イベルタル [編集]
No.717 タイプ:あく/ひこう 特性:ダークオーラ(バトルに参加しているポケモン全員のあくタイプの技の威力が4/3倍になる) 体重:203.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
ポケモン | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
イベルタル | 126 | 131 | 95 | 131 | 98 | 99 | 680 | ダークオーラ |
通常時 | はねやすめ使用時 | ||
ばつぐん(4倍) | --- | ||
ばつぐん(2倍) | でんき/こおり/いわ/フェアリー | かくとう/むし/フェアリー | |
いまひとつ(1/2) | くさ/ゴースト/あく | ゴースト/あく | |
いまひとつ(1/4) | --- | ||
こうかなし | じめん/エスパー | エスパー |
第6世代の禁止級伝説にして、攻撃面で優秀な組み合わせである「あく×ひこう」複合を持つ。
特性ダークオーラで一致あく技が強化できることが最大の特徴で、半減されにくいあく技の強みを存分に活かすことができる。
高耐久とふいうち・デスウイングの存在からタイマン性能が極めて高く、多くの禁止級伝説との撃ち合いを制すことが可能。
物理・特殊の別、おいかぜによるサポート、イカサマ+はねやすめの耐久型など戦術が非常に豊富であり、環境や構築の要件に合わせて自在に姿を変える器用さを持つ。
最大の難点は、伝説解禁ルールのトップメタであるゼルネアスに非常に弱い点だろう。
こちらからの打点は限られ、ジオコントロールの起点にされやすいため、運用に当たってはゼルネアスを初めとする対フェアリー枠との併用が必須と言える。
とりわけメガクチートはふいうちを強化できる点でも相性がよく、GS2016ではセット採用がたびたび見られた。
第7世代では主力技であるふいうちが弱体化し、環境にフェアリーが増えたせいであく技の一貫性が落ちてしまった。
準伝のカプ系に関しては、カプ・ブルル以外は苦しい立ち回りを要求され、特にカプ・コケコには先手の高威力でんき技で縛られてしまうことから天敵といえる。
一方であくタイプなのでいたずらごころ無効になり、Zワザの追加で威力の足りなかった悪技の威力を超強化できるようになったことは大きな強化点。
また、新規禁止伝説のソルガレオ、ルナアーラどちらにも有利に立ち回る事ができ、更にUSUMで新形態を得たネクロズマのどのフォルムにも優位なのもポイント。
シングルにおいては仮想敵を定め耐久調整された型が多数存在しており、
妖アルセウスやゼルネアスの採用を強制するほどに影響力がある対策必須ポケモンである。
特性考察 [編集]
- ダークオーラ
- 場に出ている間、全ポケモンの使う悪技の威力を4/3倍(1.33倍)にする。
相手側にも同じ効果が及ぶが、相手の悪技には耐性がある上にこちらは飛行技を使う選択肢もあるので、殆どの場合でイベルタル側に有利に働く。
一致技双方に耐性を持つバンギラスとの対面は少々怖いが、きあいだまなどのサブウェポンで弱点を突けるので極端に不利というわけでもない。
ほぼデメリット無しでいのちのたま以上の補正が得られ、控えめな悪技の威力を補強することができる点は特筆に値する。
技考察 [編集]
物理技 | タイプ | 威力 | オーラ | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
はたきおとす | 悪 | 65(97)/ 97(145) | 129/193 | 100 | 相手が道具所持時 ダメージ1.5倍・道具無効化 | 悪物理最高火力。追加効果も便利。 | |
イカサマ | 悪 | 95(142) | 189 | 100 | 相手のA値でダメージ判定 | 物理受けや特殊型用。相手次第で高火力。 伝説戦では攻撃も高いポケモンが多いので有用。 | |
ふいうち | 悪 | 70(105) | 140 | 100 | 優先度+1 | 読みは要るが、アルセウスの一致しんそくより火力が高い先制技。 | |
