パラセクト [編集]
No.047 タイプ:むし/くさ 通常特性:ほうし(直接攻撃を受けたとき、各10%の確率で相手をどく、まひ、ねむり状態のいずれかにする。 ) かんそうはだ(みずタイプの技を受けた時、その技を無効化しHPが最大HPの1/4回復する。 ほのおタイプの攻撃技で受けるダメージが1.25倍になる。 天気が「あめ」の時、ターン終了時、HPが最大HPの1/8回復。 天気が「ひざしがつよい」の時、ターン終了時、HPに最大HPの1/8のダメージ) 隠れ特性:しめりけ(じばく、だいばくはつ、ビックリヘッド、ゆうばくを無効にする) 体重 :29.5kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
虫/草 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 | |
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パラセクト | 60 | 95 | 80 | 60 | 80 | 30 | 405 | ほうし/かんそうはだ/しめりけ | |
ミノマダム(草木) | 60 | 59 | 85 | 79 | 105 | 36 | 424 | きけんよち/ぼうじん | |
ハハコモリ | 75 | 103 | 80 | 70 | 80 | 92 | 490 | ようりょくそ/むしのしらせ/ぼうじん |
キノコのほうし | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 | タイプ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
パラセクト | 60 | 95 | 80 | 60 | 80 | 30 | 405 | ほうし/かんそうはだ/しめりけ | むし/くさ | |
キノガッサ | 60 | 130 | 80 | 60 | 60 | 70 | 460 | ほうし/ポイズンヒール/テクニシャン | くさ/かくとう | |
モロバレル | 114 | 85 | 70 | 85 | 80 | 30 | 464 | ほうし/さいせいりょく | くさ/どく | |
マシェード | 60 | 45 | 80 | 90 | 100 | 30 | 405 | はっこう/ほうし/あめうけざら | くさ/フェアリー |
初代出身のくさ×むし複合タイプにして、元祖キノコのほうし使い。
当然この技を軸とした運用になるが、種族値が低水準、タイプも攻守両面で劣悪なパラセクトで使いこなすのは困難を極める。
他の習得者であるキノガッサには攻撃面、モロバレル・マシェードには耐久面で大きく劣り、対面性能が求められるシングルにおいて彼らを差し置いて採用する意義は見出だしがたい。
しかし他の技や特性に目を向けると、かんそうはだ・いかりのこな・おさきにどうぞ・ワイドガードと優秀な要素が揃っており、ダブルでのサポート性能の高さが窺える。
同じくダブル適性が高いモロバレルには耐久・耐性の観点から汎用性では敵わないものの、あちらには無いかんそうはだとワイドガードにより差別化には困らない。
特にカイオーガが席巻するWCSルールなどでは、相方としてもメタとしても機能することから通常レート以上の採用率を記録している。
特性考察 [編集]
- ほうし
- 発動すれば負担をかけられるが、キノコのほうしと相性が悪く、安定しないのがデメリット。
また、発動確率はせいでんきなどとは異なり、必ずしも30%ではない。
例えば電気には麻痺無効、鋼や毒には毒無効で20%。草に至っては特性そのものが無効で0%。
また、毒・眠り無効のふみん持ちアリアドスに接触技を受けても麻痺10%など。
- かんそうはだ
- 水技を無効化でき、一致草技とあわせて水に役割を持たせやすくなる。
もともと半減とはいえ、アクアジェットでタスキを潰されたり、ねっとうで火傷したりする恐れが無くなるので更に安定感が増す。
能動的に活かすなら、ダブルで雨パに組み込んだり、なみのり持ちの相方と組ませたりすると良い。
水タイプは氷技の所持率が高い点と、晴れ下ではスリップダメージを受ける点には注意。
炎技は5倍ダメージになるが、元々4倍で耐えられないのでさほど気にならない。
