ハリテヤマ [編集]
No.297 タイプ:かくとう 通常特性:あついしぼう(ほのおタイプとこおりタイプの攻撃技のダメージを半減する) こんじょう(状態異常の時にこうげきが1.5倍になる・やけどによる物理技の威力低下を無視) 隠れ特性:ちからずく(追加効果がある技の追加効果が無くなり威力が1.3倍になる) 体重 :253.8kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
鈍足闘 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ハリテヤマ | 144 | 120 | 60 | 40 | 60 | 50 | 474 | あついしぼう/こんじょう/ちからずく |
カイリキー | 90 | 130 | 80 | 65 | 85 | 55 | 505 | ノーガード/こんじょう/ふくつのこころ |
ローブシン | 105 | 140 | 95 | 55 | 65 | 45 | 505 | ちからずく/こんじょう/てつのこぶし |
ナゲキ | 120 | 100 | 85 | 30 | 85 | 45 | 465 | せいしんりょく/こんじょう/かたやぶり |
鈍足だが攻撃・耐久が高めの単かくとうタイプ。
かくとうタイプの最終進化形の中では特性「あついしぼう」を持つ唯一のポケモン。
また、特性「こんじょう」持ちの最終進化系中では唯一ねこだましを習得するポケモンでもある。
「あついしぼう」により耐性を強化するか、「こんじょう」により火力を補強するかはよく考えたい。
同じかくとうタイプの鈍足高耐久で、特性が2つも被っているローブシンとはしっかり差別化しておきたいところ。
物理面の数値やドレインパンチによる居座り性能ではローブシンに劣るため、特殊耐久や下記の習得技の差を活かしていきたい。
- ハリテヤマが覚えてローブシンが覚えない技
インファイト、クロスチョップ、ヘビーボンバー、アイアンヘッド、バレットパンチ、フェイント、ねこだまし、はらだいこ 等
ねこだましの存在により、ダブルではトリックルーム発動の補佐役兼エースアタッカーになれる。
こちらもねこだましでの補佐だけなら「いかく」も備えたカポエラーやズルズキンが存在するが、
火力とより低い素早さによるトリルエース適性により、差別化は難しくない
HPが極端に高いため防御・特防に努力値を振った方が総合的に硬くなる。
特性考察 [編集]
- あついしぼう
- 炎・氷技に対して後出ししやすくなる。ダブルでは晴れパ・霰パに強くなる。
複合タイプの両方を半減できる相手はマグカルゴ、ヘルガー、ガオガエン、マニューラ、ウルガモス、アマルルガ。
他の格闘にない個性なので差別化にも有用。
ただし、こんじょうがないのでおにびには注意が必要。
- こんじょう
- 単純な火力ではカイリキーやローブシンに劣ってしまうが、ねこだましによって安全にかえんだまを発動できる。
特にダブルでは味方のトリックルーム展開の補佐を兼ねつつ発動できるため、有用なコンボである。
シングルにおいても「ハリテヤマ=あついしぼう」というイメージの裏をかくことが可能。
- ちからずく
- 隠れ特性。三色パンチやどくづきなど対象技は多いものの、インファイト等の一致技は対象外。
ローブシンとの差別化が難しいこともあり、採用率は低い。
技考察 [編集]
※特性「ちからずく」の場合、確率で発動する追加効果はなくなる。
攻撃技 | タイプ | 威力 | ちからずく | 命中 | 効果 | 解説 |
---|---|---|---|---|---|---|
インファイト | 闘 | 120(180) | 100 | 防御・特防↓ | タイプ一致技。威力・命中共に高いがデメリットが痛い。 採用する場合は後攻での撃ち逃げに徹するのがベター。 | |
ばかぢから | 闘 | 120(180) | 100 | 攻撃・防御↓ | タイプ一致技。こちらはインファイトと違い特殊耐久を削らずに済むが攻撃が下がる。 | |
クロスチョップ | 闘 | 100(150) | 80 | 急所ランク+1 | タイプ一致技。威力・命中共に劣るがデメリットは無い。 | |