アクロバット | 飛 | 55(82) | 100 | 持ち物を持っていない時 威力2倍 | パワフルハーブゴッドバードと合わせて。 | ||
ゴッドバード | 飛 | 140(210) | 90 | 溜め技、急所率+1 怯み30% | 一致技の最高火力だが隙が大きい。ほぼパワフルハーブorヒコウZ必須。 | ||
いわなだれ | 岩 | 75 | 90 | 怯み30% | そこそこ早いので怯みとの相性はよい。ダブルでは相手全体攻撃。 ストーンエッジは覚えない。 | ||
はがねのつばさ | 鋼 | 70 | 90 | 防御↑10% | 単フェアリーに抜群をとれる唯一の技。 | ||
とんぼがえり | 虫 | 70 | 100 | 攻撃後交代 | タスキ潰し、ばけのかわ剥がしをしながら撤退できる。 | ||
特殊技 | タイプ | 威力 | オーラ | 命中 | 効果 | 解説 | |
あくのはどう | 悪 | 80(120) | 160 | 100 | 怯み20% | 安定した一致技。 | |
バークアウト | 悪 | 55(82) | 109 | 95 | 特攻↓100% | 耐久を補える一致技。みがわり貫通、ぼうおんで止まる。 | |
デスウイング | 飛 | 80(120) | 100 | 75%回復 | 破格の回復量を持つ一致専用技。サイクル戦や耐久型で有用。 | ||
ぼうふう | 飛 | 110(165) | 70 | 30%混乱 | 命中不安だが高威力。雨天であれば必中。 | ||
きあいだま | 闘 | 120 | 70 | 特防↓10% | 対鋼、バンギラス。 | ||
ねっぷう | 炎 | 95 | 90 | 火傷10% | ほぼクチートピンポイント。 | ||
変化技 | タイプ | 命中 | 備考 | ||||
みがわり | 無 | - | 仕様周りで弱体化はあるが、攻撃を釣り出しふいうちを当てるのに適した性能。 | ||||
ちょうはつ | 悪 | 100 | ふいうち読みの変化技を封じる。主力の技威力が低めで積みの起点にされる恐れがあるため、あると便利。 | ||||
かなしばり | 無 | 100 | 効果はピンポイントだが、ちょうはつではできない攻撃封じが可能。 | ||||
はねやすめ | 飛 | - | デスウイングと並ぶ回復技。使用したターンは飛行タイプが消え、フェアリー以外の弱点が入れ替わる。 | ||||
おいかぜ | 飛 | - | 味方のサポートに。 |
Zワザ考察 [編集]
Zワザ | 元にする技 | 威力 | 解説 | |
---|---|---|---|---|
ブラックホールイクリプス | イカサマ | 175[349] | 物理最高火力。元技とはアンチシナジー。 | |
ふいうち | 140[280] | 採用理由に乏しい。 | ||
あくのはどう | 160[320] | 特殊最高火力。C特化でH252振りゲンシグラードン確1。 | ||
ファイナルダイブクラッシュ | ゴッドバード | 200(300) | 溜めなし・必中。A特化で無振りゼルネアスに97.5%〜115.4%(高乱1、87.5%)。 ふいうちと合わせて確殺。 | |
ぼうふう | 185(277) | 命中安定。 | ||
デスウイング | 160(240) | Zワザ化前と合わせて性能安定。 | ||
ぜんりょくむそうげきれつけん | きあいだま | 190 | 命中安定。 |
型考察 [編集]
特殊アタッカー型 [編集]
性格:おくびょうorせっかちorむじゃきorひかえめ
努力値:CS252
持ち物:いのちのたま/こだわりメガネ/じゃくてんほけん/Zクリスタル
確定技:あくのはどう/ぼうふうorデスウイング
優先技:ふいうち
選択攻撃技:きあいだま/ねっぷう/とんぼがえり
選択補助技:みがわり/ちょうはつ/かなしばり/はねやすめ
一般的な特殊型。タイプ一致+ダークオーラにより群を抜く火力の悪技が打てる。
悪技以外の火力は控え目だが、物理型に比べ飛行技が使いやすい。
特殊型でも悪技の火力は十分であり、ゲンシグラードンなどにも強く出られるためこちらの方が使われる傾向にある。
