ゼクロム [編集]
No.644 タイプ:ドラゴン/でんき 特性:テラボルテージ(特性に関係なく相手に技を出せる) 体重:345kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
数少ないでんき・ドラゴン複合のポケモン。
第7世代環境を席巻するミミッキュのほか、テッカグヤやカプ・レヒレと言った面々には強め。
カプ・レヒレはミストフィールドでドラゴン技の威力を下げてしまうものの、相手のドラゴン技のダメージも抑えることができるので相方としての相性も悪くない。
伝説戦で頻繁に見かけるカイオーガに対してはタイプ相性上は強そうに見えるが、耐久無振りだとゲンシカイオーガのれいとうビームやふぶき、C無補正のしおふきで確定2発であるため後出しでは同速対決に左右される。
通常カイオーガもこだわりメガネ等による補強でしおふき・れいとうビーム・ふぶきのいずれも確定1発~乱数1発の圏内に入ってしまう。
このように対面では有利だが後出しは厳しいため、対策として一定の有効性は認められるものの過信は禁物。せいなるほのおで火傷を狙うホウオウ、リフレクター+マルチスケイル+はねやすめで受けようとするルギアも同様。
また禁止伝説ありのルールでは定番とも言えるゲンシグラードンとゼルネアスを並べた「グラゼルネ」のコンビに徹底的に弱いということもあり、不利なパーティーにはとことん不利といえる。
このように有利をとれる禁止伝説は多いものの得手不得手がはっきりしており、持ち物によっては負けることもあるため、役割を明確に定めての育成を心掛けたい。
新要素のZクリスタルとの相性はそこそこと言ったところ。
ドラゴンZでデメリット無しでげきりんを使ったり、デンキZらいげきで高火力を出す事ができるが、素早さは高くないのでこだわりハチマキと同じくあくまで崩し向け。
バトンタッチやおいかぜ等でSを補強するか、トリックルーム下で運用する時に輝くだろう。
なお配信限定技のくろいきりはZワザ化すると体力全回復するが、耐久向けのポケモンではないので相性はよくない。
ネタ考察やマイナー考察はこちらにあります。
特性考察 [編集]
- テラボルテージ
- かたやぶりと同様の効果で、相手の特性を無視して技を繰り出せる。
電気技をひらいしんやちくでんに無効化されないほか、がんじょうを貫通できるなど便利な特性。
特にミミッキュに対して有効なのは大きな強みと言える。
相手の攻撃もじゃれつく程度なら耐え、ばけのかわの上からクロスサンダーで高乱数1発で倒せる。素早さでは負けているので、相手するならこだわりスカーフが最安定。
例外的に第七世代の禁止伝説ポケモンの特性はかたやぶりおよび類似特性の影響を受けないという特徴があり、テラボルテージやレシラムのターボブレイズでも無効化できない。
特にルナアーラはムーンフォースを習得するため相手にしない方が無難。
技考察 [編集]
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
らいげき | 電 | 130(195) | 85 | 麻痺20% | 高火力な専用技だが命中に難あり。 | |
クロスサンダー | 電 | 100(150) | 100 | - | 命中安定の準専用技。らいげきとの選択。 | |
げきりん | 竜 | 120(180) | 100 | 行動固定 攻撃後混乱 | 対ドラゴンで威力を発揮。 | |
ドラゴンクロー | 竜 | 80(120) | 100 | - | リスクは低いが威力も低い。 | |
ドラゴンテール | 竜 | 60(90) | 90 | 優先度-6 強制交代 | 攻め手を欠くときに。 | |
ストーンエッジ | 岩 | 100 | 80 | 急所率+1 | 氷の弱点を突けるものの、地面にも鋼にも通らない。 拘りアイテム持ち等の理由でフルアタしたい時に選択肢に入る程度。 | |
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
りゅうせいぐん | 竜 | 130(195) | 90 | 特攻↓↓ | 特攻がある程度高く物理技もあるため撃ちやすい。 | |
ボルトチェンジ | 電 | 70(105) | 100 | 攻撃後交代 | 特性でちくでんなどにも効く。物理型でも候補。 | |
きあいだま | 闘 | 120 | 70 | 特防↓10% | 防御が高い鋼タイプなどに。 | |
だいちのちから | 地 | 90 | 100 | 特防↓10% | 教え技。命中安定の鋼対策。じしんは覚えない。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
つめとぎ | 悪 | - | らいげきとの相性がよい。 | |||
