フワライド [編集]
No.426 タイプ:ゴースト/ひこう 通常特性:ゆうばく(接触攻撃を受けて瀕死になると相手に最大HPの1/4ダメージを与える) かるわざ(持っている道具がなくなると素早さが2倍になる) 隠れ特性:ねつぼうそう(やけど状態の時に特攻が1.5倍になる) 体重 :15.0kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
霊飛 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
フワライド | 150 | 80 | 44 | 90 | 54 | 80 | 498 | ゆうばく/かるわざ/ねつぼうそう |
145 | 553 | ねつぼうそう無振り | ||||||
161 | 569 | ねつぼうそう全振り | ||||||
オドリドリ(まいまい) | 75 | 70 | 70 | 98 | 70 | 93 | 476 | おどりこ |
豊富な積み技とバトンタッチによるサポートに長けるポケモン。
特にちいさくなるとバトンタッチの両立はドーブルを除き自身のみの特権。
加えて特性かるわざを発動させれば圧倒的な速さでバトンが可能。
自身も高いHPと無効3の耐性を持つため、たくわえるやちいさくなるを活かしやすいが、
防御・特防は低く弱点も多いので、流されてしまう相手も少なくない。
第七世代新要素のZワザとは相性が悪い。
Zワザを使用してもZクリスタルは消費されないためかるわざが発動できず、
相手のZワザは必中かつ非接触のため、ちいさくなるを貫通され、ゆうばくも発動しない。
一方で各種シードとの相性は抜群。
耐久を補強しつつ持ち物を消費でき、上がった能力も含めてバトンできる。
シングルでは先にフィールドを展開する必要があり、相性補完に優れるカプ・コケコとの組み合わせが多い。
ダブルではカプ・テテフと組み、初手から高い素早さでおにび・おいかぜ等のサポートが主流になった。
自身は飛行タイプなのでフィールド効果の恩恵は受けられないものの、大幅な強化点といえる。
第七世代にて同複合にオドリドリ(まいまいスタイル)が追加され固有タイプではなくなったが、
習得技や運用方法が異なるため差別化は特に必要ない。
特性考察 [編集]
- ゆうばく
- ノーマル・格闘無効かつ弱点タイプは非接触技が多いため不発に終わることもあるが、
ゴースト対策をはたきおとすに頼っていたり、4倍ピンポイントでかみなりパンチを持っているポケモンも多く、それらに対して最後の一撃として有効。
なお、Zワザを使用する前提ならば、かるわざだとZクリスタルは消費されないため発動できず、ねつぼうそうは発動の為にかえんだまを持たせることになるので、消去法でこの特性を選ぶことになる。
しめりけがいると不発に終わる。
- かるわざ
- 持ち物消費で素早さ倍増。バトンタッチで引き継げないものの、圧倒的速さでサポートが可能に。
無補正4振りで最速130族抜き抜き、準速でスカーフ108族と同速になる。
ゴーストダイブ+パワフルハーブや、各種フィールド+シードなどと組み合わせて。
- ねつぼうそう
- 隠れ特性。他の状態異常を防ぎつつ特攻を補強できる。持ち物はかえんだま固定となる。
火傷ダメージが1/8→1/16に減少したため相対的に強化された。
技考察 [編集]
Zワザ考察 [編集]
Zワザ | 元にする技 | 威力 | 解説 |
---|---|---|---|
ファイナルダイブクラッシュ | そらをとぶ | 175(262) | 溜め無し。物理飛行最高火力。 ※Zアクロバット(威力100)<持ち物無しアクロバット(威力110) |
むげんあんやへのいざない | シャドーボール | 160(240) | 無補正C振りでH振りギルガルドを中乱1。 |
たたりめ | Zワザの威力は同じ。 | ||
Zさいみんじゅつ | さいみんじゅつ | - | ZパワーでSランク+1。 |