かたやぶり持ちの水技は無効化できないが、両立するポケモンはさほど多くない。
- しめりけ
- 隠れ特性。爆発系の特性・技を不発にできる。
エースアタッカーの散り際の一撃や、サポート型の自主退場を防ぎ、相手のペースを乱せる可能性がある。
水タイプ以外では自身のみで、4倍弱点のビックリヘッドを無効化できる恩恵も大きい。トレース対策にもなる。
しかし非常に限定的で、この特性があっても明確な役割対象を増やすことは難しいためかんそうはだを優先したい。
技考察 [編集]
型考察 [編集]
【シングル】特殊流し型 [編集]
特性:かんそうはだ
性格:しんちょう
努力値:HD252ベース
持ち物:たべのこし
確定技:キノコのほうし/やどりぎのタネ
優先技:きゅうけつ/みがわり
攻撃技:タネばくだん/クロスポイズン/つばめがえし/はたきおとす
補助技:まもる
水や電気の特殊アタッカーを流し、キノコのほうしとやどりぎのタネで負荷をかける。
D特化@たべのこしでC特化霊獣ボルトロスのめざめるパワー氷、C特化アシレーヌのムーンフォースが確3となるため後出しから眠らせられる。
キノコのほうし・やどりぎのタネが通らない草にはきゅうけつ・クロスポイズン・つばめがえしで対抗。
ただしメガフシギバナやナットレイなどメジャーな草にはいずれも通りにくい。
【シングル】物理アタッカー型 [編集]
特性:かんそうはだ
性格:いじっぱり/ようき/ゆうかん
努力値:A252 S252or調整 残りH
持ち物:きあいのタスキ
確定技:キノコのほうし
攻撃技:タネばくだん/きゅうけつ/つばめがえし/クロスポイズン/おんがえしorじたばた/カウンター
変化技:こうそくいどう/つるぎのまい
キノコのほうしで眠らせ、つるぎのまいを積んで攻撃。
持ち物は確実に行動するためのタスキが基本。カウンターやじたばたとの相性も良い。
キノガッサと異なりこうそくいどうも積めるが、最速でも112族と同速にしかならないのでトリパ運用も候補。
【シングル】無限型 [編集]
特性:かんそうはだ
性格:ようき
努力値:S252 H調整 残りA
持ち物:たべのこし
確定技:キノコのほうし/みがわり/こうそくいどうorつるぎのまい
選択技:きゅうけつ/タネばくだん/おんがえし/やどりぎのタネ
キノガッサのほか、ビビヨンなどでもおなじみの無限型。
催眠技・積み技・みがわりを駆使して全抜きを狙う。
水を起点化できる特性かんそうはだ、草に抜群で回復もできる一致技きゅうけつが個性。
先手でキノコのほうしを撃ちたいので最速は確定。それでも無振り70族と同速なので、味方の麻痺撒きやかそくバトン、こうそくいどうなどの併用も必須。
HPは16n+1になる76振り(実数値145)か、204振り(実数値161)が候補。Aに多く回すなら前者、音技や先制技に強くするなら後者。
【ダブル】サポート型 [編集]
特性:かんそうはだ
性格:しんちょう/なまいき
努力値:HD252ベース
持ち物:メンタルハーブ/きあいのタスキ
優先技:キノコのほうし/いかりのこな/ワイドガード
攻撃技:タネばくだん/きゅうけつ/はたきおとす/むしのていこう
補助技:まもる/おさきにどうぞ/アロマセラピー
キノコのほうしのほか、いかりのこな・ワイドガードで相方を守れる。相方のなみのりで自身の回復も可能。
雨パメタとして運用する際は、ペリッパーのぼうふうが4倍、ルンパッパには粉技無効といった点に注意。
火力も無振りでは心許ない。目安として無補正無振りタネばくだんで無振りメガラグラージ・B振りトリトドンが中乱1、同条件きゅうけつで無振りルンパッパが確2程度。
対パラセクト [編集]
- 注意すべき点
- キノコのほうしやいかりのこなでこちらの行動を妨害。粉技無効の草は一致虫技で弱点を突かれる。
かんそうはだやワイドガードで水技や全体技を無効化。それらを扱う水・地面・岩には一致草技で攻めてくる。
雨パに組み込まれると炎では対処しにくい。
- 対策方法
- パーティ全体とプレイングで、パラセクトに仕事をさせないようにしていきたい。
補助技主体なのでちょうはつで機能停止する。キノコのほうしはぼうじんゴーグルやみがわり、エレキフィールドやミストフィールドでも防げる。
炎だけでなく飛行にも滅法弱い。タスキやみがわりを貫通できる連続技も有効。
能力面はキノガッサやモロバレルに劣るため、彼らの対策ができていればさほど問題無いが、かんそうはだの存在は忘れずに。