ミカルゲ - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

ミカルゲ [編集]

No.442 タイプ:ゴースト/あく
通常特性:プレッシャー(受けた技のPPを1多く減らす)
隠れ特性:すりぬけ(リフレクター・ひかりのかべ・しんぴのまもり・しろいきり・みがわりを無視して攻撃できる)
体重  :108.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
霊/悪HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ミカルゲ50921089210835485プレッシャー/すりぬけ
ヤミラミ507575656550380するどいめ/あとだし/いたずらごころ
メガヤミラミ50851258511520480マジックミラー

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)フェアリー
いまひとつ(1/2)どく
いまひとつ(1/4)---
こうかなしノーマル/かくとう/エスパー

数少ないゴーストあく複合タイプで、メガヤミラミに比べると攻撃面でやや上回る。

隠れ特性すりぬけにより、壁貫通、みがわり貫通でおにびやいたみわけを扱える点が個性。
ノーマルかくとう無効かつゴーストあく等倍の耐性、FCロトムとほぼ同等の耐久を持ち、
メガガルーラメガゲンガーギルガルド等のメジャーなノーマル・ゴーストに強く出られる。
しかし、数値上の耐久力ではH振りミカルゲ<無振りガブリアスなので、高火力のアタッカーには押し切られてしまう。
無効タイプは3つと多いが半減タイプが1つしかないため等倍で通る技も多く、おにびが効かない物理アタッカーやZクリスタル持ちは厳しい。

第七世代では全体的な火力が上昇した影響で、防御・特防特化のオボンのみやとつげきチョッキ込みでも2回しか動けない場面が増えている。
いたみわけなどの使用タイミングを熟慮する必要があるほか、HP振りだけでは等倍でも一撃死しかねないため
AまたはCに努力値を振り切った単純なアタッカーとしての選択肢はほぼ消滅したと考えてよい。
また、みちづれは仕様変更で使い辛くなり、唯一の弱点であるフェアリータイプも増加と仕様や環境による逆風が強め。
特にカプ・テテフは高火力の一致フェアリー技に加え、かげうち・ふいうちを無効化してくる。
カプ・レヒレは状態異常無効に加えてちょうはつ持ちと相性が悪い。
一方でタイプ特性によりいたずらごころを無効化できるようになったのは強化点か。



特性考察 [編集]

プレッシャー
通常特性。耐久値は中の上と、十分耐久型も考えられる。
すりぬけの個体が入手困難なこともあるためこちらでもよいが、可能であればすりぬけを優先したい。
すりぬけ
隠れ特性。みがわり持ちを攻撃・妨害できるため、基本的にこちら。
壁も貫通できるが、アタッカーとしては力不足。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
あくのはどう80(120)100怯み20%タイプ一致技。ノーマルに通るがフェアリーに半減。
バークアウト55(82)95特攻↓100%タイプ一致技。追加効果が優秀。プレッシャーでもみがわり貫通。
シャドーボール80(120)100特防↓20%タイプ一致技。フェアリーに通るがノーマルに無効。
サイコキネシス90100特防↓10%ノーマル/格闘に。無補正無振りで無振りメガミミロップを高乱2。
めざめるパワー-60100-4倍狙いで炎・地面・格闘など。2倍では等倍シャドーボール・あくのはどうと同等。
まとわりつく20100拘束ダメのろいやどくどくとあわせて。ダメージ源にも。
こごえるかぜ5595素早↓100%追加効果が優秀。ボーマンダグライオンに。
物理技タイプ威力命中効果解説
ふいうち70(105)100優先度+1タイプ一致技。読みが要るが高威力の先制技。
おいうち40(60)/
80(120)
100-タイプ一致技。相手交代で威力倍増。
読みが要るがエスパー・ゴーストを逃さず狩れる。
イカサマ95(142)100-タイプ一致技。攻撃無振りでも使える攻撃技。ギルガルドブレードフォルム確1
かげうち40(60)100優先度+1タイプ一致技。低威力だが使いやすい先制技。
がんせきふうじ6095素早↓100%追加効果が優秀。リザードンウルガモスに。
変化技タイプ命中解説
まもる-状態異常技・のろいのターン稼ぎや、プレッシャーとあわせて。
ねむる-状態異常も含め全回復。カゴのみとあわせて。
いたみわけ-削り技兼回復技。低めのHPと相性がよい。
わるだくみ-特攻を強化。特殊型の決定力向上に。
めいそう-特攻・特防を補強。特殊方面を補える。
どくどく90ダメージ源。耐久型に。すりぬけならみがわり貫通。
おにび85妨害技。物理アタッカーに。すりぬけならみがわり貫通。
みがわり-補助技対策や、交代読みで。プレッシャー・ふいうちと相性がよい。
ちょうはつ100補助技対策。遅いので使いにくい。
おきみやげ100起点作りに。すりぬけならみがわり貫通。Zワザ化で後続のHP全回復。
みちづれ-苦手なアタッカーを道連れに。連発で必ず失敗。
のろい-起点回避・退場技。プレッシャーでもまもる・みがわり・ミストフィールド貫通。Zワザ化でのろい前にHP全回復。
トリック100こだわりアイテムとあわせて。すりぬけならみがわり貫通。メガストーン・Zクリスタルには無効。
うらみ100低PPの大技に。プレッシャーとあわせて。

Zワザ考察 [編集]