リベンジ | 闘 | 60(90)/ 120(180) | 100 | 優先度-4 | タイプ一致技。後攻かつ被弾で威力倍増(交代されると威力は上がらない)。 鈍足との相性は良いが、あついしぼうによる流し性能とは相性が悪い。 | |
けたぐり | 闘 | 20~120(30~180) | 100 | - | タイプ一致技。威力不安定。最大でもインファイト・ばかぢからと同等。 | |
きあいパンチ | 闘 | 150(225) | 100 | 優先度-3 | タイプ一致技。みがわりやZクリスタルとあわせて。 | |
ストーンエッジ | 岩 | 100 | 80 | 急所ランク+1 | 対炎・虫・飛行。格闘定番のサブウェポン。あついしぼうでリザードンに役割を持つならほぼ必須。 | |
いわなだれ | 岩 | 75 | 97 | 90 | 怯み30% | 命中重視。ちからずくならストーンエッジに近い威力を出せる。 |
じしん | 地 | 100 | 100 | - | 対炎・毒・電気。ギルガルドにも。 | |
ほのおのパンチ | 炎 | 75 | 97 | 100 | 火傷10% | ハッサムやナットレイに。ちからずく対象技。 |
れいとうパンチ | 氷 | 75 | 97 | 100 | 凍り10% | ボーマンダやガブリアス、ランドロスに。ちからずく対象技。 |
かみなりパンチ | 電 | 75 | 97 | 100 | 麻痺10% | ギャラドスやペリッパーに。ちからずく対象技。 |
ヘビーボンバー | 鋼 | 40~120 | 100 | - | 威力不安定だが対フェアリーに絞れば基本は最大威力が出る。「ちいさくなる」相手に必中・威力2倍。 | |
アイアンヘッド | 鋼 | 80 | 104 | 100 | 怯み30% | 対フェアリー。性能安定。ちからずく対象技。 |
どくづき | 毒 | 80 | 104 | 100 | 毒30% | 対フェアリー。性能安定。ちからずく対象技。 |
はたきおとす | 悪 | 65/97 | 100 | 道具排除 | 対エスパー・ゴースト。追加効果が優秀だが、メガストーン・Zクリスタルには無効。 | |
からげんき | 無 | 70/140 | 100 | - | 状態異常で威力倍増。こんじょうとあわせて。 | |
グロウパンチ | 闘 | 40(60) | 78 | 100 | 攻撃100%↑ | タイプ一致技。追加効果が優秀。積み技感覚で。 |
カウンター | 闘 | - | 100 | 優先度-5 | 物理技を倍返し。鈍足との相性は良い。 | |
バレットパンチ | 鋼 | 40 | 100 | 優先度+1 | 対フェアリー。タスキやがんじょう持ちにも。 | |
フェイント | 無 | 30 | 100 | 優先度+2 | タスキ潰しや、ダブルでのまもる解除に。 | |
ねこだまし | 無 | 40 | 52 | 100 | 優先度+3 怯み100% | タスキ潰しや、ダブルでのコンボ崩しに。 |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
どくどく | 毒 | 90 | 耐久型対策。鋼は呼びにくいが、毒には注意。 | |||
ふきとばし | 無 | - | 積み技対策や、交代読みで。 | |||
ビルドアップ | 闘 | - | 攻撃・防御を強化。ドレインパンチは覚えない。 | |||
はらだいこ | 無 | - | 攻撃超強化・HP消費。Zワザ化ではらだいこ前にHP全回復。 | |||
ねごと | 無 | - | 催眠技対策や、ねむるとあわせて。 | |||
みがわり | 無 | - | 補助技対策や、きあいパンチとあわせて。 |
型考察 [編集]
あついしぼう型 [編集]
特性:あついしぼう
性格:いじっぱりorしんちょう
努力値:A252 耐久調整 残りS
持ち物:とつげきチョッキ/オボンのみ/こだわりハチマキ
確定技:インファイトorばかぢからorクロスチョップ
優先技:ストーンエッジorいわなだれorじしん(両立可)
攻撃技:はたきおとす/ヘビーボンバーorどくづき/れいとうパンチ
先制技:バレットパンチ/ねこだまし/フェイント
変化技:みがわり/どくどく/ふきとばし
あついしぼうによる耐性を活かして繰り出し、格闘技や弱点を突いて攻めるハリテヤマの基本となる型。
D振りやとつげきチョッキで特殊方面を補えば、繰り出し範囲も広くなる。
