ノクタス - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

ノクタス [編集]

No.332 タイプ:くさ/あく
通常特性:すながくれ(天気が「すなあらし」の時、回避率が1.25倍になる・すなあらしのダメージを受けない)
隠れ特性:ちょすい(みずタイプの技を受けた時、その技を無効化し、HPが最大値の1/4回復する)
体重  :77.4Kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
草/悪HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ノクタス70115601156055475すながくれ/ちょすい
ダーテング9010060906080480ようりょくそ/はやおき/わるいてぐせ
水無効草HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ノクタス70115601156055475すながくれ/ちょすい
マラカッチ7586671066760461ちょすい/ようりょくそ/よびみず

ばつぐん(4倍)むし
ばつぐん(2倍)ほのお/こおり/かくとう/どく/ひこう/フェアリー
いまひとつ(1/2)みず/でんき/くさ/じめん/ゴースト/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなしエスパー

特性ちょすいの場合、みず無効


攻撃面は物理・特殊ともに高く、一致技だけで全18タイプに等倍以上をとれる。
しかし一致技の威力が低いため種族値ほどの火力は出ず、C特化エナジーボールでH振りマリルリが乱1(37.5%)という程度。
相性有利なみずじめんエスパー等には高耐久のポケモンが多いこともあって、火力不足を感じやすい。
加えて鈍足なため、調整次第ではそれらの耐久型や重火力アタッカーに抜かれる恐れもある。
耐久面も相性・数値ともに劣悪で、単純なアタッカーとしての運用は難しい。

一方でニードルガード、ふいうち、カウンター、みちづれなどの搦め手が豊富で、低耐久と相性のよいきあいのタスキと合わせたトリッキーな戦術が狙える。
戦術面で言えば同タイプのダーテングよりは、みず無効特性持ちで種族値や技傾向も近いマラカッチがライバルと言える。
草タイプでは唯一のすながくれ持ちでもあり、攻守両面で砂パと相性がよい。
いずれにせよギャンブラー気質が強く、読み合いをうまくこなさなければ真価を発揮できないため、上級者向けのポケモンである。

また、下記の育成論の様に耐久面をきあいのタスキで補う事が多いが、その為に「タスキを潰したくないので受けだしして来ない」と読まれがち。
火力アップアイテムを持たせて半減技相手に後出しして、相手の裏をかくのも手だろう。

第七世代ではあくタイプにいたずらごころが無効になった。
反面、ふいうちの威力低下やフェアリーの増加により攻撃性能は低下した。



特性考察 [編集]

すながくれ
きあいのタスキを砂嵐で潰されないことが最大の利点。
一方でカウンターやみちづれとの相性は悪いので注意。
耐久が低いため回避上昇はおまけ程度のものだが、行動回数を増やせる可能性はある。
特性発動時にひかりのこなを持たせておけば命中率100%の技も72%にまで下がる。
ちょすい
隠れ特性。みず技を無効化し体力の4分の1を回復できるが、元々タイプ相性で半減。
水タイプの多くが持っているサブウェポンの氷技に弱く、鈍足低耐久ゆえ上手く水技読みで無償降臨できても対処されやすい。
C無振りスイクンのれいとうビームですらH振りノクタスは確2になるため、この特性を持ってしても対処できない水ポケモンは多数存在することがネック。
一方、ねっとうの火傷やたきのぼりの怯みをダメージごと無効化したり、アクアジェット・みずしゅりけんに怯えずにふいうちを使えることは大きなメリットとなる。
マリルリゲッコウガなど先制技持ちの水ポケモンや、たきのぼり持ちのメガラグラージなどを安定して対処できることを覚えておきたい。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
ふいうち70(105)100優先度+1タイプ一致技。読みが要るが高威力の先制技。
唯一の先制技でもあり、鈍足を補うためにもほぼ必須。
しっぺがえし50(75)/
100(150)
100-タイプ一致技。後攻なら威力倍増。鈍足との相性はよい。
だましうち60(90)必中-条件無しで使える悪物理技の中ではこれが最高火力。
タネばくだん80(120)100-タイプ一致技。性能安定。
どくづき80100毒30%対草・フェアリー。毒で火力補強も狙える。
ばかぢから120100攻撃・防御↓対悪・鋼。能力低下が痛い。両刀・撃ち逃げ向き。
きあいパンチ150100優先度-3ふいうちのイメージを逆利用。おにびに注意。教え技。
ミサイルばり25*2~595-対草・悪。威力不安定。
カウンター-100優先度-5物理技を倍返し。タスキとあわせて。
特殊技タイプ威力命中効果解説
ソーラービーム120(180)100溜め攻撃タイプ一致技。晴れで使えば文句はないが、
砂嵐時は溜めが必要な上に威力60になってしまう。
エナジーボール90(135)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。リーフストームは覚えない。
ギガドレイン75(112)100HP吸収タイプ一致技。回復効果付きだが、耐久型は厳しい。
くさむすび20(30)~120(180)100-タイプ一致技。威力不安定。
スイクンカバルドンにはエナジーボールより高威力。
あくのはどう80(120)100怯み20%タイプ一致技。怯みは狙いにくい。
きあいだま12070特防↓10%対悪・鋼。高威力・命中不安。
ゲップ12090-対草・フェアリー。きのみ消費の条件付き。
めざめるパワー-60100-相性補完に。対虫・草・鋼の炎など。
変化技タイプ命中解説
つるぎのまい-攻撃を強化。物理型の決定力向上に。
わるだくみ-特攻を強化。特殊型の決定力向上に。
みちづれ-苦手なアタッカーを道連れに。連続使用で必ず失敗。
すりかえ100こだわりアイテムとあわせて。メガストーン・Zクリスタルには無効。
やどりぎのタネ90削り技兼回復技。草以外の相手には刺さる。
わたほうし100相手の素早さ半減。みちづれとあわせて。草やぼうじんには無効。
フラフラダンス100妨害技。ダブルでは周囲全体対象。
ニードルガード-接触技対策。まもるの上位互換。
こうごうせい-回復技。天候変化に注意。

