グラードン - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

グラードン [編集]

No.383 タイプ:じめん
特性:ひでり(天候が晴れになる)
体重:950.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)

・ゲンシグラードン
タイプ:じめん/ほのお
特性 :おわりのだいち(戦闘に出ている間、天候が「おおひでり」になる)
体重 :999.7kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
能力比HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
グラードン1001501401009090670ひでり
ゲンシグラードン1001801601509090770おわりのだいち

グラードンじめんゲンシグラードンじめん/ほのお
ばつぐん(4倍)---ばつぐん(4倍)みず
ばつぐん(2倍)みず/くさ/こおりばつぐん(2倍)じめん
いまひとつ(1/2)どく/いわ いまひとつ(1/2)どく/むし/はがね/ほのお/フェアリー 
いまひとつ(1/4)---いまひとつ(1/4)---
こうかなしでんきこうかなしでんき

第3世代禁止伝説じめんタイプポケモン。ゲンシカイキによりじめんほのお複合になる。
ゲンシカイオーガメガレックウザと同じく上位の天候特性おわりのだいちを持つ。
特性の効果に加え規格外の種族値により安定感が高く、出場可能なルールではトップクラスに位置している。

第6世代では倒しきる手段が極めて限られていたが、第7世代ではZワザの登場により、役割破壊される可能性が増した。
グラードンの耐久なら大半の等倍Zワザを耐えるが、ウルトラネクロズマの特殊ベースてんこがすめつぼうのひかりクラスになると厳しい。
もっとも、増えたフェアリーに耐性を持つなど、全体で見れば強化点もあり、その評価は揺るぎない。



形態考察 [編集]

通常グラードン [編集]

ゲンシグラードンがほぼ上位互換の性能を持つため、「べにいろのたま」使用可能ルールでは通常グラードンの出番はほぼない。
また、「べにいろのたま」が使用可能のルールに於いては、ゲンシカイオーガメガレックウザで熾烈な天候争いが予想される。
そのような状況では通常のひざしがつよい状態にほとんど価値を見いだせない。
※考察はノートにあります。

ひでり
場に出たときに発動し、5ターン(「あついいわ」を持っている場合8ターン)の間天候を「ひざしがつよい」状態にする。
「ひざしがつよい」状態の詳細は場の状態を参照。

「ひざしがつよい」状態の主な仕様

  • みずタイプの攻撃技のダメージが半減され、ほのおタイプの攻撃技のダメージが1.5倍になる。
  • 「かみなり」「ぼうふう」の命中率が50%になる。
  • 「ソーラービーム」「ソーラーブレード」が溜め無しで発動できる。
  • エアロック」「ノーてんき」の適用中は効果が無くなる。

ゲンシグラードン [編集]

ゲンシカイキは場に出た瞬間に発動するメガシンカのようなもので、メガシンカと違い数に制限はなく(2体ゲンシカイキも可能)、
メガシンカとの両立も可能だが、タイミングを選べないので持ち物がすぐバレる。

ゲンシカイキすると、ほのおタイプの追加・攻撃防御特攻の上昇・特性の強化といった恩恵が得られる。
ほのお技をタイプ一致+晴れ補正で撃てるようになり、物理技メインのグラードンに辛いやけども受けない。
ほのおでんきどくむしはがねフェアリーが半減以下と耐性数も増加し、4倍弱点になるみずタイプの技も、特性によるおおひでり状態では無効になるため、実質弱点はじめんタイプのみとなる。
じめん技も物理技のじしんが主流であり、持ち前の耐久によりZワザでもない限りは確1に落とし込めないなど安定感は高い。もちろんだいちのちからには弱いため過信は禁物。

おわりのだいち
場に出たときに発動し、この特性を持つポケモンが場に居る間天候を「おおひでり」状態にする。
「ひでり」と違い永続だが、退場すると即座に天候は通常状態に戻る。

「おおひでり」状態の仕様

  • 「ひざしがつよい」状態と同じ効果を全体に与え、さらにみずタイプの攻撃技が無効になる。
  • 特性「はじまりのうみ」「デルタストリーム」を除き天候の上書きは不可能。同時に場に出た場合は遅い方の天候になる。
  • 通常の天候同様、「エアロック」「ノーてんき」の適用中は効果が無くなる。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力
[ゲンシ+おおひでり]
命中効果解説
だんがいのつるぎ120(180)85-専用技。命中不安。味方を巻き込まず高火力で全体を攻撃できる。
じしん100(150)100-命中安定の主力技。
じだんだ75(112)100-主にダブルで。単体攻撃技。
ワイドガード非考慮ならだんがいのつるぎで良い。
ほのおのパンチ75[168]100火傷10%ゲンシカイキで一致となるが特殊技優先か。
ストーンエッジ10080急所率+1相性補完はよいが命中不安。はねやすめするルギアは厳しい。
いわなだれ7590ひるみ30%ロックカット型やダブルで。
アームハンマー10090素早さ↓ノーマルアルセウスやふうせん持ち等に。
ドラゴンクロー80100-メガレックウザへの数少ない有効打。
じわれ-30-通常型でおにびで機能停止した時の最後の手段。
ひこうタイプやふゆうがんじょうには効果無し。
特殊技タイプ威力
[ゲンシカイキ]
命中効果解説
ふんか~150
[~337]
100-体力が満タンなら非常に強力な全体技。トリックルーム下で使いやすいか。
オーバーヒート130[292]90特攻↓↓両刀タイプなので撃ち逃げというより役割破壊。
Cが下がってもメインの地面技で攻められる
だいもんじ110[247]85火傷10%高火力で連発できる。
かえんほうしゃ90[202]100火傷10%命中安定。
ふんえん80[180]100火傷30%追加効果重視。
晴れ補正があるのでメガクチートなどはC↓補正の無振りでも十分倒せる。
だいちのちから90(135)100特防↓10%特殊型でもだんがいのつるぎの方が威力が出る。
ダブルでのミラーマッチを強く意識するなら。
ソーラービーム120100-晴れていれば溜めなしで撃てる。ウォッシュロトムなどに。
変化技タイプ命中備考
ロックカット-エースをやるならコレ。低い素早さを補える。
つるぎのまい-突破力は尋常ではない。
ビルドアップ-つるぎのまいアルセウス対策に有効。
HとBにある程度振ればビルドアップでしんそくを確定3発にできる。
でんじは90低い素早さを補えるが、地面、電気に無効。
ステルスロック-でんじは+ステルスロックのバンギラスとやることはほとんど同じ。
ほえる-積みを流す。ボルトロスをみがわりごと吹っ飛ばす等。
みがわり-水の流し性能はあるので、その際に貼れる。