Zワザ元にする技威力解説
むげんあんやへのいざないシャドーボール160(240)無補正無振りで無振りカプ・テテフを確1。
かげうち100(150)無補正A68振りで無振りカプ・テテフを確1。
Zのろいのろい---Zパワーでのろい前にHP全回復。ちょうはつ無効。
ブラックホールイクリプスあくのはどう160(240)Zシャドーボールと同威力。無効タイプ無し。
ふいうち140(210)通常攻撃。相手の行動に依存しない。
イカサマ175(262)通常攻撃。自身の攻撃で計算される。
Zおきみやげおきみやげ---Zパワーで後続のHP全回復。

型考察 [編集]

物理流し基本型 [編集]

特性:すりぬけ
性格:ずぶといorのんき
努力値:HB252ベースで調整
持ち物:ゴツゴツメット/たべのこし/オボンのみ/カゴのみ
確定技:おにび
優先技:イカサマ
攻撃技:ふいうち/おいうち/かげうち/あくのはどう/シャドーボール
補助技:いたみわけ/ねむる/どくどく

ゴーストの耐性を活かした基本的な物理受け。
特性すりぬけが、他の物理受けポケモンとの最大の差別化点。
みがわりを恐れずにおにびを入れることができるので、非常に有用と言える。

物理受けの性質上、高火力アタッカーと対峙することが多い。
その際、相手の高い攻撃を利用できるイカサマの優先度は高い。

いたみわけ型 [編集]

特性:すりぬけ
性格:しんちょうorおだやかorなまいき
努力値:HD252
持ち物:ゴツゴツメット
確定技:いたみわけ/おにび
攻撃技:かげうち/ふいうち/あくのはどうorシャドーボール
選択技:まもる/みちづれ/みがわり/のろい

物理技はおにび、特殊技はD特化で耐えていたみわけで粘る型。

Zクリスタル型 [編集]

特性:すりぬけ
性格:なまいきorしんちょう
努力値:H252 BD調整
持ち物:ゴーストZ
確定技:のろい/おにび
優先技:イカサマ
攻撃技:かげうちorふいうち/あくのはどうorシャドーボール
選択技:まもる/みちづれ/みがわり

Zクリスタルを採用した型。Zのろいを疑似いたみわけとして運用、ちょうはつに無効化されない。
ゴーストタイプの攻撃技を併用する事で、状況によってむげんあんやへのいざないと撃ち分けられるのが強み。
イカサマは他の耐久型ゴーストとの差別化のために優先して所持しておきたい。
H252D172以上で火力道具なしのひかえめカプ・テテフのムーンフォースを確定耐え。

両耐久型 [編集]

特性:すりぬけ
性格:ずぶとい
努力値:HB252
持ち物:カゴのみorたべのこし
確定技:めいそう/おにび/あくのはどうorシャドーボール
選択技:サイコキネシス/めざめるパワー(闘/地/炎)/ねむる/いたみわけ/みがわり

防御に特化し、めいそうで特防を強化する型。
火力も上がるので攻撃技も活かせる。

とつげきチョッキ型 [編集]

特性:すりぬけ
性格:なまいき
努力値:H252 BD調整
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:イカサマ
優先技:おいうち
選択技:ふいうちorかげうち/シャドーボール/バークアウト/がんせきふうじ/こごえるかぜ

特殊型エスパー・ゴースト対策を意識した構成。
ギルガルドなどが役割対象に含まれるため、イカサマは確定。

物理型 [編集]

特性:すりぬけ
性格:ゆうかん
努力値:H252 A調整
持ち物:オボンのみorこわもてプレート
確定技:おいうち/イカサマ
選択技:ふいうちorかげうち/あくのはどうorシャドーボール/サイコキネシス/がんせきふうじ/おにび

エスパー、ゴーストや物理耐久の低い相手を狩る型。A特化ミカルゲのふいうちは無補正A振りドンカラスのふいうちの9割程度の威力。
ふいうち対策でみがわりを張られても、すりぬけで貫通できるので不利になりにくい。
ギルガルドグライオンに安定してダメージが入るシャドーボールかあくのはどう採用も推奨。
ギルガルドに対しては後攻でブレードフォルムを叩けるため、無補正無振りでH振りギルガルド(ブレード)を低乱1程度の威力となる。
がんせきふうじはおにび無効の炎タイプに有効なほか、起点にされることを防いだりと汎用性がある。

特殊型 [編集]

性格:ひかえめorれいせい
努力値:H252 C調整
持ち物:オボンのみ/カゴのみ/メンタルハーブ/くろいメガネ/こだわりメガネ/こうこうのしっぽ
確定技:あくのはどうorシャドーボール
攻撃技:サイコキネシス/めざめるパワー(闘/地/炎)/ふいうち/かげうち/おいうち
補助技:おにび/めいそう/わるだくみ/ねむる/いたみわけ/トリック

無効タイプが3つあるので、H振りだけでもこれらを読んでエスパーや格闘に出していける。
物理型に比べメインウェポンが性能安定で使いやすいが、威力は80止まりなので火力不足気味。
先制技や補助技も活用したい。


対ミカルゲ [編集]

注意すべき点
攻防に優秀なタイプと種族値、豊富な補助技、みがわりを貫通できるすりぬけと、撹乱性能が高いポケモン。
フェアリー以外に弱点は無く、防御面に特化すれば多くのポケモンの攻撃を1発は耐える事が多い。
そのタイプと特性から、みがわりを主体とする受け戦術、特に無限グライオンに対して強い。
対策方法
悪タイプやフェアリータイプに対してはあまり有効打がない。
イカサマやおにびがあるのでできれば特殊で相手をしたい。ちょうはつを持っていればなおさらよい。
じこさいせい等の再生回復技は持たないので、高火力の一致等倍技でも押していける。

外部リンク [編集]