デンリュウ - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

デンリュウ [編集]

No.181 タイプ:でんき
通常特性:せいでんき(接触技を受けると30%の確率で相手をまひ状態にさせる)
隠れ特性:プラス(特性が「プラス」か「マイナス」の味方が戦闘に出ると特攻が1.5倍になる)
体重  :61.5kg(けたぐり・くさむすびの威力80)

・メガデンリュウ
タイプ:でんき/ドラゴン
特性 :かたやぶり(相手の特性を無視して攻撃できる)
体重 :61.5kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
重火力電気HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
デンリュウ9075851159055510せいでんき/プラス
プラスの補正が入ると特攻種族値182相当
メガデンリュウ909510516511045610かたやぶり
クワガノン7770901457543500ふゆう

デンリュウでんきメガデンリュウでんき/ドラゴン
ばつぐん(4倍)---ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)じめんばつぐん(2倍)じめん/ドラゴン/こおり/フェアリー
いまひとつ(1/2)でんき/ひこう/はがねいまひとつ(1/2)ほのお/みず/くさ/ひこう/はがね
いまひとつ(1/4)---いまひとつ(1/4)でんき
こうかなし---こうかなし---

でんきタイプにしては珍しい鈍足アタッカー型の種族値をしたポケモン。
メガシンカ可能で、でんきドラゴンタイプになる。各形態の詳細は後述。

第七世代で鈍足高火力でんきタイプのクワガノンが出現。タイプや技の違いで住み分けたい。



形態考察 [編集]

通常デンリュウ [編集]

耐性こそ違うものの耐久はサンダーと同等。コットンガードも覚えるが、回復ソースはねむるのみ。
メガデンリュウと異なり、無振り50族を調整無しで抜ける。

せいでんき
シングルならほぼこれ一択。しかし非接触のじしんを誘うため発動機会は少ない。
プラス
ダブル専用の隠れ特性。じばそうさも覚えられるが耐久型やサポートには不向き。
シングルでもせいでんきとトリルの相性を気にするなら消去法で選ばれることもある。

メガデンリュウ [編集]

メガシンカによって電気・ドラゴンタイプになり、火力が大きく上がる。
耐久も向上し耐性も増えるが、弱点も増えてしまうことには注意。
素早さが下がってしまうが、元々鈍足なのでさほど気にならない。

抜群相手を倒すには十分だが、りゅうせいぐんは覚えられないのでかみなりを使わなければ最高威力が135止まり。数値ほどの火力はない。
電気+ドラゴンの攻撃範囲自体は優秀。きあいだまと併せれば半減以下にできるのは、草・フェアリー複合、電気・フェアリー複合、メガチルタリスのみ。
ただし一致技はどちらも無効タイプがあるので、控えの地面・フェアリーなどには注意したい。

耐久面は、H振りだけでC200のグレイシアのれいとうビームを確定で耐え、
さらにH振りにB4を加えるだけでA182ガブリアスのじしんもギリギリ耐える。
無傷の状態なら並みの攻撃ではまず倒れないと思ってよい。

鈍足ゆえエースとするならば補助が欲しい。先手を取れればドラゴンを逆に縛ることもできる。
自力でできるのはでんじは、こうそくいどう。味方からのトリックルーム補助も有用である。
素早さ無振りの場合、マリルリクチート等の50族には先手を取られるので、意識するなら調整推奨。
第七世代ではメガシンカしたターンから45族なので、無振りだとどうしても先手を取られるので不利になる。

