マグカルゴ - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

マグカルゴ [編集]

No.219 タイプ:ほのお/いわ
通常特性:マグマのよろい(こおり状態にならない)
     ほのおのからだ(接触技を受けると30%の確率で相手をやけど状態にする)
隠れ特性:くだけるよろい(物理攻撃を受けると防御が1段階下がり、素早さが2段階上がる)
体重  :55.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
鈍足炎+からをやぶるHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
マグカルゴ6050120908030430マグマのよろい/ほのおのからだ/くだけるよろい
コータス7085140857020470しろいけむり/ひでり/シェルアーマー
バクガメス6078135918536485シェルアーマー

ばつぐん(4倍)みず/じめん
ばつぐん(2倍)かくとう/いわ
いまひとつ(1/2)ノーマル/こおり/どく/ひこう/むし/フェアリー
いまひとつ(1/4)ほのお
こうかなし---

唯一の「ほのお×いわ」の複合タイプを持つポケモン。
岩+炎の攻撃範囲はかなり優秀で、6タイプの弱点を突け、全てのタイプに等倍をとれる。
耐性も多く高物理耐久でじこさいせい持ち。鈍足だが、からをやぶるやくだけるよろいでのS上昇手段もある。
あくび・おにび・ステルスロック・両壁などサポート向けの技も充実しており多彩な動きが可能である。

しかし岩タイプ複合の宿命か、4倍弱点2つを始め弱点が多い点が気がかり。
耐性で有利な相手からもサブウェポンで弱点を突かれやすく、鈍足も相まって運用難度はかなり高いポケモンである。

第7世代でHPと特攻の種族値が+10され、くだけるよろいのS上昇が+1から+2に強化されたのはうれしい。
一方で同じく鈍足炎タイプであるコータスが強力な特性であるひでりを手に入れ、炎技の火力に差をつけられた。
特性や習得技等で差別化はできているものの、鈍足炎でからをやぶるを使える新たなライバルとしてバクガメスも登場し、種族値上ではマグカルゴは完全劣化である。
さらに役割を持つことができていたファイアローが弱体化により環境から消え、以前よりも明確な採用理由を見出しづらくなっている。



特性考察 [編集]

ほのおのからだ
物理耐久の高さと相性がよく、受けを行うなら優先度は高い。
一方で誘う地面・水・岩技は非接触技が多く発動しないことも多く、あくびとは相性が悪い。
マグマのよろい
氷状態になる確率は低いので恩恵はあまりない。
あくびを使う型で相手がほのおのからだによってやけどになるのを避けたり、くだけるよろいのB低下を重く見るなら。
くだけるよろい
隠れ特性。第7世代から素早さが2段階上昇に。最速だとS+2でも実数値180になり111族まで抜ける。
これにからをやぶるを合わせれば中々のすばやさになる。
Bは高く無振りでも多少の物理は受けられるので、からをやぶるとセットで狙う価値はある。
ただし、タイプ一致の4倍弱点は流石に受けきれないことが多いので過信は禁物。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
オーバーヒート130(195)90特攻↓↓最高火力だが連発には向かない。からをやぶるとは相性が悪い。
だいもんじ110(165)85火傷10%高火力の一致技。命中がやや不安。
かえんほうしゃ90(135)100火傷10%命中安定。
ふんえん80(120)100火傷30%威力は控えめ。火傷3割を狙う。
やきつくす60(90)100きのみ・ジュエル消失特定の持ち物を無効化できるサポート重視の技。ダブルでは全体攻撃。
ストーンエッジ100(150)80急所率+1物理技だが、振り方によってはげんしのちからより高火力。
げんしのちから60(90)100全能力↑10%タイプ一致だが威力は低い。命中安定、追加効果に期待。
だいちのちから90100特防↓10%対岩タイプやヒードランに。
めざめるパワー-60100-4倍狙いで氷や草など。
変化技タイプ命中解説
あくび-流し際に当てて有利に。ステルスロックと合わせて。
おにび85物理アタッカーに当てて耐久力の補強に。特性こんじょうに注意。
ステルスロック-教え技。サポート用。
からをやぶる-強力な積み技。すばやさは最速で112族と同速になる。
ドわすれ-特防を強化。
とける-防御を強化。てっぺきも覚える。あちらは教え技。こちらはタマゴ技。
たくわえる-タマゴ技。両方同時に強化できるが+3までしか積めない。
じこさいせい-おにびや積み技を使った後の回復技。ほのおのからだが発動するまで粘ったり。
いたみわけ-過去作教え技。回復兼ダメージ源。HPが低く鈍足なのでそれなりの効果は期待できる。
おきみやげ100タマゴ技。後続のために隙を作れるが、遅いので使いづらい。
自主退場技はだいばくはつもあるが、ダメージには期待できないのでこちらのほうが良いだろう。
ひかりのかべ-特殊受けをするなら。積み技と組み合わせて。
リフレクター-物理受けをするなら。積み技と組み合わせて。