型考察 [編集]

ゲンシグラードン [編集]

基本型 [編集]

性格:いじっぱり/ゆうかん/ようき
努力値:HA252 orCS調整
持ち物:べにいろのたま
確定技:だんがいのつるぎorじしん/オーバーヒートorだいもんじorかえんほうしゃorほのおのパンチ
選択攻撃技:ストーンエッジ/アームハンマー/ドラゴンクロー/ソーラービーム
選択補助技:つるぎのまい/ビルドアップ

最遅なら、最遅ゲンシカイオーガ対面で50%で「つよいあめ」にされる以外は、ほぼ確実に1発耐える。
ただし地面が弱点になったことでゲンシグラードンミラー戦で不利になる点は注意。

ドラゴンクローはだんがいのつるぎの半分に満たない威力だが、ラティアスラティオスメガレックウザへの有効打になる。

特殊型 [編集]

性格:おくびょう/ひかえめ/れいせい
努力値:HC252orAS調整
持ち物:べにいろのたま
確定技:ふんかorだいもんじ(両立可)/だいちのちから
選択攻撃技:ソーラービーム/きあいだま/10まんボルト/りゅうのはどう/だんがいのつるぎ

ゲンシカイキによって150となるCを活かす型。
A180を切り捨てるので一見すると種族値に無駄があり、地面技の火力も物理と比べて物足りないが、天候補正で強化された高火力炎技や広範囲の攻撃技を駆使して物理型とは違った強さを見せる。
グラードンはミラーが発生しやすく、特に相手のゲンシグラードンをだいちのちからで確1にできるのは大きな長所。

特性で水タイプ無効、地面タイプ複合ということで炎技を通しやすい。ソーラービームも水への遂行技として優秀。
地面技の威力に不満がある場合や物理技も欲しい場合はだんがいのつるぎが採用される。
攻撃は無補正無振りでもA特化ガブリアスと同程度にはあるため、特殊受けの役割破壊としては十分な威力。

GSルールではタイプ一致晴れふんかが極めて強力で、単体攻撃で命中安定のだいちのちからが扱いやすいことと
相手のゲンシグラードンに強く出られることなどもあり、研究が進んだVGC2016中盤以降は特殊型が数多く採用されていた。
ゲンシカイオーガへの対抗手段に乏しいのが難点。

ロックカット型 [編集]

性格:いじっぱり/ようき
努力値:AS252or耐久調整
持ち物:べにいろのたま
確定技:ロックカット/じしんorだんがいのつるぎ/ほのおのパンチ
攻撃技:ストーンエッジorいわなだれ/アームハンマー/ドラゴンクロー/ソーラービーム
選択補助技:つるぎのまい/ビルドアップ

ロックカットでほとんどのポケモンの上を取ることができる。
伝説でほのお・じめんを両方半減にできるポケモンは少ないため(レックウザホウオウ程度)、一度積むことさえできれば全抜きも容易に狙える。
物理耐久も高く特殊耐久も並にはあるため、わざわざ起点を作るなどしなくても積む隙は見つけやすい。
おにびとでんじはが無効なので、火力も速さも失いにくく、アタッカーとしてかなり優秀。

素早さは振らなさすぎるとロックカットしてもスカーフ持ちを抜けない状況がありうるため、ある程度は振ったほうがよい。
ゲンシグラードンの場合、HとBは十分すぎるので、耐久調整する場合はDから入った方がいいケースがままある。

受け型 [編集]

性格:なまいき/おだやか
努力値:HD252ベース 残りBS
確定技:ふんえん/ほえる/ステルスロック
選択技:じしんorだいちのちから/でんじは/どくどく

シングル専用。優秀な耐性と高い耐久を活かす型。D振りではあるが、大抵のミミッキュは軽く受けられる。
メガボーマンダメガレックウザに隙を出さないためのほえるは必須。


相性考察 [編集]

ゼルネアス
ゲンシグラードンがゼルネアスの弱点である毒と鋼に加え、伝説戦で通りがよいフェアリーを半減できる。
グラードンは攻守ともに物理に強く、ジオコントロールで特殊方面に強く出られるゼルネアスと役割分担も完璧である。
ホウオウ
おわりのだいちにより本来一貫する水技を無効化でき、ホウオウの炎技も強化できる。

外部リンク [編集]