。
素早さ最下位タイ・攻撃性能皆無だが、ギルガルドよりひと回り堅い程度の耐久値を持つ。
優秀な変化技を多く備え、サポーターとしての適性に優れ、とりわけステルスロック+ねばねばネットを唯一両立可能であることは特筆に値する。
起点回避のアンコール、無効のない削り技であるまとわりつくなども覚え、数値から感じるような癖もなく扱いやすい。
極端な鈍足もトリックルーム下では強みに転じることができ、ダブルではいわなだれ・おさきにどうぞ等を有効活用できる。
難点としては、やはりその攻撃性能のなさが挙げられる。
起点化を狙う相手にはアンコールが対抗策になるが、ちょうはつ・みがわりには非常に弱い。
強みであるステルスロック・ねばねばネットは相手の交換を前提としており、先鋒のポケモンに全抜きされては意味がないのも悩みどころである。
また、高耐久とはいえ耐性に乏しく、回復技もねむるに依存せざるを得ないため、一致技でのごり押しやZワザでの役割破壊により汎用的に処理されやすい。
特性「がんじょう」が保険にはなるが、無理はさせないようにしたい。
総じて役割遂行には長けているものの、妨害には弱く、役割外の動きをする柔軟性はない。
運用に際してはツボツボ頼みにならないような構築を心がけ、選出にも細心の注意を払いたい。
特性考察 [編集]
- がんじょう
- 一撃は必ず耐え、一撃必殺も無効化するので安定感はある。
かたやぶりに貫通されるのは忘れずに。
- くいしんぼう
- 回復量の増えた、フィラの実などと合わせて。ハマれば要塞に。
- あまのじゃく
- 隠れ特性。からをやぶるでBD上昇。元が絶望的なのでACS下降は気にならない。
技考察 [編集]
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
がんせきふうじ | 岩 | 60(90) | 95 | 素早さ↓100% | 後続へのサポート。高い耐久力のおかげで2回3回と撃ちやすい。 | |
はたきおとす | 悪 | 65→97 | 100 | 持ち物無効化 | タマゴ技・過去作教え技。追加効果が優秀。 | |
ジャイロボール | 鋼 | ~150 | 100 | - | 最遅なら実値54以上の相手に最大威力で撃てる。 ただし、パワートリックをしないと流石に火力不足。 | |
ストーンエッジ | 岩 | 100(150) | 80 | 急所率+1 | 高火力の一致技。命中はやや不安。 | |
いわなだれ | 岩 | 75(112) | 90 | 怯み30% | トリパなら怯みも期待できる。 | |
じしん | 地 | 100 | 100 | - | 範囲も広く安定したサブウェポン。 | |
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
まとわりつく | 虫 | 20(30) | 100 | 拘束 | 全タイプに通る拘束技。どくどくと合わせてダメージソースに。接触技。 | |
むしのていこう | 虫 | 50(75) | 100 | 特攻↓100% | 特殊流し性能が上がる。 | |
りんしょう | 無 | 60 | 100 | 後続同技威力2倍 | トリル下最速のりんしょう使い。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 備考 | |||
どくどく | 毒 | 90 | 拘束技で逃げられないようにした後追い込む。毒や鋼、めんえきには効果無し。 | |||
ステルスロック | 岩 | - | 過去作教え技。後続へ負担をかける。 | |||
ねばねばネット | 虫 | - | 飛行、ふゆう以外の素早さを下げる優秀な設置技。 | |||
まもる | 無 | - | どくどくのダメージ稼ぎに。 | |||
すなあらし | 岩 | - | 高い特防が更に固くなる。砂パなら後続の補助になる。 | |||
アンコール | 無 | 100 | 相手の補助技読みで。 | |||
ねむる | 超 | - | 回復に。 | |||
パワーシェア | 超 | - | 相手の火力を下げ、自分の火力を上げることができる。 | |||
ガードシェア | 超 | - | HPの高い味方の耐久力を大きく引き上げられる。 | |||
いえき | 毒 | 100 | 特性頼みの戦術を破綻させる。 | |||
からをやぶる | 無 | - | 特性あまのじゃくを使うなら必須。 | |||
ねごと | 無 | - | ねむるとセットで。 | |||
パワートリック | 超 | - | 攻撃実数値と防御実数値を交換。攻撃は非常に高くなるが防御は絶望的な数値になる。 特防は変わらないのを留意。ロマン色強め。サポート必須。 | |||
おさきにどうぞ | 無 | - | 過去作教え技。ダブル用・トリル下最速で相方を動かせる。 |
型考察 [編集]
ステルスロック撒き兼後続サポート型 [編集]