型考察 [編集]

ステロあくび型 [編集]

特性:ほのおのからだ/くだけるよろい/マグマのよろい
性格:ずぶとい/のんき/おだやか/なまいき
努力値:HP252 残り調整
持ち物:ふうせん/きあいのタスキ/ヨプのみ
確定技:ステルスロック/あくび
優先技:おきみやげ
攻撃技:ふんえんorかえんほうしゃorだいもんじ/だいちのちから/がんせきふうじ
補助技:おにび/ひかりのかべ/リフレクター/いたみわけ

あくびを使って相手を流し、その隙にステルスロックを撒くサポート型。
弱点が非常に多くHPも低いため、単に耐久調整を施すだけではサブの不一致じしんなどで簡単に落とされてしまう。
地面技持ちを誘った上でふうせんで牽制したり、きあいのタスキで攻撃を耐えてあくびを撃つなど持ち物を活かした立ち回りが重要。

ステロあくびを使った場作りに長けたポケモンはカバルドンがいるが、前述通り地面技持ちの物理ポケモン全般を強く誘う点や、
耐性の違いによりリザードン(特にメガリザY)対面でも強気に立ち回れる点で動きが大きく異なる。
ふきとばしこそ無いが自主退場技のおきみやげもあり、臨機応変な立ち回りが望める。

特性はあくびの邪魔になることを嫌うならくだけるよろいやマグマのよろいでも良い。
Sに降れば物理技を受けた後にS逆転して先手で変化技が使える場合もある。

基本受け型 [編集]

特性:ほのおのからだ
性格:ずぶとい/のんき/おだやか/なまいき
努力値:HP252 残り調整
持ち物:ふうせん/ヨプのみ/シュカのみ/たべのこし/ゴツゴツメット
確定技:げんしのちからorストーンエッジ/じこさいせい
攻撃技:ふんえんorだいもんじ/だいちのちから
補助技:おにび/あくび/ひかりのかべ/リフレクター/ステルスロック/とける/たくわえる/ドわすれ

弱点が多く突かれやすいので居座りは厳しいが、ファイアローウルガモスを筆頭に流せる相手もそこそこいる。
後出しした上で流し際におにびやステルスロック、あくびなどを撒く。

第7世代では特攻の努力値を少々節約できるようになったが、環境からファイアローが激減したので仮想敵にしてもあまり意味がない。
役割が似ており、種族値も上でほぼ上位互換の耐性であるヒードランがいるが、じこさいせいや両壁、あくび、げんしのちからの威力差で差別化は可能。

からをやぶる型 [編集]

特性:くだけるよろい
性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:CS252
持ち物:ふうせん/Zクリスタル/じゃくてんほけん/きあいのタスキ
確定技:からをやぶる/かえんほうしゃorだいもんじ
攻撃技:げんしのちから/だいちのちから/めざめるパワー(氷or草)
補助技:あくび/おにび

からをやぶるを使い特攻と素早さを上げて戦う型。
弱点が多く、耐久もそこまで高くないため(特に特防)、手厚くサポートするかきあいのタスキを併用して積むこと。

性格は基本的におくびょうだが、くだけるよろいを発動させる前提で動くならひかえめにするのもあり。
準速S+4で246になり、準速S+2パルシェンくらいまで抜ける。最速S+4では270とオーバー気味。
ただし、くだけるよろいが発動しなかった場合準速では164(最速97族抜き)にしかならず、S180(110族抜き抜き)まで上がる最速の方が安定感がある。

岩技を入れる場合、A無振りC全振りならげんしのちからの方がストーンエッジより火力が出るので、B<Dの相手(ウルガモスなど)を見たい場合以外はげんしのちからで良い。


対マグカルゴ [編集]

注意すべき点
高物理耐久で耐性も優秀。攻撃範囲もかなり広い。
おにびやあくびといった妨害の補助技を始め便利な補助技を多く覚える。
また高速回復技のじこさいせいを持っているため有利な相手に対しては長期戦でジワジワと体力を削り倒してくることも。
物理受けのイメージが強いが、からをやぶるとくだけるよろいで決定力を高めてくる戦法もとれる。
対策方法
特殊耐久は薄いので、基本的に水or地面の特殊アタッカーで攻めていくのがベスト。
物理耐久は高いものの、4倍弱点を2つも持っているため対処はしやすい。不一致じしんでもかなりのダメージを与えられる。
水・地面タイプのポケモンならマグカルゴの両方のメインウェポンを半減以下に抑えられるため、戦いやすい。

外部リンク [編集]