ピカチュウ [編集]
No.025 タイプ:でんき 通常特性:せいでんき(接触技を受けたとき、3割の確率で相手をまひ状態にする) 隠れ特性:ひらいしん(でんきタイプの技を受けた時、その技を無効化し特攻を1段階上げる。 ダブルバトルで、自分以外のポケモンが使った単体対象のでんきタイプの技の攻撃対象を自分にする。) 体重 :6.0kg(けたぐり・くさむすびの威力20) 専用道具:でんきだま(攻撃・特攻が2倍になる) ピカチュウZ(技「ボルテッカー」をZワザ「ひっさつのピカチュート」として発動できる) サトピカZ(技「10まんボルト」をZワザ「1000まんボルト」として発動できる)※サトシのピカチュウのみ
能力比 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ピカチュウ | 35 | 55 | 40 | 50 | 50 | 90 | 320 | せいでんき/ひらいしん | |
162 | 152 | 529 | ※でんきだま・無補正AC振り仮定 | ||||||
ライチュウ | 60 | 90 | 55 | 90 | 80 | 110 | 485 | せいでんき/ひらいしん | |
Aライチュウ | 60 | 85 | 50 | 95 | 85 | 110 | 485 | サーフテール |
初代からおなじみの単でんきポケモン。
対戦においてはでんきだまによる超火力が魅力。進化前でありながらライチュウの約1.5倍と、一線級のアタッカーをも凌駕する。
ただし、アタッカーとしては素早さが低めで、紙耐久なのにタスキも持てないので、攻撃機会そのものに恵まれない。
スカーフ持ちの増加、メガシンカの仕様変更などで今まで以上に出落ちの危険性が増えたため、運用には細心の注意を払う必要がある。
ダブルではライチュウ同様にひらいしんやアンコール・ねこだましなどを活かしたサポートが可能だが、
使用ポケモンが制限されるWCSルールや物理型、C特化する場合を除きその役割はより高いSを持つライチュウの方が適任といえる(火力上ではC252無補正でんきだまピカチュウ≒C特化いのちのたまライチュウ)。
第七世代ではボルテッカーが教え技に追加され、過去作の配信限定技との両立も可能になった。
もちろん、でんきだまを持たせてタマゴを発見する既存の方法でも習得できる。
また、USUMにて従来は配布限定だった「なみのり」を覚えた個体を入手することが可能になった。3V確定、性格・性別はランダムで色違いも存在する。
モンスターボールに入っているため登場時に見抜かれる恐れは無いが、特性がせいでんき固定で遺伝技が使えないのは相変わらず。
ORASで入手できた「おきがえピカチュウ」はポケモンバンクに送れないため、第七世代では使用できない。
ドクター・ピカチュウの限定技であったエレキフィールドは遺伝技に追加されている。
折りたたみ |
特性考察 [編集]
- せいでんき
- 通常特性。接触技を使われた際に30%の確率で麻痺を入れられる。
相手を弱体化させられる可能性があるとはいえ、低耐久かつ持ち物固定のピカチュウでは試行回数を稼げず、発動は期待しにくい。
有用とは言い難いが、USUMのなみのり個体のほか、配信個体の多くがこちらの特性に限られる。
- ひらいしん
- 隠れ特性。電気技に無償降臨できる。アンコールと相性が良い。特殊型ならC上昇も活かせる。
ダブルでは水・飛行タイプと組んでサポートしたり、ほうでん持ちと組んで能動的に発動したりと用途が広い。
かたやぶり持ちの電気技は引き寄せも無効化もできないが、両立するポケモンはさほど多くない。
技考察 [編集]
ライチュウと異なり、きあいだまを覚えない点に注意。
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 習得 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ボルテッカー | 電 | 120(180) | 100 | 麻痺10% 反動1/3 | 教え技 特殊タマゴ技 | タイプ一致技。反動が痛い。 | |
ほっぺすりすり | 電 | 20(30) | 100 | 麻痺100% | レベル習得 | タイプ一致技。攻撃しつつ麻痺撒き。サポート用。 | |
アイアンテール | 鋼 | 100 | 75 | 防御↓30% | 教え技 | 草/フェアリーやユキノオーに。命中不安。 | |
おんがえし | 無 | 102 | 100 | - | 技マシン | 一致技とあわせて全18タイプに等倍以上。 | |
かわらわり | 闘 | 75 | 100 | 壁破壊 | 技マシン | 電気/鋼や草/鋼に。壁構築に強くなる。 | |
はたきおとす | 悪 | 65/97 | 100 | 道具排除 | 教え技 | 追加効果が優秀だが、メガストーン・Zクリスタルには無効。 | |
ねこだまし | 無 | 40 | 100 | 優先度+3 怯み100% | タマゴ技 | タスキ潰しや、ダブルでのコンボ崩しに。 | |
フェイント | 無 | 30 | 100 | 優先度+2 | レベル習得 | タスキ潰しや、ダブルでのまもる解除に。 | |
しんそく | 無 | 80 | 100 | 優先度+2 | 配布 | 先制技。高威力・高優先度。第五世代配布限定、レート使用不可。 | |
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 習得 | 備考 | |
10まんボルト | 電 | 90(135) | 100 | 麻痺10% | レベル習得 | タイプ一致技。中威力・命中安定。 | |
