カモネギ - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

カモネギ [編集]

No.083 タイプ:ノーマル/ひこう
通常特性:するどいめ(命中率を下げられない・相手の回避率上昇を無視して攻撃できる)
     せいしんりょく(怯まない)
隠れ特性:まけんき(相手に能力を下げられた時、攻撃が2段階上がる)
体重  :15.0kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
専用道具:ながねぎ(急所ランクが+2される)
ノーマル/飛行HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
カモネギ529055586260377するどいめ/せいしんりょく/まけんき
ドードリオ60110706060110470にげあし/はやおき/ちどりあし
ウォーグル10012375577580510するどいめ/まけんき
ドデカバシ8012075757560485するどいめ/スキルリンク/ちからずく
ケンホロウ8011580655593488はとむね/きょううん/とうそうしん

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/こおり/いわ
いまひとつ(1/2)くさ/むし
いまひとつ(1/4)---
こうかなしじめん/ゴースト

隠れ特性「まけんき」により「いかく」に強いが、種族値は全体的に低い。
専用アイテム「ながねぎ」による確定急所戦術が可能(後述)だが、能力の低さが祟っていまいち扱いづらい。
第7世代では攻撃種族値が+25と大幅増加されたものの、タイプと特性が同じウォーグルにはC以外の種族値で負けている。
また、ダブルで確定急所でいかりのつぼを発動させるという仕事をこなす上では、今回の攻撃強化はマイナス要素でもある。

種族値面では同タイプに見劣りするものの、高威力一致技のブレイブバードや一発逆転のじたばた、先制技にリーフブレードなど習得技は個性的なものが揃う。
特に特性まけんきと一致じたばたを両立できるポケモンはカモネギのみで、耐久・耐性の脆さもこの点で見れば好都合と取れる。
同複合で一致じたばたが使えるドードリオとも、まけんきによる威嚇耐性で差別化が可能と言える。

ダブルにおいては確定急所によるいかりのつぼの発動要員として一定の有用性を持つが、
同じく確定急所が狙えてより高い素早さを持つケンホロウや、
素早さ・耐久共に高くZおいかぜ+きょううんで確定急所を出せるトゲキッスがライバル。
確定急所技の火力の低さや、シンプルビーム・フェイント・てだすけなどカモネギしか覚えない有用なサポート技で差別化を狙いたい。

SMでは同タイプで同速、草技(タネマシンガン)使いであるドデカバシが新たなライバルとして登場。
素早さは同値だがそれ以外のすべての種族値で負けており、あちらはスキルリンクによる連続技という強みもある。
前述した独自の強みである、特性まけんきとじたばたを利用した戦術を一層生かしていきたい。
USUMではであいがしらを遺伝で習得したが、一致技と半減範囲が被るため採用は見送られることが多い。

+  折りたたみ


特性考察 [編集]

するどいめ
命中低下なし、相手の回避率無視という効果だがかなりピンポイント。
アタッカーとして使うならいかくや能力低下に強くなるまけんきを優先すべきだろう。
せいしんりょく
ひるまなくなるのでダブルで多いねこだましに強くなる。
サポート技のおいかぜ・てだすけや確定急所による相方のいかりのつぼ発動などダブル適性もまずまず。
まけんき
隠れ特性。能力が下降するたびに攻撃が2段階上がる。
環境にいかく持ちが増えているため、相対的に本特性の需要も高まっている。
こごえるかぜやがんせきふうじも弱点であるため打たれやすく、特性の発動を誘える場面は少なくない。
アタッカー運用するなら堅実に役割をこなせるこの特性が良いだろう。
ただ同じ特性で種族値で大幅に勝るウォーグルの存在は覚えておきたい。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
ブレイブバード120(180)100反動1/3高威力の一致技。きあいのタスキが潰れてしまうのが難点。
すてみタックル120(180)100反動1/3第1・3世代でのみ習得可能。短命なので火力重視も手。まけんきとの両立はVC産のみ可能。
おんがえし102(153)100-安定した一致技。ながねぎ持ちでも期待値はきりさくよりこちらが上。
ゴッドバード140(210)90急所ランク+1
怯み30%
ながねぎなら必ず急所だが溜めが必要。
鈍足低耐久なため、パワフルハーブやヒコウZ以外での使用は現実的ではない。
リーフブレード90100急所ランク+1一致を半減する岩タイプや草4倍勢に有効。
つじぎり70100急所ランク+1ゴーストに有効。ウォーグルは覚えないがシャドークローで代用できる。
エアカッター60(90)95急所ランク+ノーリスクの急所技だが低威力の特殊技なので微妙。
はたきおとす65→97100道具無効化相手の道具を落とす+威力上昇。ウォーグルは覚えない。
どくづき80100毒30%補完はないがフェアリーに有効。
ねっぷう9590火傷10%無振り@いのちのたまでH振りハッサム乱1、D特化ナットレイ乱2。
少々厳しいが無抵抗よりマシか。
とんぼがえり70100自分交代交代読みや退却に。
フェイント30(45)100優先度+2先制技合戦に強い。ダブルでならまもる解除効果も活かせる。
アクロバット55(82)→
110(165)
100-きあいのタスキを持たせる場合。
じたばた~200(300)100-きあいのタスキを持たせる場合のメインウェポン。
であいがしら90100優先度+2しんそくと同じ優先度を持つ先制技。使えるのは場に出たターンのみ。
タイプによって無効化はされないが半減されやすい。
変化技タイプ命中備考
つるぎのまい-低めの火力を強化できる。
こうそくいどう-最速だと最速スカーフオノノクス、準速だと準速スカーフオノノクスまで抜ける。
おいかぜ-居座りよりもサポートを重視するなら。とんぼがえりやブレイブバードで退場できる。
みがわり-じたばたの調整に。
シンプルビーム100対象の特性をたんじゅんに変更。主にダブルでのサポート用。
てだすけ-ダブル用、優先度+5で使用ターンの味方火力1.5倍。

