マルマイン - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

マルマイン [編集]

No.101 タイプ:でんき 
通常特性:ぼうおん(音に関連する技を受けない)
     せいでんき(接触技を受けると30%の確率で相手をまひ状態にさせる)
隠れ特性:ゆうばく(接触攻撃を受けて瀕死になると相手に最大HPの1/4ダメージを与える)
体重  :66.6kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
高速特殊電気HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
マルマイン6050708080150490ぼうおん/せいでんき/ゆうばく
メガライボルト70758013580135575いかく
サンダース65656011095130525ちくでん/はやあし
カプ・コケコ70115859575130570エレキメイカー

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)じめん
いまひとつ(1/2)でんき/ひこう/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

圧倒的な素早さを持ち、でんきタイプ最速を誇るが火力・耐久ともに低水準。
サブウェポンもイカサマやミラーコートといった癖の強いものが多く、アタッカーとしてはいまいち攻撃性能に欠ける。
変化技はまずまず豊富なため、高い素早さと自主退場技を活かしたサポートをメインとした動きが基本となる。

第7世代では素早さが10上昇。これにより最速スカーフ80族やS1段階上昇のギャラドス、準速スカーフ95族に先手をとれるようになった。
また、性格がひかえめでも最速130族を抜けるようになった事で火力を少し上げやすくなった。

特に準速スカーフカプ・テテフを抜けるというのは大きなポイントで、上からかいでんぱを入れることで大幅な弱体化を図れる。
また、ぼうおん持ちなのでジャラランガを牽制することもできる。
ひかりのかべも張れるため、ダブルで特殊アタッカーに対し役割を持たせやすい。

ボールについて
SMでは入っているボールにより、教え技がないことを相手に知らせるディスアドバンテージがあったが[1]、USUMにより教え技とオシャレボールの両立が可能になった。
ただし、サファリボール、各種ガンテツボール、ウルトラボール[2]は隠れ特性と両立不可であるため、これらのボールを使用する際は注意。


特性考察 [編集]

せいでんき
低耐久で試行回数を稼げないので、発動しない事も多々。
無効の相手も多く、じしんにも無力。他2つを優先したい。
ぼうおん
音技が無効になるので、みがわりが使いやすくなる。ほろびのうたを無効化できるのも大きい。
かたやぶりに貫通されるが、同特性持ちで音技主体のポケモンは基本いないので非考慮で良い。
ゆうばく
隠れ特性。先制技の大半は接触技なので、発動機会はそれなりにある。
しめりけ持ちがいると不発に終わるが、遭遇機会は少ない。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
かみなり110(165)70麻痺30%火力・追加効果ともに優秀だが、命中不安。雨で必中。
10まんボルト90(135)100麻痺10%やや威力は下がるが命中安定を取るなら。
ほうでん80(120)100麻痺30%更に威力が落ちるが麻痺率はかみなりと同等。アタッカー型よりいばみが型向け。
ボルトチェンジ70(105)100自分交代交代読みや退却時に。メインがかみなりなら併用し易い。
シグナルビーム75100混乱10%くさや電気の通りの悪いエスパーあくに。ラティオスサザンドラ等々。
めざめるパワー-60100-ガブリアスボーマンダを抜けるので氷が最有力。
ミラーコート-100優先度-5特防はそこそこあるので耐久に振れば使えなくもない。きあいのタスキと併用してもよい。
だいばくはつ250100自分瀕死威力は期待できない。サポート後の退場に。
しめりけで不発に終わる。
イカサマ95100-教え技。相手の攻撃力依存。いばると合わせて。
どろぼう60100道具奪取きあいのタスキ持ちならば消費した後、散り際に嫌がらせをするサポート感覚で。
主に先制技を持たないAガラガラ、ガブリアス、カプ・テテフ等に。
変化技タイプ命中備考
でんじは90自身へのメリットは少ないが、サポートに。
ちょうはつ100補助技封じ。素早いので使いやすい。
あまごい-素早さが高くほぼ先手で使うことができる。かみなりが必中に。
リフレクター-サポート用。第一世代わざマシン限定。
ひかりのかべ-サポート用。
みがわり-様子見、状態異常技の回避や、いばると合わせて。ぼうおんなら音技で貫通されない。
でんじふゆう-いばる後、交代で出てくるじしん持ちに機能するか。
エレキボールについて
こちらの素早さが相手の3倍以上のとき威力120、4倍以上のとき威力150となり、10まんボルト・かみなりの威力を超える。
マルマインはエレキボール使いの中で最速であるが、最速でも実数値222。
威力150になるのは無振り35族以下。ねばねばネットを使っても(実数値333相当)無振り61族以下である。
10まんボルト以上の威力を出せるのは相手の素早さ実数値が74(無振り55族がVのとき75、ねばねばネット有りでも無振り91族がVのとき111)以下の
場合に限られるため汎用性は低い。
でんじはを使えば威力は上がるが、相手と対面するたびにでんじはをまいてから攻撃するのはやはり効率が悪い。