かたやぶり
がんじょうマルチスケイル持ちを一撃で倒せ、マジックミラーにもでんじはやどくどくが入る。
その他、主力の電気技をちくでんでんきエンジンひらいしんなどに吸収されない。
かたやぶり特性持ちの特殊アタッカーは希少であることも個性。
第七世代環境では、Aガラガラに対してひらいしんを無視して攻撃できることが利点。
特化かみなりで無振りガラガラが確1、H252振りならば乱1(31.3%)。
特化10まんボルトなら無振りガラガラが乱1(43.8%)。Hに76以上振られると確2になる。
また、ミミッキュばけのかわを貫通して攻撃できるが、特化かみなりで無振りミミッキュに対して乱1(50%)なので確実に処理できるとは言いがたい。
こちらは素早さで負けている上、H252振りでも無補正252振りのじゃれつくで確2で落とされる。
メガシンカのタイミングについて
能力値や受け出し時を考えるとなるべくメガシンカを優先した方がよい。
ただしメガシンカの前後でタイプ耐性が大きく変わるのでタイミングが重要。
メガシンカはターンの最初に行われるので、メガシンカ後で受けたいなら初手でメガシンカ、
メガシンカ前の状態で受けるなら初手でんじはorこうそくいどう→次ターンでメガシンカで比較的安全に発動できる。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力
[メガ]
命中効果解説
かみなり110(165)70まひ30%高火力だが命中不安。雨で必中。
10まんボルト90(135)100まひ10%安定した電気技。
ほうでん80(120)100まひ30%攻撃とマヒ撒きを同時にやりたい場合に。ダブルでは全体攻撃。
ボルトチェンジ70(105)100交代基本後攻なので交代読みか味方の降臨用。
りゅうのはどう85[127]100-メガシンカでタイプ一致。電気技との相性もよい。
きあいだま12070特防↓10%命中不安だが威力と範囲は優秀。対ナットレイバンギラス等に。
パワージェム80100-対炎、特にウルガモスを意識するなら。
めざめるパワー-60100-電気と相性がよいのは氷・草、メガデンリュウならヒードランヒートロトムに刺さる地面など。
変化技タイプ命中解説
でんじは90流し際の妨害に。素早さを補うことができる。
コットンガード-物理に対して強くなる。
ひかりのかべ-サポート用。後攻ボルトチェンジで味方を安全に出せる。
リフレクター-同上。2nd~4th遺伝技(とPDW)限定。技マシンで覚えられないので注意。
こうそくいどう-タマゴ技。流し際に積めれば相手ドラゴンとの縛り関係を逆転できる。

型考察 [編集]

メガデンリュウ [編集]

基本アタッカー型 [編集]

特性:せいでんき/プラス(トリル型)→かたやぶり
性格:ひかえめ/れいせい(トリル型)
努力値:HP252 耐久or素早さ調整 残り特攻
持ち物:デンリュウナイト
確定技:10まんボルトorかみなり/りゅうのはどう/きあいだま
攻撃技:ボルトチェンジ/パワージェム/めざめるパワー(草/地)
変化技:でんじは/リフレクター/ひかりのかべ/コットンガード

いのちのたまデンリュウ相当の火力と、高い耐久を得、さらにドラゴンタイプ追加によって有利な相手と不利な相手が増える。
メガシンカのメリットは耐久値の上昇・耐性の増加で役割を持てる範囲が広がる点。対水の役割を持てるのは評価点。
特にファイアローやフロスト以外のロトムに強気に出せるのは大きな利点でドラゴン・フェアリー相手に弱くなるが、電気・炎全般には有利に戦える。

電気・ドラゴン・格闘の攻撃範囲はかなり広く、アタッカーとして不足はない。
しかし一致+格闘技はどれも威力か命中に不安があるのが難点で、C種族値は高いものの火力面では他のメガシンカに劣る。
ステルスロック等のサポート込みでギリギリ一発なことも多いため、火力はかなりギリギリの運用になる。

単純なアタッカーとしては足りない部分も多いので、しっかりと役割をもたせてパーティー全体で活かす工夫が必要。
序盤は耐久を活かした後攻ボルトチェンジで回し、終盤にトリックルーム・みかづきのまいサポートから抜いていくなど、耐性や鈍足を活かしていきたい。
あるいはC無振りりゅうのはどうでD4ガブリアスを確定1にできる程度の火力はあるので、いっそHBベースで繰り出し性能を上げてもよい。
ファイアローはもちろん水ポケモンや鋼物理アタッカーへの交代出しがしやすくなるし、ボルトチェンジでサイクルを回しやすくなる。