※きりさくについて
ながねぎ+きりさくの確定急所の威力は105。
ながねぎ+おんがえしは、50%で102or153。期待値は127.5。
急所きりさくでも、急所ではないおんがえしと威力の差がわずかな上、
おんがえしが50%で急所に当たっても153にもなるので、きりさくの優先度は低い。


型考察 [編集]

じたばた型 [編集]

特性:まけんき
性格:いじっぱりorようきorやんちゃorむじゃき
努力値:攻撃252 素早さ252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:じたばた
優先技:リーフブレード/フェイント
攻撃技:おんがえし/ブレイブバード/はたきおとす/ねっぷう
補助技:つるぎのまい/みがわり/おいかぜorこうそくいどう

低耐久を逆手にとり、きあいのタスキを発動させて一致じたばたで殴る型。
A特化最大威力のじたばたの火力は無振りカプ・コケコを確1。
まけんきのお陰でいかく込み(A1段階↑)ならH252霊獣ランドロスを確1となかなかの火力を誇る。
相手のタスキつぶしを狙えるフェイントがあるとより動きやすい。

ライバルは同じく一致じたばたが使えるドードリオだが、特性の使いやすさで大きく勝るため差別化は必要ない。
ギルガルドには一致技が通らずキングシールドも苦手だが、こちらも影打ち無効なのでつるぎのまいやみがわりがあれば読み合いに持ち込める可能性がある。

物理アタッカー型 [編集]

特性:まけんき
性格:いじっぱりorようき
努力値:攻撃252 素早さ252
持ち物:ながねぎ/きあいのタスキ
確定技:ブレイブバード/おんがえし
優先技:リーフブレード/つじぎり/であいがしら
攻撃技:はたきおとす/ねっぷう/フェイント
補助技:みがわり

まけんきによりいかくに強い型。
ながねぎの50%急所は魅力だが、鈍足低耐久なため何も出来ず出落ちすることもしばしば。
きあいのタスキのほうが安定性は高いため選択となる。

ながねぎなら一致技にも確定急所になる技はあるが、ゴッドバードは溜めが必要で、きりさくは急所でも威力が低く使いにくい。
もともと耐久はないので、ブレイブバードなどの高火力技を50%急所に賭けて瞬間火力を高める方が優先度は高い。

ウォーグルには無いリーフブレード(確定急所)があるが、火力指数はドデカバシスキルリンクタネマシンガン以下。
USUMで悪技も使えるようになったため先制技のであいがしらがないと差別化は難しい。(ウォーグルも悪技は覚えないがシャドークローで代用できる)
↑PGLで見てもじたばた不採用の物理型はほぼいない模様。基盤の型考察自体情報が古いので記録WIKIへの移動が妥当かもしれない。

【ダブル】いかりのつぼサポート型 [編集]

特性:せいしんりょく
性格:おくびょう or ずぶとい or おだやか
努力値:HS252 or 耐久特化ベースでS調整
持ち物:ながねぎ
推奨技:つじぎり/フェイント/まもる
候補技:きりさく/リーフブレード/おいかぜ/はたきおとす/てだすけ/シンプルビーム

ながねぎによる急所ランク補正を利用して、味方の「いかりのつぼ」を強制的に発動させようという型。
味方に攻撃する性質上性格はA下降補正で、耐久振りをベースにして運用する。

自前確定急所勢の中で特筆すべきなのが、特性「せいしんりょく」と「フェイント」の存在。
「フェイント」は相手のワイドガード等を崩せるほか、ながネギを持たせた「せいしんりょく」カモネギであれば、
50%の賭けとなるが「ねこだまし」や、鈍足による「このゆびとまれ」「いかりのこな」で妨害されずに高速いかりのつぼ始動という荒業も可能。

同じく高い優先度で高確率急所技を扱えるポケモンに、「しんそく」持ちのピントレンズ「きょううん」トゲキッスがいるが、
同条件であればカモネギの「フェイント」の方が味方へのダメージは僅差ではあるが少ない。

レベル50、A下降補正、個体値0、努力値0
トゲキッス49 × タイプ不一致「しんそく」80=3920、急所により5880
カモネギ85 × タイプ一致「フェイント」45=3825、急所により5737

シンプルビームを追加。

  • いかりのつぼポケモンのメイン技のじしんを透かす「ふゆう」を上書きできる。
  • いかりのつぼポケモンが潰れたあとも、シンプルビームで味方の積みポケモンを強化できる。
  • 単純に強特性を上書きできる。
    もちろん、相手の積みポケモンも強化してしまう技なので読みスキルは必須。

対カモネギ [編集]

注意点
専用道具ながねぎ+急所技で確定急所なので、リフレクターや防御上昇の積み技を無視されてしまう。ながねぎのみでも50%で急所に当たる。
特性まけんきいかくに強い。
ダブルではせいしんりょくによりねこだましで怯まないいかりのつぼ始動役、フェイント、おいかぜ、てだすけ等意外とサポートに向く。
対策方法
耐久は紙なので、弱点でなくてもアタッカーが一致技で殴れば大抵落ちる。
ながねぎではなくタスキ+じたばたの可能性もあるので、何らかの方法でタスキを潰しておけば問題なし。
ただ、であいがしらの存在は留意しておくこと。

外部リンク [編集]