悪と飛行だけではバンギラスに対し有効打が無いため注意。きあいだまで対抗できるが、命中不安なので素直に後続に任せるのも手。
デスウイングが通る相手であればその回復力で被弾時の確定数をずらせるためハマれば1ターン延命する程度は十分見込める。
火力インフレの激しい禁止伝説や600族相手にこの強みは活かしづらいが、この型でのデスウイングは命中安定の一致技で、
回復効果はあくまでおまけ程度に考えておくべきだろう。
物理アタッカー型 [編集]
性格:ようきorせっかちorむじゃきorいじっぱり
努力値:S252 A252or耐久調整 残りA
持ち物:いのちのたま/こだわりハチマキ/パワフルハーブ/じゃくてんほけん/Zクリスタル
確定技:はたきおとすorイカサマ(両立可)/ふいうち
選択攻撃技:ゴッドバード/アクロバット/とんぼがえり/きあいだま/いわなだれ/はがねのつばさ
選択補助技:みがわり/ちょうはつ/かなしばり/はねやすめ
飛行技が使いにくいものの、特殊型より高火力の悪技が打てる物理型。
ふいうちの削り性能も上がり、スカーフカイオーガに先制確2を取りつつしおふきのダメージを半減するようなプレイングも可能になる。
総じて安定感の高い特殊型に比べ、崩し性能が秀でているのが物理型と言える。
メインウェポンは、はたきおとすかイカサマから選択。どちらか一方でも良いが両立も可。
はたきおとすは悪技物理最高火力となり、一方のイカサマは相手の攻撃力に依存するため伝説戦では非常に有利かついかくなどにも強い。
イカサマメインに据える場合は、相手の攻撃力を頼みに努力値を耐久に回すなどの余裕も生まれる。
ゴッドバードはパワフルハーブで持ち物を消費できるのでアクロバットと相性がよいが、範囲が狭くなってしまう。
他に優秀な技は揃っている上、伝説戦で飛行技の通りはいまいちなので、一致の飛行技はあえて切るのも手。
第七世代ではヒコウZで一回限りの大技として使うこともできるようになった。威力・命中はこちらが勝るが、アクロバットを含めた連発性能をとるならパワフルハーブも価値はある。
両刀型 [編集]
性格:せっかちorむじゃき
努力値:AC調整 S252
持ち物:いのちのたま/たつじんのおび/ラムのみ
確定技:はたきおとすorイカサマ/デスウイング/ふいうち
物理技:とんぼがえり/いわなだれ
特殊技:ねっぷう/きあいだま
補助技:ちょうはつ/かなしばり
物理だと飛行技が使いにくく、特殊だと悪技の威力が低いので、両刀。
AC131と言う両刀向けの種族値を活かす型。
特性で強化される悪技以外の火力は低いのでいのちのたまやたつじんのおびで威力の底上げを推奨。
物理受け型 [編集]
性格:ずぶとい
努力値:HB252
持ち物:ゴツゴツメット/たべのこしなど
確定技:あくのはどうorバークアウトorイカサマ/デスウイングorはねやすめ(両立可)
選択技:きあいだま/ねっぷう/ちょうはつ/かなしばり/みがわり
回復しつつ、ゴツゴツメットで負担をかけていく型。
悪技は安定したダメージを与えやすいあくのはどう、特殊にもある程度対抗できるバークアウト、高火力物理アタッカーに大ダメージを与えられるイカサマから選択。
バンギラスを意識するならきあいだまをいれてもよい。
特殊受け型 [編集]
性格:おくびょうorおだやか
努力値:D252 HorS252
持ち物:オボンのみ/たべのこし
確定技:バークアウト/デスウイングorはねやすめ(両立可)
選択攻撃技:イカサマ/きあいだま/ねっぷう
選択補助技:みがわり/ちょうはつ/かなしばり
バークアウトで被ダメージを下げて特殊を受けていく型。
これにより交代を促せるのでみがわりを置きやすい。
特性のおかげで半端な火力の物理アタッカーに対してもイカサマで突破できる。
積み技持ち対策にちょうはつ、かなしばり等も候補に入る。
とつげきチョッキ型 [編集]
性格:ずぶといorわんぱくorのんき
努力値:HB252ベースでACD調整
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:ふいうち/イカサマ/デスウイング
選択攻撃技:あくのはどうorバークアウト/とんぼがえりorきあいだまorねっぷう