型サンプル・使用感(トリックルーム型)
性格 :れいせい
努力値:HC252
技構成:りゅうのはどう/10まんボルト/きあいだま/ボルトチェンジ

相手のPTに電気の通りがよい場合、先発に出して後攻ボルトチェンジで引っ込み、トリックルーム始動要員を介して再登場させる。
先発有利対面でガブリアスなどに交換してきそうなら、そのままりゅうのはどうで叩くことも可能。
しかしデンリュウ+トリックルーム始動要員が見せ合いでいる時点で読まれやすく、さらに行動可能ターンが限られているのにメインウェポン両方に無効タイプが存在することで読み外しが即負けに繋がるので使い勝手はあまりよくない。
先制技もないためトリックルーム無しだと地面技持ちが多い鈍足アタッカーやマリルリメガクチート相手には無抵抗で落とされるしかないのは痛い。
相手に麻痺されると先手をとれなくなる可能性があるため、メガシンカ前の特性はプラスを推奨。

こうそくいどう型 [編集]

特性:せいでんき→かたやぶり
性格:ひかえめ/おくびょう
努力値:CS252
持ち物:デンリュウナイト
確定技:10まんボルトorかみなり/りゅうのはどう/こうそくいどう
攻撃技:きあいだま/パワージェム/めざめるパワー(草/地)
変化技:でんじは/コットンガード

一発受けられる相手に出して積んでから全抜きを狙う。
最速で140族抜き。ひかえめでも最速オンバーンまで抜ける。

初撃は氷やドラゴン技がくることが大半なため、出すタイミングには注意。
トリックルーム型に比べて耐久が落ちているうえにこうそくいどうを積みたい場合は1ターン攻撃を受けなければいけないため、基本的に死に出しになる。

トリックリーム型と異なり、無振りなことが多い65族付近までの相手なら初ターンから抜けるため対面で潰しやすい(マリルリバンギラスなど)。
メガクチートにも最低一発は入れることができ、受け出しをよんで10まんボルトを当てることができれば突破可能。
またこちらの型でもトリックルームによるサポートは有用であり、サポートと同時に偽装にもなって相手に型を読まれにくい。
逆に不便な点は耐久を削ったことにより、じしんやドラゴン技一発で落ちる可能性がかなり高くなることと、
積む際にダメージを受けすぎると先制技で落とされること。

通常デンリュウ [編集]

基本型 [編集]

特性:せいでんき
性格:ひかえめ/れいせい
努力値:特攻252 素早さ調整 残りHP
持ち物:こだわりメガネ/とつげきチョッキ/シュカのみ/オボンのみ/Zクリスタル
確定技:10まんボルトorかみなり/きあいだま
攻撃技:ボルトチェンジ/めざめるパワー(氷/草)/パワージェム/シグナルビーム
変化技:でんじは/こうそくいどう/ひかりのかべ/リフレクター

れいせいは後攻ボルトチェンジ狙いやトリックルーム型で。
メガシンカ型との違いは弱点が増えないこと、とつげきチョッキやオボン・半減の実が持てること。
火力はC特化いのちのたまデンリュウ=C特化メガデンリュウなので、火力アップアイテムの場合はこだわりメガネorZクリスタル推奨。

鈍足なためきあいだまやかみなりの命中を高めるフォーカスレンズとの相性がよさそうに見えるが、
一発でも当たる確率は先手かみなり2回(91%)>後手フォーカスレンズかみなり1回(84%)
火力アップアイテムが持てなくなることもあり、Sを下げてまで採用する意義は薄い。


対デンリュウ [編集]

注意すべき点
メガシンカで火力・耐久が大幅にアップ。更にタイプにドラゴンが追加され、攻撃性能は相当優秀。
こうそくいどうとトリックルーム、どちらの戦法でも使え、それぞれに脅威がある。
対策方法
メガシンカ前後共地面が抜群。ただし耐久がかなりあるため一撃で倒すことは難しい。
またメガシンカすれば氷、フェアリーが抜群になる。
地面と氷技を一致で放てるマンムーが安定した対抗策。

外部リンク [編集]