型考察 [編集]

あまごい型 [編集]

特性:ゆうばく
性格:ようき/せっかち/むじゃき/おくびょう
努力値:素早さ252 HPor攻撃or特攻252
持ち物:しめったいわ/きあいのタスキ
確定技:あまごい/だいばくはつorボルトチェンジ
攻撃技:イカサマ/10万ボルトorかみなり/ミラーコート/めざめるパワー(氷or草)
変化技:ちょうはつ/でんじは/ひかりのかべ/みがわり

先発で高い素早さを活かして手動で雨を降らす、雨パの始動役。
退場技はだいばくはつとボルトチェンジの選択に、Ptと要相談。

天候始動特性持ちが増えた現在、それらとの対面時に確実に先手で天候を変えられるメリットは大きい。
とはいえ相手もそれを見越し、マルマインが退場した後で天候始動ポケモンを登用する場合がある。
相手のPt構成や自主退場のタイミングには注意が必要。

特殊アタッカー型 [編集]

特性:ゆうばく
性格:ひかえめ/おくびょう
努力値:CS252ベース
持ち物:きあいのタスキ
確定技:かみなりor10まんボルト/めざめるパワー(氷)
選択攻撃技:ボルトチェンジ/シグナルビーム/ミラーコート/イカサマ
選択補助技:ひかりのかべ/あまごい/でんじは/どくどく/ちょうはつ

きあいのタスキと非常に高い素早さを活かし行動回数を確保するアタッカー型。
特攻は高くはなくサブ技も多くないが、その分補助技や変則的な攻撃技を入れやすく、
物理ならイカサマが刺さり、特殊にはミラーコートやひかりのかべ、耐久にはちょうはつやどくどくを仕込むなど、
技構成にもよるが誰が来ても何かしらの手を打てるのは大きい。
特性は死に際にも削りを入れられるゆうばくが有力か。先制技は接触メインなので刺さりやすい。

いばみが型 [編集]

特性:ぼうおん
性格:おくびょう
努力値:HP16n+1調整 素早さ252
持ち物:たべのこし
確定技:いばる/みがわり/イカサマ
選択技:10まんボルトorほうでん/ミラーコート/でんじは/どくどく/ちょうはつ/まもる

先手いばる→みがわり連打→みがわりが残ればイカサマで攻撃、という流れで完封を狙う型。
同様のことができるポケモンは多くいるが、ほぼ確実に先手を取れる素早さと、
特性「ぼうおん」によりみがわりを貫通する音の技、ほえる、ほろびのうたを無効化できる点が長所。
クレッフィ同様にメタモンと組み合わせることでいばるで攻撃を上昇させた相手をコピーできる。
また、いたずらごころと違い、自身の素早さでいばみがを仕掛けられるので悪タイプを気にする必要がないのも利点か。

どくみが型 [編集]

特性:ぼうおん
性格:おくびょう
努力値:HP16n+1調整 素早さ252
持ち物:たべのこし
確定技:どくどく/みがわり
優先技:まもる
選択技:10まんボルトorほうでん/イカサマ/ミラーコート/ちょうはつ

どくみがでハメる型。
いばみが型同様できるポケモンは多くいるが、上記の通り高い素早さと「ぼうおん」が利点。


対マルマイン [編集]

注意すべき点
種族値150という妨害されにくい圧倒的な素早さからいばみが、ちょうはつなどの補助やアタッカーの仕事を担う。
特性ぼうおんならみがわり貫通の音技を無効化され、ゆうばくなら接触技の多い先制技で倒すと削りを入れられてしまう。
対策方法
素早さ以外は低い。弱点の地面技で難なく落とせる。ただし特殊技だときあいのタスキ+ミラーコートで反撃される恐れもある。
いばる・でんじは対策にラムのみがあると安心。

外部リンク [編集]


[1] ORAS等で捕獲した野生個体を除く
[2] USUMのロケット団の城で3体出現