型考察 [編集]

すながくれ型 [編集]

特性:すながくれ
性格:やんちゃ/うっかりや/ゆうかん/れいせい
努力値:ACS調整
持ち物:きあいのタスキ/ひかりのこな
確定技:ふいうち
優先技:カウンターorみちづれ
物理技:タネばくだん/しっぺがえし/きあいパンチ/ばかぢからorけたぐり/どくづき
特殊技:くさむすびorエナジーボールorギガドレイン/あくのはどう/きあいだま/めざめるパワー(炎/岩)
変化技:つるぎのまいorわるだくみ/ニードルガード/やどりぎのタネ/すなあらし

特性をすながくれにすることで、砂嵐できあいのタスキを潰されなくなる。この特性最大のメリットであり、余程の事がない限りきあいのタスキで決まりだろう。

一応、半減・無効7つで耐久向けの技も揃っているが、元々耐久向きの種族値ではないので自ら砂パに組み込んだり、自力ですなあらしを起こして特性を積極利用する必要性は薄い。
また、自分の回避率が上がるのでみちづれ・カウンターなどが不発になる恐れもあり、こうごうせいの回復量も半分になってしまう。
相手の砂パに対してタスキを温存して確実な役割遂行を狙ったり、偶発的な特性発動で回避を狙えれば恩恵としては十分と言える。

因みに対ガブリアスにおけるめざ氷についてだが、特攻特化でも乱数1発(18.8%)であり、続けてふいうちを放ってもさめはだで相打ちになりやすい。
技範囲も他の技で十分賄える為、別にめざパに拘る必要はない。

耐久が低く弱点を突かれやすいので両刀の場合はAC252でもよい。ふいうちがあるので低いSもある程度はカバーできる。
素早さ調整する場合はS4振りバンギラス抜きのS60振り、めざ炎を搭載する場合はS4振りハッサム抜きのS92振りなどを目安に。
S下降補正の性格+S個体値9or8にしてギルガルド抜かれにし、返しのあくのはどうで突破を狙うことも出来る。

ニードルガードは相手のきあいのタスキ潰しに使える。
またノクタスより速い接触先制技持ちも多いためごまかしに使うことも。

ちょすい型 [編集]

特性:ちょすい
性格:いじっぱり/ひかえめ/おくびょう/ようき/さみしがりなど
努力値:AorC252 S調整
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/こだわりハチマキ/こだわりスカーフ/とつげきチョッキ
確定技:タネばくだんorエナジーボールorギガドレイン
物理技:ふいうち/ばかぢから/カウンター
特殊技:あくのはどう/きあいだま/めざめるパワー(炎/岩)
変化技:みちづれ/ニードルガード/やどりぎのタネ/みがわり

特性のちょすいで水無効、一致草技で水タイプの弱点を突けることを活かす型。
ただし、元々の耐久種族値が低すぎるため、D振りやチョッキを持たせてもサブのれいとうビームなどで容易に確1~確2圏内に入ってしまう。
下手に火力を削って耐久に振るよりも、他の型同様きあいのタスキなどで行動回数を補ったほうが無難である。

物理ベースならアシレーヌに強くなり、ふいうちも使いやすくなる。
ねっとうも特性で無効化出来るため、耐久水への受け出しで火傷に怯える必要もない。
A252タネばくだんで無振りゲッコウガ確1。A特化タネばくだん+ふいうちでH252アシレーヌ確殺。
マリルリはタネばくだんで低ダメージの乱数を引くと難しいが、ニードルガードを合わせれば確実に落とせる。

素早さ調整は前述のS4振りバンギラス抜き調整でもS4振りエンペルトブルンゲルラグラージを抜けるため、
最低でもこのくらいは振っておきたい。S92振りでS4振りシャワーズ、ママンボウなどの65族を抜ける。

みちづれきあいパンチ型 [編集]

特性:すながくれ/ちょすい
性格:いじっぱり/ゆうかん
努力値:HA252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:ふいうち/きあいパンチ/みちづれ
選択技:カウンター/つるぎのまい/やどりぎのタネ/ニードルガード

鈍足なのでみちづれ自体は決まりにくいが、攻撃を躊躇させられる点を活かした型。
きあいのタスキで耐えて後攻でみちづれを使い、攻撃技を避けつつきあいパンチ→先制ふいうち。
悪タイプのためゴーストを呼びづらく、通常のノクタスが苦手とする先制技に強いのがポイント。


対ノクタス [編集]

注意すべき点
攻撃・特攻ともに高水準。特にふいうちはタイプ一致も相まって強力。
カウンターやみちづれで強引に落とされることも。
すながくれなら砂パに強く、ちょすいなら水に強い。
対策方法
ニードルガードとカウンターを覚えるので、接触攻撃を使う際には注意したい。
きあいのタスキを潰すステルスロックや霰、ふいうち対策のおにび、先制技、みがわりなどが有効。
ちょうはつを覚えない為、補助技があれば様子を見やすい。

外部リンク [編集]