Zマジックコート | マジックコート | - | ZパワーでDランク+2。優先度+4で特防を強化できる。 |
Zおきみやげ | おきみやげ | - | Zパワーで後続のHP全回復。 |
Zたくわえる | たくわえる | - | ZパワーでHP全回復。 |
型考察 [編集]
バトンタッチ型 [編集]
性格:おだやか/ずぶとい/おくびょう
特性:かるわざ/ゆうばく(Zクリスタル)
努力値:BorD252 HS調整
持ち物:オボンのみ/ノーマルZ/チイラのみ/ヤタピのみ/カムラのみ/各種シード
確定技:バトンタッチ
選択技(バトン用):ちいさくなる/きあいだめ/みがわり/めいそう/たくわえる/ドわすれ
選択技(それ以外):シャドーボール/クリアスモッグ/マジックコート/でんじは/おにび/どくどく/かなしばり
ちいさくなるか、きあいだめのほぼ2択。他の積み技バトンタッチは他のポケモンでもできるのでお好みで。
きあいだめバトンタッチ先は、きょううん、スナイパーなどに。
それ以外の積み技のバトンタッチ先は、アシストパワー持ちなどにもおすすめ。
ちいさくなるやたくわえるを積み、みがわりと共に抜きエースにバトンできれば非常に強力。
各種シードを持たせ、対応するフィールドを展開しておけば、登場と同時に耐久を補強しつつ持ち物を消費できる。
カプ・コケコとは相性補完に優れ、じしん読みで無償降臨も可能。ただし弱点の電気技が強化される点には注意。
Zクリスタルを持たせる場合、持ち物を消費できないので特性はゆうばくでよい。
ちいさくなる型 [編集]
性格:おだやか/ずぶとい
特性:かるわざ/ゆうばく
努力値:BorD252 S調整 残りH
持ち物:オボンのみ/きあいのタスキ/たべのこし
確定技:ちいさくなる
選択技:たたりめ/おにび/どくどく/ねむる/うらみ
バトンタッチせずにちいさくなって戦う型。
どくびしなどを先に撒いてもらえると戦いやすい。
相手攻撃→きあいのタスキorオボンのみ消費→かるわざ発動→ちいさくなる→先制ちいさくなる
と回避率4段階アップはほぼできる。さらに4/7の確率に勝てば、MAXまで積める。
ちいさくなる必中技のうち、ヘビーボンバーは体重が軽いのでほぼ最大威力で受けることになってしまう。
その他、どくタイプのどくどくや、Zワザも必中なので注意。
ゴーストダイブはSMよりちいさくなる必中技ではなくなった。
かるわざ型 [編集]
パワフルハーブ型 [編集]
特性:かるわざ
性格:いじっぱり
努力値:A252 S調整 残り耐久
持ち物:パワフルハーブ
確定技:アクロバット/ゴーストダイブ
攻撃技:ふいうち/おきみやげorだいばくはつ
補助技:みちづれ/みがわり/おにび/でんじは/ちいさくなる/さいみんじゅつ/かなしばり/たくわえる
パワフルハーブを持たせて、ゴーストダイブで確実に道具を消費する型。
かるわざを発動させる手段としては最もお手軽。
じゃくてんほけん型 [編集]
特性:かるわざ
性格:いじっぱり
努力値:A252 S調整 残り耐久
持ち物:じゃくてんほけん
確定技:アクロバット
攻撃技:ふいうち/ゴーストダイブ/おきみやげorだいばくはつ
補助技:みちづれ/みがわり/おにび/でんじは/ちいさくなる/さいみんじゅつ/かなしばり/たくわえる
じゃくてんほけんを使い、能力アップとかるわざ発動を同時に狙う型。
攻撃技は安定した飛行物理技アクロバットとゴーストダイブが有力候補。
- 型サンプル
- 努力値:A252 B252
技構成:アクロバット/ゴーストダイブ/さいみんじゅつ/たくわえる
先発で出すと2戦に1回は弱点技を受けるため、かなりの確率でじゃくてんほけんを発動させられる。
初手はたくわえるが安定する。遅い相手の攻撃を耐える可能性が大きく向上する。
Hが高いので努力値は防御か特防振りを推奨。ただし無振り側は非常に脆くなる。
例)
無補正C振りゲッコウガのれいとうビームは、D252振りであれば確2(ダメージ66.6%~78.2%)だが、