リフレクター | 超 | - | 後続へのサポートに。 | |||
ひかりのかべ | 超 | - | 後続へのサポートに。 | |||
でんじは | 電 | 90 | 中途半端な素早さの助けになる。 | |||
おいかぜ | 飛 | - | 後続へのサポートにも、自身の積み技としても有用。 |
型考察 [編集]
物理型 [編集]
性格:いじっぱりorようき
努力値:AS252
持ち物:こだわりスカーフ/こだわりハチマキ/いのちのたま/ラムのみ/Zクリスタル
確定技:らいげきorクロスサンダー(両立可)/げきりんorドラゴンクロー(両立可)
選択技:ボルトチェンジ/かみくだく/つめとぎ/でんじは/ねごと/おいかぜ
らいげきを撃っているだけでも案外何とかなる。素早さが半端なので、こだわりスカーフで制圧力を高めたい。
ギルガルドのキングシールドのような対接触技対策にクロスサンダーも有効。
命中が安定していてなおかつ技が少ないためらいげきとクロスサンダーの両立もあり。
両刀型 [編集]
性格:さみしがりorやんちゃorせっかちorむじゃきorひかえめorおくびょう
努力値:S252 AC調整
持ち物:ラムのみ/ハバンのみ/いのちのたま/Zクリスタル
確定技:らいげき/りゅうせいぐん
選択技:ストーンエッジ/ボルトチェンジ/きあいだま/だいちのちから/つめとぎ/でんじは
行動固定&ダブルバトルでは対象不定というデメリットを持つげきりんに代わってりゅうせいぐんを採用し柔軟性を高めた型。
おくびょう・ひかえめの無振りらいげきでH252B4カイオーガが約81%の高乱数、44振りで確定1発。
威力の関係から物理技がらいげき1つに限られてしまうが、それと引き換えに耐久を維持できるため一考の余地はある。
Zクリスタルは技の選択肢が多い二刀流型ならサブウェポンをZワザにして役割破壊が狙える。
たとえば物理受けでナットレイが出て来た場合にカクトウZきあいだまで突破、といった具合。
またジメンZだいちのちからではH252D4ゲンシグラードンが確定1発。ただしこちらは同速対決を制する工夫をしたい。
相性補完 [編集]
- こだわりスカーフカイオーガ+こだわりハチマキゼクロム
- 圧倒的な制圧力に加え、カイオーガの弱点をゼクロムが防ぎ、ゼクロムの弱点となる地面とドラゴンはカイオーガが対処可能、氷はカイオーガが防げるので高いレベルで安定する。
ゲンシグラードンによる天候の上書きがネックになるため、メガレックウザか、特性「ノーてんき」のポケモンを控えに置きたい。
対ゼクロム [編集]
- 注意すべき点
- 珍しい電気物理で無反動高火力のらいげき、クロスサンダーが強力。
等倍なら大抵の相手を一撃で貫き、特性で無効化しようとしてもテラボルテージにより許さない。げきりんの火力も中々。
一貫性を作られた状況だと一気に壊滅まで追い込まれる。
- 対策方法
- 構成上地面タイプを突破できないことが多い。
グラードン、ランドロス等の物理耐久の高い地面タイプには基本的に勝てないため、それらをパーティに入れて選出段階から縛るのも手。
また、素早さを補うためにスカーフ率が高めなので、スカーフガブリアス等で上から叩くのも有効。
対面ならゼルネアスやスカーフカプ・テテフも有効。
ダブルでは主力技の関係上ほぼ見ないが、GSではオーガレック対策で極稀に見るので、ゼルネアスやランドロス等で対処したい。
覚える技 [編集]
レベルアップ [編集]
技マシン [編集]
過去作技マシン [編集]
No. | 技 | 威力 | 命中 | タイプ | 分類 | PP | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第6世代 | ||||||||
技01 | つめとぎ | - | - | あく | 変化 | 15 | ||
技70 | フラッシュ | - | 100 | ノーマル | 変化 | 20 | ||
技94 | ひみつのちから | 70 | 100 | ノーマル | 物理 | 20 | ||
秘01 | いあいぎり | 50 | 95 | ノーマル | 物理 | 30 | ||
秘04 | かいりき | 80 | 100 | ノーマル | 物理 | 15 | ||
秘06 | いわくだき | 40 | 100 | かくとう | 物理 | 15 |
教え技 [編集]
その他 [編集]
技 | 威力 | 命中 | タイプ | 分類 | PP | 詳細 | |
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くろいきり | - | - | こおり | 変化 | 30 | 配布(映画「黒き英雄 ゼクロム」「白き英雄 レシラム」)※ブラックのみ |
遺伝 [編集]
タマゴグループ | タマゴ未発見 | |
性別 | 性別不明 |