特性:がんじょう
性格:ずぶとい/わんぱく/のんき
努力値:HP252 残り耐久
持ち物:レッドカード/メンタルハーブ
確定技:ねばねばネット/ステルスロック/アンコール
選択技:がんせきふうじ/まとわりつく/はたきおとす/パワーシェア
PGLランキングより、現環境にいるツボツボの中心となる型。
非常にちょうはつを誘いやすいものの、ステルスロックとねばねばネットを両立できるのが最大の強み。
起点化されるのを阻止できるアンコールまで確定で入る。
どくどく耐久型 [編集]
特性:がんじょう/あまのじゃく
性格:ずぶとい/わんぱく/のんき
努力値:HP252 残り耐久
持ち物:しめつけバンドorゴツゴツメットorたべのこし
確定技:どくどく/まとわりつく/ねむる
選択技:すなあらし/ねごと/まもる/パワーシェア/アンコール/からをやぶる
毒を撒いて縛って粘る。金銀時代から変わることのない王道パターン。
持ち物及び選択技はダメージソース重視なのか耐久性重視なのかを検討した上で選ぶこと。
からをやぶるは特性あまのじゃくと組み合わせて耐久を上げることができる。
対積み起点 [編集]
特性:がんじょう
性格:ずぶとい/わんぱく/のんき
努力値:HP252 残り耐久
持ち物:しめつけバンド
確定技:まとわりつく/アンコール
選択技:すなあらし/まもる/どくどく/ねばねばネット
ツボツボを見て積みの起点にしようとする相手を狩る。
初手にまもるやすなあらし等、リスクが発生しない技を選択し、相手の出方を伺う。
ツボツボを積みの起点にするようであれば、アンコールとまとわりつくで相手の攻撃手段と退路を絶つ。
アンコール後交代してきた場合は、二匹目が判明+まとわりつくできあいのタスキを無力化できる。
アンコールとまとわりつく両方が刺されば相手の体力を8~9割削れるが、トドメを指すにはわずかに足りない。
再度すなあらしやまとわりつくを使用するか、どくどくなどを撃つ必要がある。
ねむるでは使用中に継続技の有効期限が切れ、積みきった相手に反撃されかねないため、まもる推奨。
パワートリックアタッカー型 [編集]
特性:がんじょう
性格:のんき
努力値:HB252/BD252
持ち物:いのちのたま/ラムのみ/オボンのみ/フィラのみ/イワZ/ジメンZ
確定技:パワートリック/ストーンエッジorいわなだれ
優先技:ジャイロボール
選択技:じしん/むしくい/はたきおとす
パワートリックをすればA種族値が230という数値になるが、B種族値が10と壊滅的になる。Dは変わらない。
他のポケモンのサポートがほぼ必須となる。
ダブルバトルでトリルアタッカーにするのも手か。
タイプ一致ではないものの、ツンデツンデよりも遅いため、トリックルーム下では最速のジャイロボール使いになる。
【ダブル】トリパサポート兼アンチトリパ型 [編集]
特性:がんじょう/あまのじゃく/くいしんぼう
性格:のんき/なまいき
努力値:HP252 残り耐久
持ち物:メンタルハーブ/フィラのみ系/オボンのみ
確定技:おさきにどうぞ
選択攻撃技:いわなだれ/まとわりつく/りんしょう/むしのていこう/はたきおとす/いのちがけ
選択変化技:まもる/てだすけ/パワーシェア/アンコール/いえき/ガードシェア
自身がトリパを組みつつも、相手に先んじて妨害または相方を動かせるのが最大のポイント。
様々な攻撃技が候補に入るためちょうはつを受けても機能停止しづらい。
ツンデツンデより低いS種族値は貴重。
第7世代でのフィラのみ系の仕様変更により、サポート中心のこの型ならくいしんぼうも候補に入るようになった。
いのちがけはインファイトを覚えるナゲツケサルに能動的にあまのじゃくを渡すための手段。威力は期待できない。
ガードシェアを味方に使えば味方の耐久を大きくあげる事が可能。特にHB特化きせきラッキーにHB特化ツボツボがガードシェアを使った場合、ラッキーの耐久指数は物理耐久指数99603、特殊耐久指数99960となる。ラッキー自身もトリルパへの適性は高め。
ツボツボの耐久はガードシェア後は物理は3/5、特殊は3/4になるため残り続けるのは難しい。
対ツボツボ [編集]
- 注意すべき点
- とにかく硬い。硬さを活かしてねばねばネットやステルスロックで場作りを担当する型が多い。
攻撃能力は最低クラスなので、どくどくやまとわりつくを使い定数ダメージで削ってくる。
あまのじゃく+からをやぶるで耐久上昇も。アンコールも厄介。
ダブルだと遅さを活かして、トリックルーム下のいわなだれで怯みを狙って来る。サポート技も多い。
- 対策方法
- ちょうはつが入ると攻撃技しか撃てずほぼ機能停止する。
HPが低いので、ちきゅうなげ、ナイトヘッド等の定数ダメージにも弱い。
あまのじゃくやくいしんぼうの場合は一撃必殺技も有効(かたやぶりならがんじょうを貫通できる)。
火力もないので弱点の水・岩・鋼のアタッカーで落ち着いて攻めればいい。