炎耐性を活かすためにも、サブウェポンには炎に通る岩or地面技の積極採用が望ましい。
フェアリー対策にはどくづきとヘビーボンバーから選択。
撃ちたい相手には軽量級が多いものの、第七世代で追加されたフェアリーには鋼等倍が多い。
攻撃252・特防252+とつげきチョッキ [編集]
あついしぼうの役割である炎・氷は特殊技が多いので、役割的に特殊耐久を強化した方が受け出しやすい。
その他の特殊技も一致弱点でもない限り確2~3にできる。
- 無補正C振りメガライボルトの10まんボルトが確4。
- 無補正C振りサザンドラ@メガネのりゅうせいぐんがCダウン込みで確3。
- C特化メガフシギバナのヘドロばくだんが確4。
- C特化ウォッシュロトムのハイドロポンプが低乱3。
- 無補正C振りゲッコウガのじんつうりきが確3。-C特化メガサーナイトのハイパーボイスが確2。
- 無補正C振りメガゲンガーのシャドーボールが確4、マジカルシャインが確3。
- C特化シャンデラ・ギルガルドのZシャドーボール+通常シャドーボールを確定耐え。
- C特化カプ・テテフのフィールド補正サイコキネシス確2
攻撃252・防御252+とつげきチョッキ [編集]
特殊技の威力低下にともない、物理が蔓延している第六世代以降の環境に合わせた仕様。
D無振りでもとつげきチョッキがあれば特殊炎・氷技は充分受けられる。
- 無補正C振りメガリザードンYのだいもんじがひでり込みで確3。
- A特化メガリザードンXのげきりんが確2。
- A特化メガガルーラのねこだまし+おんがえしを確定耐え。
- A特化メガバシャーモのとびひざげりが確2。
- 無補正A振りガブリアスのじしんが確3。
こんじょう型 [編集]
特性:こんじょう
性格:いじっぱりorようきorゆうかん
努力値:A252 BorDorS252
持ち物:かえんだま
確定技:インファイトorクロスチョップ/ねこだまし
攻撃技:じしん/いわなだれorストーンエッジ/しっぺがえしorはたきおとすroなげつける/どくづきorヘビーボンバー/れいとうパンチ/ローキック
先制技:バレットパンチ/フェイント
ローブシンやカイリキーとの差別化として安全にこんじょうを発動でき、
きあいのタスキ・がんじょうを潰せる「ねこだまし」はほぼ必須。
ようき最速で相手の素早さを1段階下げた場合、メガリザードンなど最速100族まで抜く事ができる。
第七世代よりやけどの定数ダメージが下がったため、持ち物はかえんだま一択。
特性を無効化されるなど特殊な場合を除きどくどくだまに優位点はない。
【ダブル】トリパアタッカー型 [編集]
特性:こんじょう
性格:ゆうかんorいじっぱり
努力値:A252 BD調整
持ち物:かえんだま(推奨)/オボンのみなど
確定技:インファイト/ねこだまし
優先技:みきり
選択技:いわなだれ/れいとうパンチ/ヘビーボンバー/どくづき/フェイント/バレットパンチ/ワイドガード
ねこだましで相方のトリックルーム展開を補佐し、次ターンこんじょう&かえんだまの発動からアタッカー役もこなすことができる。
技スぺースは確定技の3つで基本的にカツカツなので、残り一枠は相方や環境と相談することになる。
いわなだれ :格闘技と相性が良く、トリル下なら怯みも期待できる。
れいとうパンチ:ボーマンダ、ガブリアスなど4倍相手に。
ヘビーボンバー:フェアリーピンポイントだが、役割破壊への威力は充分。
どくづき :ヘビーボンバーほど火力はでないが鋼等倍毒2倍フェアリーにも。
フェイント :相手のまもるを妨害するダブルでは強力な技だが、エースアタッカーがわざわざ撃つのはやや噛み合わない。
バレットパンチ:便利な先制技だが、厳しい技スペースに相応しいかは微妙。
ワイドガード :相方の展開を全体技から守るために。
対ハリテヤマ [編集]
- 注意すべき点
- 火力・耐久共に高く、あついしぼうやこんじょうで更に強化される。
はたきおとすやヘビーボンバー等のサブウェポン、ねこだまし等の先制技も豊富。
ダブルのトリパではアタッカーとサポートの両方をこなす。
- 対策方法
- ボーマンダや霊獣ランドロス等、いかく持ちの飛行タイプなら対処しやすい。
カプ・テテフならねこだまし無効、カプ・レヒレならかえんだま無効。
物理受けエスパー・ゴーストも有利だが、サブウェポンで弱点を突かれるので安易な後出しには注意。