かみなり | 電 | 110(165) | 70 | 麻痺30% | レベル習得 | タイプ一致技。高威力・命中不安。 | |
ボルトチェンジ | 電 | 70(105) | 100 | 自分交代 | 技マシン | タイプ一致技。攻撃しつつ撤退。交代読みで。 | |
くさむすび | 草 | 20~120 | 100 | - | 技マシン | 対地面。威力不安定。 | |
なみのり | 水 | 90 | 100 | - | USUMゲーム内入手 配布 | 対地面。ダブルでは周囲全体攻撃。 特性せいでんき固定。遺伝技との両立不可。 | |
シグナルビーム | 虫 | 75 | 100 | 混乱10% | 教え技 | ラティアスやラティオス、サザンドラに。 | |
めざめるパワー | - | 60 | 100 | - | 技マシン | 相性補完に。4倍狙いで炎・氷など。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 習得 | 備考 | |||
アンコール | 無 | 100 | タマゴ技 | 妨害技。ひらいしんやみがわりとあわせて。 | |||
みがわり | 無 | - | 技マシン | 交代読みや、アンコールとあわせて。 | |||
でんじは | 電 | 90 | レベル習得 | 妨害技。電気や地面、ひらいしんなどには無効。 | |||
ひかりのかべ | 超 | - | 技マシン | サポート用。味方の特防を強化。 | |||
あまえる | 妖 | 100 | ピチュー時 | 物理型対策。あまのじゃくやまけんきに注意。 | |||
わるだくみ | 悪 | - | ピチュー時 | 特攻を強化。積む隙は少ない。 | |||
でんじふゆう | 電 | - | 教え技 | 地面技対策。アンコールとあわせて。 |
Zワザ考察 [編集]
ノートに保管中。
利点はあるものの、常時高火力のでんきだまの方が有用。
型考察 [編集]
でんきだまアタッカー型 [編集]
特性:ひらいしん(推奨)/せいでんき
性格:ようき/おくびょう/せっかち/むじゃき
努力値:S252 AorC252
持ち物:でんきだま
確定技:ボルテッカーor10まんボルトorかみなり
物理技:かわらわり/はたきおとす/おんがえし/がむしゃら(配信限定)/ねこだましorフェイントorしんそく(配信限定)
特殊技:ボルトチェンジ/くさむすび/めざめるパワー(炎/氷)/なみのり
補助技:アンコール/みがわり/でんじは/こうそくいどう/わるだくみ
でんきだまを持たせた基本的な型。
特性はせいでんき固定の個体でない限り、ひらいしんを採用したい。
準専用技ボルテッカーの火力は侮れない。無補正A振りでH振りバンギラスやヒードランを確2、無振りカプ・テテフ程度なら確1である。
ただ、いかにして攻撃機会を得るかが問題。タスキやスカーフに頼れないため、ひらいしんやアンコールの活用、味方によるサポートは必須となる。
両刀の場合、性格はせっかちやむじゃきも候補。
むじゃきなら先制技に強く、A特化マリルリのアクアジェットあたりは耐えて反撃できる。
一方で無補正C振り霊獣ボルトロスのヘドロウェーブが中乱1→確1、カプ・コケコのマジカルシャインが低乱1→中乱1になるなど、特殊電気のサブウェポンで落とされやすくなる。
電気技読みで無償降臨を狙う際は注意。また、読みが当たってもSで劣るので先制アンコールはできない。
配信限定技には有用な技もあるものの、特性や性格を選べない・遺伝技が使えないといった点が痛い。
USUMのなみのり個体も同様。カバルドンやマンムーなどにはくさむすびの方が高威力となるため、採用には熟考を要する。
【ダブル】サポート兼アタッカー型 [編集]
特性:ひらいしん
性格:ひかえめorいじっぱりorようき
努力値:CS252orAS252
持ち物:でんきだま
確定技:ねこだまし/かみなりorボルテッカーor10まんボルト
選択技:くさむすび/めざめるパワー(炎/氷)/ボルトチェンジ/かわらわり/ほっぺすりすり/フェイント/まもる
ひらいしんとねこだましで相方の展開をサポート。火力の差がライチュウとの差別化点。
単に火力が高いだけでなく、相手の攻撃を誘えるので相方が動きやすくなるといった利点もある。
おいかぜ持ちの飛行タイプ、特にペリッパーと相性が良い。
ひらいしんで電気技、ねこだましで相手の動きを封じつつ雨とおいかぜを始動でき、自身はかみなり、ペリッパーはぼうふうを上から必中で撃てる。
雨パでの運用の場合かみなり・ひらいしんのシナジーから特殊型での運用が基本となるが、雨パでない場合威嚇込みボルテッカーは10まんボルトより少し下程度の火力は出るため物理型が選択肢に入る。
C特化かみなりでH振りカプ・レヒレを確1、めざめるパワー氷でH振り霊獣ランドロスを確1。
A特化ボルテッカーで無振りメガバシャーモまで確1。
威嚇込みでもH振りカプ・レヒレを3割程度の乱1。
対ピカチュウ [編集]
- 注意すべき点
- でんきだま+ボルテッカーの火力は物理電気随一。Cも強化されるため、地面タイプもくさむすびやなみのりで痛手を負う。
ねこだましやアンコール、ひらいしんを駆使した立ち回りも厄介。
がむしゃらなどの特別な技を覚えた配信個体も多数存在する。
- 対策方法
- でんきだまにより火力は高いが、進化前ゆえに耐久はライチュウより低い。並のアタッカーなら一致等倍技で確1。
S90より速いポケモンや高威力の先制技持ちなら、行動機会を与えずに倒せる。
外部リンク [編集]
[1] 2017年11月にSM向けに「オリジナルキャップ」のピカチュウが、2018年11月にUSUM向けにオリジナルキャップ以外の5種類のピカチュウが配信された。告知は海外のみだが日本版でも受け取れる。