D0振りだと乱1(ダメージ94.2%~112%の62.5%)になってしまう。
同条件でH252だとギリギリ確2(ダメージ82.4%~98%)、D126だと確2(ダメージ78.2%~93.3%)。
H全振りよりもBとDに分けて振るほうが効率がよい。
環境に合わせて受けるであろう弱点技を想定した努力値振りが必要。
上記サンプル型で100戦した使用感 |
ねつぼうそう型 [編集]
特性:ねつぼうそう
性格:おくびょう
努力値:C252 S調整 残り耐久
持ち物:かえんだま
確定技:シャドーボール/10まんボルト/まもる/めざめるパワー(氷/炎/地/岩)
特殊版こんじょうのねつぼうそう型。
無補正C振り+ねつぼうそう時のC実数値は213。無補正全振りの種族値161に相当する。
C特化シャンデラに若干劣る程度だが、一致技の威力が低いことと実質道具を持てないことからあちらほどの圧倒的な火力は期待できない。
技範囲が狭いのでめざめるパワーは必須。
【ダブル】かるわざサポート型 [編集]
特性:かるわざ
性格:おくびょう/ようき など(S補正推奨)
努力値:S252 BD調整 残りAC
持ち物:サイコシードorエレキシードorミストシードorグラスシード
確定技:シャドーボールorアクロバット
優先技:おいかぜ/おにび
攻撃技:どろぼう
補助技:にほんばれ/あまごい/みちづれ/かなしばり/くろいきり/でんじは/マジックコート/まもる など
カプ系と組ませ確実にシードを消費し、かるわざによる圧倒的な素早さからサポートをする。ダブルにおけるフワライドの主流の型。
基本的にはサイコシードを持ってカプ・テテフと組まれている。
- カプ・テテフと組ませるフワライドの利点
- ・フワライドは浮いているのでサイコフィールドの恩恵を受けられないが、ゴーストタイプのためねこだまし無効。
・カプ・テテフの貧弱な物理耐久を高速おにびでカバーできる。
・カプ・テテフの微妙な素早さをおいかぜで引き上げることができる。
上から大火力で制圧することが目的なので、組ませるカプ・テテフはエスパーZなどの火力アップアイテムが主流。
トリックルームを展開されると非常に厳しいので、相方のカプ系にちょうはつを覚えさせておきたい。
対フワライド [編集]
- 注意すべき点
- 豊富な積み技とバトンタッチを用いたエースサポート型と、ゴーストと飛行を主軸にしたアタッカー型が主流。
特に注意する点は、どの型にも採用されやすいちいさくなる。
1回積まれるだけで命中率100%の技も60%に低下するため、後攻になる場合は常にリスクが付き纏う。
またHPが高く、特化したほうの耐久は一致アタッカーの攻撃でも耐える可能性があり、
そこから発動するかるわざにより上からかなしばりやみちづれ、あるいはじゃくてんほけん発動からの攻撃を決められてしまうため
単純に素早いアタッカーで攻めるだけでは安定した対策にはならない。
ちなみにかるわざ発動後は、無補正4振りで最速130族抜き抜き(スカーフ70族抜き)、準速でスカーフ108族と同速になる。
- 対策方法
- 大半がサポート型でありメンタルハーブの所持率も低いため、搭載しやすいちょうはつが最も有効である。
またこだわりスカーフトリックが成功すればバトンタッチ型は役割を遂行できなくなる。
ただしちいさくなるを考慮すると、どちらも先制する必要がある。
一撃で倒す場合、無補正A振りマニューラ@珠のはたきおとすでB特化フワライドが中乱数という高耐久のため、こだわりアイテムが必要になる。
技の命中率や素早さの点でやや運が絡むものの、A特化バンギラス@帯のストーンエッジで確1にできる。
ただ一撃で対処できなくとも次のターンに先制技で決められれば、みちづれ等の心配はなくなる。
ふきとばしなどは必中のためサポート型には一時的に有効なものの、最後の一体になった場合のちいさくなるには効果がないので、
毒タイプのどくどくや、高威力のZワザで早めに対処しておきたい。