イベルタルは特殊な攻撃技を複数所持しており、とつげきチョッキとの相性がよい。
自らの特性により、攻撃方面に全く振らなくてもそこそこの火力を発揮する。
特にイカサマは物理アタッカーが積み技を使用する隙(後手)に致命打を与えられ、
じゃくてんほけん型との二択(弱点突くとアウトor積み技使うとアウト)を相手に押し付ける事が可能。
特殊アタッカーに対してもある程度対応でき、ミュウツーに対してはトリック型以外に有利。
不利な相手にはとんぼがえりorきあいだま。
C特化カイオーガのしおふきを耐える耐久を持つが、ほとんどの場合後手に回らざるを得ないのが難点。
注意が必要な仮想敵はゼルネアス、Wキュレム、テラキオン、じゃくてんほけんバンギラス・ギルガルド、耐久寄りのカイオーガ、
その他高特攻高耐久のポケモン諸々。
スカーフ特殊型 [編集]
性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:CS252をベースに仮想敵に合わせて調整残り耐久
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:あくのはどう/デスウイングorぼうふう/とんぼがえり
選択肢:イカサマ/ねっぷう/きあいだま
悪飛行と通りのよい一致技を所持しとんぼがえりも使えるためこだわりスカーフとの相性はよい。
あくのはどうの怯み効果とスカーフのシナジーが強力。
スカーフ物理型 [編集]
性格:いじっぱり
努力値:AS252
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:はたきおとす/イカサマ/ふいうち/とんぼがえり
上からはたきでメガレックウザの鉢巻・珠を落とす。
襷竜舞の場合、イベルタルのゴツメ羽型の存在があるため安易な竜舞はしてこない。妖アルセウスor鋼アルセウスorゼルネアスに引っ込めるが
ゼルネアスだとそのまま道具を叩けるので美味しい。
対イベルタル [編集]
- 注意すべき点
- 悪・飛行という一貫性の高い技をタイプ一致で使うことができ、特性により悪技は強化される。
物理、特殊ともに技のバリエーションは豊富で、先制技であるふいうちも習得する。
ダークオーラ補正を受けたタイプ一致ふいうちは非常に強力で、とにもかくにも受けづらいポケモン。
禁止伝説戦でも悪技の通りはよくさらに言えばほとんどの禁止伝説より速いため、一度掻き回されるとかなり厄介な存在になる。
耐性に恵まれはしないものの、効果抜群の技を耐えられると、じゃくてんほけんで手が付けられなくなる事も。
- 対策方法
- ゼルネアス
- 禁止伝説では貴重な悪半減タイプ。上手く対面できればジオコントロールの起点にすることも可能。
メジャーな特殊型はC特化デスウイングでも確3なので後出しからでも起点にできる。
但し、物理型だった場合はA特化Zゴッドバードで高乱1を取られる。はたきおとすでパワフルハーブを落とされるのもその後の役割遂行に影響するため注意。 - アルセウス@せいれいプレート
- ぼうふうによる混乱を引かなければ、ほとんどの場合で後出しからでも勝利する事が可能。
先制技のふいうちも、こちらのしんそくには通らない。こちらはさばきのつぶて+しんそくで処理できる。
フェアリーアルセウス自体はほとんどの禁止伝説ポケモンに相性がよいので、対策として採用してもパーティへの圧迫にはならないだろう。
唯一、イベルタルのぼうふうがH無振りアルセウスに乱数2になるので、タスキやスカーフを想定するならHに少し振ってやるとより確実となる。 - メガディアンシー
- 悪技に加え飛行技も半減。メガシンカ前は耐久も高いので後投げがある程度安定する。
一応物理型のはがねのつばさには注意。
覚える技 [編集]
レベルアップ [編集]
技マシン [編集]
過去作技マシン [編集]
タマゴ技 [編集]
なし
教え技 [編集]
遺伝 [編集]
タマゴグループ | タマゴみはっけんグループ | |
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性別 | 性別不明 |